ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

ベトナム ビザを大幅に緩和 外国人天国

f:id:reuterjapannews:20191217162026j:plain

 大筋で決定していた。あなたも永遠の旅人になれる!

 一定の条件を満たす沿岸経済区に入る目的で入国し、滞在期間が30日以内の外国人に対してビザを免除する。条件は、

◇国際空港を有すること

◇明確な地理的境界があること

◇外部と区別されていること


 さらに、「外国人がベトナムのビザ免除措置を利用してベトナムに再入国する場合、前回の出国日から再入国日までの期間を30日以上あけなければならない」とする規定も廃止される。

沿岸経済区とはベトナム国内におよそ20地区が指定されており、外国人が生活できる環境が整っている、整備中のテリトリーのこと。

しかし、これまで15日以内だったベトナム観光は大幅に書き変わることに。

例えばバイク縦断の旅。ホーチミンハノイ間が限界だったが、サパやラオカイなど北部まで脚を伸ばせることになる。

また、沈没愛好家にはこれほど魅力的なデスティニーはない。何しろ、中部から北部沿岸保養地は実質物価1/10。最貧地区では1/12。世界からバックパッカーが訪れることになりそう。

f:id:reuterjapannews:20191217165723j:plain

だが、職業旅行家はある事に気付いたのだ。それはインドシナで思う存分、回遊しながら、永遠の沈没が可能になったこと!

つまり、タイのビザラン規制が厳しくなったことから、カンボジアラオスへと流れていた旅人は、ベトナムが加わった事で、タイ起点のインドシナ周遊に道が開けたのだ。

つまり、こんな旅

バンコクチェンマイで60日過ごす。そして、ラオスで30日、カンボジアベトナムで30日、タイで60日。

これを永遠に繰り返し、インドシナ半島に棲みつくこと。

なに?

忙しい? 

アホらしい!

そんな旅したく無い?


うっ、

ここで気づいて欲しい。

中国が陸続きなのだ。昆明や西双版納、

大理やシャングリラへも脚が伸ばせる。それも、また、ベトナムへ帰って来れる事に。

来年は大バックパッカーブームになりそうだ。

これって、もしかして東京オリンピックより、

凄いかも!



解説

以前はこうです。

15日以上のビザなしベトナム滞在は、途中でビザ延長の手続きをすれば、ビザなし滞在者向けに追加で15日間ベトナム滞在を延長することができます(合計でビザなしで30日間ベトナム滞在が可能に)。

ビザなし滞在の延長申請はベトナム現地の旅行代理店の保証が必ず必要になるので、旅行代理店を通してしか申請が行えません。旅行代理店に払う料金は40USD前後が一般的です。

ちなみに、「ビザなし滞在期間」が残り3日間を切っているとこの延長手続きができなくなります。その場合は、後で紹介する観光ビザか商用ビザを申請し滞在を延長することになります。


 30日以内のビザなし再入国は?

ベトナムにビザなし入国した後、一度ベトナム国外に出てしまうと、30日間ベトナムにビザなし再入国ができなくなります。ビザなし再入国を禁止しないと、カンボジアラオスなどの近隣諸国の国境越えを何度も繰り返すことで、永遠にビザなし滞在が可能になるためです。


これが2020年7月から30日間の出国日数に関係なく、再入国が出来ることに。

どうしても30日以内にベトナムに再入国したい場合は、観光ビザか商用ビザを取得する必要があります。ビザの取得方法については後ほど解説していきます。


 ベトナムから近隣国にビザなし入国可能?

島国の日本と違い、ベトナムに行くと隣国へのアクセスが非常に容易になるため、ベトナムから東南アジアのどこか第三国を訪れる方も多いと思います。東南アジア各国への入国条件(ビザ条件)について簡単にお伝えします。

 

カンボジア ベトナムの南半分と国境を接しているカンボジアカンボジアホーチミンからバスで訪れることも可能なため、ホーチミン在住の日本人の身近な旅先として人気の国です。しかし、ベトナムと違い、カンボジアの場合は、どれだけ短期間の滞在であっても、ビザが必要になります。ビザは、カンボジア大使館・領事館での窓口申請・郵送申請、旅行代理店を通しての申請、カンボジアの空港での申請が可能です。また、カンボジアの空港であれば、事前申請なしアライバルビザの取得も可能です。 

ラオス カンボジアの北側に位置し、ベトナムの中部~北半分と国境を接しているラオスラオスの場合は、ベトナムと同じく、日本のパスポートを所持している場合、15日以内の滞在であればビザなしで入国・滞在が可能です。(パスポートの残存期間は6ヶ月以上必要)

 

その他東南アジア各国(タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポールタイ、フィリピン、マレーシア、シンガポールも、日本のパスポートを所持していれば、滞在可能日数や必要なパスポートの残存期間などに違いはありますが、ビザなしで入国・滞在が可能です。