ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

プノンペン  愛と身請けの境界線 連載9

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 愛と身請けの境界線

 

朝なぜかプノンペンで早起きした。10時頃、電話が鳴った。 ビジネスマンの友人だった。ひる頃 、もうひとり別の友人が来るので 一緒に飯を食う約束をした。昼にベトナム女性が部屋にやってきた。彼女を紹介して 約束の時間まで ちょっと各自の部屋で休憩。 12時、全員と合流。餃子を焼いて20年というおやじがやってる店があるというので連れていってもらった。うまかった。4人でタクシーをチャーターしてスワイパーへ向かった。 彼女も着替えを取りにいくつもりだったのでちょうどよかった。

 

11番館の駐車場に到着。2人は11番館に。俺は彼女に手を引かれ 強引に自分の店に連れていかれた。 他の女とやるつもりなどないが全く信用がない。店は歓迎ムードでみんなにもみくちゃにされる。友人の18才の子を紹介された。鼻にピアスをしてる今ふうの娘。3日前にまた スワイパーに戻ってきたという。最初は驚いた。せっかく足抜けしたのに、、、。なぜ、舞い戻ってきたのか。

 

この置き屋のママはがめついので、俺の払う1日貸しの 料金だと彼女が店で立って 稼ぐショートのほうが見入りが多いので 、俺にもっと出すように言ってる。

彼女は 怒鳴りまくって 着替えを持って 早々と 店を出ようと 俺の手を引っぱる。 友達の事を聞くと やきもちやいて 「私じゃなく友達でも別にいいよ」とすねてる。

 

途中、高倉くんと会う。彼女を知ってるようで 「インターネットで 出てましたね。 日本人に大人気の子です」と言っていた。スワイパーを女の子と手をつないで 歩くのは 何か恥ずかしくて 照れてしまう。

本当は3時半まで 時間をつぶすつもりが 彼女をいろんな日本人が見てるので嫌がって、ビールの酔いと寒いのもあって先に帰ろうと言い出した。

 

バイタクで帰る。部屋でウトウトとしてしていたら男2人が帰ってきた。彼女はベットで寝てる。Sさんは スワイパーの茶屋でたまってるプノンペン滞在日本人を見たが、何か異様な雰囲気で声をかけれなかったと言う。

 

バンコクから来た友人のために「NAVYとライライに行こう」と誘うのだが 彼女を連れて行くわけには 行かず どうしようかと思った。ベットでシーツを被って 寝てるので 「そうっと出てくれば大丈夫」と悪魔のささやきに負け、マイを置いてそっと3人で部屋をでた。

 

近くのライライに初めて行った。店にはKARAOKE マッサージと書かれていた。噂通り 中学生のようなガキが マネージャーをしていて 笑ってしまう。店はバンコクの ソープみたいに金魚鉢になっていて ベトナム人が30人ぐらい座ってる。日本人のおっさんが2人 すでに ソファに座っていたが スーツ着て 何してんだ?という感じ。

でも、結構 かわいい女がいたが、これで5ドルか? こりゃ かつてのバンコクの全盛期の茶室以上だな。

 

次はNAVYに向かった。ここは友人いわく テクニシャン揃いという。店を見た感じ 俺はここが気に入った。理由は 全員うまそう。

 

マイが起きていたら嫌だな、女を見に行ったことがばれるなと ドアを開けたら案の定、起きていて、俺と目を全く合わせない。ここでうっかりあやまったらバレバレだし、普通に装っていたが全く俺の目を見ないので、結局 意味もなくあやまって3分ほどで許してもらった。

 

「女を見に行ったんだろう」とやはり言っていた。まあ、しかたない。バンコクじゃ誰にもやきもちをやいてくれない身。

1時間ほどしたらみんなが帰ってきた。預かっていた荷物を渡した。明日、朝が早いから空港ちかくのホテルに行くそうだ。バンコクにきたら「今度は俺が案内しますからノーハンドでもいきましょう」と握手して別れた。愉快でバイタリティにあふれた人だった。 Sさんも しばらくして 帰ってきた。きついと疲れきっていた。 晩飯まで 部屋で寝ましょうということになった。

 

 夜7時半にSさんからの電話で 餃子館に行こうと誘われる。 マイは ラジオの曲をテープにダビング中で 入るわけないのだが 「録音してるから しゃべってはいけない」と かわいい事をいってる。ZTVでK1をやっていたのもあって 遅れて Sさんと合流した。

餃子館でどう注文しようかと思ったが 昨日の料理をデジカメに撮っていたので それを見せるとOKだった。

水槽に入っていたうなぎを店員が必死でつかんで 調理室に運んでいった。マイは蟹を見て これがいいと 興味を持ったのでそれも注文した。

 

Sさんは 「もうずっといるみたいな感じがするね」と俺とマイの事を言う。そういわれれば、俺も、もう長い知り合いのような気になっていた。

 

飯がうまいんでビールもうまい。マイはカティンデンを飲みながら 蟹をうまく割って食べている。

Sさんに「明日 どうするんの?」と聞かれ、そう言えばカンボジアに来てからは先のことは全く考えてない。俺にとってもカンボジアは年末という事もあり、全くの旅行気分だ。先の事など考えず、思い切りリラックスしたい。

 

そういえば もう3日目になるのか 早いような短いような 時間の感覚はあんまない。あんまりそういうのにとらわられてない。 そういうのも 久しぶりだ。ネットもできないので かなりの開放感である。

 

帰りにサンドイッチを買って 部屋に戻った。まだ9時である。 ロビーで同じマンションに住んでいた日本人と会った。偶然だな。

部屋に戻ったらいつものパターンである。ZTVでプロレス見るかエロビデオ見るか 音楽かけて ボーとするか。

この言葉が通じない2人は 少しづつだが心が通じ合うようになっていた。1日のうち なぜか10分間ほど寝てる時に急に彼女とシリアスな話しをする時がある。悲しい曲などを聞いた時に 彼女が涙を少し流している。

 

 

1000ドルの重荷

自分の置かれてる境遇と重なって悲しい歌を聞くと泣かずにいられないのだろう。彼女は1000ドルの借金を背負ってスワイパーにやってきた。倍の値段の借金ができたのは 多分に美人だから貸す方も大丈夫と踏んだのだろう。

 

俺とは3日目なので いろいろと自分の事を話すようになってきた。台湾人に1ヶ月連続で貸し切ってもらってこと。この台湾人というのは、身請けしたやつと思っていた。しかし身請けじゃなく、ただ1ヶ月貸し切っただけのようだ。だが、ほんとうのことはわからない。

 

「あなたみたいに好きになった人は2人めだ。1人目は台湾人 。そして あなた。私はあなたが好きだけど、あなたはどれくらい 私が好き?」 などいろいろとベットで真剣な目で聞いてくる。

目はもうタイ人では見ない透き通った奇麗な大きな目をしている。そしてニコッと子供のように笑う。本当にかわいいと思ってしまう。

 

こんな大きな目で ニコッと神様のように笑う子を俺はもう一人 知っている。うちの嫁である。やはり 辛い境遇を乗り越えたひとの目は、なぜだか人を魅了する。さわやかに明るい。 苦労を乗り越えてきた人間って、本当に明るく笑う。うちの嫁も 苦労という点じゃ スワイパーの子なんかと 比べ物にならないぐらいしている。

 

ニコッと笑う彼女を見て久しぶりに嫁に出会えた気になってしまった。感謝したくなった。この子に何かをしてあげたい。 嫁が地獄のような毎日をおくっていた10代の頃、もしも俺が出会ったらどうしただろうか? と昔 考えたことがある。さっき嫁のように笑った彼女をみて、ああこういう状況をもしかしたら、心のどこかで期待していたかもしれない。何か曖昧だがそうだったような気がする。

 

今の俺にどういった事ができるか。

やはり金しかないのだろう。

しっかりとベトナムに帰れるように金を渡すしかない。

そして、辛かっただろうスワイパー生活の最後ぐらいは ちょっとは ましにホテル生活と栄養のなる食事をとれれば、、。

 

よくよく聞くと 彼女は車で帰るらしく 日取りも 自分の希望だけを前向きに ずっと 話していたようだ。

 

パッポンのバカ娘に 600ドルの携帯を買おうとした俺だから この頑張ってる 彼女に それぐらいは 渡すぐらいはできる。しかも、しっかりとベトナムで 生きるための金だから。

 

「スワイパーでは 夜中の2時まで 客を待たなければいけない。そして昼の12時には 起きて また客を取る。でも あなたといるとこうやってベットでTVがずっと 見れれるし ゆっくりと寝れる。 ありがとう。」

 

そういって 微笑む彼女に いくら渡そうが もったいないとは 誰も 思わんだろう。

 

この3日間 実は バンコクのある事件のせいで 俺は彼女に対して ちょっと 疑うことがあった。ひどい態度をとったと思う。

 

NANAのゴーゴー ティップという呼び込みの女がいるが、そいつは俺の友人にいいようにかましてくれた。俺から見たら、最悪の女で死んでくれっていうぐらいのたちの悪いやつだ。友人は 今時 信じられないぐらい 純情な日本人なので 全くもって いいように騙されてしまった。

 

