ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

素数は次元、べき乗計算、マルチバースに繋がった!

素数の謎 第3幕より

リーマン予想は150年以上も解けない数学史上でも最大の難問と言われる。

複素平面図を理解できないと、リーマンが何を言っているのかはわからない。それを友人に説明しているうちに、あることに気がついたのだ。

 

 

複素平面はミハエル・ボンベリが約170年前にみつけた数論を幾何にした概念図。整数、小数、分数、ルートなどすべての数は0から右への1直線上に描ける。そして、0の左側にマイナスを配置すれば数のすべてが描けた。ここまでは18世紀の話。

 

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しかし、イマジネーションi(虚数)をこの図のどこに置けばいいのか?

それが1次元を2次元に拡張した複素平面図なのだ。

 

 

だが、現実のわれわれの世界はこれだけでは示せない。ほころびが見え始めてきた。それでわたしはこれを複素立体図に拡張してみた。これで3次元である。

次元とは物体(点・でも同じ)が動くことができる方向(軸)で示せる。

アインシュタインは時空という概念をもちいてこの世界を完璧に説明できた理論物理学者である。だが、縦横高さの3つ空間次元と1つの時間次元だけでは、この世界は説明できなかったのである。

1つの余剰次元はすでに明らかになっている「巻上げられた次元」。これはミクロの世界の話であるとみなさんは教え込まれている。

だが、ほんとうに巻上げられた次元はミクロの話しなのだろうか? 

アインシュタインの友人の理論物理学者が次元を1つ追加することで、それまでできなかった電磁気力と一般相対性理論を統合する「数式」を完成させたのだ。

 くぎにコイルを何重にも巻きつけ電気を流すと磁力が生まれる。

これが素粒子などにミクロの世界の話ではなく、もって、現実に見える等身大の世界の現実に「巻き上がられた次元」はあるのではないかと疑う発端になった。

 

そして複素平面を立体にしたわたしは、3乗してマイナスになる世界と、5乗してマイナスになる世界は別の次元に存在していることに気づき、角度(斜めの次元)を変えて、それらがこの複素立体図に描けることに気づいたのだ。

 

 

それが、リーマンの素数はすべて複素平面の1/2の直線上にあるはずだ、という予想と同じ意味ではないか。

フランスのルイ・ド・ブランジュ博士が、素数をプリズムを通してみると、それぞれ角度がことなることを力説していたのを思い出した。

7乗してマイナスになる世界、11乗してマイナスになる世界、だいたいここまで考えれば、それ以上の次元は必要ないことに気づく。

もう少し説明すると、4乗してマイナスは2乗と重なり、描く必要がない。従って、6乗してマイナスなど4,6,8,10などの2の仲間(偶数)は考える必要がないということ。

 

 

複素立体図は2次元の紙に奥行きをもたせて、3次元、5次元、7次元、11次元を角度をわずかに変えることで描くことができるのだ。

 虚数だから、現実の世界とは直接はつながっていない。しかし、リーマンは虚数空間(2乗するとマイナス)に素数の情報を見つけた。わたしはこれから3乗するとマイナスになる、5乗でマイナス、7乗でマイナスになる虚数空間に行くことにした。だが、そこに立ちはだかったのがオーストラリアから来た謎の美女。

 

写真は素数の謎、次元を旅した男(素数の謎第2幕)のホームページです。

 

 

素数ノ謎 解明への大航海: 宇宙の暗号 (NGO japan cyber library)

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次元を旅した男  次元の探検家 理論物理学者ジョエルと仲間の冒険

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天才数学者ガウスと時間の商人たち: 時間の正体に迫る

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名古屋伏見のホテル戦争

 

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 写真は解体され消えた名古屋ミュージカル劇場。劇団四季は少し南に移転した。

 

名古屋中区伏見を中心に、ホテルの建設がラッシュしている。中心的な計画は劇団四季が使っていた新名古屋ミュージカル劇場跡地に大和ハウスが14階建てのホテル1棟を建設中。名称はダイワホテル名古屋。同社はそこから歩いて5分の圏内である御園座の近くにホテル1棟とレストラン棟を建設する。ホテル棟は14階建て。ちょうど東鮨本店があった場所で、広小路に面した土地もあわせて取得した。

名古屋市の伏見再開発計画は思わぬホテル建設ラッシュを呼び込み、計画段階である地下鉄柳橋駅の出口近くにホテル「くれたけイン名古屋伏見」が建設中。

計画はそれだけにとどまらない。広小路と柳橋の高架につながる道路沿いにはさらに2棟が工事中だ。これだけですでに客室規模は1000室を突破する。このほかの計画を綜合すると1500室は超す。

打撃を受けるのはすぐ近くにあるクラウンホテル、それに名古屋観光ホテルなど。

実は中国からの旅行客は今、広小路の栄から新栄の方向にあるホテルを利用しており、毎日、中国語が広小路に飛び交っている。栄の地下街のクリスタル広場へも観光客は集りはじめた。

だが、受け入れ側の体制はほとんど整っていない。一例は百貨店などエスカレーターの案内。ブックオフや100円ショップが上階にテナント入居するメルサ。中国人はエスカレーターを歩いてあがろうと前のひとの間隙をぬって動く。日本人の年寄りはエスカレーターから追い出される。

右に立つのか左に立つのかも案内されていない。最悪なのはこれほど外国人客が来名しているのにエスカレーターのアナンスンは日本語だけ。これが名古屋なのだ。

中部国際空港が開業したときに、名鉄近鉄などローカル旅客会社が、自分たちにしかわからない案内を東京、大阪、世界から非難されたにもかかわらず、また、同じことをしている。

実際に一週間、地下街を定点観測した。そして、わかったことは地下街では歩行者でも左側通行だった。エスカレーターも左側に立つべきだろう。そうした利用客がすでに現場を支配している。それをローカルテレビ局が「名古屋は右側に立つ」などというからますますお年寄りは混乱する。影響力が低下した媒体の記者やディレクターは本当に現場を見てるのだろうか?

