登山家の栗城史多さん 冒険を共有をテーマに！ ありがとう

 日本人登山家の栗城史多（Nobukazu Kuriki）さんが、世界最高峰エベレスト（Mount Everest）登山中に亡くなっていたことが、21日に分かった。

　エベレストで収容された栗城さんの遺体は、同山周辺エリアの玄関口となっているネパールのルクラ（Lukla）にヘリコプターで搬送され、その後首都カトマンズに飛行機で運ばれる。

　栗城さんは6年前にエベレスト登頂を目指した際、凍傷で指9本を失っていた。

 現地のメディア　onlinekhabarによると、今回の登頂計画をサポートしている「ボチボチトレック」のマネージングディレクター、ティカラム・グルング氏の話として、栗城さんは、7200メートル付近のキャンプ3で亡くなっていたという。

栗城さんのFacebookによると、日本時間の午前10時ごろ、「栗城中継班」からのメッセージとして、栗城さんの体調悪化を理由に、7400m地点から下山することになったと伝えていた。

栗城さんは、2009年以降、エベレスト登頂に7度挑み続け、2012年には両手、両足、鼻が重度の凍傷になり、右手親指以外の両手9本の指の先を失う困難に直面しながらも、エベレストの頂を目指していた。

日本時間午前0時ごろの投稿では、「今は、このエベレストを苦しみも困難も感じ、感謝しながら、登ってます」などと、Facebookに投稿していた。

小さな身体で冒険の共有という新しい試みで、身近なヒーローとして人々を勇気づけた。仲の悪い中国の大学からも講演に招請されるなど、政治や宗教を超えて人々から応援されていた。

その最大の努力はパーティーを組織して海外に自らの冒険隊を送り込む資金調達の力量が特に優れ、冒険家や探検家など彼から新しいスタイルを学んだ。われわれNGOでもそうなのだ。皆のことを考えているいること、それが彼をみんなを結びつけていた。そして彼の挑戦は皆を勇気づけたのだった。

われわれはこれら本の出版で得た利益を発展途上のアジアの女性の学習支援プログラムに充てる方針で次々とジャーナリストたちの協力で活動しています。

栗城さん、そして彼を支えた栗城隊の方々、

　　心よりご冥福を祈ります。

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