そのティップという娘は、かわいく人気もある。 そのティップとこの彼女がかなり似てるので、俺はバカだから意味もなく警戒 したのだ。彼女は そのバンコクのティップとは 正反対の 素晴らしい女だった。それがわかるのに3日かかってしまった。本当ならもっと 深くコミニケーションできただろう。 俺はかなり ガードを固めていたので 時間がかかりすぎた。 疑いというのは 怖いものだ。

 

今日はテープに俺との会話を黙って録音してて、それを聞かされてビックリ。ベトナムに持ってかえって、あなたに会いたい時に聞くと言う。

 

今ベットで スヤスヤと寝てる。彼女を ちゃんと最後、ベトナムに送ってやろう。 一緒には恐らく無理だろう。俺はやらなければいけない事だけやる。

 

まだ結論じゃないが 今回の件で バンコクでの遊びが今は急にしらけた。帰っても 遊びにいかないんじゃないかなと思う。やるべき事をできそうな感じがする。辛い環境におかれても泥棒もせず、まっすぐ、正しく生きている彼女を見て目が覚まされた思いだ。

 

そういうタイプの子は スワイパーでも 身請けや 日本人に金をもらったりして 、やはりベトナムに帰っていくのが はやい。逆に 客の金を盗む娘は なぜか 今も スワイパーにいるはめになっている。

実際 俺の金を盗んだある女の子は まだいた。本来なら盗んだ分だけ 早く帰れるはずなのだが、、、。

 

ところで 俺は明日から どうすれば いいんだ。

こういう気持ちになった以上 意味もなく 有り金を ダラダラと使えない。 それなら彼女に渡したほうがいい。かといって来たばっかりで 正月をここで 越すつもりできたのだ。orz

去年は 泥沼で10時間 漬かった分 今回はリッチに 華やかにいこうと 思ったんだが 予想がつかなくなった。

 

彼女に喜んでもらいたい。そして自分も楽しみたい。その折り合うところでうまく遊ばなけりゃいけない。難しい。多分、残りの金は 500ドルと400ドルの900ドルぐらいだろう。

 

後10日ぐらいいるつもりだが、別にそれが1週間にしてもいい。彼女には最低でも 300ドルは渡したい。それだけ ありゃベトナムの実質の年収だからちょっとは一息つけるだろう。

 

まあ そのへんは ゆっくりと話して行こう。全く俺らしい休暇。

やっぱ こういうのっていいな。

 

 

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愛と身請けの境界線2

写真は見請け記事とは関係ありません。現在のプノンペンの美しい娘さん。

女は抱くに限るものだ。こちらは出るものが出して欲がなくなり 物事が冷静に見えるし、女は逆に急にしおらしくなり、やたら甘えてきて立場が逆転する。

さっきまで 俺がキスしたり 気を使ったりしてたが 今は向こうが勝手に抱きついては いろいろ甘い言葉を かけてきて キスしたり 「もう会えない日が近づいてる」と泣いたりしてる。

 

男は30歳になると みんなこんなもんだろうかと不思議になる時がある。さっきまでの気持ちはどこへやら? で正直、急激にSEXで変わる自分が怖いと、今、本当に思った。

 

今日は 昼前に起きた。Sさんと 中華を3人で食べた いろいろ 食えて安かったので よかった。バイタクで3人でシューティングへ これが最悪だった。CLOSEで また バカなバイタクで全然 言ったところに行かないバカおやじで 支払いの件で もめて 嫌な 気分になった。彼女が怒ってでかい声で 反撃してくれて 最後は 周りの おばちゃんも集まって 援護してくれて 助けてくれた感じだった。

 

でも 気分は悪かった。嫌なもんだ。これからは 自分で ちゃんと 値段交渉しよう 彼女に任せっぱなしじゃ 悪いや。

 

しかし、言ったところに行かず勝手に違うところに行くバイタクに いくら払えばいいのか俺はよくわかんないんだが。

疲れ果てて ホテルに戻り寝た。なんか 4日目になるとだれてきて お互い 倦怠期? 夕食に3人で餃子館へ 。

 

ちょうど 部屋を出る時に高田VSグレイシーがZTVでやっていて Sさんは中継だと勘違いして 興奮していた。プライド4だから かなり前のやつなんだが。

 

彼女も ベトナムの電話番号を俺の手帳に 書いて俺に何か説明してたんだが 俺は試合に夢中になってしまい、ほったらかしにしたもんで 飯の最中は 怒って会話はなかった。

 

外に出ても何か感じ悪いので、こっちも無視したら えらい怒って スワイパーに帰ると言い出し暴れ、ケンカ。そしてまた仲直りして さらに仲良くなった。

 

マイは俺の手帳や本や日記などに、やたら自分のベトナムの電話番号を書いている。字が書けないので絵を書いて俺に何かを伝えようとしてる。俺とマイの顔を書いてあとはハートをたくさん書いる。

 

 

 

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ミャンマーでいったい何がおきているのか?2

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バングラデシュにはこの数日、隣国ミャンマーでの暴力から逃れるため少数民族ロヒンギャRohingya)が大量に押し寄せている。避難民たちはミャンマーで集団レイプや拷問、大量殺害が行われたと口々に語っており、国連(UN)関係者も「民族浄化」の様相を呈していると強く非難している。

 国連によると、ミャンマーで今月、国軍がロヒンギャの居住地区に展開した後、最大3万人のロヒンギャが家を追われた。

 

 バングラデシュに逃れてきたロヒンギャの話から、彼らが受けた被害の深刻さが明らかになってきた。

 

 ロヒンギャの男性モハマド・アヤズ(Mohammad Ayaz)さんは24日、AFPの取材に応じ、ミャンマー部隊は村の市場で男性少なくとも300人を殺害し、女性数十人を集団レイプした後、建物およそ300軒に火を放ったと証言した。家屋やイスラム教徒が経営する店舗のほか、自身がイマームイスラム教指導者)を務めるモスクも放火されたという。

「彼らは妻を銃で撃ち殺した。妻は25歳で、妊娠7か月だった。私は銃床で殴られた2歳の息子を連れて運河に逃げた」。男児を抱いたアヤズさんはそう言って肩を震わせた。

 

 ミャンマーとの国境に位置するバングラデシュの町、コックスバザール(Cox's Bazar)に国連難民高等弁務官事務所UNHCR)が置く事務所のジョン・マキシック(John McKissick)所長も英BBCに対し、ミャンマー部隊はロヒンギャの居住地区で「男性を銃撃・殺害し、子どもを虐殺し、女性をレイプし、家屋への放火や略奪を行い、住民が(バングラデシュに向けて)川を渡らざるを得ない状況に追い込んでいる」と説明。

 その上で、ミャンマー当局がロヒンギャに対して行っていることは「民族浄化」に当たると激しく非難した。

 

 国際社会はバングラデシュ政府に対し、人道危機を回避するため国境を開放するよう緊急に要請しているが、同国政府は応じていない。バングラデシュ側はロヒンギャ流入阻止でミャンマー側に一段の取り組みを求めている。

 仏教徒が多数派のミャンマーでは、イスラム教徒のロヒンギャを嫌悪する人が多く、その多くが数世代にわたり同国で暮らしていても「ベンガル人」などと呼んで不法移民扱いしている。

 ロヒンギャの大半は貧窮した西部ラカイン(Rakhine)州に暮らしているが、国籍を与えられておらず、行動や就労に関して厳しい制限が課されている。

 

イスラム少数民族ロヒンギャRohingya)のシャミラさん(仮名、25)は、娘の手を取ってその手が白くなるほど固く握り締めながら、ミャンマーの自宅に押し入ってきた兵士らに子どもたちの目の前で集団レイプされた時の様子を振り返った。バングラデシュの難民キャンプでは、このような被害を打ち明ける人が後を絶たない。

 国連(UN)の監視団は、ここ数週間にミャンマーから民族抗争を逃れてきたロヒンギャの中に、レイプや集団レイプの犠牲者が大勢いると報告している。被害者のほぼ全員が、レイプ犯は軍服を着た男らで、ミャンマー軍だったと話したという。

 こういった事例はほぼ間違いなく氷山の一角にすぎないと、専門家らはみている。保守的なイスラム社会の中ではレイプ被害者側が烙印(らくいん)を押されることや、避難場所や食料の確保が困難になることを恐れて、被害を告白できずにいる女性や少女が多くいる可能性がある。

 襲撃後3日間歩き続けてバングラデシュに到着した時もまだ出血が止まっていなかったというシャミラさんは、隣に座った6歳の娘の手を握りながら、「兵士3人全員が私をレイプしました」と涙ながらに語った。「3人が去ってから、子どものうち2人を連れて家を飛び出し、生きるために避難する人々の流れについて行きました」

 襲撃を受けた際に外出していた夫とは、以後一度も会っていない。残る3人の子どもたちの行方も分からない。兵士らが来た時3人は外で遊んでいて、襲われた後には姿が見えなくなっていたという。

 

 

「踊れ!」

 怯える少女に、兵士が銃を振り回しながら命令した。水田で兵士らに取り囲まれているのは、女性や少女ばかり。ミャンマーに住む少数民族ロヒンギャである。14歳のアフィファさんも、そのなかにいた。2016年10月のある朝のことだ。

 ミャンマー国軍の兵士たちは、国境警備施設で9人の警察官を殺害した武装集団を捜索しているとして、アフィファさんの住む村を襲ったのだ。村の男たちは身の危険を察して森へ逃げ込み、女性と子どもたちだけが残されて恐怖にさらされた。

