ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

米中貿易戦争 リーマンショック再来になる恐れも

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短信


マイクロソフトビル・ゲイツ氏が記者会見のたびに発っしていたメッセージ、「リーマンショックが再来する」という予想が的中しそうな雲行きだ。
米国のトランプ大統領が対中制裁6兆3000億円(600億ドル)の輸入制限を発動。これに反発して「中国は大豆を標的にする」とエスカレート。

 

中略
中国には最後の切り札として、米国債保有額1兆1800億ドルを売却。そうなると、米国が引き起こした世界貿易戦争で米国自身が本来の目的を達するどころか、自滅するシナリオが浮上する。金融市場は動揺し米国経済はひとたまりもない。
これがゲイツ氏のリーマンショックの再来の読みだったのか?

 中国は今の段階ではまだ、冷静だ。今後の成り行きに目を離せなくなった。

ベトナム被害者遺族が市民法廷、韓国政府が被告 虐殺被害者は推定9千人

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 4月に開催 虐殺被害者は9千人余り

 

 ベトナム戦争当時、韓国軍による民間人虐殺の惨状を糾明する市民法廷が開かれる。 ベトナム戦争時期の韓国軍による民間人虐殺真相究明のための市民平和法廷準備委員会(準備委)は、ソウル市中区のプレスセンターで記者会見を行い、ベトナム戦争民間人虐殺50周年の2018年、4月20日から3日間ソウルでベトナム戦争民間人虐殺を糾明し韓国政府に責任を問う市民平和法廷を開催する。

 

市民平和法廷は、1968年ベトナム中部クアンナム省のフォンニィ・フォンニャットの村とハミ村で発生した代表的な民間人虐殺事件に集中する。同年2月12日、フォンニィ・フォンニャットの村で74人が、10日後にはハミ村で135人が韓国軍により命を奪われた。両事件をはじめベトナム戦当時の民間人虐殺被害者は9千人余りに達すると推定される。

 

 裁判は、当時韓国軍によって被害をこうむったベトナム人被害者と遺族が原告になり、大韓民国政府が被告になって国家賠償訴訟の形態で進行される。

民法廷は正式な法廷ではなく、判決に強制力はないものの国家の犯罪責任を問うために広範囲に活用されてきた。

 

日本軍「慰安婦」被害に対する日本政府の責任を問うために東京で開かれた市民法廷が代表的だ。準備委は、市民平和法廷に集まった資料に基づいて、来年下半期には実際に韓国政府を相手に損害賠償訴訟も提起する予定だ。国家機関が保有している資料を公開し、真相調査を実施しなければならないという内容の立法運動も準備している。

 

 準備委は12人の弁護士で構成された法律チームと、10人余りの研究者により構成された調査チームに分かれる。調査チームは、参戦軍人の証言を収集し韓国政府が保管している資料を確保する予定だ。調査チームはこれに先立って、国家情報院が1969年当時に中央情報部がベトナム戦民間人虐殺問題と関連して調査した資料を保有している事実を公式に確認し、これについて情報公開を請求した。

 

 民主社会のための弁護士会のチョン・ヨンスン会長(準備委共同代表)は「ベトナムでの良民虐殺が知らされて20年が過ぎたが、政府の公式的な真相調査さえ実施されていない。記憶しなければ忘却され、忘却された歴史は繰り返される。過去の過ちを忘れないために、ベトナム良民虐殺の真相を糾明し、これを土台に政府が公式に謝罪しなければならない」と説明した。

 

 

 

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ベトナム ダナンのホテル

「(韓国軍が)、叔母を殺害してから、皆村を去りましたか?」 「叔母を(ナイフで)突き刺し、遺体を燃やして、家にも全部火をつけてから村を去りました。兄は這って、私は歩いて、やっとのことで隣の家に逃げました」

 

 2017年6月、ベトナム・ダナン市に位置したあるホテルの会議室で、グエン・ティ・タンさん(57)は、韓国弁護士たちの質問に答えながら、50年以上前の出来事を振り返った。白い紙の上に韓国軍から逃れようと隠れていた防空壕や家の位置などを描きながら、当時の状況を詳細に説明したタンさんは、証言の途中、苦しそうに俯きいて、何度もため息をついていた。

3時間以上に渡り証言を続けたタンさんは、インタビューの最後、「ベトナム戦争に参戦した韓国軍たちがこの事件を否定するのを見て、どう思ったのか」という弁護士の質問に、すすり泣きながらこう答えた。「軍人たちに謝罪してもらえると思っていました。謝罪してもらったら、訊いてみたいことも多かったです。私の家族は皆幼い子どもだったが、どうして銃で殺したのかと。しかし、その機会さえありませんでした」

 

 民主社会のための弁護士会(民弁)の「ベトナム戦争時韓国軍による民間人虐殺の真相究明に向けたタスクフォース」(TF)所属の弁護士6人が、今月2~7日、ベトナム民間人虐殺の現地調査を進めた。「ハンギョレ21」が1999年に行った最初の報道で民間人虐殺問題が公論化されて以来、加害国である韓国の弁護士たちが現地で集団調査を行ったのは今回が初めてだ。民弁は、ベトナム被害者たちが大韓民国政府に対し、虐殺の責任を問う国家賠償訴訟を準備しているが、実際の訴訟に先立ち、模擬訴訟の「市民法廷」を企画している。市民法廷を通じて大韓民国政府の責任を明らかにし、その勢いに乗って実際の訴訟に乗り出す計画だ。

民弁の弁護士たちは、ベトナム戦争当時、韓国軍の虐殺が集中的に行われたクアンナム省フォンニィ・フォンニャット村とハミ村を訪れ、訴訟に必要な生存者たちの虐殺当時の具体的な証言と資料を集めた。