 

名古屋駅前地区でも計画が浮上。ル・ウエストは、新たにビジネスホテル建設を決めた。場所は名古屋市中村区太閤3丁目。名古屋駅からも徒歩5分。

 

 

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大和ホテルの名古屋市のプロジェクトは、2件とも地下鉄伏見駅近くに建設。(仮称)名古屋納屋橋(中区栄1)の規模はS造14階建て延べ7904㎡、247室。18年8月の開業を予定している。もうひとつの(仮称)名古屋伏見(同)はS造14階建て延べ7582㎡(233室)で、開業予定は19年4月。
 同社は今後20年までに今回明らかにした5施設を含め、東京や福岡などの都市部で計10施設のホテル新設を目指す。

本泥棒 名作は英語のリスニングに最適

THE BOOK SHIEF より

R12映画なので、非常に聞き取りやすい英語を話しています。海外で活躍したいひとに最適なので是非、見て下さい。作品も素晴らしい出来で、世界の中学生、高校生のために、、、。

 

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タイに移住しよう テーメー戦記&コヨーテ 4

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6、チェンマイ

歓楽街のロイ・クロー通り

 

 

住むのに最適 

月80ドルで快適マンション

 

 タイ北部の過ごしやすい保養地。タイ第2の都市、濠が掘られ古都、美人の産地として知られる。この街はリタイヤした日本人をはじめ欧米の長期滞在者が多い。街の周辺はバンコク並みの値段の都市型ホテルが建ち並ぶ。しかし、少し離れた外濠(掘りの外側)には、自然を生かした庭園のようなヴィラやコンドミニアムがある。バンコクの酷暑期をここで過ごすひとにうってつけ。

 日本のガイドブックには標高700mと書かれているが、実際は濠のある街の中心地は海抜310m。背後に控える山々で1600m。つまり、実際に調べたひとがいなかったのだろう。

昼間はバンコクと同じように温度はのぼり詰める。しかし、夕方から夜にかけては気温が下がるので一息つける。バンコクがコンクリートで固められているせいで都市熱が逃げないのに対し、チェンマイは自然が豊か。風が街を吹き抜ける。

 一年中すずしいといわれるが、3-5月の酷暑期はバンコクと同じ。逆に乾季の11-2月は夕方から気温が下がり、朝方には寒いほど冷え込む。15度ぐらいまで下がる。暖房がない部屋には厳しい。

 庭園がある長期滞在者向け宿泊施設は外濠の一角に並んでおり、どこもひと部屋づつデザインが違うので、室内を見てから決めるといい。スタッフも若く礼儀正しい。リーズナブル。室内はこじんまりしたアジア人規格のサイズ。欧米人には苦しいかもしれない。20-30ドルから。

一昔前の1泊500-600円で泊まれるようなドミトリーは、4-5人が一部屋に詰め込まれる。つまり、2段ベッドの寝るだけの安宿も健在。

 欧米や日本人の長期滞在者は単身者向けのホテルやヴィラ、コンドに宿泊しており、フロントやランドリーサービスのほかに清掃などもやってくれるので遊ぶことに集中できる。だが、夕方まで何をするかー。

 ゴルフや商店の娘を冷やかすぐらいかと思ったらコンプレックスにカフェやお土産屋に大型スーパーがある。

チェンマイは12世紀につくられた王国でその名残が城砦に残る。カフェやバーが林立しており、長期滞在者が仲間と過ごす風景が見れる。

ここまでが一般的に知られる情報。しかし、実際はもっと安い。そうした情報はタイ語でしか発信されていない。

 

 

端的な例は、日本の単身者用マンションは28-30平方メートルだが、その倍の広さの部屋で、月80ドルの快適な部屋が見つかる。観光のハイシーズン12-1月期を除外すると、この値段。冷蔵庫、クーラー、日本の家具付きマンションに比べ遜色ない。こちらの方がずっと快適。

フローリングの床に大きなベッド。それでも動き回れる快適な広さ。大きなクローゼット、冷蔵庫、デスク。必要なものはすべて揃っている。

考えようによっては、ノマッドワーカーには最適な場所。住環境だけなら東京の15分の1になってしまう。食費も軽く5分の1を切る。

この生活水準だと、タイ定住は多いに勧められる。80-150ドルの間なら、誰でも見つけられるのだ。それも外掘りを少し探せば、、。内堀から離れず、徒歩生活圏内で。

 

 

1カ月だと安くなる宿

7ドルと8ドルの境界線

中心部のホテルはどうしてこうも値がはるのか? バンコクと同じである。いや、むしろ高いくらいだ。チェンマイの庶民価格がわかってくると、観光地がいかにボッタクルかが理解できる。ユーロの導入でエストニアリトアニアギリシャなど観光地がいずれの都市も同一料金を提示しているのと同じ構図。後半の「コヨーテダンサー編」で、ウクライナキエフのホテルの実勢レートも拾っている。

 

1泊8ドル

長期滞在者向け宿泊施設は、一泊は10-12ドル。一ヶ月なら6-8ドル程度にまけてくれるので交渉してみよう。もっと、安い部屋はいくらでもあるが、それは貧乏旅行のバッグパッカーにしか勧められない。問題はトイレにある。

 

濠の中にある中心部は値段がはるが、濠から離れると一泊8ドルでいい部屋に泊まれる。ちなみにホテルは8階建てで、パティオの吹き抜けを囲むように配列された植民地風のデザイン。長期滞在だと月1万2000円程度までディスカウントしてくれる。決してメリディアンなどの言い値で宿泊すべきではない。

もうひとつ注意点。7ドルの部屋になると概して、トイレットペーパーを水洗トイレに流せないところがある。それで、バケツに紙を捨てることになるが、気温が高いだけに臭気が気になるひとは7ドル以下ならこのあたりを聞いてから決めた方がいい。インド周りで来たひとは手で拭えるので気にしないだろうが、日本から入ったひとは驚くことになる。このトイレ境界線が7/8ドル問題という。いわないか?

 

 

都市格差

 

チェンマイの物価は庶民と、観光客向け価格が極端に離れていることで、高いと思ったら、ためらわず交渉しよう。

 夜の歓楽街は、バンコクと同じような店が立ち並ぶ。中心部にはコンプレックスやゴーゴーバーのFOXY LADY、スターシックス(STARXIX)などの店もある。しかし、ソイカーボーイやナナプラザのような不夜城のイメージはない。午前2時にはほぼどこも営業を終えてしまう。朝までと看板にうたっていても行ってみれば店を閉じていたりする。理由はわからないが、表の扉は閉めて裏から入れるようにして営業している店も。

ル・メリディアン・ホテル近くのFOXY LADY がこの街では人気がある。それは入店してうなずけるのは美人を揃えているからだ。それでいて、ビールが150バーツ程度、レディードリンク160バーツを払っても1000円に満たない。しかも、女性の気立てがいい。すれてないうえ美人の比率が高い。はずれても1000円程度の出費なのでかけてみよう。この街のゴーゴーバーのバーファインはおよそ700バーツ、ショート2000バーツが水準。取材時に幸せそうな笑顔で、店から連れ出されたおんなのこを何人も見た。相手のファランがハンサムだったわけではない。ただ、20-30代のバッグパッカーに過ぎない。それでも、彼女たちは幸せな夢を追うのだろう。

