reuterjapannews’s diary

宇宙のなかに住む住人は、どうすればその形がわかるのだろう,という世紀の難問ポアンカレ予想から出発した壮大なドキュメンタリー。決して外から形を眺めることができないがそれに挑む天才数学者たちが繰り広げる死闘を執念で追います。また、記者自身にもそれに挑戦させるとんでもない企画。数学や理論物理学がこれほどまでに凄まじいものかと、、。その煌きと感動を身をもってお伝えします(><);ギリシャ問題、中国バブル崩壊、性奴隷マーケット問題などニュースの裏側を伝えます。短期勝負なのでいづれブログではなくなります。Web MO

住み難い地球になる!? 洪水が早い時期に限界値に達する  連載10 第1部終わり

 

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 北極圏を含め世界的に気温が上昇し、異常な猛暑に見舞われている。カナダで熱波の影響で多数の死者が出るなど、日本と同様、世界各地で被害が相次いでいる。

 

 欧州北部では高気圧の停滞のため、平年より3~6度高い気温が続く。雨が降らず水不足も深刻で、農作物への影響が懸念されている。
 ノルウェーフィンランドの北極圏で7月、気温が33度に達した。なんと国道のトンネルにトナカイが避暑していた。スウェーデンでは約50件の森林火災が発生した。
 1913年7月に56.7度の世界最高気温を記録した米カリフォルニア州デスバレーでは7月、52.0度を観測。このほか同州ロサンゼルス近郊チノで48.9度、アルジェリアサハラ砂漠で51.3度に達するなど、世界各地で異常な高気温となった。
 カナダでは東部のケベック州で熱波に加え湿度も上昇し、高齢者ら数十人が死亡した。

地球全体に温暖化が進んでいるのだろうか?

 

 

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ノルウェーデンマークなどの科学者グループは6日に公表した報告書で、世界が「ホットハウス」(温室)状態に突入するリスクがあるとの見解を示した。気候変動を食い止める国際条約のもとで温室効果ガスの削減目標が達成された場合でも、気温は摂氏4―5度上昇する見通しだという。

この報告書はストックホルムレジリエンス・センター、コペンハーゲン大学、オーストラリア国立大学、独ポツダム気候影響研究所の科学者らがまとめた。

欧州では今年、猛暑により一部で気温が40度を超え、干ばつや森林火災が発生。ギリシャでは7月にアテネ近郊で森林火災が発生し、91人が死亡した。

 

 

 現在、世界の平均気温は産業革命前から1度上昇しており、10年ごとに0.17度上昇している。

 

 報告書によると、気温が重要な基準を突破した場合、突然の変化につながるいくつかの転換点が見られる可能性が高いという。これには海底からのメタン水和物の減少、陸上や海中での二酸化炭素吸収量の減少、北極圏・南極圏の海氷や極域氷床の減少などが含まれる。

報告書の著者の1人は「これらの転換点は、ドミノ倒しのようなものだ。地球全体を、次のドミノが倒れる方向へ向かわせる」と指摘。「ドミノの全部の列が倒れることを防ぐのは非常に困難であり、不可能に近いかもしれない。『温室化した地球』が現実となった場合、地球上には住めなくなるだろう」と述べた。

 

 

 

ウィーン工科大からの警告

 

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 米科学誌サイエンスに論文が掲載された今回の研究は、38か国に位置する4000以上の水文観測所で収集されたデータを対象としている。調査の対象となった期間は50年で、欧州で実施されたこの種の調査としては過去最大規模となった。

 論文の主執筆者で、オーストリア・ウィーン工科大学 水力工学・水資源管理研究所のギュンター・ブローシュル教授は、「欧州の北東部、スウェーデンフィンランドやバルト諸国においては、1960年代や1970年代に比べ、現在では洪水が1か月早く発生する傾向がみられる」と話す。

「(60年代、70年代)当時、洪水は大抵4月に起きていたが、現在では3月に起きる。その理由は、温暖化の影響で雪が以前に比べて年内の早い時期に解け始めているからだ」

 また、欧州西部の大西洋沿岸地域における冬季の洪水も、その発生時期が秋近くにまで早まる傾向がみられる。これは、土壌の水分量が年内のより早い時期に限界値に達するためだという。

 

 

 一方で、英国北部、アイルランド西部、スカンジナビア半島沿岸部、ドイツ北部などの地域では、洪水の発生時期が20年前より約2週間遅れる傾向がみられるようになった。

 さらに、冬の嵐の到来が以前に比べて遅くなっていることも指摘された。この傾向については「赤道と北極の間の気圧勾配の変化に関連している」可能性が高いと論文は述べている。気圧勾配の変化も気候温暖化を反映している可能性がある。

 他方で、地中海沿岸での気温上昇に伴い、一部沿岸地域での洪水の発生時期がシーズンの後半にずれ込むようになっている。

 

 今回の研究についてブローシュル教授は、「欧州全域における洪水発生時期の長期にわたる調査により、洪水の原因を読み解くための非常に精度の高いツールがもたらされる」と述べた。

 

 

 

ラオス 第一部はこれで終了します。読んで下さった方々、ありがとうございます。また、機会をみて書きたいと思います。