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 弁護士たちはフォンニィ・フォンニャット村虐殺の生存者であるグエン・ティ・タンさんを訪れた。ダナンから南に25キロメートル離れたフォン二ィ・フォンニャット村は1968年2月12日、青龍部隊第1大隊1中隊によって老人、子供、女性など74人が虐殺されたところだ。当時、8歳だったタンさんも叔母や姉、弟など家族5人を失った。タンさんは「韓国軍が村に来た当時、防空壕に隠れていた。

 

軍人らは防空壕から出てくる子供たちを庭に並べさせて、銃を撃った」と話した。弁護士たちはタンさんの供述の信憑性を高めるため、これまでの証言のなかで具体化させる必要がある部分を集中的に訊いた。

 

実際の法廷で韓国軍の虐殺(違法行為)を立証するためには、被害者たちの細密な証言が必要だからだ。当時、負傷を着たタンさんと共にヘリコプターに乗って病院に同行したグエン・ティル・オンさん(78)は「タンは意識を失って倒れており、大量の血を流していた」と証言した。

 

 

 

 

  

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本日発売

R18作品に分類されます。

ベトナム 幻の岬ドーソン

https://www.amazon.co.jp/dp/B077PMH2NG/ref=sr_1_6?s=books&ie=UTF8&qid=1511480671&sr=1-6&refinements=p_27%3AEvan+Hiroyuki+Shintani

 

 

タイに移住しよう 怒涛の2018年版 ドークカムタイの魔法の竜 連載2

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2、SOI  COWBOY

わずか150mほどの小路に50店がひしめきあう、バンコクでもっとも勢いのある歓楽街に躍り出た。スクンビッド通りと平行している小路。ソイ21とソイ23を結ぶこの小道には50-60店がひしめき合う。
最初からこれほど人気があったわけではない。2000年ごろまではナナプラザの方がはるかにメジャーだった。しかし、ナナプラザの度重なる取締りで摘発される店が相次ぎ、その間、ソイ・カーボーイは見放されたようにほとんど手入れもなく、成長した。
最初の成功はバカラ。ここの客引きはかつては黒服を着たおんなのこで、この界隈では一番の美人をライナップした。さらに空きがでた隣地を契約して店を大きくすることに成功。この時代を知らない観光客はなぜ、バカラだけ人気があるのか不思議に思うだろう。店の前に客がたむろしている。歴史があり名が響いているからである。コヨーテダンサーも最終的にはこの店に立つのを憧れるほどだ。
何しろプーケットでタイガーのハリボテがあるPINKという店の看板ダンサーもバカラへ移籍した。
店には決まりがあり、店舗の境界線までが客引きできるエリアでそれを超えると、次の店の娘たちが呼び込みをかける。執拗ではない。なかにはあくびをかみ殺している娘もいる。
呼び込みの娘をプロモガールといい、なかにはそれ専門の娘もいる。成績がいい娘が店のマネージャーから好条件を提示されて、わざに磨きをかける。
なかでも笑えるのは、お星様キラキラを踊りながら左右に移動してお客を待ち受ける20ぐらいの小柄な娘だ。狙いは欧米客で、確率はほかの店に比べ高い。時々、マネージャーが発破をかけにくる。彼の胸を叩き、「任せて!」というジャスチャーをしながら、タバコを吹かす。
やはり、お店に呼び込めるのは限られた娘で、彼女たちの能力が店の営業成績に大きく左右する。
だから、店の女の娘がほとんど総入れ替えされることもあるのだ。市場原理が働き年々規模を大きくする店は、系列店とはわからないように2-5店舗を経営している。なぜ、わかるかと言えば、隣で客引きをしていたプロモガールが違う店のコスチュームを着て別の店の前で営業しているから。
老舗のムーン・シャイン・ジョイント、SAHARA、 SPICEGIRL、SOICOWBOY2 は同じマネージャー(男と女)が店内を出入りしている。
 
53番の娘はボルディー(禿げ)に的を絞って、声をかけていた。嘘だろーと思うが本当。一度、向かいの娘に先をこされ悔しがったそぶりでわかったのだ。しかし、出てきたところをすかさずキャッチ。この体当たりの肉弾営業にはどんな男も堕ちてしまう。


バカラの近くに昔からスージー・ウォンという店があり、20年近く営業を続けている。そのせいで年老いた老兵がここでママと抱き合っている光景を目にする。そのほかはほとんど入れ替わっている。
カウボーイ2号店、スパイス・ガールなどは人気だ。今はあまりお目にかかれないが、2000年ごろまでは、当局がほったらかしにしていたせいで、おんなのこは店内では全裸で踊っていた。その名残は今も残っており、ある店はでは午前2時を過ぎたころは数人のダンサーは全裸になっている。

 

中略

 

 

150人の娘が日本に渡った村

帰還を村をあげて祝う不思議な風習

ドークカムタイの伝説を追って、

 

この本はただのガイドブックではない。歩き方やlonly planetでは決して行けない世界を取材するのが狙い。
メーサイは上の地図には掲載されてないが(次にでてくる地図に掲載)、タイの北部は西部がミャンマー、北部は中国雲南省ラオス、東部がカンボジアと接している。
特に日本と深い関わりがあったのは、タイ東北部(イーサン)のなかでももう少し中北部にある、パヤオパヤオ市。そこから南10㌔にある
ドークカムタイには、日本に出稼ぎに行った娘たちの産地として、地元では有名。
日本には知られていないが、この村から日本に渡った娘は150人を下らない。そして日本人と結婚した娘も少なくても10人は確認できた。
彼女たちは村から尊敬される存在で、村のお寺に無事、日本で稼いで帰国した報告に寺に寄進をしていた。
寺の建立に5000バーツを寄進すると竜のかたちの石像の下に打ち付けられた銘版に文字が彫られている。
彼女の名はイーピン。中国風の名前である。さらによく調べると16名の娘たちの名前もある。
彼女たちはほとんどは日本に渡って成功者として村に帰還していた。
ドークカムタイには、数奇屋造りで大きな白やピンクの不思議な白亜の家がある。これらは日本に渡った娘たちが家族のために建てた家だという。
「2005年ぐらいまで、たくさんの娘がジープン(日本)に行ったよ」。その家の主は、彼女たちの親戚筋にあたるひとで50代のおばさん。
「若い娘は15才から働きはじめて、地元で半年ほどトレーニングされて、日本に渡るのさ。もっとも日本が稼ぎが良かったからね」。
日本だけではなく、ドイツ、台湾、香港、シンガポールにも出稼ぎに行った。しかし、村の人たちに彼女たちを見る目は優しかった。よくがんばって帰ってきたというようにー。

