ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

ムンバイから死の彷徨 開発のダラビから

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ムンバイから逃れた人々


 ダラビはアジア有数の貧困地区で、推定100万人が約2.1平方キロの土地にひしめき合って暮らしている。公衆のトイレを使うために数百人が並ぶこともある。


 だが、人々が思い浮かべるスラムとイメージが違う。ダラビは経済活動が盛んで、年間数十億ドル(数千億円)超の規模の取引が行われていた。


主要産業は、陶器や革製品、繊維製品などの製造業。約5000社が推定約1万5000の工場を運営。大量に出るごみもここで分別され、リサイクルへと回される。


 ある陶器職人は「私たちは100年以上ここで生活し働いてきた…ここに高層ビルを造るのなら私たちを撃ち殺してからだ」と語った。


低賃金の日雇い労働者はここで働く人々だった。



スラムがシティー