 屈辱的な身体検査の後、アフィファさんは2人の若い女性が水田に連れ込まれるのを目にした。続いて兵士らはアフィファさんに向かって、手で喉を掻き切るしぐさをして「今すぐ踊らないと殺す」と脅した。アフィファさんは、涙をこらえながら体を揺らし始めた。兵士らはそれに合わせて手拍子をはじめ、なかには携帯電話を取り出して動画を撮影する者もいた。

 

 

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ミャンマーのヤンゴンから 報道記者になったヤンナイさん

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ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、日本人ジャーナリスト、長井健司さん(当時50)が銃で撃たれて亡くなった。あれからちょうど10年。軍事政権への反対運動を取材している最中の出来事。遺体の状況や目撃証言から、明らかに至近距離から兵士に狙い撃たれたと思われますが、ミャンマー政府は「流れ弾に当たった不運な事故」という見解を変えていません。当時、そこで何があったのか。「その瞬間」を世界に伝えたカメラマンの証言とともに、現場から振り返る。

      朝日新聞ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太記者の記事から

 

 

デモを取材中、銃弾に倒れる

 長井健司さんが撃たれたのは2007年9月27日。

 ミャンマーでは、大きなデモが起こっていました。8月、燃料の公定料金が引き上げられ、バスの運賃などが高騰。民衆のデモに対し、政府は一斉検挙して締め付けを行いました。しかし、9月には、ついに摘発の対象が僧侶にまで及んだことから、反対運動はふくれあがります。仏教徒が約9割を占めるミャンマーで、尊敬される存在の僧侶を拘束したり、傷つけたりすることで国民の怒りが頂点に達したのです。

 長井さんは、直前まで中東で取材活動をしていました。しかし、反政府運動が高まりを見せるミャンマーに、急きょ入国することを決めました。2日前から最大都市ヤンゴンに滞在し、僧侶らのデモの様子をカメラに収めていました。

 27日午後、長井さんはヤンゴン中心部の路上で手持ちカメラを構え、デモの撮影を始めます。国軍のトラックが群衆に近づき、人々が散り散りに逃げる中、兵士たちを撮り続ける長井さん。そして急に、はじかれるように倒れました。それでも右手でカメラを向け続ける姿は全世界に映像で流されました。

射殺の瞬間捉えた映像 命からがら届けたテープ

 この映像を撮ったのは、メディア「ビルマ民主の声(DVB)」のカメラマン、ヤンナインさん(56)です。長井さんから数十メートル離れた歩道橋の上でビデオカメラを構えていました。「1人の男性がずっと兵士にカメラを向け続けているのを見て、まずい、何か起こるのではないかと思い、テープを回し続けた」と振り返ります。

 当時、軍政に不都合な映像や記事を発信することは厳しく禁じられ、国内メディアは政府の民衆への暴力を報じることができませんでした

DVBはタイ・チェンマイに拠点を置き、国外から軍政に批判的な報道を続けてきました。

 元々、結婚式の写真などを撮っていたヤンナインさん。一度、「反政府活動をした」として収監された時、軍が発信する情報しか入ってこない刑務所で、「真実を伝えること」がどんなに大事か身にしみて知ったといいます。出所して、ひそかに映像をDVBに送る「報道カメラマン」になった。

「何とかこの映像を届けなければ」

 「ケンジ・ナガイは倒れても起き上がって撮影しようとしていた。その姿を見て、私は彼の勇気に体が震えた」とヤンナインさん。しかし、自分の身も危ない状況。すぐに歩道橋から降り、カメラを抱えたまま、あちこちにある兵士の検問所を避けながら、2時間ほどかけて郊外の自宅にたどり着いた。

 「何とかこの映像を届けなければ」。ヤンナインさんは数日後、タイに出国する予定の知り合いとヤンゴン市内の喫茶店で会うことを決め、そこで、タバコの箱に入れたビデオテープを、「チェンマイに持っていって欲しい」と、そっと渡しました。その映像が世界に流されました。

 ミャンマー政府は当時、長井さんは流れ弾に当たり、誰が撃ったものかわからないという説明をしていました。しかし、ヤンナインさんは静かに首を振ります。「間違いない。すぐ後ろの兵士が撃ったんだ」

 

 

 

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プノンペン 移住恋愛事情 連載3

 

短信 日本のマンションなど不動産価格が2040年までの30年間でおおよそ46%下落するという内容のレポートをシンガポール国立大学が発表した。日本人の高齢化に伴う住宅、マンションなどの需要が減り、空き家になるなど需要の低下をもとに試算した。

 

 

 

キャピトルのオープンカフェ

 

f:id:reuterjapannews:20171112081436p:plain

弱視でもうほとんど盲目に近いその人は、自前のジンをミネラルウォーターのペットボトルに入れて持っていた。

カフェでは、炭酸だけ頼んで、ジンをそれで割って飲んでいる。

 

彼らは、あそこでボラレタとか、ここでは書けないような風俗情報のやり取りをしていた。

「この後、村行きますか?」などと言っている。

村とは、郊外にある悪名高い風俗村だ。

 

「社長!」とその弱視の老人が言った。

イカツイ顔をした日本人らしい人が、ベトナム人の女の子をバイクの後ろに乗せてカフェの前に乗り付けた。

「いつもいい趣味してますね、はっきりは見えないんですが分りますよ」と後ろの女の子のことを褒めた。

 

その社長とは、大阪でラブホテルを経営しているからそう呼ばれている。

カンボジアには、年に何ヶ月か、遊びに来るのだということだった。

このベトナム人の女の子も周りの人にジロジロ見られて気の毒だな・・・などと思っていると、

「じゃ、また・・・」と、こわもての社長は、女の子を後ろに乗せて帰っていった。

 

 

その後、その社長とホーチミンで再会した。

プノンペンでちょっとしか会わなかったにもかかわらず、

社長は、私のことを覚えていて、道ばたで声をかけられた。

 

ベトナムは、カンボジアほど風俗産業が盛んではないので、ちょっと意外だった。

ベトナムにも、よく来るんですか」というと小指を立てて、

「これがおってな、毎年2ヶ月くらいくるんや」

 

借金をしてベトナムからカンボジアに来て風俗店で働いていた女の子を身請けして、社長流に言うと

「バイク買ってやって、ベトナムの家に帰したったんや」

「仕送りもしてるんですか?」と聞くと

「少ないけどな、300$くらいかなぁ・・・送ってる」

社長は、ちょっと照れたような顔をした。

 

身請けした女の子は、2人いて、一人300$づつ送っているのだという。

メコンデルタのド田舎で300$あれば、家族全員が、楽に暮らせて貯金までできる。

買ってあげたバイクだって20万円位する。

 

立ち話なのに、かなり長い時間話をした。

明日高速船でカントーに行くということで、乗り場までの行き方を話して、別れた。

 

 

日本とベトナムの3家族が衣食住に困ることなく暮らしている。

それまで、掲示板などで、カンボジア長期旅行者の極悪非道なイメージだけが目立っていたが、

実際見てみないと、分らないものだ。

 

泥に咲く蓮の華?綺麗に言いすぎか?

この頃のカンボジアは、やはりほとんど泥といっていい。

その中にあって、こういう人に会うと、

これが男の甲斐性というものか?と考えさせられた。

身請けだけして、ベトナムへ返しても、そこで待っているのは、

差別と偏見といじめ。

ベトナム人は、処女性を重んじるので、結婚は難しい。

自然と、そのままカンボジアに居つく人が多くなる。

仕事もないので、また、もとの夜の世界に戻っていく。

 

 

 

 

 

 

思い出のキャピトル2 

 

いまはもうない、、。

 

シングルルーム1泊2ドル。トイレ、シャワー共同。個室に関していえばおそらくこの地の果てプノンペンにおいて最安値のゲストハウスということができる。各ドアーに金具がついており自分の南京錠が使えるようになっているので、安全面も低価格にもかかわらず十分に確保できるメリットは捨てがたいものがあります。

 

 

私もずいぶん前からここを常宿に。なんせ安い!

先行き不透明なこの時代、緊迫した財政状態で、ほんとこの宿の存在は助かりました。妙に愛着感に浸ることが出来るのです。

 

別にこれといって特別になにかあるわけでもなく所得の低い人々の住む物価の安い国。どこにでもある一般的な安宿ですが、ちょっとだけおかしなところがありまして、日本人約7割西洋人3割といったところです。何の見所もないここプノンペンなので入れ替わりも激しい。シェムリアップにさえも行ったことのない沈没者が延々と居座ったり、毎年のように顔をあわせるリピーターもかなりの割合です。

 

私も最近そうなのですが、沈没組に共通するてんはなんせ何も無いところに居続けるだけあってその個々の存在そのものが不思議であり、異様なのであります。顔見知りの行動を観察、干渉したり、私生活にまで突込んだりするのは沈没組みの間での御法度です。もう10年以上前の楽宮、ジュライホテル当時からの知り合いでも私生活面の素顔は厚いカーテンで厳重に覆われお互いに知ることはありません。

 

 

 

あるひとは大変規則正しい生活をおくっている。毎朝6時起床 朝の柔軟体操を欠かさずに行う。そして洗濯。何時もの時間に朝食。読書をして時間を潰し何時もの場所で昼食を。昼寝と読書で過ごし、何時もの場所で夕食を摂り何時もの時間に眠りに就く。

 

また、あるひとは昼前に起床 そのまま朝と昼兼用の食事に行き再び部屋に戻りまた外出して夜まで戻ることはない。彼が言うには人里はなれたある村まで自費でボランティアに行っているらしい。

 

 

 

あるひとは年金もちゃんと掛けており十分な貯金を蓄えてもいる。この不況で納得のいく賃金を取れる仕事もなくなったのをきっかけにリタイア。掛けた年金を一日でも長く貰い続け元を取る決意を固め日々摂生に努めこの地に篭城を決め込む。質素倹約に励み月250ドル以内で生活を続けている。あと10年ほど頑張れば、、。

 

 

ただただ居続けるひと。職無し、住む所無し、貯金も無い。今手持ちの金が尽きたらそれで一文無しになるのだと笑って答える。もう40歳を超えている。それで将来不安は無いのか?