これが日本人と大きく異なる売春についての考え方である。それがわからないと、決して、タイの仏教国でありながら非常におおらかな性についての考え方や、娘をいつくしみながらも、海外へだす親や家族、村のひとたちの心はわからない。
なぜなら村長がまるで企業団地を外国から誘致するように、先頭に立ってブローカーや家族や学校の先生に声をかけて、仲介の労をとっていたからだ。
寺院の塀は高さ1mぐらい。その上にみごとなドラゴンが身を躍らせている。その竜は何かと聞けば、日本やシンガポール、ドイツへ渡って成功した娘たちの姿だという。

まさか? と疑った。
が、彼女たちが何も現金収入のない村から竜の化身となり、金をつかんで帰ってきた娘として讃えられていたのだ。


日本の価値観ではとうてい理解できないことは、隣の国カンボジアをまたにかけて少女売春で名前を知られた玉本事件の地元での反応。

日本では彼を10数名の少女を妻に娶る言語道断の不埒なやつという論調で新聞や週刊誌にさかんに報じられた。
しかし、地元では警察に逮捕され収監されても、なお妻たちの身を案じて送金を続けた、甲斐性ある日本人として悪くいうひとはいない。これには驚かされる。逆に彼を警察に売ったホテルの従業員の男が村八分にされ、消息を絶っていた。
また、玉本氏の実の母親は教職についていたひとで、彼が収監されている期間、タイを訪れ、高齢にも関わらず場所を尋ね歩き、娘たちに生活費を力が続く限り手渡しに来ていた。その姿はタイのひとたちの心を揺さぶったようなのだ。

タイの田舎の村では初潮を迎える14-15才で娘は成人する。それは明治のころの日本と同じ。
それから10年間働いて、25才になったら娘たちは村に帰還。そして、無事、働いて帰ってきたことを村長や村の人々に神社仏閣に報告し、盛大に帰還を祝われたのだった。

ドークカムタイとはそんな竜が棲む村である。

 

 

 だが、しかし、but、それだけでは終わらないのがこの本の編集方針。ではなぜ、村をあげて村長がそこまでして娘を売るのに先頭に立って旗振りするのかを、突っ込んでみた。

この村は特別貧しそうには見えない。なぜなら、タイの田舎の土地はどこも肥沃で米なんか年に2回も3回も採れるし、果物は豊富で山も豊か、鹿もウサギもイノシシ、猿や虎まで食えるから飢えることはない。
このころ起こっていたのは、日本製のバイク、冷蔵庫、テレビにビデオ、電話の普及と、文明の利器が一気にひなびたタイ奥地の村までやってきたのだった。
「あの家にはまだ、テレビがないから、きっと一番上の器量のいい娘はジープンへ行くよ」と村人たちは娘の成長を見守っていたという。それが現実となっただけなのだ。貨幣経済に組み込まれた奥地の村は一気に豊かなのに(貧しい村)へ、魔法をかけられたように価値転換してしまった。
なにしろ、村長が旗振りなら、学校の先生も美人に育ちそうな娘には早くから目をつけてブローカーに紹介し手数料を稼ぐ。
「君は美人なるから、きっと日本へ行けるよ」と娘を叱咤激励する。
教育者がそういうのだから、身体は売りたくない、外国なんて行かないという娘はいない。それに日本や海外へ出稼ぎに行った娘から月々、家へ現金書留で送金される。まだ、ATMが村に普及してなかったので、郵便局員もその封筒から現金を何枚かひっこぬいて私腹を肥やすのだ。
傾いたお寺も娘たちの寄進で立派な建物に復活。各家に国際電話がかかってくるようになり、電話の普及率もアップ、それに電化製品も飛ぶように売れるようになった。でも、多くはバンコクから運ばれてきただけだけど、、。

イーサンの奥地にあった村があるころ、突然に貨幣経済に組み込まれたら、そうなった。それまでは村には「ピー」が棲んでおり、良くないことをすればピーが現れた。ピーは土着信仰による半透明に透かした身体をもつご先祖様。
それらが消えるころ、村は日本のジャパンマネーとテクノロジーに汚染されて、完璧なまでに様変わりしてしまった。


おもしろ話しがある。

ドラゴンとなり空を飛んだ娘
中東のエアラインのキャビンアテンダントをしていた美貌のタイ娘は、長時間フライトのたびにトイレで客をとり、入社5年を数えずに1億2000万円を稼いだ。
勤務中に姿をくらます客室乗務員の行動を不審に思ったパイロットが現場に踏み込んで事件が公になった。このときはさすがのタイ人も、つかまった客室乗務員に「良くがんばった」とは言えなかった。
だから、俺は言いたい。彼女の村長になりかわり、

 

「あっぱれである」。

 