これに対して、スター6は席料(カバーチャージ)をとるなど会計が不明瞭。おんなの子もそれほどではない。店の規模の割りにおんなのこが少なかった。わざわざ六星と漢字表記しているくらいなので中国人相手の専門店かも知れない。

 

この手の店が立地しているのは、ロイ・クロー・ロード。目印は濠の通りに面して角地にBABA・BOBO・BARの看板が見える。そこから入った通りがロイ・クロー。たまに見かける目をみはる美人はレディーボーイだったりする。彼女(彼)らの専門店もある。

ディスコ、プールバー、ゴーゴーバー、ビアバーなど規模は小さいく、一カ所に集中しているのですぐわかる。また、小規模の店は濠沿いにあるので、トゥクトゥクで流すと見つかる。どこに行くにもトゥクトゥクの運賃は100バーツ以内で収まるので、交渉して乗ろう。それからトラックの荷台に客席を設けた赤い乗り合いバスのような車が多く走っている。どこでも20バーツ。だが、恐るべし。決まったルートを決めずに走っているのでそこへ行ってくれるか交渉しなければならない。行かない場合は断られる。

 

 

ガーリーバー 一晩2000バーツ

 

歓楽街はロイ・クロー

場所は濠にT字型に走る Loi Kroh Road (ロイ・クロー・ロード)。噂に聞いてたチェンマイ美人にはそう出会わない。ゴーゴーバーで働いているのは、地元のひとではなくラオスや中国雲南省などから出稼ぎに来たひとやベトナム人らしいひとたちも混ざっている。フリーランサーや女性がいる通称ガーリーバーは、予想に反して、美人の割合は少なかった。

チェンマイ美人に会いたければ大学に行くべし。

チェンマイのガーリーバーでおんなのこが提示してきた料金は、泊まりで2000バーツ(日本円換算で7000円)、それに連れ出し料として店に払うレディーフィー(バーファイン)は700バーツ。ただ、深夜2時になれば女性の提示額は下がり、1000バーツでOKという娘も現れる。

ちなみに2000バーツはバンコクのショートの値段。バンコクの影響をもろに受けている。

この街は深夜2時に眠ってしまう。

小規模なマッサージパーラーが林立しており、こうした店で働く娘を日本人リタイア者は、妻にするケースが多い。マッサージは1時間200-250バーツ(600-900円)。

 病院を畳んでタイにやってきた日本の元病院長は、すでに70才だが、日本の週刊誌にも登場している。彼もマッサージ嬢を妻にし娘が誕生した。しかし、寄る歳なみに勝てず彼より若いオランダ人に寝取られた話は日本人社会では有名。彼が日本から持ち出した額は7億円で、2004年からプライベート・バンカーに資産運用を任せ、現在の資産は20億円に達する。そのあまりにも巨額な資産に目をつけられ、100万ドルを騙しとられ、日本人から生命を狙われるという事件はあまりに生々しい。

長期滞在者は日本人といえども完全に信用してはならない。資産状況や持ち金や収入は口を閉ざした方が賢明だ。話を聞いたひとがどこでまた、誰に話しているかわからない。回りまわって生命を狙われることになりかねない。

 

 

 

ムエタイの凄さ 白人ソルジャーVSムエタイ戦士

 

チェンマイ・エンターテイメント・コンプレックスでは定期的にムエタイの本格的な試合をやっており、400バーツで臨場席がとれる。通りからも観戦できるが、6試合が組まれるので、席での観戦がベター。ウエスターナー(西洋人)とタイ人選手の試合はどれも本気で、八百長や申し合わせはない。ノックアウト必死の攻防は見もの。タイには格闘技修行にきている欧米人がおり、チェンマイはそのなかでも大きな位置を占める。また、現役米兵がボクシングだけで立ち向かうファイトスタイルでもけっこう強いので、タイ選手も顔で余裕を見せても、必死なのがわかる。パンチをかわし損ねてよくKOされる。

タイ選手には180センチ近い大型選手がいないので、体力とパワーで押しまくる欧米人を技術でタイ選手がどうやって封じ込むか見もの。

パタヤで夕涼みながら見るムエタイのマッチとは異なる本格派。席料も安いのでチェンマイに来たら見ておきたい。

パタヤでは全盛期を過ぎた腹まわりにたっぷり贅肉をつけた選手しかお目にかかれないが、チェンマイは挑戦者の欧米人が本気なので、ムエタイ選手も本格派がでてくる。

ほとんどKOで決まる。試合が終わると箱をもって会場に下りてくるので、気に入ったファイターに話を聞くこともできる。仲良くなれる。欧米人はほとんど顔面へのハイキックが試合ではでない。ローキックや中段へのキックは時々放つがことごとくガードされる。

それに比べ、ムエタイ選手のキックはシビア。しかし、身長差が10cmもあり、なかなか勝てないのだ。試合には出なくていいから、タイにいる間、立ち技最強の格闘技の練習を日課にすると、一日にはずみかつくのでお勧め。

チェンマイ・エンターテイメント・コンプレックスは、入り口が三角形の屋根にタイ舞踊の女2人のシルエットが看板。ムエタイの入場シーンに使われる音楽が流れる。いつも凄い試合が組まれているわけではないので、平日は平凡の試合でがっかりする。第一試合が子どもだったりする。試合は午後7-11時。それ以外はビアバー、プールバーとして営業している。チェンマイ・エンターテイメント・コンプレックスは地元のひとなら誰でも知っているので、ぜひ、出かけてみたい。

 

ちなみにここの女性たちの相場は、

ペイバーは500B。ショートは予想通りの1000B。

 この街のランドマークはメリディアン・ホテル。イタリアでよく見られる渋い黄色の高い塔を思わせる建物がどこからでも見える。世界的な一流ホテルが進出しているが、だが、現実は地元の物価との格差に驚くばかりだ。

 

 

 

日本人ホームレスの真実

 

 バッグパッカーも大勢やってくるが、もしろ、リタイヤしたひとたちの都といったイメージが強い。それほど楽しめる観光地はない。象に乗りたくない、熱帯雨林もまっぴらというひとは肩透かしを食うだろう。

 近年、日本人の高齢者が亡くなるニュースが度重なる。10-20年間、チェンマイで生活していた日本人滞在者は70代の後半に差しかかり、この地で最期を迎えた。多い年は年間20人が亡くなった。こうした数字を捉えているのは、チェンマイ日本人会がしっかりした組織だから。

