ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

インド 出稼ぎ人死の行軍 モディ首相 貧困層に謝罪

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 インド全土で大変な事が起こっていた。21日間の全土封鎖に出稼ぎ労働者とその家族が田舎への行軍を始めていた。

水と買いためたビスケットだけ。中には幼い子供を抱えたお母さんも。そして、検問で壮絶な光景が広がる。情報格差で首相の声が聞けなかった人々は膨大な数に昇っていた。4日前に知った人たちは間に合わなかった。

日本の新聞はたった一人の感染死者の記事が大きく取り上げられている。情報を精査しようと大手新聞サイトに辿りつくと、有料記事? 

人の生死でビジネスするつもりか?

疑う事ばかり。インドの人はこのままでは餓死するから、故郷に行軍しているのに。

それも、1日でつければいい。4-5日かかっても歩かなければ、死を待つのみ。

地獄門に立っているのに!


インドの感染者数は検査する人がいないので、すでに発表の10倍に達している。



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 インドの感染者が30日、遂に1000人を突破した。感染者は1071人、死者は29人。


 インドのモディ首相は29日、新型コロナウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(封鎖)措置で経済的・人的被害が深刻化していることについて、国内の貧困層に謝罪した。同首相に対しては、ロックダウン実施前に充分な計画を立てなかったとして批判が高まっている。

首相は24日、21日間の予定で実施するロックダウン措置を発表したが、インドの数百万の貧困層を直撃する結果となった。飢餓に見舞われる人が多数出ているほか、失業した出稼ぎ労働者が都市を逃れ、数百キロを歩いて出身地への帰省を余儀なくされている。29日には、インドのツイッターで「#ModiMadeDisaster」(モディ首相が災害を起こした)のハッシュタグがトレンドのトップとなった。

首相は全国に向けたラジオ演説で、「まず、すべての地方住民に赦しを請いたい。貧しい国民はきっと、自分たちをこのような困難に追い込むとはどういう首相なのか、と思っていることだろう」と述べながらも、ほかに選択肢がなかったとして理解を求めた。




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