だれもが尋ねる。彼は何時もこう答える。

「見ろよこのホテルの一族の顔を奴ら笑えない病気に罹っているだろ。あれではいくら金を持ってても死ぬ時死に切れないよ、祝福を感じたことも無いはずだよ。俺思うんだよ人生真の勝者とは笑ったもん勝ちだってね。おぎゃーと生まれてから、死ぬまで何回腹の底から息もできぬほどに涙を流しながら笑ったかてね。この世は無常いくら金を貯めこんでも、明日紙くずになるかもしれない。もしそうなったら、この一族死ぬ瞬間何の思い出が残るだろうか?」

笑いの貯金は絶対に減らない。

これだけは常だと思っている。

彼の素顔は笑いで全て隠されていた。

 

 

 

 

生涯忘れることの出来ない苦い思い出

 

2002年7月プノンペンに着いたその日の夜。窓側の部屋があいにくふさがっていたので窓なし側の部屋に泊まった。疲れ熟睡していた私は吃驚して飛び起きました。その瞬間寝込みを襲われたことに気がつきました。薄いベニヤ板一枚で仕切られた隣の部屋から女性の悶え声が聞こえ、ベットのきしむ音と共に振動が伝わってきました。もう2年近くいる宣教師風の西洋人が天使を連れ帰り夜の営みを盛大に行ったのでありました。その宣教師風の西洋人は最近頻繁に天使の連れ帰りを行っていることをある長老から知ったのであります。

 

私は窓側の部屋に変り安眠の日々が続いておりましたが、隣の14号室からある日の夜中。夜の営みを超盛大に行う西洋人カップルの騒音で目が覚めました。その後彼らは3日間居続け夜の営みを繰り広げていきました。

 

忘れることのできないあの惨事は蒸し暑く寝苦しい2003年5月のある夜中に起きました。12号室に宿泊していたある日本の女がいました。その日本の女はその事件の当日このホテルに流れ着いて来ました。挨拶も言葉さえ交わしはしませんでした。

 

状況を説明いたしますと。あいにくにもその日3階は日本人で満室でありました。やっと眠りに就いたその時事件は起きたのでありました。女の悶え声で目が覚めた瞬間その悶え声の音量の異常さに気付くのに時間を必要とはしませんでした。なぜならば3階全室に響き渡る大音量であったからです。眠気眼で暫く放心しておりましたが一向にその悶え声は衰える気配はありませんでした。何事か起きたのかも知れないと思い廊下に出て部屋元を確かめると昼間流れ着いてきた日本の女の12号室でありました。3階全室に響き渡る大音量は延々と続いておりました。しばらく呆れ果てておりましたが、眠りに就くこともできず、この神経は只者ではなく、またあまりの非常識性にやがて怒りがこみ上げてまいりました。

軽く30分は過ぎたのだろうか?全室に響き渡る悶え声は一向に収まる気配がありません。そのうち怒りは消え去り、妙な心境になり好奇心に駆られて覗いてみたくなってきたのです。私は無意識のうちにベランダに回っていました。

 

カーテンが半開きになっており扇風機の風で残り半分のカーテンもひらひらとめくれあがっておりました。室内は豆電球が点いており、月の明かりと共に部屋全体が怪しくピンク色に見えたのであります。

 

部屋の中を覗いてみました。その日本の女が髪を振り乱し歓喜に包み込まれながら西洋人と絡み合っている姿があまりにも簡単に、鮮やかに、はっきりと私の目に映ったのでありました。

その日本の女を歓喜に導くお手伝いをしている西洋人の男は2階に泊まっていた西洋人の男であることも簡単に確認できたのでありました。未だにたどり着かぬ歓喜の終着駅を目指し合い私の存在に全く気付かぬ二人を固唾を呑んで私は見守っていたのでありましたが、突然廊下側から「外から鍵を掛けてしまえ、火をつけろ、燃やしてしまえと」言う叫び声と共に、ベニヤ板の壁を蹴り飛ばす「ボーン」という音が聞こえてまいりました。

その瞬間その絡み合っていた二人は、そのままベットの上で身動きできぬ魚と化し同時に悶え声も消えたのでありました。廊下側からドアーの開く音と同時に複数の人々の罵声が聞こえてきましたので戻ってみると全員が我慢しきれずに部屋から出てきていたのでありました。

ベニヤ板の壁は穴が開いており今でもそのまま残っています。その蹴り飛ばした犯人は未だに分かってはおりません。そしてその朝、日が昇る前その日本の女は、誰にも知られることもなく、ひっそりとこのホテルから逃げるように出て行ったのでありました。その後その日本の女の消息は誰も知るはずもありませんでした。

 

追記

今現在思い出の詰まったキャトール2は閉鎖されています。

 

 

 

 

 

 

 

キャピトルゲストハウス(CAPITOL Guest House)

#14Eo, Road 182, Phnom Penh(オルセーマーケット前)

TEL:012-548409/023-724104

 

キャピトル1と3は現在も営業中です。

プノンペン空港から市内中心部に向かう時も、とりあえず「キャピトル」と行っておけば大丈夫なくらい。

ここではキャピトルゲストハウスに合計6泊した私の体験をもとにレポートを書いてみたいと思います。

 

個室、ホットシャワー&トイレ、エアコンつきで800円

最初に部屋の条件を書いておくと、「個室、エアコンつき、ホットシャワー&トイレ」で8ドル(約800円)です。

 

 

 

ベッドはきれい。

部屋全体の雰囲気はいいです。テレビはどうせ見てもわからないので必要ないとは思いますが、一応しっかりと映ります。

テレビの下には冷蔵庫もあります。

 

冷蔵庫はここでずっと一人暮らしするにも十分な大きさ。ただ、臭いが少しキツかった。中で野菜が長期間腐っていたような…。

キャピトルには長期滞在するお客さんがすごく多いので、多分前に住んでいた人が、何か腐らせてしまったのだと思います。

エアコンと扇風機も快適に機能します。

ちなみに、私はこの部屋に泊まった2日間風邪を引いていたので、エアコンは28度に設定してました(笑)。

カンボジアで風邪引くと、いろいろな意味できついですね。

トイレとシャワーは少し汚い

 

 

正直いって、少しきたないです。カンボジアのゲストハウスには合計で11軒泊まりましたが、ここが一番ゴキブリが多く出たところでした。

ゴキブリといってもまだ大人になってない「お兄さんゴキブリ」くらいのサイズでしたが。

あと、なぜか人懐っこくて、トイレしている自分のサンダルに寄ってきたりもしました(笑)。

ただ、キャピトルゲストハウスの別の部屋にも今回4泊しているのですが、こちらではゴキブリは一切出ないし、トイレ&シャワーももう少し綺麗です。

なので、同じキャピトルでも部屋によって当たり外れがあると思われます。

最初に見た時に「汚いな」と思ったら、同じ金額&条件の別の部屋を見せてもらうといいでしょう。

 

システムはホテル並にしっかりしている。

キャピトルゲストハウスはここ以外にも3号館、レストランを持っていて、組織としてはかなり大規模です。

なので、管理システムもしっかりしていて、スタッフさんはトランシーバーで連絡を取り合っています。

 

受付はここ発のツアーの案内もたくさん貼り付けられていました。

キャピトルゲストハウスは、宿泊代でもレストランの食事代でも、ゲストハウス内で売っているドリンクの値段でも、かなり良心的な価格となっています。1ドルから。

 

ツアーの場合などでも、他がやっているツアーよりは安く行けるのではないかと思います。

外国人のツアー用のバスも度々キャピトルに訪れます。

 

 

 

3号館は、個室、水シャワー&トイレ、エアコンなしで500円

私が写真の部屋(1号館)に宿泊したのは2日だけで、最近の4日間は、3号館の部屋に泊まっています。

現地で現金6万円と一眼レフをだまし取られたので節約のためにここに泊まっています。当然、写真も撮影出来ません。

 

 

3月のカンボジアは、風邪でも引いていない限りは水シャワーで十分です。もちろん、温水の方がより気持ちいいですが。

また、3月末であれば、扇風機さえあればエアコンなしでも快適に過ごせます。自分は扇風機すらつけていないくらいです。

いま泊まっている3号館5階のこの個室は、かなりおすすめです。

部屋もきれいですし、こちらのゲストハウスではほとんどない「外とつながる窓」があります。

治安が悪いためか、プノンペンのゲストハウスは外とつながる窓が少ないのです。

窓が外とつながっているというのが、こんなに気持ちいいものなのだと、今の部屋に来てみてあらためて感じました。

カンボジアプノンペン)で長期滞在をするのであれば、価格的にも、このキャピトルゲストハウス3号館5階の部屋はおすすめかも知れません。

アメニティも一応揃っています

歯ブラシや石鹸などのアメニティも一応整っています。ただ、使うのはおすすめできません。

(こちらのアメニティはすべてそうですが)

