ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

不夜城 アンへレス 外こもり沈没地に最適なわけ(新連載)

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フィリピンの首都マニラから北へ100キロに、”アンヘレス”という常夏の不夜城街がある。

人口わずか20万人なのにフィリピンいちの夜の歓楽街がある。陸の不夜城とも、ゴーゴーバーの聖地ともいわれる。世界からおとこたちが押し寄せる。

私はアンヘレスという街をしらなかった。マニラには仕事で何度か来ているのだが、こんな内陸部に、まさか、、、。はじめは悪い夢を見ているのではないかと思った。

どうしてかって?

 

英語とハングル語のネオン看板なんて、この組み合わせは、SF映画のなかで歓楽街のモチーフになっている。

それが現実にあったとは、orz

 

地元のバーのマネージャーに確かめたのだ。

「韓国軍はここにあった米軍基地に定期的に演習で兵士を派遣していたからね。それでね、韓国人がここでゴーゴーバーをやっているわけ」。

聞けば納得するが、米兵はアンへレスではなく、タイのパタヤの方が好きらしい。それで、その間隙を縫ってコリアンの歓楽街がフィリピン内陸部にできたという。

 

どこがとう違うかは、詳しく見て回って、わかったのは密集地に約100軒のゴーゴーバー、これを現地のひとたちはディスコと呼んでいる。

たしかにハイ・ソサイアティーなどは明らかにディスコだが、それ以外はゴーゴーバーといった方がぴったりする。

美しいフィリピーナーたちが、声をかけてくる。

 

わたしは失敗した。

飛行機のなかで、フィリピーナのダンサー集団と一緒になったのだ。そのなかで一番若い、娘がわたしになついて、マニラを案内してくれることになったのだ。

彼女はわざわざ、わたしの隣にきて、あちこちのポケットから一万円札の束を取り出してぱらぱらとやってみせてくれた。

ざっと30万ー50万はあるだろう?

「えらいなぁ」と言うと、思いっきり白い歯を見せて天井を見あげて大笑いする。よほど嬉しかったにちがいない。

彼女が一番、人生で喜びを噛みしめているときにすぐ隣にいたせいで、わたしたちはなぜか、このあと、一緒に行動することになった。

 

 

名前はジョイ。20才。

 

たまたまマニラ以外に行きたいといったら、彼女がアンへレスに行こうと言い出したのだった。アメリカ軍によって経済が潤い、他のフィリピンの街とは明らかに違っていた。

 

ホテルに夕方到着し、疲れていたため仮眠を取った。

そして21時頃起き、夕食を摂るため街を歩くことにした。

外は賑やかである。

何だか音楽が鳴り響く、眩しいエリアに迷い込んでしまった。

バリバゴ地区のフィールズ通りである。

 

通りにはナイトクラブがひしめき合い、表にはセクシーな衣装に身を包んだ若いフィリピーナたちがたむらしている。

フィリピン特有の陽気さとフレンドリーさで、話をするだけでも、盛り上がれる。またバーにはアメリカ人らしき白人もチラホラ。

フィリピンに駐留していたアメリカ軍の退役軍人たちなのだろうか。

 

予想しなかった韓国資本の歓楽街に不意を突かれたものの、

夕食を摂らなければならないことを思い出したので、

とりあえずナイトクラブエリアを突っ切った。

 

今回の旅の目的は、アンへレスを外こもりの最適地であるというひとが複数いたからだ。月に5万円、年間60万円で楽に暮らせるという。

そこで、編集スタッフたちの主な疑問。

1、ほんとうにそんなに物価は安いのか? どこにそんなホテルやアパートがあるのか?

2、尾根遺産はほんとうに美しいのか?夜は楽しいの? 女性物価指数は?

3、治安は大丈夫か?

 

 

 

 

そこで先に結論から。

アンへレスは現在、アジアでもっとも安い、沈没地であると。

 

・アパートは歓楽街から10分もかからないところに、月2万円(保証金1カ月)。部屋内に暖水シャワー、冷房あり。そのほかホテル最安値で一泊500ドルも。

・LCL(ローコスト・キャリア)の就航で往復2万3000円台の往復航空券がある。

・アメックスなどクレジットカードで航空券を買えば病気など医療費がほとんどカバーできる

マイルドセブンが140円

・気を抜いてても大丈夫

バンコクチェンマイが、日本人の外こもり場所といて人気がある。しかし、アンへレスの方がずっと華やかで楽しい。チェンマイにはゴーゴーバーらしきものはあるが、これほど華やいでいないし安くはない。それでは夏を追いかけて、アンへレスの夜に、、、。

 

 2018年5月10日追記

このアジア・アンリミテッド・シリーズはこのあと6冊追加されて、今はアジアからヨーロッパへ。

 

 

2018年5月26日

 ジェットスター・アジア航空(本社:シンガポール)が、「関西国際空港」(大阪府泉佐野市)と「クラーク国際空港」(フィリピン・パンパンガ州)の新規路線を3月27日から就航。日本と同空港を結ぶ初の直行便。

「関西国際空港」から「クラーク国際空港」への初の直行便を就航するジェットスターの機体
関西国際空港」から「クラーク国際空港」への初の直行便を就航するジェットスターの機体
 

現在は、クラーク国際空港は、首都マニラの北西にあり、ルソン島中部に位置。双方からのビジネスでの出張、観光、そして、最近増えているフィリピンでの英語留学の利用を見込む。

ジェットスターグループで運航する大阪〜フィリピン線は週10便(往復)となる
ジェットスターグループで運航する大阪〜フィリピン線は週10便(往復)となる

同社CEOのバラタン・パスパティさんは「クラークは、 シンガポールおよび日本からフィリピンへの第2の就航地となります。フィリピンから大阪への移動の選択肢だけでなく、 シンガポールからクラークを経由しての大阪行きという選択肢が加わります」と、コメントし、シンガポールへの観光客に対してもアピールした。

運行は週3便で約4時間半、エアバスA320型機で180席、料金は片道5960円からとなる。

 

 

 

 

 

 

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リオの悪夢 オリンピック 50万人の売春婦

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リオデジャネイロ・オリンピック終了からわずか10カ月にして崩壊の兆しが漂い始めている。2016年9月18日のパラリンピック閉会式以降、主要な会場は閉鎖され、マラカナンスタジアムは略奪され、ゴルフコースも破綻寸前。オリンピック会場となった他の都市でも見られた悲しい光景である。オリンピックの象徴となったマラカナンスタジアムは荒廃が止まらない。窓ガラスは破られ、天井や壁の中の銅配線は盗まれた。78,000席のシートも10パーセントが引き裂かれているという。

 

 

 