タイの著作が多い紀行作家でジャーナリストの下川裕治さんは、チェンマイに日本人のホームレスをみつけ、彼の転落した経緯を書いている。下川さんはその原稿料を彼に渡し、日本への帰国に用立ててほしいと願った。

 チェンマイの街は昔は置屋しか遊ぶところがなく、ガーデンレストランでの食事が一番の社交場だった。それが1980年ごろ、チェンマイから40キロほど離れたところに工業団地が造成され日系企業が多数、進出した。ここではたらく日系人は車でチェンマイから通う。メイド、車付きの一戸建て住宅をあてがわれる。

 大きな工場では日本人スタッフ10人で400人のタイ人を指導し、ラインにつかせる。言葉、文化、習慣の違いでストレスを抱えながら奮闘する日本人も、今では高齢者になっているのだ。

 街は様変わりし、ベトナムのひなびた海岸都市ニャチャン近郊にアーティストが住み着き街の情報を発信している。チェンマイも最近、アーティストが住みつけはじめた。

 

 

 夕方はリタイアした老人たちがビアバーに集まる。彼らはここに住んでいる。それに対しバックパッカーの若者は深夜に街を徘徊する。治安はいいので危険はそれほどない。ないにしろ人口150万人の地方都市。これがバンコクに次ぐ第2の都市というからその規模の格差に驚かされる。現実には南部の都市に追い越され人口規模は3位に転落しているが、知名度から言えば第2の都市。

 チェンマイでは少数民族の村を訪れるツアーも催行されており、一度は訪れてみたい。ちなみに首長族の女性たちを訪れるツアーが人気。実際はミャンマーの奥地にいる民族だが、観光用に出張しているようだ。首のリングを年々積み上げて、鎖骨が下がり、首が長くなると同時に顔も小さく見える。首長になるのは選ばれた娘だけで、神聖な役目なので一般の雑用などはしない。しかし、これほど異形な体系では生活が大変である。

街の看板は英語と中国語の表記が多い。中国人も大勢入り込んでいるからだ。この街の北には中国雲南省へと通じる国境の街が控える。

中国文化圏に入っているため、日本人は食事に困らない。

卵麵など200円でしっかり具材がのったラーメンが食べられる。

バンコクの屋台だと赤豚のチャーシューがいっぱい入って150円なのだ。

※CHENGMAI各店の価格などの情報はいずれも2017年夏のものです。

 

 

 

 

 

 

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https://www.amazon.co.jp/gp/product/B072HLP2Q4/ref=sr_1_1?ie=UTF8&deviceType=desktop&qid=1494030578&redirect=true&s=books&sr=1-1

 

 

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タイに移住しよう テーメー戦記&コヨーテ 2

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2、SOI  COWBOY

 

わずか150mほどの小路に50店がひしめきあう、バンコクでもっとも勢いのある歓楽街に躍り出た。スクンビッド通りと平行している小路。ソイ21とソイ23を結ぶこの小道には50-60店がひしめき合う。

最初からこれほど人気があったわけではない。2000年ごろまではナナプラザの方がはるかにメジャーだった。しかし、ナナプラザの度重なる取締りで摘発される店が相次ぎ、その間、ソイ・カーボーイは見放されたようにほとんど手入れもなく、成長した。

最初の成功はバカラ。ここの客引きはかつては黒服を着たおんなのこで、この界隈では一番の美人をライナップした。さらに空きがでた隣地を契約して店を大きくすることに成功。この時代を知らない観光客はなぜ、バカラだけ人気があるのか不思議に思うだろう。店の前に客がたむろしている。歴史があり名が響いているからである。コヨーテダンサーも最終的にはこの店に立つのを憧れるほどだ。

何しろプーケットでタイガーのハリボテがあるPINKという店の看板ダンサーもバカラへ移籍した。

店には決まりがあり、店舗の境界線までが客引きできるエリアでそれを超えると、次の店の娘たちが呼び込みをかける。執拗ではない。なかにはあくびをかみ殺している娘もいる。

呼び込みの娘をプロモガールといい、なかにはそれ専門の娘もいる。成績がいい娘が店のマネージャーから好条件を提示されて、わざに磨きをかける。

なかでも笑えるのは、お星様キラキラを踊りながら左右に移動してお客を待ち受ける20ぐらいの小柄な娘だ。狙いは欧米客で、確率はほかの店に比べ高い。時々、マネージャーが発破をかけにくる。彼の胸を叩き、「任せて!」というジャスチャーをしながら、タバコを吹かす。

やはり、お店に呼び込めるのは限られた娘で、彼女たちの能力が店の営業成績に大きく左右する。

だから、店の女の娘がほとんど総入れ替えされることもあるのだ。市場原理が働き年々規模を大きくする店は、系列店とはわからないように2-5店舗を経営している。なぜ、わかるかと言えば、隣で客引きをしていたプロモガールが違う店のコスチュームを着て別の店の前で営業しているから。

老舗のムーン・シャイン・ジョイント、SAHARA、 SPICEGIRL、SOICOWBOY2 は同じマネージャー(男と女)が店内を出入りしている。

53番の娘はボルディー(禿げ)に的を絞って、声をかけていた。嘘だろーと思うが本当。一度、向かいの娘に先をこされ悔しがったそぶりでわかったのだ。しかし、出てきたところをすかさずキャッチ。この体当たりの肉弾営業にはどんな男も堕ちてしまう。

 

 

バカラの近くに昔からスージー・ウォンという店があり、20年近く営業を続けている。そのせいで年老いた老兵がここでママと抱き合っている光景を目にする。そのほかはほとんど入れ替わっている。

カウボーイ2号店、スパイス・ガールなどは人気だ。今はあまりお目にかかれないが、2000年ごろまでは、当局がほったらかしにしていたせいで、おんなのこは店内では全裸で踊っていた。その名残は今も残っており、ある店はでは午前2時を過ぎたころは数人のダンサーは全裸になっている。

 

 

 

ソイとは小路(小道)のことで、ソイ・カーボーイは1970年代に米国空軍の退役軍人だったT・G・ エドワーズが「ロレッタ」というお店を開いたのがはじまり。安いうえ明朗会計で 、今のように店で踊っているおんなのこを連れて帰れる仕組み。そのおんなたちはテンガロンハットにカウボーイのコスチュームを着せたことから大流行になった。このころはまだ、田舎娘の登竜門とかいわれ、垢抜けない娘ばかりだったようだが、彼女たちは2,3カ月で変身する。英語を覚え、懸命に恋人を作ろうとするタイ女性のけなげさが、米兵たちの心を捉えた。中には退役してアメリカに女性を連れ帰った軍人もいたのだ。まさに、リチャード・ギアの出世作になった映画、邦題「愛と青春の旅立ち」を地でゆくストーリーがここでもあったのだ。

