ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

トンローで日本人女性脅迫 犯人バンコクに放たれる


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2020年2月9日の夜、バンコクの日本人街のトンロー警察署に、日本人女性が自宅のコンドミニアムで、同棲するハンガリー人の男から暴行を受けたと被害届がありました。

これを受けてトンロー警察署が出動、コンドミニアムハンガリー人の男を発見しました。

捜査関係者によると、ハンガリー人の男は四カ月ほど、この日本人女性のコンドミニアムに住みつき、これまでに投資などの名目で、約200バーツをわたさせられたということです。

女性が男に女性の自宅から出ていくようにいうと、男は航空券代を出せと1500ドルを要求。

これを女性が渡すと、男は今度は「パスポートを女性のせいで無くしたから出国できなかった、女性のせいだ」と言い出し、女性の家から出ていくのに5000ドルと、新たに航空券代を要求、女性に脅迫や暴行をし、女性には体にアザなどが出来ていました。

警察により、男はコンドミニアムからトンロー警察署に連行されましたが、男は200万バーツの金をまきあげたことを否定しながら、警察署内で警察官の前でも「殺してやる」などと脅迫的な言葉を多数叫んで、女性に金銭を要求していました。

そこでトンロー警察署の警官が「じゃぁ、まずお前が買ったという1500ドルの昨日の航空券を見せてください。これが嘘なら詐欺罪になりますよ。」というと、男は航空券は無いと言って、金銭の要求を諦めてトンロー警察署から出て行ったということです。

トンロー警察署では、本事件は男女間のトラブルで女性の意向もあって、男を現段階ではこれ以上は法的な追及をせずに、被害女性の保護を最優先に対応をしているということです。

なお捜査関係者によると、女性の被害届を受けてコンドミニアムの捜査を行った際、男のスマートホンの写真などから、毎晩のように夜の街で他の女性と遊んでいる写真なども確認されたということです。

バンコクの日本人街のトンローでは、このような事件も含めて、多くの事件が日本人と関連して起きています。
この事件についても、大金をせしめる経験をした男がトンローに放たれたことで、また他の被害者を発生させる危険性も高いのではないでしょうか。
このような被害にも合わないよう、十分ご注意下さい。