 

リオデジャネイロ・オリンピック会場近くの海岸では、子供の身体が売られていた。

8歳になったばかりの幼い少女がブラジルでは児童買春の子供として働かされている。専門家はこの現状を、数十万人の子供を巻き込んだ「疫病」。

アナ・ガブリエラさんのような少女は、リオデジャネイロに隣接する州にある故郷の町からあっせんされてきた。手配した女は、2014年のワールド・カップの時、海岸にあるスナック・バーで仕事させると彼女に約束していた。

「彼女は結局、貧民街で監禁の身となって、コパカバーナ・パレスの真ん前で身体を売るはめとなりました。これは、コパカバーナ海岸にある大きなホテルです。彼女は15歳でした」と、慈善団体「メニナダンカ」のイギリス人創設者マット・ローパー氏は語る。この慈善団体は、児童買春に巻き込まれた少女を支援している。

アナ・ガブリエラさんが無理やり立たされていたスポットは、最も多い時で一晩に8人の男の相手をさせられた。このスポットは、リオオリンピックのサイクリング競技場となったロードレース沿いにある。

彼女のケースからわかるのは、オリンピックのような多くの巨大スポーツ・イベントは、売買春のリスクを増加させるという事実だ。マフィアが売春の利益を上げるために、観客の流入を利用しようとするからだ。

2004年のアテネオリンピックでは、その年の人身売買の犠牲者数は、95%増加した。2006年のドイツワールド・カップでは、人身売買の性奴隷が4万人も連れ込まれたとみられる。ただし、こうした数値には異論もある。

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売春あっせん業者から誘われた2人の少女

ある慈善団体の調査によると、ブラジルでは児童買春による性行為はわずか2ブラジル・レアル(約62円)しかかからないこともある。売春は、オリンピック会場の中心部やアスリートの滞在したオリンピック村周辺などで行われたとみられる。

多くの少女は、自分の家族により無理やり売春婦にされ、マフィアの手引で街に連れて来られる。マフィアたちは、少女たちに仕事と「人生を変える」チャンスを約束する。

「大規模イベント目当ての旅行客が増えると、弱い立場の女性たちが搾取される懸念が増します。こうしたことは、FIFAワールド・カップでも起こりました。我々は、このオリンピック中に再び増加するのではないかと懸念しています」と、NPO「アクションエイド・ブラジル」のグラース・アルズア対策本部長は語る。オリンピック期間中にも多数の事例を把握している。

「貧しい少女や女性は、暴力と搾取にさらされるリスクがより大きくなります。彼女たちは、より良い生活が約束されるという幻想に誘惑されてしまうのです」

この深刻な問題の実態を把握するのは難しいが、ブラジルの児童労働防止国家諮問委員会によると、少なくとも50万人の子供が買春されていると推定される。「児童の性的搾取は疫病のように蔓延しています。膨大な数の少女を巻き込むスキャンダルです」と、ローパー氏は言う。

ブラジルでは、社会のほぼあらゆる機関の人間が児童買春している。「誰でもです。警察も、地元の政治家も、小売店主も、もっと貧しい人も含めてです。市長が買春していた例もあります」と、ローバー氏は語った。

ブラジルが深刻な不況に陥っているため、事態はいっそう悪化している。「リオデジャネイロの売春宿地区の売春婦に話を聞くと、最近数カ月で売春宿に来る少女の数は目に見えて増えたといいます。特に、幼い少女が増えたのです」と、ローパー氏は言う。「失業率が増加しています。彼女たちには他に選択肢がないのです」

 

今回のリオオリンピックの場合、より多く金を稼ぎたいと目論むあっせん業者が、いっそう多くの少女を騙し、リオデジャネイロに連れて来られるという。

「あっせん業者やこのチャンスに乗っかろうと考える人々が、売買春の増加を引き起こすのです。実際に買春が増加しなかったら、多くの少女の生活が破綻することになるのです」


■ 少女たちはどこからやってくるのか?

児童買春のケースはさまざまあるが、ある共通点が存在する。多くの少女たちは、小さな貧しい町や村の出身で、あっせん業者に言い寄られ、リオデジャネイロのような大都市で仕事にありつけると信じてやって来る。「職場は、店だったり、ビーチだったり、時にはもっとあからさまな場所にやって来て買春されます」と、ローパー氏は語った。「こうした少女たちの大半は、児童買春を始めてからすでに数年の経験があるのです」

多くの子供たちがすでに、家族から売春を強制されている。家族は貧困と社会的格差で追い詰められるからだ。「児童買春はごく当たり前で、非難されることなど何一つないと思われています。どこにでもあるような小さな村では、そうした歴史と慣習があるから、児童買春を受容する空気が生まれるのです」

「彼女たちの母も売春婦でした。祖母も売春婦でした。世代にわたって引き継がれる生き方と言えるかもしれません」

少女は10歳か11歳で売春婦になる場合もある。「6歳ごろまでに、子供たちは家庭内で暴行を受けます。このようにして性的虐待が始まるのです。多くの場合、社会に出る最初の経験なのです」

 

 

国連薬物・犯罪事務所の調査によると、売春する女性の大半は黒人で、結婚はしないが子供はいる。彼女たちは多くの場合高等教育を受けておらず、家庭内で性的虐待と暴力に苦しんだ経験がある。家庭外でも、街でも、学校でも、同様だ。こうして彼女たちは、傷つきやすく繊細な人間になる。

親が一定の年齢に達した娘を金儲けの手段とみなし、娘の稼ぐ金をめぐって娘と口論するのは、日常茶飯事だ。ローパー氏は言う。「娘に売春させている親が文句を言うのは、金を得られないことであって、娘が売春させられているという事実ではないのです」

売春あっせん業者は、リオデジャネイロ・オリンピックが「貧しい家庭に入り、すでに児童買春に従事している少女を見つけ、現金を与える約束をし、彼女を連れ去る」ための絶好の機会とみる。

 

■ 彼女たちの生活の実態

マリアは、リオデジャネイロのファベーラ(スラム街)で監禁されている15歳の少女だ。虐待、脅迫を受け、十分な食べ物を与えられず、夜の終わりに充分な金を稼げていないと殴られた。「彼女は、自分を指名し、床に押し倒す男たちの話をしました。一度ひどい扱いを受けて、歩けなくなったこともあったといいます」と、ローパー氏は言う。

ローパー氏は、麻薬中毒になって誘拐された少女たちのために仕事をしてきた。そのなかのひとりは、トラックの運転手とのセックスが終わると、トラックの荷台から突き落とされたという。

