ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

チェンマイ空港女性管理官にズボンおろすわけ

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チェンマイ空港の厳重チェックの謎

2020/02/20 18:10

バンコクからチェンマイに向かうドンムアン空港での出入国管理局の荷物、ボディチェックは国際線以上に厳しいのに驚いた人は多いと思う。

ベルトを抜いて、トレーへ入れなければならなかった。

1カ月後、今度は靴も脱げ。

私が怪しいから?

ラインに並んだ全員がやられていた(笑)


さらに、終わったら、

最後にトランクを透視していた検査係が、担当女性係官に、ストップを指示。

荷物全部、開けるよう求められる。

ひっかきまわすこと5分。

何もない。

挙げ句の果てにコンタクトの洗浄液が少し大きいので没収というバカげた検査を終えた。

このタイ国内便で北へ向かうというのは、かくも厳しいのか?

と思い知らされた出来事だった。

理由はしばらく分からなかった。

チェンマイバンコクの北700キロ。そのさらにに北へ向かうと、ミャンマーラオスへと入れるのだ。


今もある国境付近での銃撃戦

このトライアングルは河と河原により区分される。この奥でタイ軍隊とゲリラがヘロインを持ち込もうとして、銃撃戦を行っていた。

今月の話である。敗走したゲリラは10万錠のアンフェタミン(覚醒剤)を茂みに隠して逃走した。

その攻防は今も続いているのだ。


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チェンマイソンテウは仕事をgrabに奪われて苦しんでいる。


現地紙ニュース「パタヤ・ワン」によると、警察の検問に引っ掛かったピックアップトラックが、停止命令を無視して急発進し、猛スピードで逃走。警察車両と激しいカーチェイスの末、運転手は車を捨て田んぼに逃げ込んだが、警察に追いつかれ御用となった。

後部座席には、重さ1キロのレンガ状の塊が400個。圧縮した大麻だった。


ナコンパノムのメコン川を接した対岸はラオス大麻の一大名産地といわれ、高品質なものが出回っている。ラオスは山岳国で大麻栽培に適した冷涼な土地があり、国境を越え、密輸が行われているのだ。



チェンマイからの復路。空港に入る時にチェックがあり、さらに登場ゲート前でも荷物とボディチェックを行われたダブルチェック。


タイの国境近く、ラオスミャンマーの国境は貧しさが大麻栽培と密輸に繋がり、

今も動いている。