ついに、ドラゴンとなり、本当に空を飛ぶ娘が現れたのだった。
しかし、大車輪の活躍とはこのことを言うのだろう。航空会社からは高い給料をもらい、さらに特別サービスで客から1フライト20万円ぐらいもらっていたらしい。この航空会社はアラブの王族や石油会社のビジネスらが利用していたから、彼女は日本より、もっと効率的に稼げたのだった。


まだ、ある。

 

編集の女性スタッフはデスクをコツンと蹴って言った。
「もう、いいよ!」

「いや、聞け! 最後まで」

普段は経済記事しか書いてないせいで、この手のものを取材すると、まるでひとが変わったようになるこの記事を担当したD記者。新しく入った女性デザイナーに、話しを聞かせたくてたまらない、とまらない。

 

 

 

 

プノンペン 移住恋愛事情 愛と身請けの間

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スカイリム 少女の願い 生きていたいの

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彼女たちの国境 飢餓性奴隷自由 原題 北朝鮮アセンディング (Japan Cyber Library)

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タイに移住しよう 怒涛の2018年版  バンコク、ソイカーボーイ、テーメーカフェ、パタヤ、プーケット、チェンマイ、メーサイ

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タイに移住しよう(怒涛の2018年版)
バンコクパタヤチェンマイ、ウドンタニー、チェンライ、メーサイ編
コヨーテダンサーVS日本男子戦記
 

Lonely Planet では行けない世界へようこそ!


バンコク
  援助喫茶テーメー、ソイカーボーイ、ナナプラザ 彼女たちの仕事ぶり
  格安賃貸マンション、アパートも収録 月1万円物件もある
パタヤ
  ソイ6の置屋詳報 2階はどうなってる?
チェンマイ
  安宿 1泊6$、月80$、 凄い2LDKでも月200$
 MP サユリ・コンプレックスが人気
◇ドークカムタイの魔法の竜
 村から150人の娘が日本に渡った伝説を追って
  姉妹惑星チューン、さらにラオス雲南省への道

◇ミスタイ vs キャビンアテンダントの操対決
 シンデレラの精一杯の夢&1億2000万円の天国行きフライト

付録1 人気急上昇のヴィエンチャンヤンゴン

 

最大の愚かなテーマ 

果たして原住民との「愛」はあるのか?


 スタッフに女性デザイナーが加わったことで、表紙はさわやかになったが、編集はあいかわらずのバカぞろい。きっと勘違いして手にとられたひともいると思うが、このガイドブックは深く掘り下げた内容になっているので、許していただきたい。m(><)m 

2017年版をブラッシュアップし、タイで生きる日本人の姿、それもパナマ文書に登場するような超富豪の実像を描きこんでいます。7億円を超える資産をひとり娘に残そうとするメルセデスベンツの男。彼の個人資産を狙うバンカーから刺客を送り込まれます。また、メーサイの近くにあった日本へ150人も娘を送り込んだ竜の末裔たちを訪ねる旅。日本で身体を売って稼いだ娘たちはゴールデンドラゴンと呼ばれ、神社の銘版に彼女たちの名前が刻まれていた。大金を村にもたらした娘たちを竜になぞらえて帰還を祝う不思議な風習。さらに隣にチューンという里。やがてラオスに分け入り、なんと、彼女たちの本当の里は少数民族、実に40もあるマイノリティーからも生まれていたのだった。前回を超える「怒涛のー」という形容は、この本がただのガイドブックではないことを意味しています。
ただ、競馬レースにたとえると、号砲と同時に反対方向へ全力疾走したバカ馬ですが、それでもガイドブックとしては、誰も見たことがない内容に仕上がっています。

 

それでは「メコン川、うつぶせで漂流の旅」へようこそ!


第1幕 タイに住んでみると、
 
うつぶせではなくエビゾリするコヨーテダンサーのティアさん どこ行ったの? 中国人のカネもちに嫁いでしまったのか。

バンコクの賃貸マンション(コンドミニアム)、アパートは探せばいくらでも安い物件がある。月1万5000円程度の物件が山ほどある。
「ほんとうにそんなに安いの?」
編集スタッフは、またしても額を寄せて、パソコンの画面に釘付けになった。
そして、もっともな関心はといえば、
タイ娘はほんとうに恋愛してくれるのか?
カネ目当てか、それとも日本男児の男っぷりに惚れるのか?

「そんなのぶつかってみなけりゃ、わかりませんよ!」

「なら、行ってみようじゃないの!」
わたしはあきれ果てて言った。
「おまえな、先月、タイから帰ってきたばかりだろう!」
こうして始まった本号の編集会議。確かにバンコクには安い物件があまたある。最初はゲストハウスに1-2週間泊まり、地理と確認。そして、物件をあたり、決断したい。なぜなら、安い物件はタイ人もそれも1部屋に3-4人が住んでいたりして、連夜パーティのように騒がしいところも。そこいらを見極めてから決めたいところ。
デポジット3カ月払う前に、下調べしないと、、、」
「なに? おまえ、本当に住むつもり?」
「それにですね。ゴーゴーバーのおねいさんと、探す物件のレンジがかぶるので、彼女たちも入居してるらしいんです」
「えっ。あの、コヨーテダンサー?」
男たちは目をしばたたかせ、鼻の下をのばした。

「穴場をみつけましたよ。ラムカムヘーン地区のコンドミニアム。安いし便利。それについでにラムカムヘーン大学に入れば、女子大生と仲良くなれます」
「おまえなー、そんな大学卒業しても誰も相手にしてくれないぞ」
タイ語は覚えれるし、大学は食堂がやすい。部活は女子といっしょで、これって天国でしょう!」
「ゴーゴーバーのダンサーもいますからね」。
「しかも、国立で無試験で入れますよ」
バカたちはやる気がみなぎらせた。

