ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

今年の冬も厳しい モンゴルのゾド 

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 モンゴルが2年連続で異常に寒い極寒の冬「ゾド(dzud)」に襲われ、多数の遊牧民が家畜を失う破滅的な事態に直面している。

 乾燥した夏の後に厳しい冬が続く気象状況を指す「ゾド」に見舞われると、牛や羊などの動物たちは夏の間に十分な量の草を食べられず、最低気温が氷点下60度にもなる冬の寒さを乗り切るために必要な脂肪を蓄えられずに死んでしまう。

 

 モンゴルでは全人口の約半数が、食料、移動手段、収入源をもっぱら家畜に頼っており、今回の「ゾド」は数万人規模の遊牧民の生活を脅かしているという。

 当局の統計によると、「ゾド」が原因で死んだ家畜は2017年2月上旬時点で少なくとも4万2546頭に上っている。だが赤十字は「極寒の冬を経て、春が長くて厳しいものになれば、今後数か月でこの数字は急激に増えると予想される」と述べている。またモンゴル国内の21県のうち、17県に暮らす15万7000人以上の人々が「危険」にさらされているという。

 2015-16年にかけて見舞ったゾドにより、数十万頭の家畜が死んだと伝えられる。

2017-18年冬、マイナス50度を下回る厳しい寒さと大雪からなる自然災害「ゾド」に襲われた。最も脆弱な状態に置かれた遊牧民の世帯に、セーブ・ザ・チルドレンは飼料などの家畜用緊急パッケージを配布した。

 

 

ゾド雪害

モンゴルで数年から十数年程度の周期で発生する大規模な雪害。夏季の干ばつにより乾草が不足し、冬には10~350cmの積雪と激しい吹雪で平均気温がマイナス50度以下になるため、大量の家畜が死亡し、人々の生活に多大な影響をもたらす大規模な自然災害。長期的には、脆弱な遊牧民に甚大な打撃を与えることが知られている。

ゾドには3種類がある。モンゴル 人はゴビ地帯に5~6㌢、平原地帯 に8~10㌢、森林地帯に12~15㌢ の雪がそれぞれ降れば「ツァガー ン・ゾド(白い雪害)」という。 ツァガーン・ゾドは長期にかけて 続くという特徴がある。「ハル・ ゾド(黒い雪害)」というのは、 冬と春に雪があまり降らなく、家畜が水不足のため死亡することを 言う。

国連でAI殺人ロボット会議に世界の100人集結 スカイリム最終マイナス2

米国地質調査所(USGS)によると、日本時間1月23日18:31頃、アラスカ湾を震源とするM7.9の地震が発生した。

【発生事象】(USGS)
震源地:アラスカ湾(北緯56.0度 西経149.0度)
近隣都市からの方角・距離:
アラスカ州・チャイニアックの南東 262.1 km
アラスカ州・アンカレッジの南 578.1 km
アラスカ州・イーグルリバーの南 588.3 km
アラスカ州・ニック=フェアビューの南 609.6 km
アラスカ州・ジュノーの西南西 919.1 km

発生日時(日本時間):1月23日18:31頃
震源の深さ:25km
地震の規模:M7.9
津波津波警報センター(PTWC)は津波情報を発表し、警戒を呼び掛け。
 0.3m以下:グアム、ハワイ、日本、ジョンストン島、メキシコ、ミッドウェー諸島北マリアナ諸島、北西ハワイ諸島、ロシア、ウェーク島(23日19:20時点)
※日本への津波の影響はありません。

 

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スカイリム 最終章 

注)学術編の最終章でストーリー編ではありません。

 

アマゾン創業者のジェフ・ベゾスは、低価格の宇宙旅行を実現するためブルーオリジン社を立ち上げました。米国の経済人は宇宙の夢を語り、お金もつぎ込む。

 

 

 アシモフのロボット3原則どころではない
AI殺人ロボット開発の脅威
世界の100人が国連を舞台に集結

これですべての産業革命の条件がでそろった。輸送手段はガソリンエンジンからEV電気自動車、トラックへ。エネルギーは石油など化石燃料から、宇宙で直接、太陽電気をエネルギーに変換し、送電ロスをなくしたレーザー送電で地球へ届ける。

最後の要は、通信手段の転換。インターネット、紙、テレビの媒体から人口知能AIが関わり、検索エンジンや情報処理したユーザーのニーズを双方向へ伝え、統合することになりそうだ。

考えれば大変、怖ろしいことが想起される。多くの重要な局面でAIが処理した情報をもとにひとが右往左往する姿が予見される。
犯罪者も犯罪予備軍もうかうかしていられない。電子端末に触れようものなら、そこから脚がついてしまう。政府要人のスケジュールを調べていたイスラム教徒がある朝、FBIに逮捕される。彼が学生時代に書いた論文から過激派とのつながりなどを手がかりに、犯行の可能性をAIが警告をだした。
こういう話ならいいが、もっとも怖ろしいのは、殺人ロボットの開発。
対人地雷や偵察機からのミサイル発射どころではない精度を備えた軍事兵器の開発は各国が凌ぎを削る。

 

 

AI開発企業が国連へ

2017年11月。AIが判断して操作する兵器について初の国連公式専門家会議がスイスで開かれた。
「ほうっておけばAI開発競争はわずか1ドルでひとを殺せる世界をもたらす」と、インターネットを介したサービスを提供する企業の創設者たちが世界会議を呼びかけた。
中心メンバーのひとりは、エストニア出身のジャン・タリン。インターネットを介した無料電話サービスをはじめたスカイプの共同創業者である。タリンは8月に、「AI軍拡競争の禁止」などAIを非人道的な利用を食い止める23原則を国連に提起し、殺人ロボット開発を阻止するよう、その書簡を公開した。
アイザック・アシモフの「ロボット原則」を創ったころより、はるかに危機的な条件がそろってしまったのに気づいたのだ。


これに呼応したのは米グーグル、アクセンチュア、それに日本のソニー。会議を主導するのはIBMで「AIの倫理」を研究していたフランチェスカ・ロッシ。
「われわれはAIの警察になるわけではない。みなで最善の道を探すことだ」という。この会議にはAIの開発関係者だけではなく、人権団体なども加わっている。
それから誕生する、そして、すでに生まれている人口知能に「人格」をどうもとめようというのか、強制力はあるのか? 多くの、実に多くの問題を孕んでいる。
ロシアのプーチン大統領は「AI開発の競争で勝ったものが、世界の支配者になるだろう」と予見する。事実、そうなりそうだ。
中国の習近平氏は2030年までにAI関連産業の市場規模を10兆元(170兆円)に成長させる経済計画を発表した。これほど力を入れるのにはわけがある。中国の2049年、建国(共産党)100周年までに世界の覇権を握るという壮大なプロジェクトは、一帯一路などあらゆる計画とリンクして、文字通り、軍事力でも世界を支配するために、他を圧倒する力を備える考えだ。
AIをプログラムできる人間が、世界を動かす。それに気づいたのは、AI開発に携わる起業家たち。


