ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

タイ観光再開 中国広州から150人飛び立てず! 26日に延期へ

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タイ プーケット 広州から150人受入れは4転。10月8日到着は26日に。


中国人観光客150人が今日到着をオンスケジュールとAnutin大臣が発表

2020年10月8日からタイでは外国人観光客の受け入れを、長期滞在の一部観光客に限って、2週間の隔離期間をビーチで過ごせるようにして隔離期間義務をつけた上で再開する予定だった計画を、本日の朝にプーケット知事が遅延をメディアに語ったニュースの続報。

タイ 観光再開❗️

タイの公衆衛生省のAnutin大臣は10月7日の午後、初のSTV(特別観光ビザ)での受け入れとなる長期滞在の外国人観光客の、中国の広州からのグループは、予定通り明日の2020年10月8日に入国予定であると発表した。

しかし、プーケット側の受入体制が間に合ず、広州からの特別便は飛び立てなかった❗️


 10月7日の午後、タイの公衆衛生省のAnutin大臣は、本日朝のプーケット県知事の発表とは異なり、明日から予定されていた外国人観光客の受け入れ再開は、予定通り実施する事をメディアに発表した。

これについては本日の朝、プーケットのNarong Woonsiw知事はメディアに、明日から予定されていた外国人観光客の受け入れ再開は遅延する事を語っていた。その折、受け入れ再開は、今月の2020年10月25日に予定されている「Phuket Vegetarian Festival」の後に再開される見込みと説明していた。

Anutin大臣の説明では、人数は約150人となっており、明日の2020年10月8日に中国の広州から直接プーケットへフライトで到着する予定で、タイ政府のSTV(特別観光ビザ)の初の取得者となる予定。


明日から入国する予定の長期滞在の外国人観光客は、2週間の規定の隔離や適切な検疫を実施することが前提であり、住民の方々は心配はいらないとタイ政府は説明した。

報道されている概要は上記の通りです。

事実確認すると、広州からの特別便は飛び立てなかった。しかし、プーケットニュースなどは空港で受入れる写真まで掲載していたが、期待が大きすぎた様だ。

尚、この後の入国予定者はこれまでの発表によると、10月の後半に別のグループが中国から、11月に北欧からのグループが、タイへSTVで入国し長期滞在する事が予定。

タイでは2020年3月に外国人観光客の入国が制限されて以来、半年ぶりとなる長期滞在に限った外国人観光客の受け入れの再開となる見込み。タイでは現在、STVや検疫、隔離の条件での長期滞在の外国人観光客の入国は、以下記事の通り「低リスク国」に限って承認されている。


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タイ 新たに6グループの外国人入国を許可

 タイCOVID-19状況管理センター(the Centre for Covid-19 Situation Administration:CCSA)は9月28日、新たに6つの外国人グループの入国を許可すると発表した。その中の目玉は過去6カ月間、銀行に50万バーツ相当の預金をもっていた事を証明する銀行残高証明書を提示できる観光客が追加された。なお全ての外国人は、タイ入国後に14日間の隔離検疫が必須だが、11月中旬以降に7日間に短縮する段階的な短縮プログラムも進める予定だ。

1⃣ 大会に参加するスポーツ選手。まずは10月6日~16日に開催されるサイクリング大会への参加選手。

2⃣ タイへの便に搭乗するタイ国際航空会社のパイロットと乗務員。

3⃣ ノンイミグランドビザ所持者(労働許可証がないビジネスマンで、過去6ヶ月連続で50万バーツ以上の預金がある口座のコピーがあること)

4⃣ 特別観光ビザ所持者。

5⃣ ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、韓国、日本、中国、香港などリスクの低い国のAPEC Business Travel Card所持者。

6⃣ 短期・長期滞在の希望者(過去6ヶ月連続で50万バーツ以上の預金がある口座のコピーがあること。30日の延長可。)

