写真はsoi Cowboy
バンコク・パッポン通りで、Gogobarのダンサーとして働くタイ人女性エミーさん(22才)が、チャルンラート通りソイ7の2階建てのモーテルの一室で死亡しているのが発見された。
コヨーテではなく、ゴーゴーバーのダンサー。パッポン通りキングキャッスルで踊るトップダンサーの一人。
パッポン 一人4000バーツの政府現金給付案は間に合うのか?
鼻にはケタミンを吸い込んだ跡があり、過剰摂取で死亡したと見られる。
遺体は死後6時間から8時間ほど経っており、隣には女性の恋人の男性が意識不明の状態で倒れていた。
亡くなった女性の友人によると、前の日の夜は5人で誕生パーティーを行っており、亡くなった女性と恋人の男性がこの部屋に残っていたという。
ミャンマーから広がったコロナ感染でバンコクのエンターテイメント施設は1月4日から営業が禁止となった。
ゴーゴーバーのダンサーやカラオケ嬢(キャパクラ)は完全失業状態に置かれている。政府が計画している給料の半額を3カ月に渡って給付される支援対象からも外れる。
またしても完全失業状態に陥っており、救済が急務となっていた。
パッポンのゴーゴーバーはキングキャッスルが2店、キス、グラマー、ストリップ、ピンクパンサー、バダビン、パゴダ、タイバーなどがある。
グラマーは年末に廃業。そのほかの店は観光客が入国出来ない中、営業を細々と続けて来たが、全店営業出来なくなり、街の灯火はまさに消えかけている。
こうした中、ダンサーの死はバンコクでも報じられた。
そして、タニヤで老舗居酒屋「魚ふく」の社長が急病で亡くなった。カラオケ店も経営しており、タニヤもパッポン同様厳しい状況に陥っている。
日本人街は生き残れるのかー完全失業状態の従業員たちの将来は闇に覆われる。
コヨーテとは、ドリンクをお客にたかる呑み方から呼ばれるが、一人の客に女性が集まってドリンクを御馳走になる盛り上げ役。
コヨーテバーはトンローなど高級コヨーテクラブを除くと、ソイカウボーイにある
スパイスガールグループ系列店5店がそれに該当する。リオ、サファリ、ミッドナイト、スパイスガールなど。
ゴーゴーバーとは店の営業形態が違う事を知らない外国人観光客との揉め事が絶えなかった。
しかし、完全なる観光客頼みの営業スタイルが禍いして、2020年夏には再開許可が降りたもののコヨーテバーは、そのまま廃業に追い込まれた。
最近では自動車オーディオショーなどの踊り子をコヨーテダンサーと呼ぶ人もいるが、
ダンサーの仕事は無くなった。
また、コンパニオン、キャバクの仕事も無くなり、もちろん、ホテルの清掃係、レストランウェートレスなどイサーンから出稼ぎに来た20歳前後の人は、再び路頭に迷うことになりそう。
速報
タイ政府関係筋は1月11日、新型コロナの感染再拡大が国民生活の打撃となっていることから、政府が追加の現金給付を検討していることを明らかにした。12日の閣議で1人当たり4000バーツの現金給付案が承認される見通しだ。
プラユット首相は11日、スパタナポン副首相、アーコム財務相、国家経済社会開発評議会(NESDC)のダヌチャ事務局長、予算庁のデーチャピワット長官、エネルギー省のクリット事務次官などと会談しており、ここで現金給付案が取り上げられた。
違法薬物摂取で9人が変死❗️
タイのテレビ報道によると、バンコク都内で11日までに、新しいタイプの麻薬が原因の疑いがある変死が9件報告されたことが明らかになった。
このうち6件が集中するワットプラヤークライ警察署の署長は11日、死亡した6人全員から違法薬物が検出されたことを認め、死因を調べていると述べた。バンコク首都警察高官によると、死体から検出された麻薬はケタミン、覚醒剤などを混合したタイプで、近年、若者の間で流行っていたという。麻薬業者が新型コロナウイルス感染症でケタミンの入手が難しくなったため薬物の配合を変え、危険性が高まった恐れがあるとしている。
亡くなったダンサーは、「バンコク悲恋物語 泣かないでダンサーは」の記事中に登場するダンサーの同僚でした。
ご冥福を祈ります。
そして、魚ふく社長のご冥福を
祈ります