[Bangkok]
バンコク都(Bangkok Metropolitan Administration)は12月28日午後、年末年始のクラスター感染を防ぐため、ナイトスポットなどに営業禁止命令を発令した。
対象は特に感染リスクが高い4事業について閉鎖を命令した。
閉鎖期間は2020年12月29日から、少なくとも2021年1月4日まで。
「少なくとも」という表現からわかる通り、感染が収まらない場合は延長される可能性を示唆している。
閉鎖命令の対象の4事業は、競馬場や、関連する動物の競技場、マッサージパーラー、カラオケ、そしてナイトクラブやゴーゴーバーなどの音楽と照明があるサービス・エンターテイメント施設。
バンコクのナイトスポットとは、ソイカウボーイやナナプラザなどエンターテイメント施設を指しており、Clubやディスコなど日本人街のトンロー、プロンポン、タニヤなど、また、周辺に広く営業している小さなマッサージ店も対象になっていた。
BMAからの発令で、現時点ではパタヤやチョンブリ県、プーケット、チェンマイでは命令は出ていない。
パタヤやチョンブリ県では、連日の感染者の確認を受けて、区分の変更と感染防止策の発出がこれから行われる見通し。
追記
タイCOVID-19状況管理センター<the Centre for Covid-19 Situation Administration:CCSA>は2020年12月29日、新規に新型コロナウイルス陽性の155人が確認されたと発表した。
新規に陽性が確認された155人のうち10人は海外からタイに入国して隔離検疫中の人々。11人は外国人労働者で、134人はタイ人。
また2ヶ月ぶりに1人の死亡も確認され、死亡者の合計は61人に。
死亡したのはラヨーン県のクラスターでに関連した45歳の男性で、基礎疾患があったとされる。
なおバンコクやチョンブリでは感染拡大抑制のため、年末年始はバーやパブなどのエンタメ施設は営業制限が実施される。
ラヨーン、チェンライ などバンコク周辺でのクラスターによりバンコク都心部に影響が出て来た。
貧しい人々の救済策がないまま、閉鎖を強行すれば、自殺者が積み上がり、さらに別の軋轢を生む可能性もある。
すでにこの発令はバンコク中心部には周知されており、年末年始の祝賀ムードを激変させることになった。
「もし、年明け以降も営業禁止が続くなら、
店は持たない」という日系のパブ。そして、すでに12月末時点で閉店を決意し、女性従業員を解雇した店も。
庶民の生活はさらに苦しくなる。
12月31日 追記
Gogobar Disco Club など、所轄の警察署に判断が委ねられており、30日夜は深夜12時までの営業が許可されていたナイトスポットが確認された。
バンコク都心部は、バーンラック警察署がタニヤ、ハッポン地区を、トンロー署がソイカウボーイを、NanaPlazaはルンピニー警察署がそれぞれ担当している。
このため、毎日、バンコクでの感染者数の増減で、許可が禁止になる。
タイ全国での感謝数に歯止めがかからず、チョンブリ県ではもっとも厳しい規制が敷かれた。ロックダウンした街もある。
タイ国内は入れる所とそうでない所があり、レストランも営業禁止のところもある。現地に入る前に情報を確かめる必要がある。
[Pattaya]
タイ東部チョンブリ県知事は新型コロナウイルス対策のため、パタヤとバンラムンでの規制強化を命じた。命令は、即時有効。
タイCOVID-19状況管理センター<the Centre for Covid-19 CCSA>は2020年12月30日、新規に新型コロナウイルス陽性の250人が確認されたと発表した。
2020年12月30日 すべてのショッピングモールは新型コロナウイルスの拡大を阻止するために閉鎖された。ただし銀行やレストラン(販売のみ)、生活用品を販売する店舗は営業出来る。
その他、
・バー、ナイトクラブ、カラオケは閉鎖。
・コンビニエンスストアは夜22時から朝5時まで閉鎖。
・レストランは持ち帰りのみ。店内での飲食不可。
・ボウリング、映画館、ウォーターパーク、観光名所などのレジャー施設は閉鎖。
・マッサージ店は閉鎖。
などの様に、先のロックダウン時のような規制が行われるようです。
なおアルコールの販売禁止はなし。夜間外出禁止令や外出禁止令はないが、ステイホームが推奨されている。