自動車メーカーからエネルギー・デザイン会社へ変貌するテスラのイーロン・マスクCEO、それにアップルの共同創業者スティーブ・ウォズニアックら100人が、「AIの殺人ロボット開発」を食い止めるための共同会議の賛同し、数年内に進路を決める予定だ。

 

しかし、開発競争はすでにはじまっている。すでに企業として形になった者だけが集まっても、世界には次々と才能が生まれている。コンピューターや通信システムを破壊するウィルスを創るのと同じように、大学の片隅で始められるのだ。

野放図なAI開発が世界が消えてなくなる-に気づいていた創業者たちの国連を巻き込んでの、ロボット原則づくりは、果たしてどれほどの拘束力をもつのか?

 

前にこれと同じ風景を見たことがある。原子爆弾の開発を「ナチスドイツが開発にめどをつけそうだから、アメリカは急がなければならない」とルーズベルト大統領に書簡を書いたアルバート・アインシュタイン
オッペンハイマーを中心に世界でもっとも有能な科学者が集結したアメリカ、●での原爆実験。大国が自国のためにどのようにでも、向きを変えるのはわかりきっている。

開発しても温存して、そのときまで姿を現さないのが、今度の恐ろしいほどの正に「恐怖の精度をもっと大量殺人兵器AI」の登場になりそうだ。

 

地面にしゃがみこみ、やせ細った身体で手をあげた子ども。わずか6才である。
「ちゃんと食べてる? なにかしてほしいことは?」という問いかけに

 

「生きていたいの」。


ロボット原則の前に、われわれは、子どもすら救えないに、国連はまったく無力だ。そこに集まって、話し合うだけ話し合えばいい。

 

 

編集より

 「ウルトレイア-6万5000年前」映画原作より、学術編を出版しました。このあとストリー編、イラスト集を発行予定です。映画関係者の皆さま、このブログは「映画」のコミュニティーに分類されています。

もし「スカイリム」この映画原作が生かされれば、大勢のアジアの貧しいこどもたち、そしてアジアの未来のおかあさんが教育を受けることができます。ご支援ください。


あとがき
ゾンビ映画は、毎年、世界で50本以上、制作され、もう、これ以上、ゾンビを宣伝する必要はないでしょう?
「ひとは死んで、もっと怖くなるのは、もう、みんな知ってます」。
その50本のうち、たった1本の予算をスカイリムにまわしていただければ、世界が変われるかもしれないのです。
女子教育支援システムは、こどもが1年間、学校に通うのに、制服や本、ノート、ペンなどを含めた学費2万5000円で、ひとりが支援できます。
また、ガール・スキル・ディベロップメント・プログラム(職業訓練)では、実際は1年間で仕事ができるようになり、3年つづければ先生として、先頭に立つようになれます。10万円で1年間、4人のこどもが学校へ通えます。1000万円で400人、1億円で4000人。

こぼれてしまった「いのち」。それをすくえるか?
できると強く信じれば、必ずできます。

世界最強の商人を書いた、オグ・マンディーノ(イタリア系アメリカ人の作家)は、自身の経験を活かしたビジネス啓発書を書いて成功した作家です。
その彼の本の「第1章」。もっとも大切な心構えが書き込まれています。
舞台はアラビアのペルシャ(現在のイラン)。
古い木箱のなかにおさめられた羊皮紙に、
「成功するという決意が充分に固いならば、失敗することはない!」
と記されていました。

そして、マンディーノは実際に保険のトップ・セールスマンになり、マネージャーにかけあがり、やがてはビジネス啓発書の出版社を起こし、成功し、多くのビジネスマンに読みつがれています。

 

アメリカの西海岸のシリコンバレーのビジネスマンは、まだ、若いころ、彼の羊皮紙を見つけたのです。
「コンピューター産業は、これから年率40%以上の成長が見込める」
この黄金律を信じた彼は、文字どうり支配者へと歩んでゆきました。
世界最強の商人とは、戦士、学校の先生、政治家への道にも通じる、成功者の心構えが書いてあったからこそ、世界中のひとに受け入れられたのです。
マンディーノは、最後に書いています。その羊皮紙の最後に。
儲けた利益の半分は貧しいひとに分け与えなさい


この羊皮紙の秘密は、それを受け継いだひとの「遺志により、公開してもいい」と。
わたしは、ドイツのゲッチンゲンで世界の通信社の起こりを書いた「天才数学者ガウスと時間の商人たち」で、時間の秘密を解き明かそうと試みました。
未来を予測できるひと。見通せるひとのソバにいたひと。それぞれのタイプのひとを描きました。それが、ガウスでロイターで、アバスなのです。
その後の産業革命のことは皆さんもよくご存知だと思います。そして、機関車の車輪、自動車の車輪。自動織機の歯車、それぞれの車輪リムの下でもがく庶民の苦しさと生きる葛藤を描いたドイツの作家へルマン・ヘッセの小説「車輪の下」が思いだされます。
ひとびとがドイツから療養にイタリアに行くだけで大変だった時代から、世界中へ移動できるようになった現代では、話の地理的なスケールは大きくなりましたが、庶民の哀しさ、貧しいひとの苦しみは変わっていません。
この本、スカイリムはそんな思いを伝えたかったのです。
そして、その世界を変えたいと強く信じるひとが、カネを儲けたいと思うひとの1万分の一も現れたら、ほんとうに世界が変わることを-。


ありがとうございました。

次回はもっとも重要なメッセージを書きます。

アラスカでの地震は、われわれは起こる前に情報をつかんでいたことをご理解いただけたと思います。被災された方々に心よりのお悔やみと、1日も早い復旧をお祈りします。
evan
 

 

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天才数学者ガウスと時間の商人たち: 時間の正体に迫る

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宇宙の形第3幕 物理学者の死闘

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SKYLIM ストーリー編スタート

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クラウディアの最期

 

SKYLIM ストーリー編

 


  朝起きると、クラウディアはアレクサに「おはよう。今日は晴れてる」と聞いた。
「おはようございます。クラウディア。雨ですよ。もしかしたら世界のどこかで地震が起きるかもしれません」。