貧しい家族の家計の足しにするため、自発的に自宅から売春のために通う少女たちもいる。「少女たちは、そのような生活に慣れてしまっているのです」と、ローバー氏は言う。それでも、彼女たちは家庭で暴力を受けている。

ローパー氏は、12歳の少女レイラにも手を差し伸べた。彼女は、リオデジャネイロを通過するブラジル最大の高速道路BR116の脇に立ち、自分のファベーラを通過するトラック・ドライバーに身体を提供していた。

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12歳の少女レイラ

「彼女たちが実際に経験していることを軽く見るべきではありません。」と、ローパー氏は言う。「すべてが苦痛の生活です。虫けらのようにモノとして扱われ、男たちは、彼女たちを傷つけたことに良心の呵責を感じていません」


■ 売春あっせん業者の実態

「彼らは地元の犯罪者です。女性もいます。麻薬と無法地帯に巻き込まれた人々です。麻薬を取引する女が、売春の格好の餌食となるような見栄えのいい少女を知っていたら、悪条件は出揃います。少女は現地の闇社会を知ることになるのです」

ブラジル国連薬物犯罪事務所によると、売春あっせん業者の大半は男性だが、43%は女性で、特に児童買春する少女たちを補充する仕事に従事する。他の調査によると、最近は女性のあっせん業者が41%増加したとみられる。

人身売買に従事するマフィアは、東欧のマフィアとは違って高度に組織化されていないが、「違法行為に従事する人々のネットワークが存在し、売春もそれらの一部となっている」と、ローパー氏は言う。

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リオ市内を走る高速道路BR116。この道路沿いに少女たちが立ち、運転手に体を売る

 

■ 少女たちが逃れられない理由

大都市に連れてこられると、多くの少女は家に帰れない。「彼女たちは、闇社会に釘づけにされます。あるいは、そこに留まるのを余儀なくされるか、他の誰かに売られます。海外に売られることもあります」と、ローパー氏は言う。

人身売買ルートを見ると、リオデジャネイロに移った子供が多くの場合、海外の都市に移っていることが分かる。「ロンドンの売春宿を見学しましたが、彼女たちの多くはブラジル人でした。それが小都市や大都市への移転の理由です。それから別の国へ連れていかれます。一度入ったら、抜け出すのは難しいのです」

■ 少女たちは誰に買われるのか

オリンピック目当てでリオ滞在中に買春する者もいるが、必ずしも全部がオリンピック旅行者ではない。「観光が直接性的搾取に結び付くとは言っていません。しかし男性にとっては買春というアトラクションが増えるわけです。少女が年少、またはあっせん業者により搾取されている場合、女性の立場はいっそう弱くなります。ブラジル人女性に関する一般的なイメージも関係します」

しかし、スポーツイベントで売春が増加するという懸念は誇張されていると、ロイターのジュリー・モリンズ記者は主張する。「スポーツファンに対する固定観念みたいなものだ。彼らはセックス狂で、スポーツ観戦が目的ではない、凶暴なスポーツファンだと。セックスを金で買うために彼らは現地へ来ている。これは、人間の行動心理の観点からしても、まったく根拠がない」

ローパー氏によると、買い手が普段から少女買春する現地人が多いほど、観光客の多くは、売春あっせんが行われるような危険な地域に行くのは避けようとするという。

15歳未満の子供の売春あっせんは、大きな海岸よりずっと隠れて行われる可能性が高い。「海岸では10歳児を見かけることはないでしょう。児童買春旅行を目的として来る観光客は大きなイベントの時には来ません」と、ローパー氏は言う。

ローパー氏の本業は、高速道路BR116の上で買春される少女たちの救済と援助だ。彼の活動は、少女たちが高速道路沿いの貧しいファベーラにいるからこそ、児童買春という商売が存在する。「20年前は、もっともっと貧しく、食べるものも十分にありませんでした」

「なにがしかの金を持っているのは、故郷を通過する高速道路を自動車で行き来するトラック運転手たちだけでした。高速道路脇での売春は、貧困層の女性たちほぼすべてにとっての職業となりました」

貧困と、歴史に根差す性差別ゆえに、集団の売春が当たり前とみなされる。「イギリスでは、17歳の学生と性交した教師は刑務所へ入れられます。しかしブラジルでは、12歳の少女とセックスしても、多くの人は小児性愛、強姦、犯罪行為とは思わないのです」と、ローパー氏は説明する。

■児童買春はロンドンオリンピックでもあったのか?

2012年のロンドンオリンピックでは、ロンドンの多くの行政当局は、売買春や人身売買全般が増加するのではと懸念した。ロマ(ヨーロッパを中心に、南・北アメリカなど世界各地で生活する少数民族)の人々が物乞いし、路上犯罪のために人身売買が蔓延するのではないかという不安があった。

ロンドン市は、児童買春を防止するためプロジェクトを組んで調査に乗り出し、議会は子供が監視の目から漏れるのを防ぐための対策を講じるように求められた。

 

「この機会を利用して少女を補充しようとする人々の数は確かに増加したと思います」と、ローパー氏は言う。売春行為自体が実際に増加したかどうかは彼にもわからない。

ロンドン警視庁は、事例を1件を調査したものの、人身売買の増加が直接にオリンピックと連動することはなかったと述べた。首都警視庁の広報担当ローラ・ゴドマンは、「これは測定が困難だった」という。その理由は、人身売買の犠牲者が自分が売春しているという事実を自覚していないこと、あるいは彼女たちが児童買春を強制される生活が正常なものではないことを理解できないからだ。

売春従事者の社会復帰を支援する「オープン・ドアーズ」を運営するジョージナ・ペリー氏によると、 売春問題がことさら強調されると、売春した人たちの一部は犯罪者扱いを恐れて医療サービスを受けるのを避け、より危険にさらされているという。


■リオオリンピックの後に来るもの

問題は閉会式の後にも消え去らない。女性の人権グループCAMTRA によると、ブラジルは世界で2番目の女性売春大国だという。

「人口1万5000人の小さな町で、200人の子供が買春に巻き込まれているおそれがあるのです」と、ローパー氏は言う。「計算してみれば、子供たちを取り巻く環境によって、両親によって、あるいは強制的に、数千人の子供が否応なしに児童買春されているのがわかるのです」

児童買春問題に取り組む人たちは、オリンピックでブラジルへの国際的な関心が高まったことで、支援につながるものが残ることを期待している。しかしブラジルがオリンピックを終えて世界中から監視されなくなったら、事態がはるかに悪くなる恐れもある。

「人が去り、ブラジルの肯定的なイメージを世界に対して維持する理由がなくなったとき、多くの人々は、困難な経済状況が原因で、事態はいっそう悪化すると思われます」と、ローパー氏は言う。