田舎の18才ほどの娘は、一家の稼ぎ頭として、バンコクにやってくる。彼女の仕送りで弟や妹は学校へ行けるのだった。特に長女はがんばらなければならない。タイの伝統的な一家は末娘が家の跡とりとなり、年老いた両親の面倒をみる。役割分担があり、長女はおカネを稼ぐことに集中する。そして、彼女たちが夢見るもっとも高い理想が、カネ持ちの国アメリカへ嫁いで行くことだった。

今は昔の話だが、その頃、青春を謳歌したバンコクやここからバスで90分ほどの米軍の保養地パタヤに舞い戻ってくる元米兵は多い。特におんなの娘を指名するでもなく、ビール一本、しかもハッピーアワーにやってきて、チビリチビリと飲みながら、目の保養をしているのだろう。やせ衰えてしぼんだ腕や背中に軍人の面影はない。だが、時どき輝かせる瞳に、かつて、胸をときめかせた時代があったことを偲ばせる。短パンにランニング、これでは女の娘は近づかない。それでも彼らはいいのだ。ここで過ごす夜が好きなのだから。同じ戦場に行った仲間がいればなおいい。

 

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3、ナナ・プラザ

 

ナナプラザはホテル横にあったスーパーのコンプレックス(複合施設)だったが、それを改装してゴーゴーバーとバービアの複合施設にした。最初は1階に人気店が集中して、2階にお客があがって来ないから、ぼったくり店が多かった。ところが、米兵や元米兵は黙ってはいない。店で店員と喧嘩するわ、警察に訴えるわで、そうしたボッタクリ店はすぐ閉店に追い込まれる。

今では観光はタイの国家プロジェクトになっているため、こうした歓楽街にはツーリストポリスが出店をだしている(笑)。

店内で喧嘩をするお客や支払いをしない客は、逆にこのツーリストポリスに派出所に連れ帰られる。ナナプラザは一階にはほぼ万遍なくお客が入るが、2階、3階になると厳しい。そこで最近は時間を区切ってプロモーションを1階のガーデンで行っている。あまり、激しい客引きはない。

気をつけないといけないのが、レディーボーイ専門店がかなりある。看板に謳ってない店もある。なかには驚くほど美貌のレディーボーイもいるし、腰つき、喉仏など注意して見てもわからない固体もいる。それほど整形美容は進化している。しかも、声も完全に女性。パタヤなどでは腰が三角形で変な形の骨盤をしたレディーボーイを見ることができるが、ナナプラザでは見分けることができない。

 

その例は2階の入り口の陣取るレディーボーイ専門店(そんなことは謳っていない)のストラップ。わなである。中国系の綺麗な肌をした妖艶な娘がいる。それもぎりぎりまで面積を切り取ったビキニのパンティー。紐である。そんな娘が2階のテラスから手招きをする。吸い寄せられるように中東の男が入って行く。レディーボーイは彼らイスラム世界の一部のひとに需要があるのだろう。バングラディシュ、インド。パキスタン、それからペルシャや中東方面のひとは見分けがつきにくいが、彼らが吸い寄せられている。なかには中国人もわからずに入ってしまう。ストラップ、恐るべし罠。

どの店も客層を狙って店作りをしている。

 日本人を狙った店はロリポップ。スコール。可愛い短いスカートにフリフリのついたパンツの三角形がのぞく。お客が誘いに乗らないと泣くマネをするなど可愛い仕草を見せる。

 客引きはおんなのこのペアで、2人で「これからガンバルぞ!」と気合を入れる仕草がかわいい。曲にあわせて腰を振りながら気分を盛り上げる。

 

 ナナプラザに行政視察が入ることがある。消防施設などの安全性の確保や深夜営業時間の遵守や女性たちのHIV テストの徹底など。これは一時、バンコクエイズが猛威を奮い、感染者が100万人に近いという記事がでたことから、観光を国策として掲げるタイ政府としては、厳しい対応を迫られることになった。その施策のひとつが、従業員女性のHIV 診断書を提出しないと、雇用しないというものだ。

 ことの起こりは2000年末ごろ、イギリス政府がタイから帰国した男性にHIV感染者が多いことから、新聞が書きたて旅行者に警戒を呼びかけたことにる。これで観光客(男性)が激減し、タイ政府も動かざるをえなくなった。

つまり、店の娘は安全だが、HIVの診断書が提出できなくなった娘は、フリーランサーにならざるをえない。

ツーリストポリスもテレビや新聞社を集めて、出陣のデモンストレーションを行う。

 

4、タニヤ

 

 かつての勢いはない。日本人駐在員のためにできたタニアはSOI

COWBOYなどに比べ、料金も高いというイメージが定着しており、欧米人には人気がない。狭い小路に約60店がひしめきあう。コロニアル風に1階が店舗で2階は宿。1階にはホテルのロビーや、レストランもある。日本人客が激減し、クラブ風の店ではやっていけなくなった店が衣替えした。一見、便利そうに見えるホテルだが、歴史あるブロサッリー(連れ込み宿)なので、ここに宿泊するのはやめておいた方がいいかも知れない。

 日本語をしょべる女性が売り物だが、英語もタイ語もできないひとには安心できる場所だ。夜もふけると一階のテラスで女性が涼む光景がみられる。行き場のないレディーボーイがものうげにタバコをくゆらせる。何時間いるのだろうか。その横をシルクのガウン(日本の浴衣を思わせる)を羽織った美しい娘が買い物にでて来た。20才ぐらいだろうか。

 

2000年ごろまでは昼間に入れる店があり、タイの農村部から出てきたばかりの娘が昼ねの相手をしてくれるモーニングサービスというのがあったと駐在員が教えてくれる。彼女たちの夢は、いい旦那様を見つけて、お店をもつこと。それを叶えた娘もいるが、そんなのは砂漠の1粒に過ぎない。ほとんどは失敗するからだ。

 タニアへはバイクタクシーを利用すると夜なら5-6分でつく距離にあるので、衣料品や偽ブランド品をひやかすのにはいい場所だ。ただ、それほど安くはない。時計からバッグ、財布までいろんなA級からB級、C級の品が夜ともなれば軒を借りた屋台ショップに並ぶ。熱帯の街なのでこの街で使い捨てと考えた方がいい。持ち帰ると没収される。

  

 

タニアを襲った注射器娘

 

