ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

ジュライホテルに漂うシャドー バンコク物語

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 ウェスティンホテルで知り合った日本人。

彼は10年前のバンコクにかなり詳しい。


この10年でどれほどバンコクが変貌したのか?


その中で出てきたヤワラー(中華街)の楽宮

大旅社の話。

ジュライホテルと言った方がご存じの方が多いかも。


「まだ、立ってますよ。ホテルも名前変わってシャドーインです。泊まれますよ! 今度、どうです?」


そんなに自信満々にすすめられても?


経営者はパキスタン人。部屋の内装をやり直して、野戦病院のようなドミトリーになっているらしい。


それでおっさんは記者なので好奇心に負けてローターをめざして行ったのだ。


目的は2つ。


かつて、日本の上野駅のように、イサーンの田舎から出稼ぎに来た娘さんは今もいるのか。

問題の2は、この界隈に生息する街娼を、

先出のおとうさんは、


人3バケ7と聞いたこともない世にも恐ろしい女たちが客引きしているというのだ。


バケ7、人3だっけ?


10年前ですら1500円だったそうだ。


この10年で物価がどれほど上がったのか?

ある指数で比較してみた。


2010年のテーメーカフェ 嬢のショートの提示額

2010年 1500バーツ(1バーツ=3円)

2020年 2500ー3000バーツ


ほぼ倍近い上昇だ。


日本人が貧しくなった訳ではないが、

バンコクのすべての物価が上昇していたのだ。



件のシャドーホテル。とにかくジュライホテルの残骸のようなものを見つけたら、近寄って見てください。


わたしはまぁ、

スクンビッドで恐れられるインド人ホテル、Soi20Hotelで鍛えられてるけど、

見ると


あ、っっっ!


みなさんなら余裕ですよ。日本人にもっと泊まって欲しいので、

AGODAに掲載するよう交渉しときます。





さいなら











それじゃ、

取材にならないので、

その頃の話。


2008年5月末、Nana prazaで日本男による

タイ娘殺人事件が起こったのだった。

男は会社勤めの31才。嬢はNanaplaza のレインボー2で働くgogo 嬢。

男は彼女を殴打して死なせ、

自分は一緒に住んでいた隣のマンションが飛び降り自殺した。


優しいと思われていた日本人の別の一面を垣間見たタイ娘たちは凍りついた事件だったのだ。


10年、アジアはほとんどすべての国は凄まじい経済成長を遂げるなか、まるで時間に閉じ込められたように、何も変わらなかった日本。


それに気づいたのは、

週末旅行者ではなく、仕入れや開拓先を探して右往左往するビジネスマン、そしてわたしなどの記者だけだった。


封じ込まれたような、

タイムスリップしたような日本人。

永遠のうるう年に入った日本



シャドーホテルはそんな怖い幻覚を見せてくれる五つ星のホテル(笑)


絶賛営業中!


値段?


100バーツ(350円)ですよ



まぁ、スクンビッドのホテルが全壊しでもしない限りわたしは遠慮しときます。



最後にいつまでも立ってろよ

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ジュライホテルの残骸!



こいつ、1998年ぐらいに閉館したのに、

まだあるのだ。



ジュライホテルは1995年、楽宮旅社は2004年に閉鎖しました。楽宮の1階には北京飯店という日本料理を出す食堂もありましたが、こちらも数年前に閉店。ヤワラー地区に最後まで残った日本人宿の台北旅社が閉鎖し、インドシナ半島をまたにかけた話が、、、c




ヤワラーの娘たち


1990年ごろの話

イサーンから出てきた娘さんは、ほとんど着の身着のままで、この街に降り立った。

そして、気の利いた冷気茶屋と呼ばれた置屋で身体を売るのだった。


娘が売られた価格はリヤカー一台の価格。

それが親から売り飛ばされた娘さんたちの値段だった。


1998年ごろはバイク一台の価格に上昇。

1500ドルでベトナム嬢を身請けしたプノンペンの話は、このジュライホテルが閉じられた後の、そこに住んでいた日本人たちがプノンペンへ辿りついたときの話だったのだ。


20代の日本人青年はプノンペンに売り飛ばされたベトナム娘。13ー15才を不憫に思い、1000-1500ドルで身請けしたのです。


青年だけでなく、

おっさんたちも身請けして救おうとしたのだ。

だが、

言葉が通じないため、一方通行の片思いから、インドシナを舞台に演じらた笑劇。





続く


かな?







#今年は4年に一度のうるう年

#バンコク #タイ