オリンピック後には、教育、医療、警察に追加的な投資が行われず、最も弱い立場の子供たちの生活はより厳しくなるだろう。

危機に見舞われたブラジルは、オリンピックでイギリスがしたほど社会的インフラ投資をしていない。「リオデジャネイロは、オリンピックをきっかけにして社会的遺産へ投資し、貧困と不平等を縮小し、公共サービスの質の向上をはかる機会を失った。こうした改善が実現していたら、若い女性が困難な状況に陥るリスクを減らす道が開かれるはずだった。買春を強制される状況は、犯罪的であり、人間の尊厳を無視するものだ」と、アクションエイド・ブラジルのアルズア代表は語る。

彼女によると、リオデジャネイロは、少女売春婦を救済する社会的プロジェクトではなく、インフラも整備せず、スポーツ・プロジェクトや貧困層、公立学校への投資もないまま、貧しい人たちをファベーラから立ち退かせて再配置したに過ぎない。

リオデジャネイロは、女性にとって安全な都市になるための機会を失ったのです」

■ 支援のために何ができるか

ブラジルには売春を取り締まる先進的な法律があるのに、有罪となった判例はほとんどなく、児童を売買するネットワークは追跡困難だ。

「ブラジル政府には、この問題に対処する統合された組織がありません」と、アルズア氏は言う。

しかし、ローパー氏のマニナダンカのような草の根プロジェクトは動いている。彼らは人身売買で取引された少女たちが安心できる場「ピンクの家」を作った。

ブラジルの慈善団体「カムトラ」は、最も観客が集まる数カ所の競技会場で、ポルトガル語と英語で売春のリスクと兆候を説明する冊子を2万セット配布した。アクションエイドとの共同で、リーフレットを配布し、現地当局との公聴会を催し、セミナーや行進を開催する。

アクションエイドは、2014年ワールドカップ開催期間中に120人の少女を、搾取に反対するメッセージを広める大使に任命した。「子供、青少年、成人に対し、売買春への勧誘を拒絶する力を与えるのが目的です」と、アクションエイド代表のアルズア氏は言う。

■状況は変えられるか?

「私はそのように考えたいです」と、ローパー氏は言う。「確かに多くの人々が考えている通り、明らかにこの国は低迷期を迎えています。しかし一方でブラジルではより多くの人々が教育システムの恩恵を受けることができるようになっています。最終的には事態は改善され、いっそう多くの人々が外国の状況を知るようになる。徐々にですが、変化しつつあり、人々の考え方も変わり始めているのです」

 

 オリンピックで彼らの生活は変えられなかった。何のためのお祭りだったのだろう?




現在
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  さらに1億円近い電気代の支払いが滞り、1月下旬に電力会社によって電気が止められた。

 ここは2016年のオリンピック以外にも、リオデジャネイロの大手サッカークラブ4チームが使用し、1950年ワールドカップの舞台にもなった場所だ。だがオリンピックが終了してからは、がらんとして誰もいない。

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 同市の22億円相当のゴルフコースも芳しくない。コースの管理会社はブラジルゴルフ連盟は2か月分支払いを滞納していると主張している。

オリンピックのゴルフコース
現在のゴルフコース周辺
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 オリンピックパーク内の他の4会場でも、新しい経営者は見つかっていない。自転車競技場とテニス場ではコミュニティや訪問者の立ち入りを禁止しており、実質的には閉鎖されている。

 80万平方メートルのオリンピック選手村は閉鎖されていないが、購入しようという人はほとんどいない。オリンピック後は公営住宅として売り出される計画だったが、値段が高く、空き部屋がかなり多い。


 オリンピック当時のプール、アクアティック・スタジアム
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 現在の様子
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 アムネスティの報告書では、リオオリンピックが残したものは、「社会的無視と差別で溝が掘られた都市の暗い遺産……競技の一部が暴力のままだった人権侵害の記録」と述べられている。

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 公共交通機関の改善により、裕福な市民はオリンピックから恩恵を受けた一方、会場建設のために8万人の貧困層が立ち退きを強いられた。ここから彼女たちの苦悩が助長された。

オリンピック開催のため壊された彼女たちの村

 

 

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mystery of 素数 本の基幹ページ

 
 

北朝鮮への空爆の可能性もあり得る!

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休暇中に空爆の可能性もありうるが、、

  北朝鮮軍の金絡謙・戦略軍司令官は、中距離弾道ミサイル「火星12」4発を同時に米領グアム島周辺に向けて発射する計画を表明。これを受けてトランプ米大統領は、北朝鮮が「グアムに何かをすれば、誰もかつて見たことがないようなことが北朝鮮で起きるだろう」と述べ、厳しい報復措置をとると警告した。ただ、「(北朝鮮に)『やれるものならやってみろ』と言っているわけではない。(自分たちの対応を)言ったまでだ」とも語り、北朝鮮に対し威嚇する言動を慎むよう求めていることを強調した。米国の先制攻撃の可能性については、明言を避けた。

 

 

北朝鮮が、グアム沖に弾道ミサイルを発射する計画を発表したことを受け、上空を通過する可能性のある、中国・四国地方の4カ所では、地上配備型の迎撃ミサイルシステム「PAC-3」の配備が始まっている。

これは事実だ。


地上配備型の迎撃ミサイルシステム「PAC-3」の部隊は11日夜、滋賀県の饗庭野(あいばの)分屯基地などを順次出発し、島根、広島、愛媛、高知の4県に向かった。
高知・香南市の高知駐屯地には12日未明、発射機やレーダー装置など、「PAC-3」一式が運び込まれた。


また、愛媛県の松山駐屯地にも、12日朝、運び込まれた。
防衛省は、12日中に広島県海田市駐屯地、島根県の出雲駐屯地にもPAC-3部隊を展開し、当面の間、万一の事態に備える。

 

 北朝鮮は、グアム島周辺30~40キロの水域に向けて中距離弾道ミサイル4発を同時に発射する作戦計画を今月中旬に完成させると威嚇。

 

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シナリオは2つ

今後の可能性は2つ。1つは北朝鮮ICBMを放棄する代わりに核の保有を認めさせるというシナリオ。

もうひとつは、北朝鮮のミサイル基地の空爆グアム島周辺への発射が引き金になるかどうかは予断を許さないが、可能性としてないわけではない。この連休中に、もし、起こって、ここにたどりついたひとに、ある情報をお伝えしたい。

 

 

家族の安全が第一

金融システムが崩壊するわけではないので、取り付け騒ぎはおこらない。

株の売買で儲けようなど考えない。先に処分しただけでもう十分。

西日本の旅は見送ろう。

大切なのは会社ではない。家族の安全を第一に。

 