2000年の世紀末、「注射器娘」の出現でタニアは大打撃を蒙った。この界隈のひとは知っているが、店で働いていた娘が客からエイズを移され、将来を悲観したあまり、自分の血を注射器に吸い上げ、路地で待ちうけ客を襲ったというエピソード。これを詳しく調べたのは、ここでお店を経営するマネージャーで、各店のマネージャー同士で横の連携をとり、調べたところ、該当する店はなかった。それに、その注射器娘、本人を知っているひともいない。つまり、噂が伝播し、本当に街全体に被害がおよんだ「また聞き」による口害だったらしい。

 この話は今ではばかばかしいと笑えるが、当時は実際に起こった怨念による襲撃事件の様相で、このため店の従業員が出勤しなくなった。だが、話好きのタイ人気質で、目撃したというのは、誰もが知り合いの友達とか、かなり離れている。

 この頃のエイズ禍はすごい勢いで、政府が実態を発表するのが遅すぎ、逆に海外から指摘されて対策を行った。対策のひとつは従業員に定期診断を受けさせ、HIV検査結果を提出しないものは、働けないようにした。コンドームの着用キャンペーンとあいまって、タイに再び、観光客が帰ってくるのにはそれほど時間がかからなかった。

 その理由のひとつはすでにタイは、アジアのなかで突出した魅惑の観光地になっていたからだろう。

 その魅力にひきつけられ様々な人種が集まる。タイ人のルーツはマレー系、つまり、肌の色が少し黒い。それに色白の中国系が混血して、現在の情熱的なタイ人ができたというわけ。様々なカラーが見られるのは、未だにインドネシアインドシナ半島南からひとが流れ込んで来るからだ。

また、身体がほっそりとしてまっすぐの黒髪のベトナム系も入っている。さらに、インド系、アラブ系、いろんな人種がミックスしている。

 

 

 

 

5、ファランの移住地

パタヤ 永遠の楽園

 

 長期滞在者はバンコク市内からバスで90分ほどの海岸の街パタヤに集中している。バンコクより物価が安く、ホテルなども廉価。600ドルぐらいからいくらでも見つかる。バンコク市内からは是非、バスを利用したい。バンコクで知り合った現地のひとが車で送ってあげると誘われても、そのあと車が故障したなど、難癖をつける詐欺が昔からあるからだ。パタヤは実に地理的にわかりやすく整備されており、ガイドの必要はまったくない。病院や警察などもわかりやすい場所にある。

プーケットにはトゥクトゥク・マフィアのようなものが報告されており、ボッタクリがあるが、米軍の保養地として開発されたパタヤは、米兵がこうした不法行為を許さないのでまず、嫌な思いをすることが少ない。

そもそも、ベトナム戦争時に米軍とタイ政府の間で、レスト&レクリエーション条約(R&R条約)が結ばれ、ベトナムで戦う兵士に休暇と保養をタイが提供する内容。

ホテルは未だに増え続けており、ハイシーズン(年末)以外はどこでも選べるほど。ただ、歓楽街に面したホテルは深夜2時を過ぎても騒音で悩まされることがあるので、フロントに聞いてみよう。

 歓楽街の中心は2つ。ソイ6-ソイ8、それからウォーキング・ストリート。いずれも海岸に面しており、海がどちらにあるかを気にかければどこにいても現在地がわかる。ウォーキング・ストリートは2016年ごろから中国からの団体客がすごい勢いで増えており、その前から入っていたロシアの旅行者の増加とあいまって、パタヤの観光客は増え続けている。どこにいても中国語を聞かない日はないほど。パタヤウォーキング・ストリートは海岸に沿って西側を目指せば行き着く。ここに1000軒ともいわれるバービア、それにディスコ、ショーパブなどが乱立する。

バービアはコンプレックスに様変わりして、大型店内にそれぞれ区画ができ、団体が何人でも入れるほど巨大。昔はゴーゴーバーと呼ばれた形態の店も健在で、2016年末にオープンしたスカイフォールなどは美人をラインナップしており人気。ディスコはウォーキングストリートの終わりにあるアイバーとインソムニアが成功した。ここにはロシア人観光客の団体が入ってくるため、どこからかベトナム人のフリーランサーたちが同伴しているケースがみうけられる。

アイバーは1階の海に面したオープンバー、インソムニアはディスコ。両方ともレディーボーイは入店できない。そのため、外にたむろしている。また、おんなのこでも入店を拒否される娘もいる。これまで問題を起こしたためかどうかはわからない。

この2店は「フリーランサー・バー」とも呼べる。バンコク市内のテーメーを進化させたらこうなったという形態だ。しかし、2017年には 人気がですぎて、入れない客がでている。それでもセキュリティーは厳しくボディーチェックして入場を制限する。

ポリネシア系のガードマンはまるでラグビー選手のように厳つく、カジノやバーのバウンサーに近い。この店ではないが、暴れた客が外に引きずりだされ、殴られているのを見たことがある。しかし、こぶしで殴って怪我を負わせるのではなく、上から叩き落とし、這い蹲らせ、暴れないようにする程度で、「そのままにしていろ」と言って引き上げる。

めったにないが、通常は2-4人に挟まれて店外に連れ出されるだけで終わる。

Disco Insomuniaに現われた中国系美人とベトナム美人

 

 

 

天才数学者ペレリマンが挑む 宇宙の形 第1幕: 宇宙の真実の姿とは? (oriental novels)

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天才数学者ペレリマンが挑む 宇宙の形第2幕: 次元を超えて格闘する数学者たちの生き様を追って

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宇宙の形第4幕 ポアンカレ峰アイガー北壁の死闘

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宇宙の形第3幕 物理学者の死闘

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連載 タイに移住しよう テーメー戦記&コヨーテダンサーより

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第1幕 タイに住んでみると

 コヨーテダンサーは、実はゴーゴーバーにいる踊り子だけではない。もっと純粋なダンサーとして、自動車ショーやカー用品などモーターショーで踊る子たち。日ごろはショップ店員だったり、ショーダンサーなど様々。何しろ、イベント期間しかダンサーの仕事はない。

 モーターショーではピックアップトラックの荷台を舞台に見立て踊るのだが、すぐ身近に観客(男だらけ)が迫ってくる。手抜きはできない。ダンサー1人に20人が集まっている場合もある。決して割りのいい仕事ではない。もっと美人でスタイルがよければモデルの仕事もある。しかし、モデルは一握りのひとたちが独占しており、ずば抜けた美貌が求められる。

