ダーウィン進化説の重大な矛盾点
ゲノム解析を行った研究グループが一番驚いたようで、『エイリアンのようなゲノム配列を記述したのは、私たちが初めてだ』とコメントを発表した。
なぜタコは、体の機能や能力がほかの動物と突出した様にかけ離れているのか?
この事実を説明する最も可能性のある仮説が、イカ・タコ類として同一グループにまとまった遺伝子が、凍結保存されて宇宙からもたらされた可能性である。
タコのゲノム解析は、シカゴ大学、カリフォルニア大学バークレー校、ハイデルベルグ大学、沖縄科学技術大学院大学により行われた国際研究である。12種類の異なるタコから採集した組織で解析が行われた。タコのゲノム自体は27億対で、ヒトの31億対よりわずかに少ない。ところが、タコのたんぱく質をコードする遺伝子は3万3000あり、ヒトの2万5000をはるかに上回る数字だった。神経細胞ニューロンの発現とニューロン間の短時間の相互作用を制御するプロトカドヘリン遺伝子クラスターの数に至っては168も存在し、哺乳類の約2倍だという。このため、タコは体の大きさに対し比較的大きな脳と多くの神経細胞を持っているのだ。
しかも、タコの神経細胞の3分の2は、触手の部分に存在する。これはそれぞれの触手が独立した制御コンピューターを持つようなもので、それぞれの触手で同時に複数の異なる作業ができる。
動物の胚の発生初期に体節の構造を決定する遺伝子は「ホメオティック遺伝子」と呼ばれ、通常の動物であれば、ゲノム上でクラスターを形成し、まとまって存在する。しかし、タコでは、クラスターを形成せずにバラバラで存在するという。
たんぱく質ドメインのスーパーファミリーのひとつで、DNAに結合する性質を持つジンクフィンガーの転写因子の発達に関与する遺伝子ファミリーも、タコでは1800存在した。これは知られている動物の中で、2番目に大きな値だという。
また、タコは数百単位の特有の遺伝子を持っていることもわかった。特有の遺伝子が多いということは、当然、ほかの動物とかけ離れているということである。この特有の遺伝子群が、神経伝達や吸盤などタコの独特の組織の発現で重要な働きをしているという。
研究グループは、タコの体表の色や質感の制御にかかわるたんぱく質をコードする6つの遺伝子も同定した。これらの遺伝子のおかげで、タコは非常に高い擬態能力を備えていたのだ。
さらにタコのゲノムには、ゲノム上の位置を転移可能な遺伝子「トランスポゾン」が数多く存在し、きわめて複雑なゲノム構造を持っていた。このようにタコのゲノム構造は、ほかの動物とあまりにもかけ離れていたのである。
写真=沖縄科学技術大学院大学OIST
脊椎動物とさまざまな無脊椎動物の染色体上におけるホメオティック遺伝子の分布図。一番下がタコの分布図で、ほかの脊椎動物がクラスターを形成しているのに対し、タコではバラバラになっている
この結果には、ゲノム解析を行った研究グループが一番驚いたようで、「エイリアンのようなゲノム配列を記述したのは、私たちが初めてです」とのコメントを発表している。
なぜタコは、体の機能や能力がほかの動物とかけ離れているのか?
この事実を説明する最も可能性のある仮説が、イカ・タコ類として同一グループにまとまった遺伝子が、凍結保存されて宇宙からもたらされた可能性である。
詰め込み過ぎたオーバーテクノロジーとタコの超能力
タコの神経組織が抱える神経細胞の数は約5億個と、ネズミの6倍にも及ぶ。このためか、タコが並外れた知能の持ち主である。
タコは、スクリュー式の蓋のついた瓶の中にある餌を、蓋を開けて食べることができる。触手を器用に操り、試行錯誤するうちに、蓋の開け方を見つけてしまう。瓶の中に閉じ込められても、同じように中から蓋を回し、抜けだすこともできる。
タコは貝殻やヤシの実の殻などを使い、自分の身を守る盾とすることがある。タコ漁をするときにタコ壺が用いられるのも、この習性を利用したものだ。タコ壺は、捕食者から身を守るシェルター代わりという。
オウムガイは最初から硬い殻を持ち、身を守っている。一見すると最初から殻を持っているほうが優れていて、より進化しているようにも思える。しかし、よく考えてみると、間違いであることがわかる。硬い殻を持つことで、常に動きが制限されるのだ。タコはこの欠点を知能でカバーしている。必要なときだけ道具を使って身を守り、通常は素早い動きで獲物を捕食するのである。
人間が、素手では非力であるにもかかわらず、道具を持つことで、生態系の頂点に立っているのと同じ原理である。
またタコは、非常に優れた擬態能力を持つことでも知られている。体の色を変えることはもちろん、表面の質感までも変化させ、カモフラージュすることができる。軟体動物であるがゆえに岩などに密着し、色と質感を似せれば、まず捕食者が見つけることは不可能だ。
さらに、柔らかい体の特性を生かしたシェイプシフト能力まで備えている。特にミミックオクトパスという種類は、体を自在に変形させて、毒を持つ魚や、ウミヘビ、クラゲなどに擬態することができる。特定の種に擬態する動物は多いが、数多くの種に自在に擬態できる能力は、タコだけが持つ特徴である。
動物の目には大きく分けて「単眼」「複眼」「カメラ眼」の3種類があるが、われわれ人間を含む脊椎動物は「カメラ眼」と呼ばれる最も進化した目の構造を持っている。カメラ眼はピントを合わせることが可能で、画像の解像度も非常に高い。
通常、脊椎動物以外の動物では、「単眼」か「複眼」、またはその両方を持つが、タコを含む頭足類だけは別で、カメラ眼を持っている。
しかし、頭足類のカメラ眼は、脊椎動物のカメラ眼とはまったく異なる進化系統を持っている。脊椎動物の目の網膜が神経組織由来であるのに対し、頭足類の目の網膜は、体表がくぼんで進化したものである。この進化系統の違いのため、脊椎動物の網膜には視細胞が存在しない盲点と呼ばれる部分が発生するが、頭足類では盲点がない。ある意味、脊椎動物のカメラ眼より優れているのだ。
しかもタコでは、この目をどのような姿勢をとっても水平に保つことができる。真横に泳ごうと、逆さまになろうと、タコの目には常に周囲が同じように見えている。
人間より複雑なゲノム🧬
タコが並外れた能力を持つ生物であることは、わかっただろう。この優れた能力はどこから来るのか? 2015年8月、最新のゲノム解析で意外な事実が判明していた。なんと、タコの遺伝子は人間よりも複雑だったのだ。
だが、タコがエイリアンかもしれないと発表した国際研究グループによると、遺伝子どころか、タコやイカの卵そのものが、凍結保存され地球にもたらされた可能性も考えられるという。この場合、タコは完全なエイリアンということになるが、それほど、タコの生物学的特徴は、ほかの生物とかけ離れているのだ。
私が調べただけで10種を超えており、生物学者や遺伝子研究者に専門家として、このダーウィンの進化論の異常さを調べ直してほしい。せつに希望します。もう、何年も戦っています。学問の常識がおかし過ぎる?
https://reuterjapannews.hatenablog.com/entry/2023/07/24/100004
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