 

 

北朝鮮が新たな潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射実験の準備を進めているとみられることが分かった。米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)米韓研究所(US-Korea Institute)の専門家ジョゼフ・バーミュデッツ(Joseph Bermudez)氏が11日、明らかにした。

 バーミュデッツ氏は同研究所のウェブサイト「38ノース(38 North)」に衛星写真を投稿し、最近商業衛星が撮影した写真によって、北朝鮮核兵器の海上発射の開発を加速している可能性があることを示唆する複数の動きが明らかになったと述べた。

 バーミュデッツ氏によると、馬養島(Mayang-do)の海軍造船所・潜水艦基地での新浦(SINPO)級潜水艦上の活動は「北朝鮮が一連の新たな海上発射実験の準備をしている可能性と、新浦級潜水艦の発射システムの改修が行われたこと、北極星1(Pukguksong-1)の改良型の開発が進められていること」を示唆しているという。

 

 

 

 

北朝鮮 #ミサイル発射  #トランプ大統領 #空爆

 #韓国 #置屋 #売春 #北朝鮮売春 #ミャンマー

 

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世界が変わる潮目 不穏な空気 北朝鮮 グアムへ発射

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 世界が変わる潮目

 

地球環境が大きく変わる変革の流れが決まった。ガソリンやディーゼルを燃料にしたエンジンが消える運命が決まった。欧州や中国など世界の主要国が2040年までに化石燃料を使用した自動車の製造を止める、走れなくする方針を決めた。

これを受けてトヨタ自動車は電機自動車(EV)を製造開発するための研究を加速させる。トヨタプリウスなどガソリンと電気のハイブリッド式エンジンは過渡期的な短命な技術に終わりそうだ。

EV車の開発ではアメリカのテスラが先行し、注目されてきたが、世界的な自動車メーカーもこの流れに追随する。

トヨタマツダと組み、次世代の電気エンジン(モーターエンジン)の開発を進める。ルノーと日産はグループで育てていた部門を逆に売却し、どこからか次世代の有力なエンジンを調達するルートを決めた模様だ。

 

しかし100年にわたって地球上を走ってきたガソリンエンジンが消える日が来ることを誰が予想できただろう?これで石油の値段が将来的に値下がりする流れは決定的になった。

 

22年先だが、ガソリンエンジンを搭載した車はどうなるのだろう?

 

ひとつは相変わらず東南アジアなど自動車メーカーが育たない地域で生き抜くことになる。アフリカなど電気自動車の充電スタンドが設置できない場所で生き抜くことになりそう。

ただ、大きな問題は電気自動車は今ある既存の自動車メーカーの製造ラインが動き出すのを待つ必要はないということ。

つまり、誰でも参入できる。これまでソーラーパネルを搭載したエコロジーレースに参戦していた大学チームにもその機が来たわけだ。

電気の供給の仕方はひとつだけでは無理がある。オフロードや電気給油所? がない地区を走らねばならない。そこに、新規参入のチャンスがある。この夏以降、自作で電気エンジンを搭載したエコカーを作ってみることがブームになるかも知れない。

天井にソーラーパネルをたくさん貼り付けた自動車が現れるのは時間の問題だろう。

あらゆる工業大学にこのチャンスを活かしてほしい。電気アシスト自転車のユニットを2台使うだけで2人乗りの自動車ができあがるのだから。例のT型フォードの原型と同じ。そうなると、われわれの多くは何であんなものに1000万円もローンを組んで奴隷のように働いて、買ったのか、気づくのだろうか?

 

実はトヨタのお膝元の名古屋、貧しいひとが無理をしてレクサスを買って顰蹙(ひんしゅく)を買っている。働いてばかりいるので、ほとんど不動車。いつも路駐。なのに買う?

すこしだけ地球に優しい世界がやってくるのだろうか?

 

 

もうひとつの潮目

実はアメリカのトランプ大統領は8月15日に、北朝鮮のミサイル基地を空爆することを検討していた。この話を本人から直接聞いたプーチン大統領が驚愕して、思いとどまるよう説得。さらに中国の習金平氏も思いとどまるよう説得に加わったのは有名な話。これが北朝鮮に伝わったようだ。

 

北朝鮮のグアム周辺へのミサイル発射

 

10日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮軍の金絡謙・戦略軍司令官は9日、中距離弾道ミサイル「火星12」4発を同時に米領グアム島周辺に向けて発射する計画を検討していると表明した。

映画 ドクター・ストレンジと次元の旅

次元を旅した男

 

 

ベネディクト・カンバーバッチ主演の#movie「ドクター・ストレンジ」が面白い。次元を旅する元凄腕外科医。映画についに次元が映像化された本格的な作品だ。

次元はインター・スティラーでも描かれたが、それほど本格的に次元を掘り下げたものではなかった。ドクター・ストレンジでは縦横高さの次元にミラー次元が追加された映像美は息を詰めるほど美しい。また。巻き上がられた時間次元「ループ」も初めてではないだろうか?

 

実はこの映画のオリジナル脚本家は誰なんだろう?

このダイアリーで描いた「素数ノ謎1-2」と大変、かぶっているところがあるので、実は気になっている。

 

素数ノ謎の2とは「次元を旅した男」で、素数1の後半からわたしはカトマンズに入る。元、空手師範で同時にジャーナリスト。そうなのだ。だから、修行でカンバーバッチが行っている回し受けなどは極真空手のものだということがわかる。実際にわたしもカトマンズで野党を相手に闘った話を描いた。

 

そして、次元を旅した男では斜めの次元を立て横高さの空間次元に加えた映像を「非可換幾何学な映像」としてYOUTUBEにアップした。これが、映画産業に係わる誰かの目にとまったのなら嬉しい。

次元を旅し、興味をもってくれるひとが増えるのはとてもありがたい。何しろ、このシリーズは批判ばかりが表にでて、あまり理解されがいたい作品として捉えられている。

あとから、あたまに降りてくるという、学問特有の問題を扱っているので、先を急ぐひとには理解されないだろう。

でも、医者とジャーナリストの違い以外は、ほぼ同じというのは面白い現象だ。世界の反対側に同じことを考えてそれをエンターテイメントの脚本にしたひとがいる。できればDVDで観てほしい。それだけの価値と面白さはある。

主演のカンバーバッチ氏は「イミテーション・ゲーム」で天才数学者でコンピュータの生みの親、アラン・チューリングを好演しているのでとても好きな俳優だ。

彼にいつかワイズ博士やペレルマン博士を演じてほしい。ただ、ドキュメンタリーになるのでBBCしか映像化できないかも知れない。

 

 

