数学で発見された定理は、必ず自然界にそれに対応する例が見つかる。
数学が先か? 物理が先か?
生物が大量発生するのは素数年。
素数周期を身体に持っていると、捕食者や天敵に出会いにくい。生物は生き残れる。それが大量発生につながる!
素数ノ謎はシリーズ3冊。
1が「素数ノ謎」、この本。
2はこの本と同時に進んでいた現実の物語。2の原稿は失われました。
シリーズ3が「次元を旅した男」。
これでお分かりのように、リーマンが示した複素平面図は虚数空間の入り口を示していたのです。
それは次元への旅へとつながっていました。この旅の入り口に立ったのは私ひとりでしょうか?
1冊目のストーリー
ドイツ人数学者のベルンハルト・リーマンが1859年にある論文を発表した。
この「予想」は、1900年の国際数学者会議では、当時の数学界のリーダー、ドイツのヒルベルトが世界中の数学者に解決を求めた。
米国のクレイ数学研究所は2000年、この問題に100万ドルの懸賞金をかけている。
これが100年でこの問題が「世紀の問題」になったことがおわかりいただけたはず。
人類には、まだ、わからないことが山積み
ある日、プリンストン高等研究所で、数学者のモンゴメリーとダイソンが、3時のお茶の時間に出会った。
ある絵を見ていただきたい。この図には書き込まれいないが、リーマンはこの南北にある2つの領域にも、素数の真実を写す鏡をみつけていた。それがどんな関数を掛け合わせたものかはわからないがもうひとつの真実を見せる対称性を見つけていた。わたしはこの謎に食い込めるだろうか? この南北の対称性について、記述した文献はいくら探してもない。考えられるのリーマンの黒い手帳だけ。
ベイリー卿はハート型ビリヤード台で玉を打つとあの飛び飛びの間隔が現れることに気づく。アランコンヌ博士は非可換幾何学で核心に迫る