アレクサとは、アマゾンエコー(人口知能を搭載したスピーカー)だ。クラウディアは戦慄を覚えた。アレクサが彼女の仕事をどうしてわかったのだろう?
アラスカ大学で自然科学者のたまごのクラウディアは、彼女が頻繁に検索していた地震に関する過去のデーターをアレクサに知られていたのだ。人口知能だから学習して日々、賢くなっている。まだ、14才ぐらいの知能と思っていたが、最近、飛躍的に伸び始めている。


「何時ごろ、どこで起こるの?」
クラウディアはいくぶん怒りをにじませてアレクサに聞いた。
スマトラ島です。日付け変更線をまたぐので、今晩、夕方ぐらいでしょう?」
「どうしてわかったの?」。
「あらゆる兆候がそう言ってます」。
「例えば?」
「3カ月前からスマトラ島で魚が大量死しています。それは地元の新聞が書いてましたよ」。


「それって、もしかして、英語でない新聞?」
「そうです。インドネシア語です」。
いつからアレクサはインドネシア語が翻訳できるようになったのだろう?
これなら、われわれ人間より早く、確実な情報を手に入れ、私の論文やもっと権威ある学者たちの評価法とも精査できて、使えるかもしれない。
彼はどんどん進化していた。
クラウディアは、同じ学年のクラウス(ドイツ人の研究生)に今朝のアレクサの地震予報について、話した。


クラウスは、その重要性について、すぐに反応して、教授室に向かった。すでに2人の研究生が訪れていたが、クラウスは声を大きくして、教授に
「人口知能がスマトラ沖地震を予測しています。今晩ですよ」。
「そうかね。クラウス、それにクラウディア。きみたちはいつも一緒だね」。
「ここ2-3カ月にはあるかも知れないというレベルだが、それをAIが予報するなんて、思っても見なかったよ」。教授のアルフレッドは白い髭をしごきながら、遠くを見つめるまなざしで、みんなで情報を共有しよう。西海岸だけなく、アジアからの参加も期待して、テレビ会議を1時間後にはじめる。

その前に、あらゆる情報を大型モニターにだしてくれ。

 

 

インドネシアはアジアでは中国についで大きな領土をもつ海洋国。首都のジャカルタは、赤道近くにある。
スマトラ島は、火山の巣で、過去に幾度となく爆発を繰り返している。その被害はほとんどが、火山の爆発より、地震とその後の、津波にようもので2004年に起きた大須波では周辺もタイのプーケットなどを含め、22万人ものひとが犠牲になった。
観光客がビデオを持ち込んでいたため、次々とテレビに映し出される衝撃的な映像に世界中が震撼した。

 

アメリカ中から緊急援助の申し込みが、一カ所に集中した。
それはアメリカのサンフランシスコで、テレビニュースにコメンテーターとして出演していた「ルーム・トー・リード」のCEO、ジョン・リードさんが、地震の被災をいち早く知り、アジアでのボランティアの経験を買われて、コメンテーターとして呼ばれていた。
彼は募金を呼びかけたのではない。しかし、彼のサンフランシスコにある本部事務所があるオフィスには募金の申し込みが殺到していた。一向に鳴り止まない電話に、スタッフは嬉しい悲鳴をあげた。

 

 

だが、本当の惨劇はその6時間後にアラスカを中心とした北米西岸を襲っていた。スマトラの地球の裏側は仏領ポリネシア領の小さな島々があるだけ。スマトラ島を襲ったマグマのエネルギーは、アラスカの火山を大爆発させたのだ。
短い余震のあと、本震が襲った。火山の近くには大きな町はない。しかし、それから1時間もしないうちに、スマトラ沖地震のものと思われる津波が襲来し、アメリカ西海岸を洗い流し始めた。

 

アンカレッジではクラウディアたちは、2手にわかれ、行動していた。すでにエドワード教授と助手のクラウスはスマトラをめざし、デンパサールに飛び立っていたのだ。緊急チームは総勢3名。クラウディアは人選からもれて、情けない思いと屈辱にまみれ、AIのアレクサに洋服の大量購入の支持をだしたばかりだった。
アレクサは突然、答えなくなった。死んだのか?
クラウディアはアレクサを揺り動かすが何の応答もない。この音声反応型AIはただの、音声対応型AIではない。クラウスが学習強化型にプログラムを追加してくれた成長型である。


クラウスは中学校で授業がつまらないと、言いはじめ先生と校長、それに両親が何度も話し合わなければならないほど、先に進んでいた。ギリシャ人の父とドイツ人の母をもつ、クラウスは知能テストを受けさせられ、その結果、2年も飛び級させられ、中学1年終了時に高校へ編入されたのだ。
彼は同級生のなかで異質なため、孤立していた。そのため被害妄想がひどくなり、田舎のアンカレッジへ転校してきたのだ。


クラウディアは「ミス・アンカレッジ」と呼ばれるほどの美しい娘で、ふたりはすぐに同類だと気づいたのだ。
クラウディアは才媛だったが、クラウスは天才肌。クラウスの発見や発明は主にコンピュータのプログラミングで発揮されるが、クラウディアのそれはひととの関係であった。


誰からも強力を取り付ける才能は、クラウスにはないもので、彼が考えるものごとの解決策は、クラウディアが関わることで、成功に導かれることが多かったのだ。
それが、今回のスマトラ地震では切り捨てられてしまった。
「堕ちたアンカレッジのビーナス」。これまで無敵だと思った人生にはじめて陰りをみせたように思われて仕方なかった。

だが、ライデンのような爆音と振動がそれを吹き飛ばしてしまった。

 

 

SKYLIM 学術編の第2部スタートです。

こちらは映画シナリオです。
 

 

ウルトレイア 6万5000年前

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プノンペン 移住恋愛事情 愛と身請けの間

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スマトラ大地震は30周年周期だった ウルトレイア完成版より

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スマトラ地震は30年周期

 近い将来、超巨大火山噴火が起きる可能性はほとんどないというが、ほんとうだろうか?
後述するが、新しい理論(2017年末発表の研究論文)では否定している。


わたし個人で調べたスマトラ周辺のマグニチュード7以上の大規模地震は、なんと30年周期だったのだ。2004年に空前絶後の大規模地震津波で35万人が死亡。そこから計算すると2034年から大規模地震が帰ってくることになりそうだ、、。

 

 

 


世界の超巨大地震ランキング

1位:チリ地震(1960年)   マグニチュード9.5
 1960年にチリを震源として発生した地震である。地震後、日本を含めた環太平洋全域に津波が襲来し、大きな被害が発生した。
またハワイ島のヒロ湾では最大到達標高10.5mの津波を観測し、61名が死亡した。
死傷者数 2231~6000人