歯磨き粉は、いかにも着色料の塊です。

一応使ってみようと思い口に含んだ瞬間「絶対やめた方がいい」という味がしたので、やめました(笑)。

 

石鹸はこういう感じで、使ってはみたのですが、これも着色料のかたまりのような代物で、体がピンク色に染まっていき、あまり体が綺麗になったという実感はありませんでした。

これは別にキャピトルのアメニティが悪いわけではなく、こちらのゲストハウスでこの価格帯ならどこも五十歩百歩です。アメニティはコンビニなどで自分で揃える、と思っていた方がいいと思います。

 

 

カンボジア旅行や長期滞在を考えている方は、参考にしていただけたらと思います。

 

 

 

部屋が空いているかどうか心配でしたが、シャワー付き シングルルーム(FAN)は満室だったので、シャワー付き ツインルーム(FAN)の部屋に宿泊です。

 

ただ、シングルとツインでは1ドルしか違わない。一人で泊まって無駄にベッドが2台あっても利用しないので、シングルの部屋が空いたら移動させて貰えるようにお願いしてたら、翌日にはシングルルームに移動することが出来ました。

 

暑い時期だとエアコンが無いと暑くてたまらないかもしれません。この時期(1月下旬)であればエアコンどころかファンが無くても快適なので、あえてエアコンの部屋に宿泊する必要も無いかと思います。

 

ファンルームのシャワーは水でしたが、エアコンルームのシャワーは水なのかホットシャワーなのかは不明なので、水シャワーが苦手であればチェックインの際に要確認です。

 

ちなみに、私が泊まったのは1号館です。

 

 

 

2016年2月1日現在、キャピトルゲストハウスの主な宿泊料金

 

シングルルーム(FAN)共同トイレ・シャワー       4$(約480円)

シングルルーム(FAN)トイレ・シャワー付        5$(約600円)

シングルルーム(FAN)トイレ・シャワー・テレビ付    6$(約720円)

ツインルーム(FAN)共同トイレ・シャワー        5$(約600円)

ツインルーム(FAN)トイレ・シャワー付         6$(約720円)

ツインルーム(FAN)トイレ・シャワー・テレビ付     7$(約840円)

トリプルルーム(FAN)トイレ・シャワー付        8$(約960円)

シングルルーム(エアコン)トイレ・シャワー・テレビ付 10$(約1200円)

ツインルーム(エアコン)トイレ・シャワー・テレビ付  12$(約1440円)

円換算は参考値として、2016年2月1日前後の為替レートで計算しています。

 

 

 

 

 

長期滞在を視野に入れれば現地でアパートを借りるかゲストハウスが妥当です。ただし,アパートになると長期契約が一般的です。6ヵ月契約で家賃の1-2カ月分をデポジットとして納めるのが一般的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第4部

カンボジアは移住先としてどう?

ビザ・居住編

 

タイのビザ条件が厳しくなってくる中、移住先または他国へのビザ取得にタイ以外で適した国の候補としてカンボジアは中々いいかもしれない。2016年9月には日本からプノンペンに直行便がANAから就航。今まで直行便がなかったので、これから日本人が増える可能性がある。ただいまの日本人在住者は4000人!

編集注)詳細は巻末のエキストラ章に掲載

 

 

 

 

ビザの緩い国カンボジア

 

タイはビザの条件と更新条件が年々厳しくなってきている。

アセアン諸国の中では近年カンボジアが日本に対してのビザが緩くなっています。

ネットの情報で3年マルチの観光ビザが取得できるという事で試しに空港で交渉してみました。中国人団体客が押し寄せる中、初めは「1年でいいか?」と渋っていた担当者もしばらくしてから認めてくれました。30分程で本当に取れてしまいました。

 

ただし、最大30日までしか滞在できない条件付きですが1回入国の観光ビザが30ドルなので3年間で4回カンボジアに行く用事があれば元は取れます。ビザ取得と同時にコンドミニアムのパンフレットも強制配布されていました。

ビザが緩くなった理由が海外投資増加を見込んだ規制緩和らしいのでそういう事なのかと普通に納得していました。 ただ,ビザは2013年12月から緩和されたらしいのですが、この制度がいつまで続くかわかりません。知らなければ普通にシングルエントリーで申請してしまいそうです。事実つい2カ月程前の情報では80ドルだったのが取得費用が3月には値上がりして100ドルになっていました。 ビジネスビザも取得は簡単な様です。カンボジアは外国資本の参入には規制が少なく100%外資で法人登録を行えます。

 

 

 

 

◆とりあえず住めそうなエリア

モニポン通り街の中心エリア,リバーサイドエリア,最近日本人居住先として人気のロシアンマーケット周辺に泊まってみました。

長期滞在を視野に入れれば現地でアパートを借りるかゲストハウスが妥当です。ただし、アパートになると長期契約が一般的です。6ヵ月契約で家賃の1-2カ月分をデポジットとして納めるのが一般的。

 

 

 

 

1.モニポン通り沿いキャピトルゲストハウス周辺

 

昔はキャピトルゲストハウスを中心にモニポン通り沿いに旅行者が集まっていた。現在もホテルが続々とできており、選択肢はかなりあります。道を歩いて横切るのに苦労します。前から後ろから横から斜めから全方向を見渡さないと危ない。

キャピトルゲストハウス周辺にはレンタル自転車もあり便利です。レンタル自転車は1日2ドルでできますがデポジットで50ドルを預けるかパスポートを預ける必要がある。あまりいい自転車が置いていない。長期に滞在するにはいっそ自転車を買った方がいいかもしれない。今回レンタル自転車をしてみましたが中古自転車を貸し出され途中で故障してしまい取り替えてもらう始末でした。

プノンペンは暑い。街自体はそれほど大きくないのですが昼間は歩きはきつくなります。バイタクやトゥクトゥクでは交渉が面倒と感じるひとは、レンタルバイクを借りて周ってみるのも一考です。

 

バイクはキャピトルの前に2店あります。普通のバイクは1日5ドル、スクータータイプは6ドルだったはず。デポジットを払うか、パスポートを預ける必要があります。プノンペンでは警察官にわいろを要求されることはそれほど聞かなくなりましたが、地方では必ずつかまります。

賄賂を請求されます。国際免許書をもっている人は準備しておくといいでしょう。

 

また、プレスカード(報道、カメラマン)をもっているひとは、この時とばかりおかみの朱印状のようにかざして、あたまの悪い警官をおちょくるのも一考です。どうなるかはしりません。

バンコクで売っているやつです。

シアヌークビルでは、悪徳警官が、

観察していると10分に一人はつまえてるではありませんか!

日本人や白人が渋々お金を渡しています。

少なく見積もって1時間に3人捕まれば15ドル、

1日8時間で120ドル、1ヶ月25日やったら3000ドル!

これが警官の仕事だと勘違いしているようです。

 

タイにはツーリストポリスという外国警察と仕事交換で人的交流があり、互いに学びあっています。軍人も参加し公務員のモラルは高まっています。カンボジア人はほとんどカンボジアしか知らないので、役人や警官、公務員のモラルは低いのが欠点です。

 

 

 

 

2.リバーサイドエリア

 

 

リバーサイドは川沿いのエリアで旅行客に人気のエリアです。カンボジアの内線当時は外国員特派員記者クラブFCC)があったそうで今でもその当時の建物が当時の写真が飾られてレストランとして残っています。

川沿いのエリアもカジノホテルがあり,岸を渡ると巨大ホテルがあったり,川沿いで橋を渡ったエリアでは劇場や遊園地等もありかなり発展しています。

ロシア大使館の奥の方にはAEON MALLがオープンしています。観光としては国立博物館や王宮もあり観光の要でもあります。夜には多くのバーがオープンしており賑わっているエリアです。長期滞在に向くかと思いゲストハウスに3泊してみましたが,食事をするのには便利なエリアです。外国人向けのレストランが川の景色を楽しみながら食事できるように川沿いに椅子を川に向けてオープンしているお店がたくさんあります。外国人向けのレストランが多いので料金は少し高めです。外国人でも食事できる屋台も結構あったので安く済まそうと思えばこのエリアではできると思います。

 

 

3.ロシアンマーケット周辺

大使館が多く集まるエリアの側にロシアンマーケットという名前のマーケットがあり、15年ほど前はマリファナが売られていた怪しい市場でしたが、今はなりを潜めています。雑貨やお土産物を中心に売られています。

今、このエリアに住み始める日本人が増えています。ロシアンマーケット周辺ではかなりの数のコンドミニアムやサービスアパートメントが出現。KFC、カフェや食堂も。コンドミニアム周辺にはフットサルの施設が複数できており、ロシアンマーケット周辺地域は活気づいています。

 

 

 

◇居住環境は整いつつあるプノンペン

ビザが簡単に取得できるせいもあり、外国人居住者が増えそれに伴い外国人用の居住環境が急速に整いつつある。

 

プノンペン滞在の問題点

 

1.治安が良くない

2.バンコクとそれほど食費はかわらない

3.セキュリティが良いアパートは居住費が高い

4.トゥクトゥクが1ドルと安い、タクシーは少ない

5.タイに比べると人に笑顔がない

6.病院がタイに比べて充実していない

 

総合すると他国からの空港アクセスが格段に向上しています。現在ビザに関してはカンボジアは良いところですが、将来的にはどうなるか。また、快適に過ごすにはそれなりに費用はかかりそう。首都プノンペンは人口250万人規模で日本で言えば名古屋あたり。ひとの顔が覚えられる。長く居れば知り合いは確実に増える。そのなかで日本人はやはり目立ってしまう。中国人はツアーで団体なので問題ないが、深夜の繁華街のディスコ前では週末に欧米人の集団とカンボジア人の集団が喧嘩していることも。殴り合いにはならないが、欧米人は意外に冷静なひとがいて喧嘩を止めに入って幕引きになる。

また、リバーサイドを中心に詐欺を働くカンボジア人、それにひったくりなどがまぎれている。

 

編集注)詳細は末のエキストラ章に集中的に記載 !

