24才のタムさん。日本でコンビニと語学学校に見切りをつけ、故郷のベトナムに帰った。そして、日本での経験が役立つ職場に就職したのだ。
2年間、頑張ったが、アルバイトで稼いだ金は日本語学校への学費の支払いに消え、留学時に背負った借金は返しきることができなかった。
帰国後、「実習生」や「留学生」として日本へ出稼ぎ労働者を送り出している斡旋業者に就職した。日本帰りのベトナム人が、少し日本語ができるだけで、日本語教師として雇ってもらえるからだ。元実習生や元留学生が日本とのコネクションを活かし、業者の経営に乗り出すケースも少なくない。
日本への出稼ぎ斡旋は、極めて儲けが大きいビジネス。たとえば、実習生の送り出しに関し、ベトナム政府は業者が希望者から徴収する手数料の上限を1人当たり「3600ドル」(約39万円)と定めてはいる。しかし、実際には全く守られていない。地域によっても差があるが、ナムディンから近いハノイの業者で「75万円から90万円くらい」が現在の相場なのだ。
19万人の悲しみ
現在、日本には19万人近いベトナム人が実習生として来日している。1人80万円の手数料を業者に支払っている。加えて、8万人以上の留学生も、実習生ほどではないが業者に手数料を徴収される。出稼ぎ斡旋ビジネスが、ベトナムでいかに大きな「産業」であるかわかってもらえるだろう。
日本へ出稼ぎに向かうベトナム人は、最近ではハノイやホーチミンといった大都市には少ない。希望者の大半は、仕事が見つからない中部の沿岸地方の貧しい若者なのだ。なんで沿岸かというと、100-200kmも行けばラオスに迷いこむからだ(笑)
ナムディン。
聞いたことがないだろうか?
「愛と身請けのナムディン」
そう、わたしの本だ! (むねをはる)
恥ずかしいm(><)m
出版して一週間でAmazonから発禁になったいわく付きの書。アジアのドキュメンタリーを書いたら、次々と発禁になる日本の映倫のような、コンテンツチームって、何なのだ。
人々の知る権利を阻むだけの、無用な存在としか思えないんです。内実に迫れば迫るほど、違法行為や人間の業の闇を描くことになるのは、致し方ないです。
だって、
産業がなくて、BigCやコンビニすらないのがベトナムの中部より北の貧困地帯です。
就職先安定企業としてあるのは、置屋!
成績優秀でも働き先がなくて、つまり就活に全敗。そして、起業して、
売春クラブを立ち上げたら、逮捕された。
公安で新聞記者やテレビクルーにカメラの砲列を浴びせられ、頭を抱えるかわいそうな姿。
「何か反省したことはないのか?」
「あなたたち仕事ありつけて良かったですね」
これを知らないと、日本は血が通った外国人留学生の日本市場での少子化対策要員として、頑張って働いてもらうことは、出来ないのだ!
ご健闘を祈ります
ご機嫌よう
写真はハノイのお嬢さん。留学とは関係ありません。
手数料の高さには理由もある。実習生の斡旋は、日本側の「買い手市場」となっている。日本で実習生を仲介する「監理団体」や受け入れ先となる企業関係者がベトナムを訪れた際には、送り出し業者が豪勢な接待でもてなすのが恒例だ。受け入れが決まれば、監理団体に「1人につき10万円」程度のキックバックも生じる。そんな費用も、すべて出稼ぎ希望者の手数料に転嫁される。
ハノイの斡旋業者に就職したファット君の基本給は、日本円で月4万円ほどだった
基本給の他にも、業者に希望者を紹介すれば、1人につき約10万円のコミッションが入る仕組み
ベトナムでは、出稼ぎ斡旋業者へのイメージはよくない。日本側の関係者への接待や不透明なキックバックに加え、政府担当者への賄賂の温床にもなっているため、極めてグレーなビジネスと見られているのだ。
実習生や留学生が日本で都合よく利用される実態も、今では広く知れ渡っている。日本側と組み、貧しい若者を労働者として売り飛ばすことへの批判も少なくない。
故郷の村に戻っても仕事がない。そこで家族を助けようと、大きな借金を背負い日本へと渡ったが、出稼ぎの目的は果たせなかった。現状のシステムで恩恵を得ているのは、ベトナムの斡旋業者や日本側の日本語学校である。
アルベデルチ!
また、お会いしましょう
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