「誰が行くか殴り合いで決めよう!」

 コヨーテダンサーとは、実はゴーゴーバーにいる踊り子だけではない。もっと純粋なダンサーとして、自動車ショーやカー用品などモーターショーで踊る子たち。日ごろはショップ店員だったり、ショーダンサーなど様々。何しろ、イベント期間しかダンサーの仕事はない。
 モーターショーではピックアップトラックの荷台を舞台に見立て踊るのだが、すぐ身近に観客(男だらけ)が迫ってくる。手抜きはできない。ダンサー1人に20人が集まっている場合もある。決して割りのいい仕事ではない。もっと美人でスタイルがよければモデルの仕事もある。しかし、モデルは一握りのひとたちが独占しており、ずば抜けた美貌が求められる。
 そうではなく、リズムに身をよだねて身体をくねらせるダンサーに特別な才能はない。身近なアイドル、庶民の女神、チップをはずめば携帯の番号さえ交換してくれる。バンコクスクンビット地区、パタヤチェンマイなどダンサーとゴーゴーバーを追って、タイ中を駆け巡った。

そして伝説の村、ドークカムタイの魔法の竜の謎を追って国境の街メーサイへ向かったのだ。さらに、ミャンマーに分け入り、ラオスをぬけて雲南、シーサンパンナへとつながった。そこには悲しい40もの少数民族の末裔たちの話があった。
メコン川チベットに源流があり、途中、ラオスミャンマー、タイの3つの国境を接するポイントがある。ウ河は透明だが本流に流れ込むと深い緑の濁流になる。タイを知るには、この本のストーリーのようにいくつかのエピソードが流れ込み、なぜ、ミャンマーラオスが取り残されたのかがわかる。ラオスの40の少数民族には言葉はあっても、文字がなかった。エイズ撲滅キャンペーンに村に入ったNGOたちは驚いた。

「ポスターを貼っても誰も見向きもしないんですよ」
(読めないから)
「それでビデオを流したら、やっと関心をもって集まってくれた」
(映像を見るのは初めてだった)
「コンドームのつけ方を教えるため、指を差し込んで実演しても、あまり効果がなかった」
(男たちは女性を抱くとき、指をコンドームにさしていたら、大丈夫だと勘違いしていた)

これがタイのエイズ禍がビエンチャンでも猛威をふるい、さらに中国の国境まではいあがった要因だった。

 

 

 

タイ 沈没ガイドブック
コヨーテとおおかみ


 バンコクスクンビット地区には日本人が多い。5つ星、4つ星ホテルが林立し、リニューアルされた中級ホテルはリーズナブルで治安もいい。40ドルから60ドルで静かな部屋がとれる。なぜ、ここの地区が人気かといえば、バンコク一の歓楽街ナナプラザにSoi Cowboy、伝説のカフェ・テーメーがあり、美しいタイ女性を連れ帰ることができるからだ。

 


 
フリーランサーが集まる カフェ テーメーはラムチェットホテルの半地下にある。表には入店が禁止されているレディーボーイが多いが、女性も混ざっている。


1、テーメー
  援助交際カファ・テルマエ戦記

テーメーとはフリーランサーの女のこが詰めかける、援助交際カフェ。正式名称はTHERMAE。なぜ、こんな名前なのかというと、語源はローマの浴場「テルメ」もしくは「テルマエ」に由来。嘘のような話だが「テルマエ戦記」という本が日本で出版されたこともある。そんなわけで、この章はテルマエ戦記となった。
バンコクに開通したスカイトレインTBSのASOK(アソーク)を下車し、ターミナル21の方向をめざす。さらに、ロビンソン百貨店の前を直進する。歩くこと5分。今度はS15、それに2017年初めにオープンしたHOOTERSの大きな看板をさらに、まっすぐ。すると右手に小さな社(やしろ)があるラムチェットホテルに到着。
この半地下にテーメーがある。最初に目に入るのはブッシュ・ガーデンの文字(左)、そして、ラムチェットホテルの文字。ホテルの右側斜め下に入るとテーメーに入れる。
ガーデンの入り口には、おんなのこがたむろしているが、彼女たちはレディーボーイがほとんど。入店が禁止されているので、テーメー外で客待ちをしているのだ。10人ぐらいはいつもいる。
なかにひときわ美しい日本人好みのOL風女性が生垣のコンクリートの淵に腰を下ろしてiPONEを操作している。ポケモンゴーでもしているのか?
つんとした鼻、大きく涼しそうな瞳、横顔が美しい。色白ですらりと伸びた脚は白く輝く、欧米のひとはこれを蜂蜜色と呼ぶが、照明の下で見ると一層魅力的だ。
だが、待て? なんでカフェの外にいるのか。レディーボーイはそれと一瞬でわかる個体から、よく観察すればわかる個体、そして、しゃべれば声でわかる個体、最後の一線を超えるまでわからない個体がいるので、注意してほしい。それでも、いいというひとだけお持ち帰りしよう。
さらにややこしいのは、本物の女で息ぬきにタバコを吸いに出てくる娘も混ざっている。

テーメー店内は壁際をぐるっと取り巻くようにおんなのこが並んでいる。その数はざっと50人から70人ぐらいだろうか。午後10時から店が閉まる午前2時まで、男女が出入りするがだいたい女が60-70%に対して男が30-40%ぐらい。
店内はファミレスほどの広さで、壁際にボックス席(4人掛け)、中側にはテーブル席が設けられている。中央のS字カウンターテーブルを一周すれば今夜のライナップがわかる。
店の業態はカフェバー。飲み物を提供するだけ。フリーランスの女性とお客が知り合う場所を提供しているだけだ。だから、店のウェーターはマッサージ師のようなブルーのシャツを着た老人である。これなら、当局に睨まれて追求されても、あくまでもカフェだと言いはれる。

