G20の電話会議に参加した20人の世界の首脳が、まだ誰も言い出せない、もしくは言い出したくない「世界恐慌」。だがそのリスクは、ひたひたと迫っている――。
世界大恐慌は、1929年9月4日頃から始まったアメリカの株価の大暴落から始まり、1929年10月29日の株式市場の暴落(通称ブラックチューズデー)で世界的にニュースになった。1929年から1932年の間に、世界の国内総生産(GDP)は推定15%減少した。
金刻羽教授がロンドン時間の3月22日夜、「微博」(中国版ツイッター)に、1931年の大恐慌を予想する「予言」を綴った。タイトルは、「全世界がおそらく1931年の時のような経済恐慌に直面する。それは2008年の危機の再来ではない!」。
1、われわれが直面しているのは、おそらくは世界大恐慌であって、単なる経済の衰退ではない。つまり、(世界恐慌の)1931年の状況であって、(リーマン・ショック後の)2009年の状況ではないということだ。この後やって来るのは、国家の生産の40%の喪失であって、5%の喪失ではない。
2、これは、1回の金融危機が実体経済にもたらす圧力の状況ではない。そうではなくて、ウイルスが直接、実体経済に影響をもたらすものだ。もっと言えば、金融システムが崩壊する状況が起こってくる。いまこそ各国政府は、持てる力をすべて出すべき時だ。いま国庫のありったけの資金を使わなければ、今後は使うべき時はやって来ないだろう。
3、危機と恐慌の違いはとても大きい。クライシスとデプレッションの違いだ。GDPの5%を失うものと、50%を失うものの違いだ。私見では、今回の状況の深刻さはおそらく、(リーマン・ショック時の)2008年の10倍程度の規模になるだろう。
1931年の世界大恐慌の事実
世界大恐慌は、1929年9月4日頃から始まったアメリカの株価の大暴落から始まり、1929年10月29日の株式市場の暴落(通称ブラックチューズデー)で世界的にニュースになった。
1929年から1932年の間に、世界の国内総生産(GDP)は推定15%減少した。それに比べて、2008年から2009年にかけての大不況期では世界のGDPは1%未満の減少であった。一部の経済は1930年代半ばまでに回復し始めた。
しかし、多くの国では、世界恐慌の悪影響は第二次世界大戦が始まるまで続いた。
世界恐慌は、豊かな国と貧しい国の両方に壊滅的な影響を与えた。個人所得、税収、利益、物価は下落し、国際貿易は50%以上減少した。
米国の失業率は23%に上昇し、一部の国では33%にまで上昇した。
世界中の都市、特に重工業に依存している都市は大きな打撃を受けた。
多くの国で建設が事実上停止された。農村地域や農村地域は、農作物の価格が約60%下落したために苦しんだ。
鉱業や伐採などの第一次産業に依存している地域が最も被害を受けた。
現在、世界が直面している状況で、私たちが拾っているニュースにかなり当てはまっているので、看過できません。
これはニュースではなく、あくまで私感です。ファクトチェックする必要があります。
ワッツアップや中国のウィボーなどSNSに頻繁に真実ではない情報が見受けられるからです。
そうならないよう願ってます。
それでは、
みなさん、
ご支援ありがとうございます。
素敵なイブニングを
グラッチェ