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バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

中国バブル崩壊  北京会議前に怪文書 中国の近未来予想図

 

 

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出回った怪文書

中国経済の近未来予想図

 

10月26ー29日の3日間、北京で第13次5カ年計画を策定する5中全会議が開催された。しかし、話題をさらったのは、5中全の内容よりも、そのさなかに出回った怪文書だった。5中全は習国家主席が355人の共産党幹部を召集して2016-2020年までの経済目標を固める会議。

怪文書のタイトルは「中国経済の近未来予想図」。折りしも上海株式市場の生き神と呼ばれた徐翔氏が、中国政府に摘発されたばかりだった。次は誰だ? という話題で騒然とした雰囲気での怪文書である。

徐翔氏は累積運用利回り4000%のカリスマ投機家で、6月の上海株暴落のスケープゴードにされたようだ。詳細は「上海大恐慌 跳楼する人々」参照。

 

 

北京発怪文書

 

「中国経済は石炭、鉄鋼、金属、石油、化学工業などの生産過剰から基幹産業が底ばい。不動産バブルは崩壊。地方政府の債務の増大から非常に厳しい状況に落ち込んだ。不動産に次いで株式バブル崩壊レアメタルの暴落、、、。銀行は貸し渋りに走る。

中略

製造業は危機的状況に陥っており、毎年750万人の大学生が卒業するというのに、製造業は外資を中心に東南アジアとくにベトナム、タイへとシフト。中国最大の120万人を雇用していたiPhone もインドへ逃げてしまった。中国の製造業は崩壊しつつある。

さらに地方政府にいたっては鬼城(ゴーストタウン」を建設し続けた債務が肩に重くのしかかり、まさに目を覆うばかりの状況だ」。

まさに八方ふさがりの現状を訴える内容だった。新鮮味はないが、中国語で書かれたその文章は政府関係者の発行なのか?

 

 

 

 

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