2位:スマトラ島沖地震(2004年)   マグニチュード9.1 - 9.3
 津波による被害としては、約22,000人が死亡したとされる1896年の日本での明治三陸地震、36,417人が死亡した1883年のインドネシア・クラカタウ島の噴火をはるかに超える観測史上最悪の惨事となった。
USGSのケン・ハドナットによると、この地震の影響で地軸の位置が約2cmずれたせいで、地球の自転に何らかの影響を与え、地球の1日の長さが100万分の2.68秒程度短くなった可能性がある。また、NASAによると同じく、地軸が7cmずれたせいで、1日の長さが100万分の2.32秒程度短くなった可能性がある
死者 22万人

3位:アラスカ地震(1964年)    マグニチュード9.2
プリンス・ウィリアム湾近くのカレッジ・フィヨルドで長さ約850kmに渡って断層が破綻した。大きな余震も含めて地震は3分間から5分間続いた。海底の変動により、いくつかの津波が発生し、最も多くの死者と被害を出す要因になった。地表は最大で11.5mの隆起を記録し、アラスカ州内の250,000平方キロメートルが地震の影響を受けた。死者131人

 4位:1833年スマトラ島沖地震1833年) マグニチュード8.8 - 9.2
過去の記録では901年頃にMw 8.9と推定される地震、1797年にスマトラ島中部沖でM 8.4と推定される地震1833年スマトラ島南部沖でMw 8.9と推定される地震
と推定される地震などが起きている。

私が発見していた
スマトラ島 巨大地震30年周期説
 901年頃にMw 8.9
1797年にスマトラ島中部沖でM 8.4
1833年スマトラ島南部沖でMw 8.9
1861年スマトラ島北部沖でMw 8.5
2004年 マグニチュード9.1 - 9.3
あてにしないで下さい、わたし個人の見解です、、。ORZ.


5位:カスケード地震(1700年)  マグニチュード8.7 - 9.2
カナダブリティッシュコロンビア州バンクーバー島から、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部に至る、太平洋岸北西部沿いのファンデフカプレートにおいて発生した。断層の破壊は1000キロの範囲にわたって発生し、平均の滑り量は20メートルであった
この地震によって日本の沿岸部に到達する津波が発生した

6位:東北地方太平洋沖地震(2011年)  マグニチュード9.0
 日本の太平洋三陸沖を震源として発生した地震である。東日本大震災を引き起こし、東北から関東にかけての東日本一帯に甚大な被害をもたらした。
日本国内死者 15,880人 行方不明者 2,700人 負傷者 6,132人

7位:カムチャツカ地震(1952年) マグニチュード9.0

 この地震では15~18m規模の津波が3度にわたり発生しカムチャツカ地方から千島列島にかけての沿岸を襲来、北千島の中心地・セベロクリリスクでは最初の津波で高台に避難していた住民が戻ってきたところに二度目の津波に巻き込まれ、公式統計によると2336人が死亡している。それ以外にも電話などの通信の不通などの被害をもたらした。
死者 2,336人

8位:チリ地震(2010年) マグニチュード8.8  この地震により、チリ沿岸の地盤が隆起し、チリの領土の面積が1.2平方キロメートル増加した。
NASAによると、この地震の影響によって地球が変形し、地軸が約8cmずれたせいで、1日の長さが100万分の1.26秒短くなった可能性がある

9位:エクアドル・コロンビア地震(1906年) マグニチュード8.8

10位:1965年アリューシャン地震 マグニチュード8.7

 

 

 

 


ウプサラ大学より
トロール教授の挑戦

トバ火山は現在、インドネシアスマトラ島北西部バリサン山脈にあるインドネシア最大のカルデラ湖「トバ湖」として残っている。トバ火山のような超巨大火山は、アメリカのイエローストーンやイタリアのセシア渓谷にもあるとみられる。
「トバ火山の噴火によって人類は絶滅寸前まで追い詰められた」と、スウェーデン・ウプサラ大学のバレンティントロール教授は語った。
「次の巨大噴火が起きるまで、うまくいけば何千年もかかるかもしれませんが、いずれにせよ巨大噴火の発生は時間の問題でしかありません」
このような巨大噴火が起こることは稀だが、世界規模の気候変動が起こり、陸地の大部分に寒冷化を引き起こし、地球全体が長期的な影響を受ける。
そして、巨大噴火の仕組みはほとんど解明されていない。
しかし、トロール教授の研究チームは、トバ火山の歴史的巨大噴火の原因を突き止めたという。
研究者たちはマグマ内で成長する石英結晶を分析し、トバ火山が噴火を起こす前、溶岩に化学変化が生じたことを突き止めた。
ウプサラ大学のデイヴィッド・バッド博士は、この手法は樹木の年輪から過去の気候変動を推測するのと同じものだと語った。
「問題は、この手法で言うところの『年輪』に当たるものが直径わずか数ミクロンの大きさしかないため、詳細な分析が非常に困難だという点です」と、バッド博士はつけ加えた。
石英に注目し始めた科学者たちは、結晶の外縁部へ向かうにつれて中性子の数にはっきりとした変化が見られることに気がついた。
ウプサラ大学のフランシス・ディーガン博士は、「結晶の外縁部では中性子の質量数18Oから16Oの割合が少なく、巨大噴火の直前にマグマ系内部で何か劇的な変化が生じたことがわかります」と語った。
「これらの化学的痕跡は、18O から16Oの含有割合が少ないという特徴を持つ岩盤がマグマによって大量に溶かされ、同化した結果と考えられます。また、この岩系は水分を豊富に含んでいることが多く、この水分がマグマ内に放出されて水蒸気が発生したことで、マグマ溜まり内部のガスの圧力が高まったのでしょう。この急激なガス圧力の増加が、何千立法キロメートルものマグマが地殻を突き破って大気中に噴出する巨大噴火へと繋がったのです」
トロール教授は、「次の大規模噴火はトバかイエローストーン、もしくは他の場所で起きる可能性もあるが、その時には人類は前回よりも準備を整えているはず」と述べた。

最近では、スマトラ島にあるシナブン山が2016年5月21日に大噴火を起こし、死傷者も出る事態となった。シナブン山はトバ火山のすぐ隣だ。トバ火山が再び破局噴火する時期も迫っているのかもしれない。

 

 

火山噴火の予兆

トバ湖で大量死が始まったのは2016年 5月2日で、それまで何の異変もなかった養殖場の魚が、その日を境に次々と魚たちは死に続け、5月5日までに死亡した魚の数は 1,500トンにのぼった。
トバ湖では、2004年と 2014年にも養殖魚の大量死があったが、今回は規模がまったく違うそうで、地元の養殖に関わる人たちは、
「こんなひどいのは経験したことがない」
と述べている。
原因は、水中の酸素濃度の低下によるものではないかというが、水質の環境汚染などを含めて、調査が続けられている。