それには深いわけがあるのだが、おいおい話そう。テーメーは今では日本人のためにできた店のような錯覚を覚える。女性も日本人が好きそうな格好をした細身の女性が多い。この熱帯の街ではひときわ美しく肌を見せる、ホワイトの短いショーツ。デニムの短パンからまっすぐに伸びた脚をきれいに見えるように片足を少しだけ引いて、手の甲を重ねて、微笑んでいる。まさに、ほほえみの国、タイランド
 

ブルーとホワイトの縞柄模様のワンピースは太ももをぎりぎりまで見せるタイトなデザインで洗練されている。こんな娘はすぐにテイクアウトされるので見つけたら交渉あるのみ。
だが、待てよ。彼女の前に行き声をかけた中年の日本人男性にたいして、顔を背ける。二度、三度と日本人は念力を送るが、無視されている。ばつが悪そうに歩き去った。しばらくして日本人の20-30代の男性が前を通り過ぎる。ほほえみが帰ってきた。その笑顔がいっそう彼女の魅力をひきたてる。
つまり、ここは自由恋愛の場、熱帯雨林のジャングル。弱肉強食、魅力がなければいくらカネを積まれても我慢できないものは我慢ならないのだろう。よく見ると、先ほどの中年男性と同じ年、ぴったりの女性も待機している。

このあたりを、知り合ったアーン(20才)にそこはかとなく聞いてみた。アーンとはこのお店で知り合った仲だが、彼女は流暢に英語を、それにたどたどしいが日本語も話せる。
「やはり、50才位までかな。それ以上はイヤ。やさしいひとならデートだけならいいけどベッドは少し考える」
「考えるって、考えてもどうにもならないでしょう、そんなもの、若かろうが、年が行っていようが同じでしょう?」と言うと、上からものを言われるのがきついというのだ。つまり、父親以上の年代のひとはどうしても、いっしょにいても楽しめないという。

では、かっこいい親父はいないのかといえばそうでもない。つまり、全体の雰囲気なんだそうだ。雰囲気、そんなムードをもった大人ならファラン(白人)にはいっぱいいるけど、日本人には少ない。先ほどの日本人の中年を見ていると彼の表情が硬くこわばって見えた。余裕がないのかしかめっつらをしていた。このあたりのことを言っているのではないだろか。
ファラン 主に西洋人をさす。語源はタイ語の「ファランセット」つまりフランスから来ている。タイの女性は最初は白人をみなフランス人だと思ったのかも知れない。

 

 

 

バンコク  #ソイカーボーイ  #テーメーカフェ   #パタヤ   #プーケット  #チェンマイ

#メーサイ   #移住 #就職

 

 

 

 

ウルトレイア 6万5000年前

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スカイリム 少女の願い 生きていたいの

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南北朝鮮対話の背後  中朝国境から見える景色  

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 厳冬期の北朝鮮では毎年、凍死や劣悪な暖房事情による一酸化炭素中毒死が後を絶たない。そればかりか、兵士による略奪事件を誘発している。自殺もその中にある。

酷寒対策のため、平壌などの一部の大都市を除き、北朝鮮のほとんどの家では、石炭や薪で火を起こし、その煙を床下に通して床を暖めるオンドルを使っている。しかし、これによる一酸化炭素中毒が多発している。

 昨年末に道内の大館(テグァン)郡の民家で、20代の女性保安員(警察官)3人が一酸化炭素中毒で死亡しているのが発見された。多くの人が「若いのに気の毒に」と死を悼んでいるが、「スパイに殺された」「恨みを買って毒ガスを流された」などといった噂が流れ、村は戦々恐々とした雰囲気に包まれたという。

また、新義州(シニジュ)では先月29日の1日だけで、一酸化炭素中毒により10人が死亡。前後の時期には1日平均で7~8人の死者が発生している。 

 厳冬期は、朝鮮人民軍の兵士にとっても最も辛い。毎年12月から翌年3月末まで、まともに食事をすることもできないまま厳しい冬季訓練を行う。空腹に耐えかねた兵士が北朝鮮国内だけでなく、中国側に越境して略奪を働くケースも多い。

北朝鮮を襲う酷寒は、金正恩体制を足下から揺るがす不安要素である。

 

人々は、寒さに加え、大増産運動「200日戦闘」の度重なる動員で、クタクタになった体を癒やすため、サウナを楽しむ。国の機関が運営するサウナもあるが、人気があるのはトンジュ(金主、新興富裕層)が経営する民間のサウナだ。

北のなかでも格差社会が広がっている。

 

 

中朝国境では人身売買が横行

中朝国境の町、恵山

恵山(ヘサン)市では昨年1年間で、46世帯の188人が、家族丸ごと姿をくらました。その多くが脱北し、韓国に向かったものと思われる。一方、家族を残してひとりで姿を消した人は141人に達しており、その多くが人身売買の被害者と思われる。人身売買は、恵山市よりも周辺の農村で猛威をふるっている。

昨年1年の間に道内で行方不明になった人は1711人に達する。そのうち1200人が女性で、大半が人身売買の被害者だと言われている。人口が70万人の両江道で、1200人は非常に大きい。

 

 

中朝国境地帯での人身売買の横行は、以前から指摘されてきたことだ。

人身売買が横行する理由について情報筋は、密輸業者の存在を指摘する。

彼らは北朝鮮国内の品物を中国に密輸することで儲けを得ていたが、売り物が枯渇したため、女性を密輸するようになったというのだ。

こうした人身売買の被害者の多くは既婚女性で、恵山周辺の農家では父親と子供だけがいる家が半分に達しているとも言われる。

脱北美女のパク・ヨンミさんも恵山市の出身で現在は人権活動家として知られている。

 

