バンコク都心でクラスター感染が4カ所で発生した。一ヶ所はチャオプラヤ川向こうの複合レストラン施設、ルーフトップバーなど。あと2カ所は調査中。感染拡大が止まらず、日々、規制が積み上がる。
バンコクは再び闇に沈みそう
レストランの営業停止が発表されたが、
その後、プラユット首相は会見で「午後9時までの営業は認める」と修正。庶民生活とコロナ対策の両方を見ながら舵を切る方針だ。
タイ保健省によると、12月30日から1月3日に報告があった新型コロナウイルスの国内感染者数は1215人だった。
12月15日以降の国内感染者数をみると、最も多いのはバンコク都西郊のサムットサコン県で1860人、次いで東部ラヨン県321人、チョンブリ県301人、バンコク217 人、東部ジャンタブリ県122人。
バンコクでは「groove evening 」、「The Roof Bar」など4店でクラスターが発生し、都庁が追跡調査を行っている。
Grooveはバンコク都心からはチャオプラヤ川向こうになる。大型飲食複合施設。
2020年からのタイの累計の感染者数は国外で感染した帰国者、入国者も含め7694人、死者は64人になった。
一方、サムットサコン県は3日、県内で新型コロナの感染者が新たに541人にみつかり、12月15日以降に確認された感染者数が累計2401人になったと発表した。感染者のうち1876人は外国人労働者。
サムットサコンでは12月28日にウィーラサック県知事の新型コロナ感染が確認された。知事は3日時点で、入院して人工呼吸器を装着している。