ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

米消費者 Amazon離れ

  米消費者の間でじわりとアマゾン離れが進んでいる。

小売業界専門調査会社ファースト・インサイトの調査によれば、アマゾンのプライム会員と答えた人の割合は52%と、18年の59%から低下。アマゾンで月に6回以上買い物をすると答えた人は19年9月時点で全体の40%と、前年同月の49%からやはり縮小した。逆にアマゾンでほとんど、あるいは全く買い物しない人は増えており、購入が月2回以下と答えた人は39%と18年の33%から上昇した。

アマゾンを苦境に追い込んでいるのは、長年、激しい火花を散らしてきたライバル、ウォルマート

この調査によると、ウォルマート(ネット通販か実店舗、あるいはその両方)よりもアマゾンでの買い物を好むと答えた人は全体の45%にとどまり、18年の53%から下がった。つまり、今では米消費者の過半数が、買い物の場所としてアマゾンよりもウォルマートを選ぶようになっている


米国の消費者はようやくアマゾン以外の通販サイトも試すようになってきた。多くのブランドはかねてアマゾンに十分対抗できる競合が現れるのを待ち焦がれていた。

小売業界専門のメディア、モダーン・リテールの調査によれば、ブランドや小売業者の41%はアマゾンを信頼できるパートナーと考えていない。