 そうではなく、リズムに身をよだねて身体をくねらせるダンサーに特別な才能はない。身近なアイドル、庶民の女神、チップをはずめば携帯の番号さえ交換してくれる。バンコクスクンビット地区、パタヤプーケットチェンマイなどダンサーとゴーゴーバーを追って、タイ中を駆け巡って彼女たちの生活を追った。

 

 

 

タイ 沈没ガイドブック

コヨーテとおおかみ

 

 

 バンコクスクンビット地区には日本人が多い。5つ星、4つ星ホテルが林立し、リニューアルされた中級ホテルはリーズナブルで治安もいい。40ドルから60ドルで静かな部屋がとれる。なぜ、ここの地区が人気かといえば、バンコク一の歓楽街ナナプラザにSoi Cowboy、伝説のカフェ・テーメーがあり、美しいタイ女性を連れ帰ることができるからだ。

 

 

 

フリーランサーが集まる カフェ テーメーはラムチェットホテルの半地下にある。表には入店が禁止されているレディーボーイが多いが、女性も混ざっている。

 

 

1、テーメー

  援助交際カファ・テルマエ戦記

 

テーメーとはフリーランサーの女のこが詰めかける、援助交際カフェ。正式名称はTHERMAE。なぜ、こんな名前なのかというと、日本人がつけたからではないかという。ターミナル21前で略して「テーメー」。そんな嘘を教えてくれたのは、ここに足しげく通う友人の神田君。本人はそう信じていたが、もっと年がいった日本人に聞いたら、語源はローマの浴場「テルメ」もしくは「テルマエ」に由来。嘘のような本当の話だが「テルマエ戦記」という本が日本で出版されたこともある。そんなわけで、この章はテルマエ戦記となった。

バンコクに開通したスカイトレインTBSのASOK(アソークを下車し、ターミナル21の方向をめざす。さらに、ロビンソン百貨店の前を直進する。歩くこと5分。今度はS15、それに2017年初めにオープンしたHOOTERSの大きな看板をさらに、まっすぐ。すると右手に小さな社(やしろ)があるラムチェットホテルに到着。

この半地下にテーメーがある。最初に目に入るのはブッシュ・ガーデンの文字(左)、そして、ラムチェットホテルの文字。ホテルの右側斜め下に入るとテーメーに入れる。

ガーデンの入り口には、おんなのこがたむろしているが、彼女たちはレディーボーイがほとんど。入店が禁止されているので、テーメー外で客待ちをしているのだ。10人ぐらいはいつもいる。

なかにひときわ美しい日本人好みのOL風女性が生垣のコンクリートの淵に腰を下ろしてiPONEを操作している。ポケモンゴーでもしているのか?

つんとした鼻、大きく涼しそうな瞳、横顔が美しい。色白ですらりと伸びた脚は白く輝く、欧米のひとはこれを蜂蜜色と呼ぶが、照明の下で見ると一層魅力的だ。

だが、待て? なんでカフェの外にいるのか。レディーボーイはそれと一瞬でわかる個体から、よく観察すればわかる個体、そして、しゃべれば声でわかる個体、最後の一線を超えるまでわからない個体がいるので、注意してほしい。それでも、いいというひとだけお持ち帰りしよう。

さらにややこしいのは、本物の女で息ぬきにタバコを吸いに出てくる娘も混ざっている。

 

テーメー店内は壁際をぐるっと取り巻くようにおんなのこが並んでいる。その数はざっと50人から70人ぐらいだろうか。午後10時から店が閉まる午前2時まで、男女が出入りするがだいたい女が60-70%に対して男が30-40%ぐらい。

店内はファミレスほどの広さで、壁際にボックス席(4人掛け)、中側にはテーブル席が設けられている。中央のS字カウンターテーブルを一周すれば今夜のライナップがわかる。

店の業態はカフェバー。飲み物を提供するだけ。フリーランスの女性とお客が知り合う場所を提供しているだけだ。だから、店のウェーターはマッサージ師のようなブルーのシャツを着た老人である。これなら、当局に睨まれて追求されても、あくまでもカフェだと言いはれる。

 

それには深いわけがあるのだが、おいおい話そう。テーメーは今では日本人のためにできた店のような錯覚を覚える。女性も日本人が好きそうな格好をした細身の女性が多い。この熱帯の街ではひときわ美しく肌を見せる、ホワイトの短いショーツ。デニムの短パンからまっすぐに伸びた脚をきれいに見えるように片足を少しだけ引いて、手で手の甲を重ねて、微笑んでいる。まさに、ほほえみの国、タイランド

 

ブルーとホワイトの縞柄模様のワンピースは太ももをぎりぎりまで見せるタイトなデザインで洗練されている。こんな娘はすぐにテイクアウトされるので見つけたら交渉あるのみ。

だが、待てよ。彼女の前に行き声をかけた中年の日本人男性にたいして、顔を背ける。二度、三度と日本人は念力を送るが、無視されている。ばつが悪そうに歩き去った。しばらくして日本人の20-30代の男性が前を通り過ぎる。ほほえみが帰ってきた。その笑顔がいっそう彼女の魅力をひきたてる。

つまり、ここは自由恋愛の場、熱帯雨林のジャングル。弱肉強食、魅力がなければいくらカネを積まれても我慢できないものは我慢ならないのだろう。よく見ると、先ほどの中年男性と同じ年、ぴったりの女性も待機している。

 

このあたりを、知り合ったアーン(20才)にそこはかとなく聞いてみた。アーンとはこのお店で知り合った仲だが、彼女は流暢に英語を、それにたどたどしいが日本語も話せる。

「やはり、50才位までかな。それ以上はイヤ。やさしいひとならデートだけならいいけどベッドは少し考える」

「考えるって、考えてもどうにもならないでしょう、そんなもの、若かろうが、年が行っていようが同じでしょう?」と言うと、上からものを言われるのがきついというのだ。つまり、父親以上の年代のひとはどうしても、いっしょにいても楽しめないという。

 

では、かっこいい親父はいないのかといえばそうでもない。つまり、全体の雰囲気なんだそうだ。雰囲気、そんなムードをもった大人ならファラン(白人)にはいっぱいいるけど、日本人には少ない。先ほどの日本人の中年を見ていると彼の表情が硬くこわばって見えた。余裕がないのかしかめっつらをしていた。このあたりのことを言っているのではないだろか。

ファラン 主に西洋人をさす。語源はタイ語の「ファランセット」つまりフランスから来ている。タイの女性は最初は白人をみなフランス人だと思ったのかも知れない。

 

ビール100バーツが入場料 広く薄暗い店内には、無数の女性たちが待機している。

入場料はないがドリンクオーダーが必須。中に入ると、左手にドリンク販売コーナーがある。

ドアを開けたところに店員が待ち構えていて、ドリンクコーナーへ誘導されるはず。

コーラ60バーツ、ビール100バーツと決して高くはない。

 

