ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

抗コロナウィルス薬とマスク 国家が奪い合う!


 ドイツのショルツ副首相財務相は5日、新型コロナウイルス対策としてマスク購入措置を強化すると述べた。ZDFで放映されたテレビ番組で語った。

副首相は「われわれは信じ難い量のマスクを必要としている。マスク調達に全力を尽くす。それが現在の方針だ」と述べた。

マスクについては米国も調達強化の動きに出ており、契約を結んだ他国よりも高い価格を払って買い占める「ワイルド・ウエス」(無法で粗野な米国開拓時代)戦略を取っているとの不満が噴出している。

ショルツ副首相は、重要な医療機器の生産を欧州に取り戻したいとし、そうなれば一部製品の価格は高くなっても購入はしやすくなると指摘した。

一方、景気刺激のため打ち出した経済救済策の財源が必要として、所得税減税の可能性は否定した。




GameChanger

インドは抗マラリア薬ヒドロキシクロロキンの輸出を全て禁止した。トランプ米大統領新型コロナウイルス感染症との闘いにおいて、この医薬品が「ゲームチェンジャー(状況を一変させるもの)」になると、繰り返し言及していた。

  インド商工省外国貿易部(DGFT)は4日、ウェブサイトに掲載した文書で、ヒドロキシクロロキンとその製剤の輸出を「一切の例外なく」即時禁止すると発表した。

  DGFTは先月、同医薬品の輸出を制限。制限措置の発表前の契約履行や人道的見地に基づく場合のみ、例外として輸出を認めていた。