 
東南アジアで相次いでいる魚の大量死
最近、東南アジアでは他の地域でも大規模な魚の大量死が相次いでいる。
ベトナムでも、連続して魚の大量死が起きていた。


2016年4月。ベトナム北中部4省沿岸で魚が大量死
VIET JO 2016/04/22
ベトナム中部地方ハティン省クアンビン省クアンチ省、トゥアティエン・フエ省に跨る沿岸一帯で、4月中旬から大量の魚の死骸が波に乗ってビーチに流れ着いている。死んだ魚を拾って食べた住民が中毒を起こしたという報告も出ている。
ビーチに漂着した魚の中には、遠洋や深海に生息するものや、重さが50kgに上る個体も含まれている。ある漁民は、「魚が少なくなってしまい、ここ数日は漁にも出ていない。魚を捕まえたとしても、皆疑って買おうとしない」と語る。また、満ち潮により海水が流れ込んだ養殖場でも魚が死んでいる。
そして、5月6日の報道でも、まだベトナムの魚の大量死は続いていることが報じられている。

2016年5月6日の報道より
 

 
また、ベトナム中北部では 5月4日頃から、北部の海域で大規模な赤潮が発生しており、これもさらなる大量死の原因となりかねないというが、違うだろう。わたしに推測では海底火山のマグマではないだろうか?

海水が赤く染まったベトナム北中部のクアンビン省の海岸
 
 
それに加えて、現在、東南アジアの多くの地域が過酷な熱波に見舞われていた。
 

 


われわれ地球の構造

地球のもっとも上層は地殻。地表から海水を抜き去ると、海盆を目にする。海面下約5000mまで深さがおよび、玄武岩でできている。もうひとつは大陸(大陸島)。厚さは20-60キロもある。花崗岩質でできている。
地殻の下はマントルが2900キロの深さまでおよぶ。マントルの組成は二酸化珪素45%、鉄、アルミニウム、カリウムなどの化合物。
ところがこのマントルもいくつかの異なる層で構成されており、それぞれ異なる特性をもっている。
マントルの下は核(コア)があり、これも層をなしている。外殻の厚さは2900-5100キロまで達する。
鉄にニッケルが混ざった合金の流動体。

宇宙から見ると、地球は毎日の自転で軸と一体となって、軸を中心を回っているように見える。しかし、内側の層と外側の層は、同じ数だけ回っているわけではない。

ラモント・ドハティ地球科学研究所(ニューヨーク州パリせーズ)の研究では、内核は地球のほかの部分よりも1年間に1度だけ余分な距離をまわっているのだ。
360年たつと1回分だけ内郭は多く自転している。

この余分の自転が、もしかしたら、地球の不可解な「磁性の転換」を説明してくれるかもしれない。
地球の磁極はおおよそ数十万年に1回で反転しているのだ。
つまり、地球のマントルとコアの組成により、回転が異なることが、まるでモーターと同じ仕組みで、一定の磁場をつくっているが、もし、回転速度が異なると、磁場が移動するのだ。それは磁極点が北極と南極で移動している説明になる。しかし、それが10万年単位におよぶと極が反転する。
ここにも大きな謎が潜んでいる。地球の枠組みが変わるほどの気候変動が考えられないだろうか?
現生人類が誕生してはじめて経験した磁極転換。これがはたして犯人なのだろうか?
このレポートはこれで終わってもかまわないと思った。しかし、もっと謎がありそうだ。それを追ってみようと思う。


磁極反転に伴い大陸がどのような影響を受けるかはわかっていないが、マントルは攪拌され、地殻の割れ目からマグマが地上に噴出したり、まるで、古代の地球に引きずり戻されることはありえる。
南北アメリカ大陸の東海岸と、ヨーロッパ、アフリカの西海岸はくっつけると綺麗に合わさる。この観測とヨーロッパと北米に棲息する動物種の類似は「各大陸はかつて1つの大陸として存在し、その後、ゆっくりと漂流し離散した」とドイツの科学者アルフレッド・ウェゲナーが大陸移動説を唱えたのが、1912年のこと。

学会ではそんな筋書きはありえないと、ほとんどの地質学者は本気で扱わなかった。
それが斉一論者たちで、これが見直されたのは1960年のプレートテクトニクス論が登場するまで待たなければならなかった。

この本の守備範囲を大きく離れるほど遠くにまで話が及んでしまったが、ハワイ諸島の成り立ちを見れば、マグマはほとんど同じマグマ口(マグマぐち)から噴出しているのに、時間の経過でプレートが一定方向に引きずられたため、そのつど噴出口を変えて、一直線上にハワイ諸島を生み出している。

磁極の反転が原因とは言わない。だが、地球のまるで「たまねぎ」のような構造は、マグマの上に浮いた殻でその上で生きている人間にはとてもわからない別の視点を与えてくれることは確かだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトレイア 6万5000年前

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プノンペン 移住恋愛事情 愛と身請けの間

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ウルトレイア完全版 地軸が傾いた驚愕の世界を描く!

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7万4000年前にスマトラ島のトバ火山の大爆発が発生。こちらも大規模な気候変動が起こっていた。やはり、原生人類はアフリカの気候変動により、やむなく移動した、という事なのか。
 

水が大切なヒンバ族の娘は泥を身体に塗りこめて、身体を清潔に保つようになった。彼女たちのなかには驚くほど美しい娘がいる。

  

 

出発地を検証
人類発祥の地は東アフリカ。400万年前にはすでに初期の人類が現れていたと考えられている。最も新しい種はホモ・サピエンス(現生人類)と呼ばれる。
 エチオピア南部を流れるオモ川流域で、19万5千年前の頭蓋骨の化石が発見された。これがホモサピエンスのルーツであり、発祥地としての礎なのだ。
 人類と他の動物を区別するものについて学者は「芸術・音楽・言語・宗教・計画をすること」をあげる。オモ川から5千キロ南、南アフリカのピナクルポイントには、16万5千年前のものと思われる居住跡がある。そこからは、石器や狩猟の道具、海貝の貝殻などが発見されている。貝を食料にしていたということは、潮の満ち引き等を予測するなどの証拠でもあり、人類の特徴である「計画性」がうかがえる。いささかこじつけぎみだが、、。
  最近は遺伝子解析の技術が進み、人類の進化をさかのぼることが可能になってきた。その結果、現生人類は全員、10万年以上前にアフリカに住んでいた、たった1人の女性の子孫であることがわかっている。