 

 

 

 

 

 

クメール嬢(カンボジアの女性)と

周辺国どう違うの?

カンボジア

公用語 クメール語

首都 プノンペン

最大の都市 プノンペン

総計 1500万人

通貨 リエル (KHR)

 

クメール美人って美人なんですね。

肌が黒くて、鼻筋が通って、目鼻立ちがしっかりしている。

綺麗なんですが、ちょっと朝青龍が入ってる、、。

あのモンゴルです。つまり、モンゴル人で耐寒型モンゴロイドにならなかったモンゴルです、ハイ。暑いので昼間会うとあたまを上でしばってます。「これから、ぶっつかり稽古にゆきますう」という感じ。

タイにも美人の産地と言われているスリン、ブリラム、ウボンラチャタニーという県があります。

普通のタイ人より肌が黒くて目鼻立ちがしっかりした女性が多いのが特徴です。

 

実はこの3県はいづれもカンボジアと国境を接していて、カンボジアのクメール系女性との混血だったり影響を受けているから綺麗なんですね。

 

 

 

 

 

 

 

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プノンペン 17才の見請け 500ドルで永遠の幸せは買えた? 連載2

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17才の身請け

500ドルで永遠の幸せは買えるの?

 

 

1998年ごろ。幻の国に行くこと3度目にして、置屋から女の子を身請けしました。

わかる人にはわかるスワイパー十字路にある喫茶店から斜め前にある置屋

そこで買った女の子をホテルにつれて帰るなり「500ドルくれたらずっと 一緒にいられる」と耳元でささやくのです。貧乏旅行者にとって 500ドルは大金、無視していました。あきらめたのか数日後には言わなくなりました。

しかし「たった5万円ちょっとのためにこの子は売られてきたのか」と悲しくなりました。

 

 

カンボジア出国の日、とうとう別れる時にポロポロ泣きながら抱きついてきたときに 私の中の何かがはじけてしまいました。「たかが5万円じゃないか…」

 

バンコクに立ち戻りバンコク銀行に直行。

預金口座から500ドル相当のバーツを引き出し、 ドルに換えて、2週間ほどBKKで用事を済ませた後、フラフラとバンコク航空でプノンペンに 逆戻り、あの置屋に直行しました。

 

バイクの後ろから降りるか降りないかのうちに彼女が私を見つけて「キャーキャー」と 大騒ぎしながら飛びついてきました。私は前の別れ際に「もうこの国に来ることはな い」と 言っていたので、彼女もびっくりしたのでしょう。腕にグルグル巻きついてきて、 拉致されるように奥のサロンに連れていかれました。

 

ソファーに座っている間、私に巻きつくように抱きついている彼女を見て、チーママは 呆れたように笑っていました。とりあえず私は1泊分の20ドルを払って彼女を定宿に 連れて帰りました。ここで「身請け」の交渉をする前に、2人だけで話をつけておきた かった からです。

 

宿に帰ってからおもむろに500ドルを渡しました。始めはなんだかわからないようで したが、 そのうちに大騒ぎになりました。その日はニコニコの彼女と一夜を過ごし、次の日、 ルンルン気分で彼女だけ置屋に帰りました。よく考えればお金を渡して返したことは とても危険な行為でしたが、チラッと思っただけで信じることにしました。 「騙されたのなら、それでもいいか」と自分でもあっさりでした。実際、ベトナム人に お金を渡して、一緒に旅行中に一服盛られて、国境近くの草むらで目を覚ました 日本人の話も聞いていましたから…

 

しばらくして部屋がノックされたとき、「帰ってきた!」とドアを開けると、そこには 同じ置屋の違う女の子が立っていました。「私覚えてる?」と。何のことかわからな いまま 部屋に招き入れると「一緒に置屋まで来てくれ」という。なんだかママさんと彼女が もめているらしい。ちなみに「覚えてる?」の彼女はあの置屋で英語が話せる数少ない 女の子で「生尺・口内発射・ごっくん」をオファーしてきた子でした。断ったけど…

 

バイク3ケツで戻ってみると、彼女とママさんがベトナム語で大喧嘩していました。 「500ドルならお前はベトナムに帰るだけで、この男(私です)と一緒に旅行したり 一緒にベトナムに行くことは出来ない」とママさんが言うのです。

 

彼女は「この前の Aちゃんは500ドルで男と一緒にベトナムに帰った」と負けずに怒鳴っていました。 ママさんは「一緒に居たければ、あと500ドル、合計1000ドルだ」と言い出し、 彼女は「だめよ、払っちゃ、ボッてるんだから」と私に大声で言うのです。

 

私は彼女をこの置屋から出してあげたかっただけなので、500ドルで彼女がベトナ ムの 家に帰れるのなら、それでもいいと思っていましたが、彼女のほうが「一緒にベトナ ムに 帰るんだ!」と駄々をこねるので、「1000ドル払ってもいい」と言うと、ママさ んは ニコニコして態度が変わり、彼女は「払っちゃだめよ、絶対!」と怒ったのですが、 どう考えてもこの場はママさんが強いので払いました。

「10万円で17歳の彼女の 将来が自由になるのなら安いものだ。」と日本人の金銭感覚に戻っていました。

 

彼女は2階から自分の大きなスーツケースを持ってくると、一緒に宿に帰りました。 その日は彼女、私が500ドル余分に払ったことがよほど悔しかったらしく、 「あのまま粘れば500ドルで済んだのに馬鹿ね!」と1日中不機嫌でした。 でもあの場ではママさんのペースで話が進んでいたので無理でしょう。

 

さて重大な問題が持ち上がりました。彼女(ら)はパスポートを持っていないのです。 ということは私と一緒に「正規の国境」を越えてベトナムには行けないのです。 彼女らは「パスポート」というものの存在さえよく知らないのです。

 

彼女らはベトナムから連れてこられるとき、メコンデルタの街、チャウドック近辺の ベトナム人専用の国境で警官に賄賂を払って入国してきているということです。 正規の身分証明書を持っている人は賄賂なしで短期出入国できるそうですが、 彼女らはそんなもの持っていません。戸籍さえない子も多いのです。 外国人(我々)はこの国境からは正規のビザを持っていても出入国はできません。 陸路では「モクバイ」だけです。

 

結局は置屋の手配する「運び屋」に頼んで、来たルートを戻るしかないのです。 彼女らの出入国に関する知識は皆無です。「通行料」さえ払えば、だれでも 行き来できると思っていました。彼女らの「運賃」は50ドル、賄賂込みです。 日本人は100ドルということでした。もちろん片道でバイク2ケツです。

 

それは私には出来ない相談でした。闇越えでは幻の国の出国印がなく、ベトナムの 入国印がないことになります。彼女をベトナムの家に帰した後、正規のルートで 出国することは出来ず、置屋の契約運転手で幻の国に帰るにしても、帰るころには 幻の国のビザは切れています。それに何より、ベトナム人が言う「大丈夫、問題ない」 という言葉は信用できません。国境でお金を取られて「御用」というならまだしも、「メコン川、うつ伏せで漂流」じゃ、洒落になりません。

 

なんとか彼女を説得し、「私はモクバイからしか入国できないから、後で家に行く」 ということでその場を収めて、ベトナムビザが下りるまでの約10日間を一緒に過ごしました。その間、彼女はセントラルマーケットで弟・妹たちのお土産として子供用の服と自分の洋服用布地を買い込んでいました。

 

彼女がベトナムに帰る前日になって「やっぱり一緒じゃないと帰らない!」と 駄々をこねだしました。

理由は「ここで別れたら二度と会えないかもしれない」ということと、「私が他の女と寝るかもしれない」という理由でした。なんともはや…

「ごちゃごちゃ言うと俺はベトナムに行かないぞ!」とおどしてなんとかおさまりま した。

 

バイタク代50ドルを払ってくれるように彼女は私に甘えてきましたが、私が冗談で 50ドルを渡し、「じゃ、俺はベトナムには行けないぞ、これは俺の交通費なんだから」と言うと、彼女はまじめに怒り出して、50ドル札を投げ返してきました。

「冗談だよ」といって渡しても、頑として受け取りませんでした。その晩は例の置屋に 1泊しました。彼女の出発は朝4時、まだ暗いので市内の移動は自殺行為だからです。

 

置屋の宿泊料は15ドル、エアコン料が5ドル、はっきり言ってボッタクリですが どうしようもなく払いました。彼女は何でもお金のママさんにご機嫌斜めです。

 