#ベネディクト・カンバーバッチ, #次元

 

 

 

 

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韓国 尾根遺産の旅 北緯38度線 ヨンジュゴル

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ヨンジュゴル(용주골)㉖

北に近い飾り窓に整形女子はいない

 

 

 北緯38度線にある「ヨンジュコリ」です。

全国屈指の規模&女性の質を誇る大韓民国を代表する売春街。

ここも元々、朝鮮戦争当時に駐留した米軍基地ができたため発生した売春街で、今でも近くに駐韓米軍基地が。

 

 

まずは昼の風景から…

 

『※搾取、監禁、強要、呼び込み行為を一切いたしません。

これを守らないときは自ら廃業することを誓います』

 

なにやら意味深な張り紙、、、。

 

 ~延豊里[ヨンプンニ]特殊業相互会~

 

 

 

続いて夜の風景です。

 

 

これまで、この“ヨンジュゴル”、

小説、映画、漫画等のモチーフにもなっていて、

近所のコンビニ店主によれば、

2000年初めまでは1,400人以上の売春婦が在籍していて、

今でも週末になるとかなりのお客が来ている&

現在も100人近いアガシが働いていると証言しています。

 

 

Report1

 

日本語の出来る韓国人に「ヨンジュコリ」の行き方を聞きましたがほとんどの人がやめた方がいいと言いました。

なぜなら、レンタカーで行こうとしたからです。韓国では旅行者が車を借りて自分で運転する人などほぼいないらしいです。

しかも、前日の大雪の影響でそこには行けないと言われました。

あまりにも否定されるので意地でも行ってやろうと心に決め、いざ出発しました。

 

ソウルからは1号線を北上すること1時間半ぐらいです。

やはり、迷いました。当たり前です。韓国語はまったく話せません。もちろん、ハングルも読めません。

ただそういうときはなぜか、第六感が働き、通行人に身振り手振りで「アガシ(女の子)とやりたい」と伝えて、何とか着きました。

 

とりあえず、ひととうり見て回ろうとついに「ヨンジュコリ」に足を踏み入れました。

すると、いきなり一軒目の置屋から 僕たち4人に対してアガシが出てきて、「オパー、オパー」と言いながら、サングラス取られたり、服を引っ張られたり。

その場はアガシを見る余裕もなく、ひとまず逃げました。

 

 

その間も手荒い営業はつづきました。

驚いた事はそれだけではなく、この「ヨンジュコリ」はとにかく広い。

置屋がものすごい数ありました。200ぐらいは余裕であったと思います。

1軒に多い所で7,8人はいたと思います。

そんな感じでぶらぶらしていると1軒の置屋を見つけました。そこにはアガシが3人いてなんと日本語が話せたのです。

あまりにもムチャクチャだったのである意味オアシスみたいな感じでしたが、あまりそこのアガシは僕の好みではありませんでした。

 

ひとりまあまあな子はいましたが。そしていろいろ聞いたが、ここでは日本人がダメというアガシもいるそうです。

そこの置屋を離れ、いいアガシを見つけに結構歩いたのですが、なんせアガシのアタックがすごいので投げやりになりそうな時に思い出したのです。

さっきのオアシスに行こう。そうして40,50分ぐらい歩いて、やっと決めました。さっきの置屋でまあまあだなと目をつけていたアガシもまだ客がついていなかったので、そのアガシと奥の部屋に行きました。

 

まず、6万ウォン(約6000円)を払いました。ショート15分の料金だと思います。安い!

しかし、良いも悪いもアガシ次第です。僕が選んだアガシは20歳で身長が165センチぐらいありました。外で見たときは厚底ブーツを履いていたので大きい子だなと思いました。胸はCカップぐらいでしょう。身長も高いせいかスタイルがすごくよく見えました。

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 詳細マップ

 

顔はあまり韓国人っぽくなくメイクのせいかもしれませんが日本の高校生みたいでした。目のまわりは真っ白で、ほっぺはキラキラしてました。

外で見るよりかわいらしい子でした。しかも、笑顔がかわいらしく、性格もとてもよさそうな子でした。田舎町のせいか素朴な感じを受けました。でも、韓国の女性は性格がキツイ人が多いようです。

 

部屋の中に入ると僕は服を脱ぎました。彼女は黒のセクシーなワンピースのようなものに着替えていました。部屋は8畳ほどでテレビや冷蔵庫ラジカセなどがあり、真ん中に大きなお姫様が寝るようなベットがありました。どうやらこの部屋で暮らしているそうです。僕はベットに寝ようとしたら、彼女は「シャワー」と言いました。なんと置屋にシャワーがあるのです。

 

シャワーでは体の隅々まで洗ってくれました。特にアナルは念入りに洗ってました。これは期待できるなと思いました。

僕は先にシャワーを出てベットで横になり、彼女が出てくるのを待ってました。ベットの枕もとにはぬいぐるみがいっぱいあり、それを見たら普通の女の子なんだなと思いました。彼女が出てきて、ついにプレイスタートです。

キスはさすがにしませんでしたが、僕が下になり全身を丹念に舐めてくれました。そして、下半身にいき期待どうり、アナルを舐めてもらいました。

 

すごいテクニックというわけではありませんがとてもよかったです。そして、ゴムをつけてもらいしゃぶってもらいました。

これもうまいというわけではないがなんかよかったです。時間も短いので僕は責めることもなく、そのまま騎乗位で挿入!なかなか具合はよかったです。感じていたみたいだし?いろいろ体位を変えながらフィニッシュ!終わってからはシャワーを浴びて出てくるとジュースを出してもらいました。彼女はすこし日本語と英語が出来たので話をしてなかなか盛り上がってました。

 

 

 

 

 

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誰でも行けます。

ソウル駅前バスターミナルからバスでこのエリアまで一本でくることができます。ソウル駅からだとスムーズに来て1時間20分。運転間隔は10分後とです。
このルートだとよほどのことがない限り座席に座って行けます。
ただ降車場所は運転手に教えてもらうのが一番かと。万が一終点まで乗り過ごしても15分ほどで終点なので折り返せば

 

北緯38度線国境付近に、幻の都ヨンジュコル置屋街がある。ソウル駅から電車とバスを乗り継ぐこと約1時間半。ヨンジュコルの場所を知らない人も多いのではないかと思うので行き方を軽く説明します。

ソウル駅から月籠駅(ウォルロン駅、월롱역)まで約1時間(電車 京義電鉄線 K333)
月籠駅からバスで約15分(バス32、32-1、600番 ※他にもあるかもしれない。)