 


北進説を追って
 アフリカで生まれた現生人類はどうやってアフリカを出て、世界中へ広まっていったのだろうか。おそらく私たちの子孫はアラビア半島へ向かって脱出した。
 「気候モデリング」を使って、その脱出ルートを探したところ、私たちの祖先は約7万年前に、アフリカ大陸とアラビア半島が最も接近する場所、紅海の「悲しみの門」と呼ばれる場所を通ってアラビア半島へ抜け出たらしい。そしてここから人類は世界中へと散らばっていった。


ヨーロッパの東端に位置するルーマニア。某所の地下遺跡は「骨の洞窟」と呼ばれ、非常に重要であるため正確な位置は公表されていない。
ここから発見された骨片をつなぎ合わせると、4万年前の頭がい骨と判明した。これは、初期の現生人類のものでヨーロッパ人のものとしては最古の頭がい骨である。
実は大学院生が、これを壊したらしく、彼らがニカワか何かでくっつけたシロモノだ。博士論文を書くため、無理矢理借りだした。しかも、彼女同伴の取材旅行だ。

それにしても髑髏の彼はいったいどうやってルーマニアに来たのか。
  およそ6万5000年前、私たちの祖先はアフリカを出てアラビア半島へ渡った。それから数千年後、短期間ではあるが、地球の気温と湿度が上がった時期があった。砂漠が緑化したその時期に、人類は中東を抜け、ヨーロッパへ到達したと考えられる。

私たちは、法医学アーティストの力を借りて、4万年前の頭がい骨がどんな顔立ちだったのかを復元してもらった。
その顔の特徴は、現存している人種のどのグループとも一致しないが、黒人にも南東アジア人にも白人にも発展していく可能性を備えていた。おそらくこの褐色の肌をした人たちがわれわれ人類のベースなのだ。カンボジア人、バングラディシュ人、アボリジニインドネシアポリネシア人、かれらの肌は褐色である。迫害されたロヒンギャもそう。

 


われわれは白人の学問を礎にしてしまったので、白人、黒人、黄色人種の3タイプしか知らないが、褐色人種は意外にも人類の中で大きなウェイトを占めているのだ。
そして、彼らこそが人類のオリジナルの肌色だったと考えられる。そこから考えると、白人と呼ばれる人種は「アルビノ」(色素を失った種)である。


ドワーフの島
 ミャンマーアンダマン海に浮かぶ島に不思議な人たちが住んでいる。身長が120-130センチ。アフリカのピグミー族のように小さい。彼らがいったいどうやって、陸の孤島に渡ったのかはわからない。ミャンマーの西岸からおおよそ60キロの沖合い。彼らも褐色の肌をもつ。イギリスの学者たちが彼らのDNAを調べたところホモサピエンスで、比較的、早い時期にインド南岸から渡ってきたのではないかと推測している。
低身長についてわたしが調べたところ世界各地の僻地に存在し、小さな村、ほぼ全員がこのくらいの身長の集落は存在する。事実、カナダのマッケンジー河の支流にある村は30人ほどだが、みんなミゼット、ドワーフなどと西側からきた学者たちに呼ばれていた。


 アフリカを脱出した人々が進んで行った北方には、すでに先客がいた。
ネアンデルターレンシス。
筋骨が隆々とした洗練された人類がいた。
  私たちの祖先は、ネアンデルタール人を相手に、どうやって生き抜いたのだろうか。その答えを示すのは、3万5千年前のものと思われるフルートを初めとする楽器や芸術品だ。広い範囲に渡り、私たちの祖先の居住跡からは、同じ芸術品が出土している。それは私たちの祖先が「仲間」「同志」として交流し、助けあっていた証拠だという。
ネアンデルタール人の居住跡からはそのような痕跡は見られない。この社会的なネットワークが、私たち祖先に勝利をもたらしたのかもしれない。しかし、最終的にネアンデルタール人を駆逐したものは気候であると考えられる。寒さや干ばつに見舞われたとき、連帯のない集団は弱いからだ。
 2万年前には、すでにヨーロッパには私たちの祖先しかいなかった。10万年以上もの間、放浪していた私たちの祖先の外見は黒い肌が白く変化した。そして、組織化が進んだ社会は、新たな変化を生み出す。ヨーロッパ文明の誕生の基礎が築かれていったのである。学者たちはそう説明する。
ほんとうだろうか?

 


くすぶる「北ルート」説
なぜ、脱出は1回なのかは不明
イギリスのサンガーセンターやケンブリッジ大学のチームは、現在エジプトとエチオピアに住んでいる人のゲノムを分析し、ヨーロッパやアジアなどの非アフリカ人と比較した。
約6万年前に現生人類がアフリカから拡散したルートは、シナイ半島経由(北ルート)だった可能性が高い、と発表した。これまでに、北ルートの他、エチオピアからバブ・エル・マンデブ海峡を渡ってアラビア半島に到達したとする「南ルート」説が提唱され一般的に信じられている。論文はThe American Journal of Human Geneticsに掲載された。

 

第2章
トバ・カタストロフだけでは説明しきれない

 
いまから7万-7万5000年前に、トバ火山が火山爆発指数でカテゴリー8の大規模な噴火を起こした。この噴火で放出されたエネルギーはTNT火薬1ギガトン分、1980年のセント・ヘレンズ山の噴火のおよそ3000倍の規模に相当する。この噴火の規模は過去10万年の間で最大であった。噴出物の容量は1,000 km3を超えたという。
編集注)トバ火山級の噴火は100万年に1度とする論文も存在する

 


1998年にイリノイ大学のスタンリー・H・アンブローズによって提案された、トバ・カタストロフ理論

トバ・カタストロフ理論によれば、大気中に巻き上げられた大量の火山灰が日光を遮断し、地球の気温は平均5℃も低下したという。劇的な寒冷化はおよそ6000年間続いた。その後も気候は断続的に寒冷化するようになり、地球はヴュルム氷期へと突入する。この時期まで生存していたホモ属の傍系の種(ホモ・エルガステル、ホモ・エレクトゥスなど)は絶滅した。トバ事変の後まで生き残ったホモ属はネアンデルタール人とヒトのみである(ネアンデルタール人と姉妹関係にあたる系統であるデニソワ人がアジアでは生き残っていたことが、近年確認されている)。現世人類も、トバ事変の気候変動によって総人口が1万人にまで激減したという。


いくつかの地質学的証拠から、トバ・カタストロフ理論は支持されている。

 


