ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

ネパールの衝撃(連載4)

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第3部

女性戦士ノビナの最期

 

ネパールに、チェ・ゲバラのように尊敬を集めるひとがいる。ノビナという20才の女性コマンダンテ。男たちが多い軍を指揮し先頭に立って射殺された女性指揮官。死ぬ1-2カ月前に同じ軍の青年と結婚式を挙げたばかりだった。

この話を取材したのは、写真家で作家の八木澤高明さん。

わたしは日本で働くネパール人にノビナを知っているか? と日本のコンビニで働く青年ブンさんに聞いてみた。

「若いひとはみんな知ってますよ。有名です」というきっぱりした返事が返ってきた。

 

 

ノビナさんが死ぬ前に残した最期の言葉。

 

「戦闘で血を流すことは厭わない」

「死ぬことは恐れない」。

 

 

 

闘わなければ、ネパールの周辺の村々はいつまでも貧しく、苦しいままだったのだ。カトマンズの都市化との乖離がどうしようもないほど開いたとき、マオイストたちは、国が間違っていると闘いを始めたのだった。王族の子どもたちの破廉恥な贈収賄事件や醜聞がそれに拍車をかけた。

自由のために、正義のためにと、決死の覚悟で武装蜂起したのだった。

 

ノビナさんの年齢はおそらく、まだ、10代最後の若さだったのではと八木澤さんはその死を悼む。

 

 

 

 

 

LONELY PLANET、歩き方では行けない世界へ ようこそ!

このアジア・アンリミテッド・シリーズ。ボーダー(国境、境界線)を越えて南へ向かます!

 

 

 

 

第4部

年間5000~7000人のネパール人少女が

インドへ人身売買

ネパールとインドの国境はオープンボーダーがいくつも存在し密売人やひとを訪ねたり、仕事を探しに行くひとがいる。ネパールとインドの民族の共通の問題はカースト。最下層のカーストのひとはバディ。

そうしたなか年間5000~7000人の貧しいネパール人少女が、インドへと人身売買されている。 被害者の年齢は14~18歳が中心になる。

その大半が16歳以下であり、中には5~7歳の幼女も含まれる。

 

 貧困家庭の子女は初等教育さえ受けられない。貧しい家庭では子どもも重要な働き手として、家事手伝い、家畜の世話、幼い兄弟の世話を担わされる。

 

 基本的インフラも整備されておらず、極端に識字率の低い貧農地帯に暮らす人々は、メディアへのアクセスは極めて困難である。情報から隔絶された社会は、純朴で無知な人々を育む。 世間を知らない少女やその親は、娼婦の周旋人の巧みな誘いにたやすく騙される。

 日本円にして5万円~10万円。

インドには大きな都市には魔窟が存在する

①デリーのGBロード、チャンドポール・ゲート

コルカタのソナガチ、

コルカタのカーリーガート、

④ムンバイのカマチプラ(Kamatipura地区)、フォークランド・ストリート

⑤ジャイプール

ピンクシティの異名を持つジャイプール近郊の沿道ではカースト最下級のベディア族の少女が処女権を競売にかけている。普通の娼婦の相場が100ルピーのところ処女権は20,000ルピーで売れるという。

ケースに入れられた処女

 

名だたる娼窟がある。だが、インドは底なしの魔窟がいくつもあった。

 

 

プネーへ 200ドルで売られる

それはひとりのネパール人少女(17才)がプネーという町の売春宿から救出されたのがきっかけだった。

 

その一室で、カルパナ(17歳)が、自分の身に起こった悲劇を打ち明けてくれた。現地NGOと警察によってインド・プネーの売春宿から救出され、ネパールに帰還して2週間目のことだ。

 

私たち親子は藁にも縋る思いでその運転手の車に乗せてもらい、インドをめざしました。ところが、国境を越えるとその人は豹変し、私たち親子を人買いに売り払ったのです。

私たちはその仲買人に、インド国境の町からムンバイのKamatipura地区にある売春宿まで連れて行かれ、そこで親子で約200ドルで転売されました。

ムンバイは私には初めての土地だったし、ネパール語しか話さない私は、自分の存在を証明するものを何も持っていませんでした。

 

売春宿に到着するとすぐ私は愛する娘から引き離されました。売春宿の男達は「娘を返して」と必死に抵抗する私を殴りつけ、強姦したうえで、「借金を返すまで『性奴隷』としてここで働くか、娘の命を諦めるか好きなほうを選べ」と脅迫してきました。娘の命を守るため、売春婦になる道を選択するしかありませんでした。

 

 

 

 

 

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次元を旅した男  次元の探検家 理論物理学者ジョエルと仲間の冒険

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上記記事はこの本の抜粋です。R18作品に分類されています。

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