[Bangkok]
タイのチャクリー王朝10代目「ラーマ10世」ことワチラロンコン国王(68)の振る舞いが、世界を仰天させたのをご存じだろうか。
舞台となったのは、タイから約9000キロ離れたドイツの避暑地。
国王は、待従数百人を引き連れ、アルプスを一望できる有名リゾート地・バイエルン州のガルミッシュ・パルテンキルヒェンにある高級ホテル「グランド・ホテル・ゾンネンビッヒル」を貸し切り、愛人20人と“コロナおこもり”ともいえる自主隔離生活を送っていたことが発覚した。
第2次世界大戦時にはナチスの野戦病院としても使われていた歴史ある施設。スクープしたのはドイツ紙『ビルト』である。国王は年間のほとんどをドイツで過ごし、タイへの帰国は公務がある時だけ。
9月24日にはタイへ帰国するとの有力情報が流れている。
不敬罪で逮捕者
学生活動家に司直の手
[Braking news]
バンコクのサナムルアン(王宮前広場)などで行われた反政府集会について、警察当局は22日、集会主催者の学生らを不敬罪などで処罰するよう求める告発の手続が警察署で執られたと発表した。
告発は2件であり、①不敬罪を規定した刑法112条に違反する言動、②サナムルアンが王室所有であるにもかかわらず舗装部分に集会参加者らが民主主義のシンボルとされる銘板を埋め込んだことーに関するものとなっている。
なお、銘板は21日朝には何者かに持ち去られ紛失している。
それは誰だかわかっている。もう書いたのだけど!
わたしの記者としての孤独な闘い
学生活動家を中心にした王室改革を求める声が高まり、不敬罪で最長15年の禁固刑となる可能性がある。9月24日、祖父の命日のため帰国予定だが、この公式行事中に混乱が起こる可能性がある。
軍事政権と王軍隊、学生活動家を中心とした一般民衆との衝突に繋がる。
タイ王国の歴史が動きそうだ!