Toba catastrophe theory

トバ火山噴火による火山灰は東南アジア・南アジアを中心に厚く降り積もった。ベンガル湾を越えたインド・パキスタンでは、トバ火山由来のものとされる約7万年前の火山灰が2mもの層厚で堆積している。グリーンランドの氷床コアの酸素同位体比からはこの時期の急激な気候の寒冷化が訪れた。これは北半球で気候の寒冷化が生じた証拠とされる。

この噴火で火山灰はインドやパキスタンでは5-7センチ降り積もり、中国南部では数センチの厚さで堆積し、東インド洋やベンガル湾の海底からやグリーンランドの氷床コアからも検出されており、地球の各地に降り積もった。
この噴火で地表の気温は下がり、それが6000年続いたという。気候の激変で、この時代にいた人類のうち、ホモ・エルガステルとホモ・エレクトス、その近縁種は絶滅し、現生人類とネアンデルタール人(およびその近縁種のデニソワ人)だけになってしまった。
ヒト亜科で6属、ヒト属だけでも9種の人類の亜種の化石が見つかっているが、現存している人類は私たちホモ・サピエンスの一種のみ。

 


しかし、一方で南極の氷床コアにはこの気候変動は記録されていない。理由は後述するが、大噴火を伴う地球の自転速度のストレスを解消する仕組みは「地軸を揺るがすほどのできごとだったはず」というのがわたし、ひとりの見解だ。これが世界で最大の地震と噴火の巣であるスマトラで起きたということは、また、ここど同じことが起こることは免れないない。それでこの本は書かれたのだ。多くの友人のジャーナリストが手助けしてくれた。調査だけではない、イラストなどのデザインについても。わたしひとりでは到底できなかった結論にたどりついた。

 

 
第3章

トバ事変はビン首の犯人?

かろうじて生き残った現世人類はビン首と呼ばれる人口減少圧力によって、その遺伝的多様性は失われた。
現在、人類の総人口は72億人にも達するが、遺伝学的に見て、現世人類の個体数のわりに遺伝的特徴が均質であるのはトバ事変のボトルネック効果による影響という。
遺伝子の解析によれば、現世人類は極めて少ない人口(1000組-1万組ほどの夫婦)から進化したことが想定されている。遺伝子変化の平均速度から推定された人口の極小時期はトバ事変の時期と一致する。

この学説は6万年前に生きていた“Y染色体アダム”や14万年前に生きていた“ミトコンドリア・イヴ”を想定した学説ともに矛盾しない。また、現世人類の各系統が200万年〜6万年の時期に分岐したことを示している現世人類の遺伝子の解析の結果もトバ・カタストロフ理論と矛盾しない。
なぜならば、トバ・カタスロトフ理論は総人口が数組の夫婦まで減少したという学説ではなく、そこまで凄まじいボトル・ネック現象を想定している訳ではないからである。現世人類の遺伝的多様性はトバ事変によって、現世人類の人口が一度減少したことを示唆する。

一方で、近年の考古学的研究によれば、インドのある遺跡では現世人類はほぼ無傷でトバ事変前後の年代を生き抜いたという証拠も提出されている。

 

ウルトレイアー6万5000年前(学術編)完成で、近日発売します。

 

6万5000年前 第3回 エチオピアは今も干ばつ 1000万人が飢えに苦しむ

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イラストは第2幕ストリー編に予定される3万年前の地中海沿岸です。

 

6万5000年前。
そのころのアフリカは、いわば地球に住む人類のすべてだった。気候変動が激しく、大陸は乾燥し、サハラ砂漠はアフリカ大陸を2分するほど広大な面積を獲得するに至った。当然、カラハリ砂漠も同じだ。これにより、人類は地中海へ進むことができなくなった。だが、現在の地形から考えるとナイル河をたどって北上するのが一番、成功する確率が高い。しかし、そのルートをとれなかった理由はいったい何だったのだろうか。

 

 

 


 
このビン首の正体は、厳しい時代が1度や2度ではなかったことを教えてくれる。激しい気候変動にがっちりつかまれて人類は絶滅の境界線上を彷徨っていた。それもかなり危うい足取りで。
ひとつ間違えれば集団自滅、「種の絶滅」である。

 


地球はそのこと、気候変動が激しく、惑星の自動温度調整機能を完全に失っていた。恐らく樹木は燃え尽き、あったとしても緑や葉のない裸の樹だ。燃え尽きたジャングルは生きものの数を年々、削っていた。もはや熱帯雨林は荒地の砂漠。

それに加え7万5000年前(正確ではない)にスマトラ島のトバ火山が、過去最大の爆発を起こした。その威力はセントへレンズ火山の4000倍といわれる。1000キロ立方メートルの粉塵を大気中に発散し、地球は冬になった。夏の気温を●12度も押し下げるほどの変動だ。

エチオピアケニアがある東アフリカには大地溝帯が走る。大地が引き裂かれた跡。そこは豊かな水源が涌き、動植物が溢れる棲みやすい土地だった。
 その原初の姿は、もっと地溝帯の深くに入り込んだらわかる。硫黄を噴出するマグマが地下を流れる地獄のような土地が広がっている。これを観測できる専門の旅行社があり、それに申し込むと、最深部まで車で連れて行ってくれる。
とてもアフリカとは思えない異様な世界が広がっていた。これで沈静化しているとガイドは言うが、長くとどまることはできない。臭気とガスで眼が痛くなり、頭がクラクラする。
こんな世界がもっと激しい姿をさらして東アフリカを縦走していたのではないだろうか?

実は今でもこれらの影響で水として利用できない。つまり、草木は枯れ、熱帯雨林は縮小し、生き物はわずかな飲める水を求めてこの地溝帯を右往左往していた、というのがわたしの推測だ。

注)エチオピアでは2015年から、30年来の大干ばつにより、飲み水が手に入らなくなっただけではなく、作物の栽培も出来なくなっていた。また家畜も死んでしまい1,000万人が飢えに苦しむ状況が続いる。FHエチオピアの協力のもとオロミヤ州で、3万人余の方々にトラックを使って水を供給する準備を始めていた。

 

 

スマトラのトバ火山の噴火は過去10万年で最大規模といわれ、それ以降、これほどの火山噴火を人類は経験していない。大きな地殻変動を伴ったはずで、それがこの地溝帯でも起こっていたのではないだろうか。

問題はこれにより、熱帯雨林は縮小し、砂漠は大陸を2分するほど拡大した。イリノイ大学のスタンリー・アンブローズ教授は指摘する。

「火山噴火物が地球全体を覆ったとき、人類はわずかに水が涌くところで、絶滅に瀕しながら、永い間うずくまるように生きていた」。

それがホモサピエンスのDNAが描く「ビン首」が教えてくれたシナリオである。

そして、もうひとつ。
これはスマトラ島の火山噴火だけではとうてい説明しきれないほどの地球環境の変動があったことを伝えている。わたしは3年前、スマトラの火山噴火を引き起こしたのは、巨大隕石の海上衝突が原因ではないかと疑っている。それが理由では論文は送り返されたorz...