多くの日本人は太陽があるうちにスワイパーから帰ってしまいますが、夜のあそこは 様子が一変します。ローカルのお客で通りはあふれ返り、昼間はのどかで閑散とした 目抜き通りはピンクの照明であふれ、音楽が流れ、道路いっぱいに屋台食堂が開店し ます。

 

置屋では客が食堂から出前をとり、女の子を膝の上に乗せて宴会を始め、大騒ぎです。 この国の夜は早いのですが、ここだけは12時過までとてもにぎやかでした。

 

置屋の女の子は朝早くママさんに文字通りたたき起こされて、掃除・洗濯をはじめま す。午後はテレビをず~っと見ているだけです。ご飯は自費で、自分で食堂から買ってき ます。

 

女の子はお客が来ると必ずホテルに誘います。それは「H」がしたいからではないのです。 置屋にいると1日に5回も6回も「H」をすることになるけど、お客とホテルに行けば 運がよければ0回(涙)、頑張っても3回で済むかららしいのです。クーラー目当て かとも 思いましたが、もともとベトナムも暑いので、クーラーをつけると寒がります。

 

次の日、彼女は朝4時にバイクに乗ってベトナムに帰り、私は定宿に帰りました。 その後、私はモクバイ経由でベトナムに入り、苦労してメコンデルタ奥地の水道もない 小さな小さな村に自力でたどり着いて、彼女の母親の家に転がり込みました。2ヶ月 の間、 家賃はもとより、食費も何も請求されることはなく、弟や妹達がお小遣いを ねだるぐらいでした。それでもお小遣いや食費は渡していましたが… 彼女の父親の面会で刑務所にも行きました。ベトナムの刑務所に面会に行った 日本人旅行者もあまりいないでしょう。

 

「戻ってくるでしょ?」と何度も何度も言われ続けた最後の1週間、あいまいな返事 を続けながら、私は「2度と会うことはないだろうな」という思いを胸に彼女と別れました。

 

彼女は前から「バイバイ」という言葉を嫌っていました。彼女にとってその言葉は 「永遠の別れ」を意味する言葉だったので、日本や欧州のようなつもりで、ちょっと した 外出で「バイバイ」と私が軽く言うと本気で怒り出したものでした。しかし彼女は 私のサイゴン行きのバスが発車するときに泣きそうな声で小さく言ったのです、 「バイバイ」と。

 

彼女は私が2度と戻らないことを感じていたのでしょう。

いまでも別れ際の彼女の「バイバイ」という声は焼き付いて離れません。

 

 

 

 

 

 

------------------------ contents ------------------------

序章

プノンペン 

           愛と身請け&恋愛移住事情

第1部

        話しはタイのジュライホテル    

第2部 身請け

           スワイパーで500ドルで

          

 

第3部

LONLY PLANET&歩き方では行けない世界へようこそ!

         キャピトルで朝食を

第4部

           プノンペン移住はあり?

    タバコは安い、尾根遺産も40ドル

第5部

  恋愛深煎り編 恋は命がけ 

         トンレサップの雨雲

第6部

       ボランティアの境界線 2人の日本女性

      見る人により異なる世界

第7部

      平均年齢24才の歪んだ世界

       

------------------------ PHNOMPHEN ------------------------

 

 

 

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幻の国での「身請け」

ひょんな事から幻の国の幻の村でベトナム娘を身請けしてしまい、村じゅうの 店で「あいつだ」と指差され非常に肩身の狭い思いをしてる亞洲浪人です。小生の 「身請け」で得た教訓を投稿させていただきますので、当地で「身請け」を検討され てる方、参考(反面教材?)にして下さい。

 

①身請けの仕組み

幻の村スワィパ-の置屋で働いている女の子(皆ベトナムの南部メコンデルタ出身) は皆、400~600US$位の借金を背負って来ています。そして毎回客を取る事に半分は 店の取り分、半分は借金返済に充てられる仕組みになっています。(70ストリートの 場合借金額は低いものの、もっと悲惨な境遇らしい)

 

ですから女の子の借金を肩代わりした上、店に「足抜け金」(次の新人を連れてくる手数料、金額は女の子の店での重要度とボスの気分によって変わる)を払えば即日置 屋から解放されます。これが身請けです。

 

 

 

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上記記事はこの本の抜粋です。R18作品に分類されています。

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プノンペン 愛と身請けの間 移住恋愛事情 深煎り編1

 プノンペン 愛と身請けの間

移住恋愛事情 深煎り編

 

 

 

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UNTACの置き土産

  カンボジアにUNTAC(カンボジア暫定統治機構)隊が平和維持活動のため、長期駐留することになり、ベトナムから大量に若い娘が連れて来られた。カネが稼げるという噂を聞きつけ自分からやってきた娘も大勢いたのだ。

ベトナム社会主義国で、監視社会である。公安警察ににらまれると置屋は商売はできない。そのため、売られれた娘は公安、バイタク(運転手)、置屋に心づけを払わなけてば、お客をとれない。それに置屋の女将への借金の返済などでハナからカネを公安など3方にとられ、いったいなんで身体を売っているのかわからない。

ある日、はっと気づいたベトナム娘は、お客のお金を全部ほしいと思い、

「売るのはわたしの身体。だから、当然よ」といって国境を越えてカンボジアへ渡ったのである。

 1990年末から2000年代のはじめまで、スワイパーやNAVYなどプノンペン均衡にあった売春宿の多くはベトナム娘ばかりだったのだ。

 

 

 

 カンボジア人をクメールという。ベトナム人ラオス人とは明らかに顔が違う。ベトナム人ラオス人の肌が蜂蜜色なのに対してやや褐色を帯びている。彼らのルーツには様々な説があるが、北京の某国立大学の図書館で事実をつかんだ。

西暦1405年にティモールが死去。中国の永楽帝が中国を支配し、その後、永楽帝は新世界へ大艦隊を送り出している。その史実のなかに、1382年、雲南、いまでいうベトナムラオス、中国の国境が接するところで、チベット勢力と永楽帝の軍が最後の決戦が行われ、永楽帝が勝利した。

 チベット人の最後の砦は雲南昆明にあり、つかまった少年たちは永楽帝のもとに送られ、男根と玉を切り落とされ宦官にされたのである。

そのなかで頭角を表わしたのがコロンブスに先駆け新大陸を発見した海運王の鄭和である。

 

この逃げたチベット族のひとたちがクメールにすりかわったのではないかというのがわたしの説だ。そして、ベトナム人は中国南部に住んでいたもともと中国の民。キン族と呼ばれるが、彼らも同じように永楽帝の軍に攻められ、峠を南へ越えて今の地図の判図に収まったのではないか、、、。

 

 

 

 愛と身請けの間

1998年ごろのプノンペンはホテルやゲストハウスが今ほど、開業しておらす、日本人が集まるキャピトル1-2や、オークラなどに情報が集まっていた。そこを舞台に繰り広げられたのが、日本人青年によるベトナム娘やクメール娘の身請けである。

当時、円が強く、身請け額は500ドル余り。

わずか5万円で彼女を幸せにできると信じた日本人は何人もいたのだ。

男の年齢は23才、26才から40才、上に行くほど純粋さは失われ、50,60では囲ってまくって、10人以上を娶った男もいる。あの玉本氏である。

しかし、青年の場合は同情が愛情に変るまでに時間はかからない。いや、それ以前に日本でほとんど恋愛経験がなかった彼らは、14-15才のベトナム娘を不憫に思い、初めて会ってから2-3日でぽんとカネを払い、身請けしている。なかには嫁にするつもりで身請けした男もいる。

だが、問題は彼らはベトナム語は話せないし、彼女たちは英語も日本語も話せない。ほとんど意思疎通なして、日本の男たちは、相手の思いなど顧みない、ジャパンマネーによる一気の寄り身。もちろん、まわりはあまりに出会って期間が短いので引きとめる。

 

それには一切、聴く耳をもたず、カネを握り締めて、置屋をめざした。

 

「来たな。1500ドルだ」と置屋のお婆。

「えっ、500ドルじゃないの?」

「いいや、本当に請け出したいのなら1500ドル払いな!」

恋に舞い上がっていると足許を見透かさ、置屋のおばばは、法外な値段を言い放った。

だが、すでに身請けを決めた時点で、勝負は決まっていた。日本で貯めたカネは70万円以上あったから、青年は15万円を支払った。

彼女の名は、マイ。14才。痩せてはいるが、これからもっと美人になることは、誰が見ても明らかだった。身体にバネがあり姿が美しい。

 

どうやら、青年は2度、彼女を抱いただけで、決断したのだ。

それほど、彼を狂わせる何かが彼女にあったのだろう。

 

不思議である。人間は意志が通じなくても恋に落ちる。これを恋と言えるかどうかが問題だが、未婚の青年たちはそう思い込んでしまう。

「いやー、ただのロリコンの暴走です!」。

40代の日本人は笑いながら教えてくれる。

「いいですか、相手のベトッ娘は、男が誰であれ、例え60過ぎでも身請けされたら、着いて行かなければならない。それです。しばらく、男と一緒にいたら、その男の甲斐性が見えてくる。それで、あんちゃんらは、娘に逃げられるんですね」。

「何がいけなかったのか?」

 

 

