新型コロナウイルスによる肺炎が広がる中国で、住民に外出禁止の厳しい規制を課す都市が急増している。外出制限を出したのは感染が深刻な湖北省を除いても17省・直轄市の53都市に上り、住民の困惑が広がっている。
新型コロナウイルス肺炎の潜伏期間は10日間前後で1~14日間くらいの幅があるそうだ。仮に10日間だとして、武漢から脱出した数十万人と推計されている人たちは中国全土あるいは世界のどこかに散らばってしまった。ということはウイルスも同時に拡散しているわけで、「人から人」感染があり、かつ二次感染もあるとのことなので、1月23日以降から最大14日間として2月5日までは爆発的に患者が増えていく危険性をはらんでいる。パンデミック寸前だ。
メンツより重いと思うよ!
人民の生命
急激に広がったのは武漢市民の脱出が関係しているだろう。WHOの「緊急事態宣言」を回避するために「8時間」の空白を生み出したためにウイルスを持っている可能性が高い武漢市民数十万を一気に各地へと分散せてしまったのだから。発生源となっている海鮮市場では大量の新型コロナウイルスが検出されたと北京は発表したばかりだった。
パンデミックを招きつつある犯人は習近平国家主席ということになる。
新型コロナウィルス元凶は地方政府の「北京しか見てない役人根性の愚かさ」と北京の「巨大な保身」にある。
先が読めなかった事はわかる。しかしSARZを経験しているのに何故!SARSとは2002~03年流行の重症急性呼吸器症候群。
中国人民の命を守ることが大事なのか、それとも世界に対するメンツを守ることが大事なのか。
全人類に対する責任を重視することが大事なのか、それともWHOからの処罰を一時的に免れることが大事なのか。
たとえ「緊急事態宣言」を受けたとしても、パンデミックを起こさないことの方が遥かに重要だと思うが、それを選択できないところに中国の欺瞞的な構造がある。
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