アフリカで新型コロナウイルスの感染が急拡大し、入国禁止や非常事態宣言に踏み切る国が相次いでいる。欧米に比べると感染者数はまだ少ない。しかし、
医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な国や地域が多いことから、猛威を振るうのは必至。世界保健機関(WHO)はすでに支援に乗り出している。
リビアではウィルス感染に備え停戦調停した。
WHOアフリカ地域事務所のモエティ所長は「アフリカ全体で感染国が急速に増えているのを深く懸念している。封じ込めや地域住民への感染防止のために支援していく」と記者会見で訴えた。
アフリカの54カ国のうち感染者が確認された国は、20日までに36カ国に達し、1週間前に比べて20カ国以上増えた。感染者数は全体で約900人に上っており、欧米諸国などから入国した人の感染が多くを占めていることが特徴だ。
アフリカでは都市部のスラムなど人口密集地区が多いほか、手を洗うための水道やせっけんが自宅にない住民も多い。検査に来た医者と偽って、住居に侵入しようとする事例もある。
この世界的なバンデミックでインド、アフリカ、東南アジアで救済に動くべき国が次々と倒れていく。
米国が、英国、フランス、そして、中国、軽傷なのはロシアと日本だけになってしまった。
この後、世界の23日の動向を伝えます