136street Conerbar 色白で姿形が美しいおんなはベトナム娘。現在。

 

 

「娘は惚れていなかった。男に幻滅し、またしても逃げるわけですよ」。

 

現在はこんな値段ではない。例えば104ストリート(バンコクのソイカーボーイにたとえられる)ビールが2ドル、レディードリンクが4ドル。物乞いの子どもに1ドル与えると、「5ドルくれ」とせがまれる。

フリーランサーの値段はショートで40-100ドルで、ほとんどは50ドルでまとまるという。

バンコクパタヤチェンマイプーケットは移住候補地として人気が高い。それではプノンペンはどうなのだろう。宿は個室で600円、ドミトリーなら300円であるそうだ。タバコは110円、銘柄と場所にもよるけど、マルボロならカートンで10ドルくらいで買えます♪

1つ1ドルで最安です(^^)

そして、ウィンストンは、1カートンで6.5ドルですから1つ0.65ドル(約70円)です(笑)。なんと一ヶ月の生活費は4万5000円で大丈夫。

尾根遺産は5000円から。

編集スタッフは額を集めて、訝った。

「本当にこんなに安いのだろうか?」

結果からいうと、確かに今でも安い。そして、プノンペンはインフラが整い、都会の顔を見せ始めている。日本人はおおよそ4000人が住んでおり、起業して成功したひともいる。アンへレスのサイドカーの狭さには参ったが、プノンペンのトゥク

トゥクは開放感があり幌馬車みたいに快適、しかもほとんど1ドルで行ける。マンゴスチンなど南国の果物は豊富で、見たこともないおいしそうなフルーツが山盛り。しかも安い。

一度はプノンペンへの旅行客は増えたが、このところ日本からの観光は下火になっている。それはなぜだろう?

それを探ってきたのだ。

 

 

 

 

話しはジュライ

 1990年ごろバンコクにあった日本人宿ジュライホテルにさかのぼる。実にいかがわしいホテルだった。これが閉館したため、そこにいた怪しい面々が、その先にあるもっと怪しいアジアへと流れていったのだ。orz..

 

ある旅人たちはタイ最北部、ミャンマー国境に接するメーサイ。

もうひとグループはパタヤチェンマイ

そして、遠くへ流れ着いたのが隣国カンボジアの首都プノンペンである。

正しく言えば、三方ではなく四方、五方向ぐらいに散りじりに分かれた。もっとも、近くはバンコクの他のゲストハウスに移り棲み、そこも日本人宿になってしまった。orz....

前回の「美しき文盲のクメール娘」と「タイに移住しよう」(既刊)を読んだ知人が、なぜ、プノンペンにおかしな日本人たちがいるのか、くわしくレクチャーしてくれた。

 

「うれしいなぁ」

「読んでくれたんだから、敬意を払ってちゃんと聞きましょうよ!」

「でもな! あそこ」

見るとまともなのは上着だけで、カネが尽きたといしかいいようがない格好で、ワタミに現れた澤田さん(45才)。下は短パン、ゴムゾーリ。

あたまもきっと散髪の途中でカネがなくて逃げだした髪型をしている。とてもまともなひとには見えない。

 

この澤田さんの話をベースに取材を進めて、はたして大丈夫だろうか? 編集スタッフは疑心暗鬼にかられながらも、現地で肉付けして行くことに。

なぜ、今のカンボジアがこうなっているのか? 

どうして、首都なのに狂おしいまでに愚かしいひとびとが集まり、吹き溜まりのように性格の悪い街になったのかを紐解いて行きたい。それが編集スタッフのねらいである。そして、何より、果たしてプノンペンは住みよいのか? 移住先として考えた場合、マンションやコンドミニアム、アパートなどの値段や食べ物など物価はどうなのかを調べた。

結果から言うとビールが安い。カンボジア、アンコール、アンチュールなど、立派なビストロやバーで飲んでも1ドル、ガールズバーで2ドル。安いアパートなら月3500円ぐらいからあるが、日本人が棲めるかは問題がある。プノンペン中心部ではホテルが1000円から2000円ぐらいがたくさん。そこを利用した方がいいかも知れない。観光シーズンでないときは、1カ月まとめて契約するとグッと値段が下がる。雨季などはねらい目である。

 

 

 

 

2018年5月17日追記

この作品はわたしの作品のなかでロングセラーになっています。愛と身請けの間にある情景を描いた作品ですが、さらにベトナムに移住2018にも描きこんでいます。

ご支援ありがとうございました。

 

 

プノンペン 移住恋愛事情 愛と身請けの間

プノンペン 移住恋愛事情 愛と身請けの間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#移住 #外こもり #ひとり旅 #置屋 #ノマドワーカー #旅

アンへレス : フィリピン移住恋愛事情 深煎り編 (JAPAN CYBER LIBRARY)
 

  

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上記記事はこの本の抜粋です。R18作品に分類されています。

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座間9人死体遺棄事件 遺体2人は女子高生 ツイッターが無法地帯を生む

 

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神奈川県座間市のアパートで9人の切断された遺体が見つかった事件で、死体遺棄の疑いで逮捕された白石隆浩容疑者の自宅から被害者の身元を示す有力な手がかりが見つかり、その中に県内の女子高校生2人が含まれていることがわかった。

10月31日、神奈川県座間市のアパートの一室で男女9人の切断された遺体が見つかり、この部屋に住む無職白石隆浩容疑者27歳が死体遺棄の疑いで逮捕・送検された。

 警視庁捜査本部のこれまでの調べで、白石容疑者の自宅から5人の女性の身元を示すキャッシュカードや診察券などが発見されていたことが分かりました。また、現場周辺で、女性たちの携帯電話の電波が確認されていたことも判明し、カード類や電波で分かった女性6人の中には県内の女子高校生が含まれているという。

9人分の頭部がクーラーボックスなどから発見された神奈川県座間市のアパートの一室を舞台にしたバラバラ事件――。警視庁に31日、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者は、被害者とツイッターSNS)を通じて知り合ったという報道が相次いでいる。

 

 

ツイッターの衝撃


記者も使っているがツイッターでは、ハッシュタグによって自殺志願者同士が簡単に繋がれるようになっている。

 ハッシュタグ(#)とは、自分の投稿に対してキーワードを付加できる合い言葉のようなもので、特定の分野の書き込みを探したり発信したりするのに使われる。

 実際にツイッターで自殺関連のハッシュタグを検索してみると、#自殺募集、#自殺オフ、#集団自殺、#自殺者募集などといった言葉が見つかる。

 例えば「#自殺募集」という言葉を追っていくと、「誰か一緒に死にませんか」といった投稿が簡単に、それも大量に見つかる。

 万一、自殺の手伝いをすれば、自殺幇助にあたる可能性があり、自殺掲示板などでは即、削除される内容だ。

 

まさしくツイッターが“無法地帯”となっているわけだ。

 

「インターネットを通じて、自分と似た境遇の人もいることを知り、繋がったことで自殺を思いとどまった人もいます。規制で一方的に自殺志願者の最後の心のより所をなくしてしまうのもどうかと思います」

 今回の死体遺棄事件を契機に、ツイッターはどう動くのか。自殺志願者への適切な対処が、問われる。

 


事件発生までの足取り

白石隆浩容疑者(27)は、正社員として就職したスーパーを2年余で退職し、その後は転職を繰り返していた。物静かな性格で職場でのトラブルは聞かれなかったが、父親に前途を悲観したような言葉を漏らすようになった。

 中学時代の同級生によると陸上部に所属し、放課後は地元の学習塾で高校受験に備えた。成績はいい方ではなかったが、欠席が少なく、授業態度も良好だった。同級生は「自分のことは語らず、聞き役に回ることが多かった」と話す。

 スーパー退職後、パチンコ店勤務などを経て風俗店のスカウトをする。今年2月、売春させると知りながら風俗店に女性を紹介したとして職業安定法違反容疑で逮捕され、5月に執行猶予付き有罪判決を受けた。

 判決と前後して派遣会社に登録したが、わずか2カ月で自ら登録を取り消した。捜査関係者によると、このころから父親に「生きていても意味がない」などと吐露するようになった。


 8月22日、直後に事件現場となるアパートに入居。契約時は無職で「仕事はおおよそ決まっている」と説明したという。

 

 

犯行

 捜査関係者によると、白石容疑者はツイッターで「首吊(つ)り士」や「死にたい」など複数のアカウントを使用。連絡してきた自殺志願の女性らに「一緒に死のう」などと持ちかけ、自宅に誘い込んでいた。

 白石容疑者宅は6畳一間で、床から約2・4メートルの高さにロフトがあった。白石容疑者は、一部の女性は睡眠薬精神安定剤、酒を飲ませ、くつろいでいるところを、首を絞め気絶させたと説明。ロフトの下まで運び、ロフトからぶら下がったロープに首をかけたという。

 

 

コールドケース 死の通訳 未解決事件ファイル

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次元を旅した男  次元の探検家 理論物理学者ジョエルと仲間の冒険

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8人の母の物語 全人類を絶滅から救った!

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銀河が光の4倍のスピードで後退する謎、ポアンカレ予想、Wの証明

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宇宙の形第3幕 物理学者の死闘

宇宙の形第3幕 物理学者の死闘

 

 

 

 

 

天才数学者ペレリマンが挑む 宇宙の形第2幕: 次元を超えて格闘する数学者たちの生き様を追って

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