密輸業者たちは「元手がかからないいい商売」「むしろ彼女らの家族を助けてやっている」と罪の意識を全く感じていないという。体制から人権を尊重されたことのない北朝鮮の人々は、人権の概念すら知らないと言われ、そのことが人身売買の拡大につながっている側面もあるようだ。

 

 

 

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破壊的な南北格差

南北朝鮮の経済格差が破壊的なほど進行してる。

 それは個人の所得にも表れている。北の1人当たりの国民総所得(GNI)は139万韓国ウォン(約13万5千円)で、南の3094万ウォン(約304万円)の4%に過ぎない。朝鮮半島が南北に分かれて70年が経つが、経済発展の競争では完全に南側に軍配があがる。

人口については北は2477万、南は5101万と2倍以上の開きがある。

北の人口統計を見ると、数十万人から一説には100万人以上とも言われる餓死者を出した1990年代後半の「苦難の行軍」期も人口が増えており、実際の数はもっと少ないとの見方が支配的。

 最新の国連制裁である安保理決議2321号で輸出上限が設けられた石炭生産においては、北の2749万トンに比べ、南は176万トンと大きな開きがあることが分かる。ただ、化学繊維の生産においては北はわずが2.3万トンであり、134万トンの南に大きく差を開けられている。

 さらに自動車の生産では北の3.5万台に対し、南は455万台と100倍以上の差がある。韓国は付加価値の高い生産で大幅に北朝鮮を上回っている。当然、貿易総額も北は62.5億ドル(約7300億円)で、南の9632億ドル(約110兆円)の150分の1だ。輸出に限ったら200分の1にまで差が広がる。経済規模は比べ物にならない。

 

 今回の統計によると、北朝鮮の国民は毎月11万5000韓国ウォン(約1万1000円)で生活していることになる。この数字は現実と合致しているのだろうか?

 

 あくまで平均であるという点だ。北朝鮮の経済構造は歪で、貧困層の女性が売春で家族を養うなどの現象は過去より増えていると言われる。

 

 

 

彼女たちの国境 飢餓性奴隷自由 原題 北朝鮮アセンディング (Japan Cyber Library)

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ベトナムの惨劇 韓国内でも人権派が報道 

証拠が出てきた


2000年6月27日、韓国・ソウルの『ハンギョレ新聞』本社が2000人を超える迷彩服姿のデモ隊に 包囲された。
社屋に侵入したデモ隊の一部は暴徒化し、同社幹部らを監禁、暴行を加え、
オフィスや地下駐車場の車を破壊した。
デモ隊は「大韓民国枯葉剤後遺症戦友会」のメンバー、つまり退役ベトナム参戦軍人である。
発端は、同社発行の週刊誌『ハンギョレ21』(1999年5月6日号)に掲載されたベトナムにおける 韓国軍の民間人虐殺特集だった。


「通信員」として記事を書いたのは、当時、ベトナム留学中だった大学院生の具スジョン氏。
ベトナム当局から虐殺の資料を入手し、徹底した現地取材と生存者へのインタビューを重ね、 韓国軍による無差別殺戮の実態を白日の下に晒したのである。
記事は、ベトナム中部のビンディン省の村々で起きた凄惨な虐殺事件を生々しく伝えている。

 

〈1966年1月23日から2月26日までの1か月間、猛虎部隊3個小隊、2個保安大隊、
3個民間自衛隊によってこの地域だけで計1200人の住民が虐殺され、その中には
1人残らず皆殺しにされた家族が8世帯もあった。(中略)生存者の証言を元に
韓国軍の民間人虐殺方式を整理してみると、いくつかの共通したパターンが見られた。

 

●子供たちの頭や首を切り落とし、手足を切断して火に投げ込む
●住民をトンネルに追い詰め毒ガスで窒息死させる
●女性たちを次々に強姦したあと殺害
●妊婦の腹から胎児が飛び出すまで軍靴で踏みつける〉

 

国史のタブーに踏み込んだこの特集を皮切りに、同誌は韓国軍の戦争犯罪を糾弾する
ベトナムキャンペーン」を継続的に展開。
冒頭の事件はそれに猛反発する退役軍人の凶行だった。


しかし、ベトナム戦を経験した退役軍人の中には当時の非人道的行為を悔いる者もいた。
韓国海兵隊員の金栄萬氏は、『戦争の記憶 記憶の戦争─韓国人のベトナム戦争
金賢娥著・三元社刊)でこう証言している。


「越南に到着して、私が聞いた話は、『強姦をしたら必ず殺せ、殺さなかったら面倒が起きる、 子供もベトコンだからみな殺さねばならない』といったものでした」

 

韓国は1964年から73年まで延べ32万人を南ベトナムに派兵。
ダナンに海兵隊第2旅団(青龍部隊)、クイニョンに首都ソウル防衛師団(猛虎部隊)、 ニンホアに第9師団(白馬部隊)が駐屯した。
白馬部隊の連隊長には後に大統領となった全斗煥、猛虎部隊の大隊長には
盧泰愚が就いていた。

 

前出・具氏の調査によると、韓国軍によるベトナム民間人の虐殺被害者は少なくとも
9000人以上と見られている。
村人65人が犠牲になったビンディン省・タイビン村では、韓国兵士に輪姦された女性が
焼き殺される惨たらしい事件も起きている。


そうした史実は国際的にはまだ知られていない。

北朝鮮 外貨獲得と国の分断にサイバー部隊少なくても3000人規模

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北朝鮮ハッカー集団のハッキング能力が世界的に不安を煽っている。
2016年、バングラデシュ中央銀行を攻撃し、8100万ドル(約90億円)を窃取した。今年は、150カ国で企業や病院などを標的にデータ復旧と引き換えに金銭を要求する攻撃を実施、韓国の仮想通貨取引所から仮想通貨を窃取した疑いも出ている。アイルランド、日本、台湾、マレーシア、米国と世界を舞台に外貨獲得と国の安全保障の分断を行っている。

