足るを知るは釈迦の言葉ですよ！
この世界には間違ったことを必死で伝えようとするひとがいます。本人はそう信じているので、そうではないと、言おうものなら、攻撃して来ます。
日本人は「足るを知る」という言葉は老子の言葉と信じていて、みなさん、老子を広めています
これが日本人の常識の一つです。
タイでは2006年ごろ、官僚たちの汚職に辛酸を舐めた国王が「国民にみなさんにも足るを知るという釈迦の言葉を守って欲しい」と述べられた。
それを受けて、ミスタイランドのロラナー嬢の言葉は国民の心に響いたわけです。
ミス・タイランド最終選考会がパタヤで行われ、マヒドン大学医学部のロラナー・コントンニンさん(当時18才)が優勝、プミポン国王在位60周年にちなみ黄色のトパーズをあしらった王冠と賞金100万バーツが贈られた。
その若さと美貌に、
心が備わった天使
ロラナーさんは先に発表されたミス・フォトジェニックや視聴者投票で1位を獲得していたため、本命とみられていた。
最終審査の質疑応答では「来年のタイ社会に望むこと」という質問に「国民が、足るを知る心を守り、社会が平穏になること」と答え、審査員の票を集めた。
この年、タイはクーデターが起こり、
上を下への激動の年を迎えた！
タイ軍事クーデター（タイぐんじクーデター）は、2006年9月19日、タイ王国軍の反タクシン派将校が下士官・兵士を率いて、タクシン政権を倒した軍事クーデター事件。
知足は仏教で多く説かれていた
釈迦が入滅前、最後に示した教典『遺教経（ゆいきょうきょう）』に「知足の人は地上に臥すといえども、なお安楽なりとなす。
不知足の者は天堂に処すといえども、また意にかなわず。不知足の者は富むといえどもしかも貧し。
知足の人は貧しいといえど富めり
不知足の者は常に五欲のために牽かれて、知足の者のために憐憫せらる。これを知足と名づく」と説いています
これは、欲望はどこまでいっても尽きることがなく、永遠に満足することはない
満足することが出来ないということは、常に不平不満を抱え憐れである
己の本分を知り、欲を捨てれば心に平安が訪れる
Amazonのジェフ・ベソスさんにこの言葉を贈ります。貧富の差がある比率を超えると戦いが始まるから、平和を望む人は困るのです。
タイはさらに8年後の2014年にクーデターが勃発。現軍部政権が誕生しました。
政権はタイ中の若者が支持する未来党を解党を発令。デモは一見、平穏に見えますが野火のように広がっています。
見ようとする人間にしか見えない国民の不満がわたしには見えて来るようなり、みなさんに貧富差の拡大が何を引き起こすかを伝えたいと、思います。
世界一の格差社会に到達してしまったタイ
以下はスイスの銀行クレジトスイス調査部
2018年、タイの人口わずか1%の富裕層50万人が、タイの富の66.9%を独占していた。
この項は、テーメーカフェ戦記から続く、
第６巻 天使たちの戦いの原稿です。
みなさんご支援ありがとうございます。