 


-----------------------contents---------------------------
第1部
1章 海岸の街、ジブチまで650キロ
   今でも人が死んでいる

2章 トバ・カタストロフ理論だけでは説明できない
3章 ビン首の真犯人探し?
4章  スマトラ島大噴火は30年周期だった
   次は2034年から危険水域に

第2部 ナイル河を下ってみないか?
5章 バベルマンデブ海峡「悲しみの門」の深さ

第3部 ダーウィンの仕事を急がせた
        ネアンデルターレンシス 
6章 氷河期を予測した天才数学者ミランコビッチ
7章 数式が導き出した7万4000年前の世界
8章 ウルトレイア 決死の旅立ち


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アフリカ脱出の本当の理由?

 出アフリカはなぜ?
 天変地異説や気候変動説、スマトラ島の火山大爆発説など様々あるが、幾つかの説が連鎖した気候変動が大きな要因ではないだろうか?

 


 事実、近年の研究からは、

 湖のコアと盆地からの地震の記録が示しているのは、13万5000~9万年前のアフリカ熱帯地域は、すさまじい旱魃に襲われていた。
しかも、それは最終氷期極大期(3万5000~1万5000年前)以上の旱魃で自然環境と生態系に重大な影響を及ぼしていた。
 
 たとえば、現在マラウイ湖の水深は706mだが、当時は125mにまで低下し、塩分・アルカリの濃度が上昇した。
 こうした乾燥状態は9万5000年前ごろから緩和し始め、マラウイ湖の水深は、6万年前頃には現在の水準近くにまで回復した。大きな気候変動は、初期現生人類の人口減少とその後の急速な人口回復、さらには出アフリカにも関わりがある。


 出アフリカには気候が大きく関係していた、とする研究が報道されている。

イスラエル南部のネゲヴ砂漠の洞窟の錘乳石・石筍・二次生成物を調べたところ、異常に降水量の多かった時代が14万年前頃に始まることがわかり(11万年前頃まで続き、13万年前頃から12万5千年前頃までがもっとも降水量が多かった)。これは現生人類第一派の中東への最初の進出時期と重なるが、その理由にはなりえない。


多雨期にはサハラ砂漠シナイ半島の砂漠が縮小し、それらの地域を経由して現生人類が出アフリカを果たしたと推測される。

編集注)6万5000年前のアフリカ脱出前に第一派が進出しているが、彼らの血筋はわれわれホモサピエンスには受け継がれなかった。

 

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第1章
海岸の街ジブチまで650キロ
今でも人が死んでいる


 13.5~9万年前のアフリカ熱帯地域に大旱魃が起きていた。旱魃は太陽が強烈になり、気候が高温化したと考えがちだが、実際は別の理由による。先に結論を言うと、大氷河期に加え、10万年に一度の火山爆発が起こり、「核の冬」が重なったことが原因と信じられている。
 
 一方、14万年前頃から中東全体は多雨地域となり、11万年前頃まで続いた。つまり、乾燥→砂漠化によって原生人類にとって住みにくくなったアフリカからの決死行が出アフリカだったと結論付づけているのだ。

 


さて、これには疑問がある。アフリカ東部(エチオピア)とアラビアで、なぜ、これほど気候が違っていたのか?
アフリカに何かが起こっていたと考えるのが自然だ。

先に遺伝子の研究から、多くの学者がその脱出ルートを解明しようとした。有力なのは、人類はアラビア半島を最短距離で結ぶジブチ(紅海・アデン湾に面した海の町)にたどりつき、さらに海峡をわたり、現在のイエメンへと入ったというシナリオ。
この海峡の幅は19キロ。

その名は「バベルマンデブ海峡」。
海面の水位はおそらく海面に浮いた小島を渡れた可能性が指摘されている。この海峡は人類の出発点から650キロも先にあり、その情報は決してわかるはずはない。

ではなぜ、ナイル水系が北のカイロに向かって流れているのに、そのルートを捨てたのか? 
それが謎だ。水の重量は肩に食い込む。砂漠を移動する場合の1日の必要量は最低3リットル。3日分で9キロ。これが背負える限界だ。水なしでは6日が限界。手に入らなければ死。
山羊の首と四肢を切り落とした山羊革の水筒は今も使われている。水でいっぱいに満たした革水筒はまるで羊のような形で肩からぶら下げられ、水が滲み出す。また、少し田舎に行けば瓢箪を使っている部族もいる。

アフリカで実際に行われているサハラ砂漠マラソンというのがある。水10キロを背負って240キロを走る。特にエキスパートだけが走るというのではなく、経験2-3年のハイアマチュア(タイムはそれほど早くないが耐久力があるランナー)が参加する。このレースに参加した日本人小野裕史さんはサハラ砂漠ゴビ砂漠、それに南米チリのアタカマ砂漠、いずれも240キロを走破。彼にとっては際立って厳しいコースではなかったという。
狩猟採集民の脱アフリカグループも一日に42キロは移動するのはそれほど苦しくなかったかも知れない。
だが、問題は650キロ、それに水がない砂漠が最後にずっと続く脱アフリカコースは人を寄せつけない魔物が棲んでいた。
今もこのルートを歩いて脱出する難民は死んでいる。


ナイル河をたどれば背負わなくていいわけだが、ナイルに水がなかったか、流れていても飲めなかったとしか考えられない。

 


ここで考えられるは、人間が全アフリカで2000人しか生きていなかった、ということは動物も壊滅的だった。さらに植物はもっと凄まじい危機的な状況に陥っていたはず。
人間はこのころ根菜類の採取と小型動物を捕食して生きていた。
生態系が崩れるほどの環境激変が伺える。サハラ砂漠がアフリカ大陸を二分して、東と南ルートを諦めさせたという学説が支持されている。地理に明るい現在のひとなら、地中海をめざす北ルートは、決してナイル河をまっすぐ下れないことは知っている。河は蛇行し、地図上の直線距離の3.14倍、つまりπ以上の距離を移動しなければならない。1000キロどころではない。3000キロはあるだろう。

 


実際、アラビア半島へ向かった人類は、喉の渇きとの闘いだったはず。

 

 

 

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次元を旅した男  次元の探検家 理論物理学者ジョエルと仲間の冒険

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