中国の賢人政治は共産党が標榜する大中華圏の覇権をめざすもの。2050年までに米国を追い越し、世界の覇権を握るダイナミックな戦略。
そのための戦略のウイングがこの一帯一路です。だが、その計画について、米国は経済的にアジアの国々を次々とドミノの様に倒してゆくと言いながら、傍観しているだけです。
どの国かが返済し回廊が繋がっても、債務不履行になっても、中国にとっては同じことです。
ここがポイント
どちらに転んでも金は回収できるのだから。
進めれば進むほど、
世界のカネ、モノ、ヒト(労働力)、資源を手中にできること。
つまり、チェスの勝負です。わからないうちに世界の123カ国から資金を集めることに成功したアジアインフラ投資銀行。中国が主導する世界の銀行。
カナダなんかほとんど何も理解せずにカネをだしています。
対抗しようという国が存在しない
ここがポイント
東シナ海での制空権、実効支配をもはや日本は傍観するしかなくなる。アジアにはものを言える国は無くなる。
日本の発言はすでにカンボジアでの会議で、無視されるほど、中国の力は増大しています。
事態は深刻 引退した日本人先輩がまた罠に!
ルクセンブルクで7月に開かれた中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の総会。セミナーの壇上には、これまでAIIBを批判してきた日本政府の元高官らの姿があった。
一人は大蔵省(現財務省)で国際金融畑を歩んだ元財務官で、国際通貨基金(IMF)副専務理事やアジア開発銀行(ADB)理事も務めた加藤隆俊氏(78)。この10月からは各国の要人から助言を受けるAIIBの「国際諮問委員会」(11人)に加わった。
メンバーには、パキスタンの元首相やマレーシアの中銀元総裁らがいる。
「IMFやADBの経験を生かして助言してほしいと依頼された。日本政府の立場から関わるわけではない」。加藤氏はそう話すが、「官邸から了解を得た」(財務省高官)上での人事である。現政権と距離が遠い元首相の鳩山由紀夫氏と交代する形だ。
もう一人は、ゼネコンなどでつくる海外建設協会の山口悦弘専務理事。国土交通省のOBだ。AIIBの総会には、事業の受注やネットワーク作りをめざして多くの人が集まる。日本政府の関係者の姿は珍しかっただけに、目をひいた。
2030年には私たちを最も脅かす存在になるのに、
なぜ?
これは中国が1980年代からずっとやり続けている下手に出て、相手から直接、学んで、倒す方法そのままである。
日本人のお家芸であった造船、家電、PC、自動車製造で、引退後、現役中に中国に渡ったスパイは100人どころではない。
本人は自覚してないだけで、
先輩は日本を苦しめる結果を招いたのだった。
日本の生産技術の知恵を移転した先輩たち。わたしは彼らをよく知っている。優れた技術者で人格も素晴らしかった。だが、中国が我々を苦しめることを知らなかった。
中国に旅行中の北大教授はスパイ容疑で拘束された。中国はそれほど、自国の防衛に敏感なのに日本人はこの闘いに薄寒いほど無知なのか?
お人好しにもほどがある。
子どもや孫はあなたのした事をどう思うだろう?
習近平(シー・ジンピン)国家主席が2013年に提唱しました。陸路で中央アジアを経て欧州に続く「シルクロード経済ベルト」を「一帯」、南シナ海からインド洋、欧州・アフリカへ向かう「21世紀の海上シルクロード」を「一路」と呼びます。
沿線は約70カ国とされます。インフラ整備を軸にヒトやモノ、カネ、情報の動きを活発にし、経済と社会の発展を促すアイデアです。南太平洋や北極圏も含まれ、中南米も取り込もうとしています。
わたしが一番苦しんでるのはマスコミの企業体質が弱体化して、先に迫る脅威を感じられなくなった事です。目前に立ちはだかる絶壁が何であるか、わたしはこれを見ていただきたかったのです。
数学でいうエウクレイデスの背理法。
問題そのものを捨てて、「テーメーカフェ戦記」を書いて出版したのは、東南アジアの現実と日本の真実を知らせるためでした。
ところが、まさか日本人の常識がそれを阻むとは、、、。
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http://reuterjapannews.hatenablog.com/entry/2020/01/01/164119
写真はチェンマイのターベー門。押し寄せる中国人観光客はもの凄い数に!