坡州駅も使えるけど、地元住民が月籠駅を使ってるので今回は月籠駅を使うことにする。初めてヨンジュコルに行く人はバスを降りるタイミングが難しい。乗車してから10~15分で小さな町並みが見えてくるので、コンビニ前(進行方向左側にあるが、別のコンビニに変わってる可能性もあるので要注意。)を通過したら、その時点で下車ボタンを押せばいいだろう。T字交差点を過ぎてしまった場合は、すぐ下車ボタンを押して降りるて戻るか、反対側のバスに乗って1つ分戻るのがよいだろう。

T字交差点をソウル方面に行くと橋(川)があるので渡ると右側にヨンジュコル置屋街がある。
※通過したコンビニ前に帰りのバス停がある。

アガシの相場は10万ウォンで30分が目安。

 

 

 

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北朝鮮 赤線地帯を行く  韓国尾根遺産の旅(9)

過酷な女性兵士の現実 レイプが日常茶飯事 

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写真はピョンヤンのビジネスウーマンで本文の恵山ではありません。

恵山の駅前に

外見と年齢で決まる金額

恵山市の駅前広場には、夜になると多くの売春を持ち掛ける女性や客引きが現れます。一回の値段は中国元で20元(約300円)から30元(約450円)。客引きがいる場合には別途10元(約150円)を払います。行為をするのは近所の民家や宿屋の一室。男性はコンドームを着けません。客は軍人がねらい目です。駅前に降り立つ軍人は将校の場合が多く、出張のための現金を持ち歩いているためです。電車も予定通りに動かないので、時間をつぶす需要もあります」。

 

北朝鮮北部・両江道(リャンガンド)第一の都市、恵山(ヘサン)市の事情に詳しい脱北者は25日、デイリーNKジャパンの取材にこう答えた。30元は約4万北朝鮮ウォン。コメ9キロ程度が買える。

 

 

コンドームは「ゼロ」

同様の証言は、韓国の有力日刊紙「東亜日報」で十余年にわたって記事を書き続ける脱北者のチュ・ソンハ記者も、今年7月、人気ブログ「ソウルで語る平壌の話」で明かしている。こちらは咸鏡北道(ハムギョンプクト)第一の都市・清津(チョンジン)市のケースだ。

「午後10時が過ぎると、水南(スナム)市場から道立劇場まで続く、長さ約4キロの大通りの脇道の暗がりの中に、女性たちがずらりと立ち並んでいます。みな、体を売りにきた女性たちです。その数は数え切れないほどです。価格は見た目と年齢で決まります。一般的には、中国元50元(約750円)ですが、40代以上になると30元(約450円)、若い女性は100元(約1500円)を受け取ることもあります。価格交渉がまとまると、近所の一般住宅に入ります。代金を取り、場所を貸す家も多いです。男性によっては、ツマミと酒を持ち込んで、女性と一杯やる者もいます。男性はコンドームは使いません」。

 

 

 

覚せい剤に頼る

いずれの場合でも男性はコンドームを着用していない点が特徴だ。元々、性に対し保守的な北朝鮮では、コンドームの着用率が低いことで知られている。WHOは同国における避妊具の普及率を69%としているが、筆者がインタビューした多くの男性のコンドーム着用率はなんと「ゼロ」であった。チュ記者のブログはこう続く。

 

「妊娠した場合には、女性が処置をするだけです。性病検査などはしないので、梅毒など、たくさんの性病が蔓延しています」

さらに深刻なのが、本来は恥じらいの多い北朝鮮の女性たちに、勇気をもたらす「覚せい剤」のまん延だ。ブログを続けて引用する。

 

「売春する女性の多くは、麻薬に酔った状態で道端に立ちます。『オルム(氷)』と呼ばれる麻薬(覚せい剤)は1グラム50元(約750円)程度で買えます。これを10回に分けて吸うんです。こうすることで、夜通し通りに立つことができるようになるだけでなく、見知らぬ男性の前での恥ずかしさも抑えることができるというのです」

「オルム」はメタンフェタミン、すなわちヒロポンのことだ。地域と品質によって異なるが、北朝鮮では1グラム(10回分)を50元から120元(1800円)で気軽に買うことができる。

 

北朝鮮で売春が、職を持てない女性の主要な収入源になっていることは、これまで本誌を通じ何度も述べてきた。女子大生から主婦まで、商売をする元手が無い者にとっては、唯一とも言える生計手段として完全に社会に根付いている。

だが、女性たちを待ち受けているのは「破滅」である。北朝鮮には麻薬中毒患者のための施設などなく、自慢の「社会主義無償医療システム」も、薬品はすべて市場で自前に入手しなければならないという、看板倒れに過ぎないのが実態だ。性病か薬物中毒で倒れれば、現金収入が絶たれ、死ぬしかない。

あらゆるセーフティネットのない社会、北朝鮮で、今日も貧しい庶民の女性は道端に立ち、無防備にその体を差し出しているのである。

 

 

 

 

過酷な女性兵士の現実 レイプが日常茶飯事

 

女性兵の生活はあまりに過酷で、大半の女性は生理が止まってしまう。そして、多くの女性兵にとっては、繰り返される強姦が日常の一部だ。元女性兵はこのように語る。

リー・ソ・ヨン氏は10年近く、20人以上の女性と同室で、2段ベッドの下で寝ていた。軍服を入れておくための小さな引き出しが、1人ずつ与えられていた。全員が引き出しの上にの写真を2枚置いていた。一つは北朝鮮の建国者、金日成国家主席の写真。もう一つは、その後継者の金正日総書記のものだ。

リー氏が軍を離れたのは10年前だが、今でもコンクリート兵舎の臭いをはっきりと覚えているという。

「みんなすごく汗をかいていたので」

「私たちが寝るマットレスは、もみ殻でできている。だから、体臭が全部マットレスにしみこむ。綿ではなく、もみ殻なので、汗やほかの臭いが全部浸み込む。気持ち良いものじゃない」

体を洗う設備の問題が、臭いの一因だった。

「女性として何が大変かといって、シャワーがちゃんと浴びられないのは大変だった」とリーさんは語る。

「お湯がないので、山の川にホースをつなげて、そこから直接、水を取っていた」

「ホースからカエルやヘビが出てくることもあった」

大学教授の娘で現在41歳のリー氏は、北朝鮮北部で育った。男性親族の多くは兵士で、1990年代に壊滅的な飢饉が起きたとき、リー氏は毎日必ず食事にありつけるだろうと、軍隊に志願した。

飢饉の結果、北朝鮮の女性たちは特に弱い立場に置かれた」。著書「North Korea's Hidden Revolution(北朝鮮の隠れた革命)」の筆者、ジェウン・ぺク氏は指摘する。「女性の労働力が前より必要となり、特に嫌がらせや性的暴力などの不当な扱いを受ける女性が増えた」。

