ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

ネパールはすでに中国陣営に組み込まれた4

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カトマンズから


チャイナマネーとともに、人民がどんどんやってくる。急増する中国人観光客を当て込み、ホテルやレストランを開業するため、ネパールに移り住む中国人が増え続けているのだ。

ネパール語も英語もまったく話せない。
そんな彼らが、

カトマンズの王宮通りに次いで、ネパールで地価が高いタメルで20平米6万ルピー(約6万円)と高額な地区にホテルやレストランを開業する。

 

 

カトマンズで中国人の進出が目立つ。
日本人はチベット系とアーリア系のネパーリーは見分けれるが、そうではない似たような顔の東洋人。
彼らが不動産を買っている。
ここでもか、とため息がでるが、東南アジアから、この山岳都市まで這い上がってきたとは驚きである。

 

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中国による内政干渉


 鉄道整備から医療衛生、教育文化や古跡の修復など、さまざまな分野でネパール支援を行う中国。ネパール国民の評価は高まる一方だが、黙ってカネをだすわけではない。

最近、なにかと干渉してくるという。しかも、国政に関わる重要事にまで介入しているという。


ネパール連邦議会選挙。それに向けて、議会第2党のUMLと議会第3党のマオイストは、ともに戦うと発表した。ほかの共産党系諸党にも参加を呼びかけている。

そして選挙後は、2党が合併し、新たな共産党に生まれ変わった。現在、UMLは野党で、マオイストは与党。そんな2党が、なぜ手を結ぶことになったのかといえば、中国が仕組んだといわれている。

UMLマオイストの候補者に、中国が選挙資金を提供し、コントロールしている。

 

 昨年のクリスマス、ネパール最大のショッピング・モール(Chhaya Centre)がオープンした。このショッピング・モールは、カトマンズの旅行者街であるタメル地区に建設され、35万平方フィートの床面積に国内外の200店以上が出店する。また、このショッピング・モールには、今年3月に5つ星ホテルAloft Kathmanduが開業。15階建ての建物の内、上の10階分をホテルが使用する。また、この複合施設には、中国企業が運営するカジノも併設される。
 総投資額は50億ルピー(約50億円)。関係者は「この施設はネパールの観光振興に貢献することが期待される」と述べた。このショッピング・モールには映画館、旅行代理店、会議室、レセプション・ホール、レストランなど様々な種類の施設が備える。
何を当て込んだのか?


中国人の団体客が押し寄せているのだ!

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日本人は企業に勤めているひとで、海外旅行に行っているひとは一部、知っているが、実は全アジアで中国人が出現する、ものすごいブームが訪れ、これを当て込んでの投資。
日本にはたいして中国人は来てないのに、騒いでるが、それほど日本は魅力がない旅行地なのだ。
おもしろいことに日本は逆で百貨店が倒産しているのに。


日本ではコスメとドラッグストアーは、こうした情報をガッチリ掴んでいるので、気が狂ったように出店合戦を行っている理由がうなずけると思う。


象の脚をさわるひと、尻尾をつかむひと、鼻にぶらさがるひと。
この3人は日本人で、なかにはそれを警告した、孫正義社長やユニクロ社長に、これでもかと反論記事を書いて噛み付く記者がいる。
だが、専門外のことを聞きだしておいて、噛み付くところがおかしいのは、それが日本人だからなのだ。
このロジックわかってもらえるかなぁ


中国人は自国内に世界的な観光地や景勝地をうなるほど持ってて、目が肥えている。それにカネもちのレベルも日本と異なる。
田舎のひとでも日本人の庶民と同じレベル。それが東南アジアで街の目抜き通りでホテルやレストラン、カジノ、歓楽施設の経営に乗り出している。
政府から安い金利の資金を借りられるバックドアがあきっぱなしになっているらしい。
借りに行ってないのでわからないが、中国人は東南アジアからアジア周辺諸国のすべてで、これをやっているのに、まだ、日本の雑誌記者たちは、貧乏人中国人という先入観で記事を書いているのはどうしてなのだろう? 
街の有力者を貧乏人とは誰もいわないだろう。

それが日本人なのだ!


日本のネパールツアーの相場は、1週間で27~28万円である。一方、中国のツアーは、15万円程度と10万円以上も安い。これほど差が開いているのは、さまざまなところで経費が抑えられている。そろそろ気づくべきなのだが、日本の値付けの方が狂っている。

タイのLCL航空会社が名古屋ー仙台の路線を売り出す。

同社は日本の航空会社を追い落とす。すでに路線廃止に追い込まれている。

 

 チェンマイになぜスペイン人が大量に押し寄せていたか随分、遅くなりましたが、原因はAIR ASIA Xです。日本ーイタリアを往復4万円代で売り出す。

日本の企業はこうしたアジアの会社から猛追されて、生き残れるのか?


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永楽帝時代

アメリカを発見したのは中国だった

600年前 永楽帝の見果てぬ夢

http://reuterjapannews.hatenablog.com/entry/2016/12/25/101157