ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

武漢ウィルス インド大陸に到達

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人口14億人を擁する世界第二位の人口大国に新型コロナウィルスの脅威が迫ってきた。中国からユーラシア大陸横断したウィルスは中東勢力拡大、さらに最も危険視されていた大陸の一つ、インド達した。


新型コロナウイルス感染症パンデミック(大流行)が中国大陸を越えヨーロッパにその猛威をふるっている中、次の感染拡大地域はインドである可能性が高いと分析。

17日(現地時間)米国の大手通信社は、各国内での封鎖措置が韓国・中国などでは効果が出ているが、インドではその状況が違うという。

その最大要因として、インドの高い人口密度があげられる。13億8000万人が住んでいるインドでは1キロ平方メートルあたりの居住者数は420人に達する。中国は148人である。

人口が世界第2位であるインドで人口密度が高いのは、都市全域に貧民街と低所得層の住宅街が密集しているためである。

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インドのヘルスケアの専門家は「“社会的間隔をあける”ことは都市の中産階級者たちだけに通じるものである」とし「大多数の都市の貧民層は“社会的間隔をあける”ことがはじめから不可能な地域で働いているためである」と語った。

インドの保健インフラが劣悪なことも不安な要因である。