 

さて、ここに足しげくやってくるおんなたち。18-40才ぐらい。 若いほうから探してゆくと、純真そうで笑顔に心なしかはにかみがある娘がいた。普段着のような淡いブラウンのTシャツ。下はデニムパンツ。でも彼女は色白なうえに目鼻立ちが整っている。連れ出されるのは時間の問題だろう。そう意識しているのか、そんな若い娘はみんなCA(キャビンアテンダント)のようにきちんと立っている。男が近づくと微笑みかける。

つまり、これがすぐ商談が成立するトップクラス。

そうでない投げやりなおんなのこもいるが、それは愛嬌。毎日、4-5時間いても声が掛からなければ椅子に座っているほうが楽だ。それに、しだいに顔見知りが増えて男から声がかからない者同士、女同士で友人になってしまったのかも知れない。

最近は、中国人、台湾の男性客、それに欧米人も店に顔をだすが、やはり圧倒的に多いのは日本人の男性客だ。次いで中国人のツアー客(バジェット・トラベラー)。かつての日本の隆盛は消えかけている。

しかし、話してみるとわかるのが、ここに通いつめているおんなたちが日本語をしゃべれるかというとそうではない。ほとんどがカタコト。なかにはしゃべれる娘もいる。

「どこで日本語を習ったの?」というほどの娘もいる。実は表のガーデンでカップルが成立して出て来るひとを観察すると、誰も連れ帰らず、男たちだけで出てくるグループが多い。冷やかしではないけれど、さりとて連れ帰るほどの娘がいなかったようだ。

このテーメーの上がラムチャットホテルで、もっぱらラブホテルとして利用されている。室内は狭く利用料は600バーツ(休憩)。ここに宿泊するのはやめておいた方がいい。寝れないからだ。

同じくここで知り合った19才のレックは、女子大生。

タイには無試験で入れるランカムへーン大学があり、身分だけは大学生というおんなのこがこの風俗業界に多い。その大学の学生数は30万人とも40万人とも言われる。卒業するのが目標ではなく、在籍することに意義がる大学もあるのだ。

 

ランカムへーン大学 バンコク市内の東部にある国立大学。無試験で入学できるオープン大学で在籍者数は国内最大の35万人規模。学歴社会のタイでは大学卒は一般に比べ1.5倍以上の高給とり。だから働きながら7-8年かかっても卒業する社会人もいる。ちなみに、最高学府が後半にでてくるチュラロンコーン大学、タマサート大学で、日本の東大、京大に相当する。

カフェ・テーメーにも大学生は出没する。足がスニカーだったり、ポロシャツだったりで、ドレスなど戦闘服でない娘はその可能性がある。大学には制服があるが、紺のスカートに白のブラウスに大学バッジ。これでナナプラザやテーメーにはでれないので普段着でやってくる。この制服がパッツンパッツンのつまり、ぎりぎり身体が入るまで詰めたサイズにするのが、女子大生の着こなし。

 

 

ここではほぼタイ語しか通じないと思っていい。英語はカタコト程度。英語はしゃべれるのは欧米人を相手にする娘である。最低、サワディー・カップから交渉までの10フレーズは覚えて行くとスムーズに運ぶ。それができないとなると、テーブルに座ってメモを取り出すとか、熱意を示すしかない。それでうまくやっているひともいる。つまり、そのためにテーブル席はあるようなもの。

 

ここは夜の2時に閉店すると、さらにすぐ近くにホリーズカフェがもっと遅くまで開いているので、そこにおんなのこたちは移動してくる。だが、レディーボーイが多い。

 

昔はサイアムホテルがあり、そのホテル内にあるサイアムカフェが有名で、ここが男女の出会いの場だった。その集客力のすごさから周辺の公園にまで女性が並ぶという現象が続いた。今はあちこちに分散している。どこにいるかというと、ナナプラザ前とか、駅やターミナル周辺である。ジャマイカなどカリブから来たおんなのこもいる。つまり、彼女たちの黒い肌のせいで、彼女たちには室内の場所がないのだ。だからBTSのナナー駅とアソーク駅の路上に一直線に立っている。もう少し詳しく分類すると、アフリカ系とカンボジア人はソイ3-5に立っている。アフリカ人は幅広く美しい娘もいる。

タイのヒエラルキーは、色が白いほど価値がある。

なかでも目を見はるのは、アラビア世界からと思われる女性もいるのだ。それは中東の店が立ち並ぶソイ3-5に数人いるが、彼女たちの美貌とスタイルは目をひく。彫りの深い目鼻立ちがしっかりした陰影のある顔。そして何より憂いのある瞳。だが、彼女たちフリーランサーには軒先しか営業場所がない。

 

トランス・ジェンダー

 

ひとつだけ、ずっと心に引っかかっている。いつまでも記憶に残る。タイにいるレディーボーイのなかには、心は女性なのに、生まれた身体が男性だったトランス・ジェンダー(性同一症候)のひともいるのだ。深く知り合えば、知るほど彼女の心の底を覗き込むことになる。最終的に元・男だったとしても決して、心を傷つけるような、なじり方をしてはいけない。

「いつから、自分は女だと気づいたの?」と、聞けばトランス・ジェンダーかどうかわかる。

そんな娘は多額の借金をしてでも、男性器を切り落とし、完全な女性になる手術をする。そんな娘だけの店がソイ・カウボーイにある。3カ月程度で踊り子たちは入れ替わるので、ラインナップは変わる。新しい娘が入ると中にずば抜けて美しい娘がいたりする。

 勤務形態も様々で自由出勤のひともいて、昼間勤めを終えてから、週に数回だけ顔をだし、デートを楽しむ娘もいる。すれてないので、ほんとうに素人だったりする。そうなると恋愛も本気になり、命がけになる。

 

 

おさらい

テーメーカフェ 嬢の言い値相場(→は値引き交渉後)

ショートタイム:2500バーツ→2000バーツ

ロングタイム:朝までお泊りコース 4500バーツ→3500バーツ

 

ラムチェットホテル テーメーの裏階段から直接入れる。普通に宿泊もできる。一泊1200バーツほどとお手頃。

 

 

 

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ソイカウボーイ。写真左はRIOの娘、右の娘はコックカットのレディーボーイだが、心は完全な女性。

 

 

素数ノ謎 解明への大航海: 宇宙の暗号 (NGO japan cyber library)

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次元を旅した男  次元の探検家 理論物理学者ジョエルと仲間の冒険

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