 

 

  北朝鮮への制裁が強化される中、「北朝鮮は核・ミサイル開発の資金源をより多く獲得するため、ついに他国の一般市民の財布にまで直接手を出そうとした格好」(田中達浩・元陸上自衛隊通信学校長)と指摘。米国のアナリスト、ビーク氏は「(日本や韓国などに対する)政治的な緊張も攻撃の範囲拡大の背景にある」と分析している。


コンピューター科学が専門の元教授で2004年に韓国に脱北し、今でも北朝鮮内部に情報源を持つ金興光氏(キム・フングァン、Kim Heung-kwang)は、資金集めを目的とする北朝鮮サイバー攻撃は、主要な対外工作機関である「偵察総局(RGB)」の一部である「180部隊」によって組織されていると指摘。

「180部隊の任務は、金融機関に不正侵入し、銀行口座から金を盗み出すことだ」とKim氏は語る。同氏は過去に、一部の教え子が北朝鮮のサイバー軍に参加していると語っていた。

ハッカーたちは痕跡を残さないようにするため、北朝鮮よりも優れたインターネットサービスが利用できる海外へ出向く」とKim氏は説明。こうしたハッカーたちは、北朝鮮の貿易会社の海外支社や、中国もしくは東南アジアの合弁会社の社員を装っている可能性が高いという。
金興光氏はNGO知識人連帯代表を務めており、かつて北朝鮮の大学で彼らを教えていた。

 

 

 

簡単に100億円を稼ぐ仕事術
インターネットセキュリティー大手の米シマンテックは昨年公表した報告書で、北朝鮮サイバー攻撃グループが世界各国の銀行から多額を巻き上げたとする見方を示した。
 報告書は、バングラデシュベトナムエクアドルポーランドなどの銀行を狙ったサイバー攻撃について、北朝鮮との関連を示す証拠を見つけたとした上で、「北朝鮮サイバー攻撃グループが少なくとも9400万ドル(約105億円)を奪い取ることに成功したと推定している」と伝えた。

シマンテックはブログで、攻撃の背後にラザルスが存在したことを示唆する4つの電子的な証拠を発見したと明らかにした。攻撃は「ローダー」と呼ばれるソフトウエアを使用し、悪意のあるプログラムをインストールしたものとみられる。

シマンテックの調査員エリック・チェン氏はインタビューで、ラザルスが関与していることについて「かなり確信がある」と述べた。

バングラデシュ中銀のほか、フィリピンやベトナムポーランドの銀行に対する攻撃でも北朝鮮の関与が疑われている。

2016年9月には、北朝鮮が韓国の国防データセンターに侵入したと報道された。約1年後の今月になって、盗まれた文書には、北朝鮮を意識して作成された最新の戦争計画である「作戦計画5015」が含まれていることが分かり、いま韓国では大騒ぎになった。
この作戦計画には北朝鮮の指導部を「斬首」する攻撃手順も記されおり、同国の金正恩委員長を激怒させた。

  盗まれたのは235ギガバイト分のデータで、A4用紙1500万ページ分量になる。韓国軍特殊部隊の作戦計画のほか、軍事施設や発電所に関する情報も含まれていると報道されているが、韓国国防省は確認を避けており、詳細は不明だ。

  2016年の韓国国防白書によれば、北朝鮮には現在約6800人のハッカーがいる。これは2014年に比べて、800ほど人増えた計算になる。2012年金正恩委員長は技術偵察組の偵察総局傘下110号研究所を訪問、ハッカーを励まし、「戦略サイバー司令部」創設と人材育成を指示したとも伝えられている。

 

 

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IT英才集め専門ハッカー教育

  110号研究所は、韓国と米国の主要国家機関に対するディドス攻撃を行ったと、韓国の情報機関・国家情報院が指定した機関。

  北朝鮮の英才学校である平壌金星1、2の両中学校にあるコンピューター英才班が、全国各地のIT英才を別に集めて専門ハッカー教育を実施する。成績優秀者には海外留学機会が与えられ、大部分が金日成総合大学、金策工業総合大学で進学して、さらなるエリート教育が続けられる。少なく見積もっても3000人規模で最大は7000人規模といわれる。

 

  電子精密機器メーカー大手、米国ヒューレット・パッカード(HP)が2014年発表した「北朝鮮ハッカー報告書」によれば北朝鮮ハッキング部隊の攻撃能力は米国、ロシアに続き世界3位水準と評価されている。

 

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アイルランドでも

 アイルランドの日刊紙、インデペンデントは2017年10月9日、北朝鮮が金融機関と企業のハッキングを試みていると報道した。この新聞によれば、昨年10月アイルランド自治政府をハッキングして、預金を抜き取ろうとしていた。この金は北朝鮮口座へ渡る数分前に、香港の銀行口座に渡った段階で凍結された。

  しかし複数のアイルランド企業は、北朝鮮による金融ハッキングで2014年に49万8000アイルランドポンド(約300万円、100円は0.16アイルランドポンド)、2016年には170万ポンド(約1千万円)を奪われた。保安専門家たちはこの金額はこれからますます増えると警告している。

  アイルランド企業らが北朝鮮当局の金融ハッキングの主なターゲットになるのは、ヨーロッパを市場とする世界的な多国籍企業アイルランドに位置している反面、アイルランド企業のサイバー保安対策が弱いためだ。

  一方米国紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は今年7月、北朝鮮ハッキング部隊の最近の動向に関して、「北朝鮮サイバー攻撃対象をカジノと金融ソフトウェア会社に広げている」と伝えた。

 

北朝鮮ハッカー集団の攻撃は世界へ拡散するとインディペンデントは警告している。

 

 

 

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