当時17歳だったリー氏は当初、愛国心と集団意識に駆り立てられて、軍隊での生活を満喫した。配給されたヘアドライヤーに感動もした。電力供給が不安定で、ほとんど使えなかったが。

兵士の日課は男女でほとんど同じだった。身体訓練の時間は男性よりも女性の方がやや短いが、男性が免除されている掃除や料理などの日常業務は女性の仕事だった。

北朝鮮は伝統的な男性中心社会で、伝統的な性別による役割分担が残っている」。フランス語の著書「北朝鮮に関する100の疑問」の筆者、ジュリエット・モリロー氏はこう言う。

「女性たちはいまだに『鍋のふたを動かす人』を意味する『ツコン・ウンジェオンス』と呼ばれる。『女の場所は台所、女は台所にいろ』という意味だ」。

脱北者を信用するかどうか

ぺク氏とモリロー氏は、リー氏の証言はほかの人たちの証言と一致すると指摘する。しかしその一方で、脱北者は注意して扱わなければならないと警告する。

ぺク氏は「北朝鮮に関する情報はあまりに引く手あまたなので、メディアに大げさな話をした方が得だと思われかねない。特にそれで高額の報酬がもらえるならなおさらだ。メディアに話をしたくない多くの脱北者たちは、『プロ脱北者』に非常に批判的だ。これを念頭におく必要がある」と指摘する。

一方で、北朝鮮からの公式情報はただのプロパガンダの可能性が高い。

BBCとのインタビューで、リー氏に金銭の支払いはなかった。

訓練は厳しく、食料配給は減り続け、リー氏やほかの入隊者たちの体に影響が出始めた。

「兵役が半年から1年たつと、栄養不足とストレスの大きい環境のせいで、生理が来なくなった」とリーさん。

「女性兵はお互いに、生理が来なくなって良かったと話していた。あまりにひどい状況で、これで生理になったら、もっとひどいことになっていたからと」

リー氏が軍にいた間、軍は生理用品を支給しなかった。このため、女性兵はしばしば生理用ナプキンを再利用するしかなかったとリー氏は振り返る。

モリロー氏は、「北朝鮮の女性は、今でも昔ながらの白い綿のナプキンを使っている。男性が見ていない時に毎晩洗わなくてはいけないので、女性たちは早起きして洗っている」と話す。

北朝鮮の現地調査から帰国したばかりのモリロー氏は、複数の女性兵士から、生理がなくなることがよくあると聞かされたという。

「話をした女性の1人は20歳。訓練のしすぎで、もう2年も生理がないと言っていた」とモリロー氏は話す。

誰が脱北するのか? 


・北者の約70%は女性。女性の失業率が男性よりも高いことと関係するのではないかという指摘もある。
・半数以上は20代から30代。若者の方が川を泳いで渡りやすく、過酷な脱北ルートに耐えられるためでもある。

リー氏は志願して入隊したが、2015年に女性全員が18歳から7年間の兵役に就くよう義務付けられた。

同時に北朝鮮政府は異例の措置を取り、「デドン」と呼ばれる高級生理用品ブランドをほとんどの女性部隊に配布すると発表した。

「過去の劣悪な状況の埋め合わせが目的だったかもしれない」とペク氏は話す。「女性を取り巻く環境が劣悪だったのは周知のことなので、過剰対応して修正しようという発表だったかもしれない。あるいは士気を高め、多くの女性に『ああ、私たちのことを考えてくれている』と思わせるのが狙いだったかもしれない」

2016年に最高指導者・金正恩氏がランコム、シャネル、クリスチャン・ディオールなどの世界的ブランドと競争できる北朝鮮製化粧品の開発を呼びかけたことを受け、高級化粧品ブランド「ピョンヤン・プロダクツ」が最近になっていくつかの女性航空部隊に配布された。

それでもなお、地方に駐留する女性兵は必ずしも個室のトイレが使えない状況だという。モリロー氏によると、一部の女性兵士は男性の目前で用を足さなければならず、不安にかられる状態だという。

性的な嫌がらせは、日常的に横行しているとペク氏もモリロー氏も口を揃える。

モリロー氏が現役の女性兵に、軍内での強姦について切り出したところ、「ほとんどの女性は、そういう目に遭った人はいると答えた」。自分が直接経験したと話した人はいなかったという。

リー氏もまた、自分が軍にいた1992~2001年の間、自分は強姦されていないが、同僚の多くは被害に遭っていたと話す。

「部隊の指揮官が職務時間後に執務室に残り、部下の女性兵を強姦していた。これは果てしなく、何度も何度も繰り返された」

北朝鮮軍は、自分たちは性的暴行を深刻な問題と捉えていると主張する。強姦罪で有罪判決を受けた男性に対する最高刑は、禁錮7年だという。

「しかしほとんどの場合、進んで証言する人がいない。だから男性は処罰を免れてしまう」とモリロー氏は言う。

モリロー氏はさらに、軍における性的暴行が黙認されるのは、「父権的な北朝鮮社会の態度」に根付いたものだと付け加える。だからこそ、女性兵にほとんどの雑用をさせているのだ。

貧しい女性が建築部隊に配属されたり、小さい仮設兵舎や簡易兵舎で寝泊まりする場合は、特に危険だという。

家庭内暴力もいまだに広く認められており、報告されない。軍も状況は同じ。しかし韓国軍でも同様の(嫌がらせ)文化が存在するという事実は、強調しておきたい」

韓国との軍事境界線付近で通信部隊の軍曹として軍務についていたリーさんは、28歳でようやく軍を離れた。家族と過ごせる時間が増えたと安堵していたが、軍以外で生活する方法を習得していなかったため、経済的に苦しんだ。

韓国亡命を決めたのは2008年のことだった。

最初に挑戦したときは失敗した。中国との国境で捕まり、強制収容所に1年間送られた。

収容所を出て間もなく、2度目の脱北の挑戦した。豆満江を泳いで渡り、中国にたどり着いた。そして、国境でリーさんの韓国入国を手配していた仲介業者と落ち合った。

北朝鮮の兵役


北朝鮮の女性は、最低7年間の兵役が科せられている。男性は10年が必須だ。これは世界で最も長い兵役義務だ
・18~25歳の女性の推定40%が兵役に就いているが、女性の兵役が義務化されたのはわずか2年前。このため、軍で働く女性の割合は増える見通し
・政府発表によると国家予算の15%が軍事費だが、シンクタンクの推計では最大40%に上る
・特殊技能を持つ学生、例えばスポーツや音楽などに優れた者は兵役を免除される場合がある
 

 

 

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