つまり英文銀行残高証明書を銀行で貰い、そのコピー、もしくはオリジナルで入国出来る事になるが、29日に追加の発表があるかも知れない。


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photo  記者


タイ観光省 検疫期間を1週間に短縮

11月半ばから

 タイ観光スポーツ省ピパット・ラチャキットプラカーン大臣は24日、10月1日から受け入れる「特別観光ビザ」の外国人観光客が新型コロナウイルスに感染していなければ、11月半ばからは現在14日間の隔離検疫を7日間に短縮できることを明らかにした。

当初「特別観光ビザ」は週に300人の外国人観光客を受け入れる。最初の2グループの14日間の隔離検疫は、10月15日と10月21日に終了。何事もなく終われば、11月まで週ごとに受け入れる外国人観光客を増やす提案を計画している。

そして順調にいけば、11月半ばに隔離検疫期間を7日間に短縮することを予定している。

観光大臣は、「300人の外国人観光客から5人の陽性が出た場合も、とにかく前進が必要。その状況に対応するための、新たな代替計画を立てる」と前向きに観光政策を打ち出すという。

特別観光ビザ SPECIAL TOURIST VIA:STV
90日間の滞在が可能で、申請料金は2000バーツ。ビザは2度延長でき、合計270日間の滞在が可能。
最低滞在日数は30日。


ビザ取得には、旅行保険の加入や銀行口座に一定額の預金などが必要。


タイ到着時には指定の施設で14日間の隔離検疫が必須。隔離検疫の間、2度の検査を実施。

1000万以上の保険は、ドバイ発のエミレーツ航空などで付帯しており、観光の再開に向けて世界が知恵を出し合って動き出す。



バンコク 政財界の声

新型コロナウイルス感染症経済対策センター実行委員会のパイリン委員長は5日、タイ経済は観光と輸出に支えられていることに言及し、「観光業の復興が最優先だ」と主張し、政府に早期の入国制限緩和を求めた。

パイリン氏は「社会・経済活動の制限緩和の第6弾まで実施されたが、入国制限を続ける限り経済成長は見込めない。新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は外国人の入国を制限することで国内での感染を抑制できていることは事実だが、経済成長を犠牲にしている」と指摘。観光のピークシーズンを迎える第4四半期(10~12月)中に入国制限を緩和するよう訴えた。

タイ政府は、9月15日の閣議でタイに最長270日間の滞在が可能となるSTVの発給を承認し、同月29日付の官報で告示。当初は、きょう8日に第1陣として中国・広州市から約120人を南部プーケット県で受け入れる予定だったが、延期を発表した。STVは新たに導入されたビザであるため、関係機関の準備に時間を要することが理由としている。

現時点で新たな受け入れ開始時期は発表されていないが、ピパット観光・スポーツ相は、10月中には開始し、同月中に計1,200人を受け入れる方針を示している。

これに対して、金融業界の関係者らは、少人数のSTV取得者の受け入れは国内経済に大きな影響を与えないとしながらも、受け入れ開始を歓迎する姿勢を示している。

タイの商業銀行キアットナキン・パトラ銀行のピパット社長補佐は、タイ字紙クルンテープ・トゥラキットに対して、「仮に外国人旅行者を1日150人程度受け入れたところで国内経済に大きな影響はないが、何もしないよりはましだ」とコメント。タイの商業銀行大手カシコン銀行傘下の民間総合研究所カシコン・リサーチ・センターのチャオ社長も同様の見解を示し、「第2波を防止するため感染リスクが低い国・地域から段階的に受け入れを進めていく必要がある」と述べた。

タイ観光・スポーツ省によると、政府の入国制限により、観光目的でタイを訪れた外国人旅行者は4月以降、ゼロとなっている。1~8月の外国人旅行者は前年同期比74.8%減の669万1,574人、観光収入は74.3%減の3,320億1,000万バーツ(約1兆1,300億円)。タイ国政府観光庁(TAT)は、通年の外国人旅行者は前年比83.1%減の674万人、観光収入は82.6%減の3,365億1,000万バーツにとどまると予測している。