ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

日本人の桃源郷 ラオスにおねえちゃん!

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「あっ、うちのおねえちゃん」と思ったひと。そのひとはきっと血がつながってるんでしょうね! 彼女はラオス人です。

 

 

ラオス。「世界一おだやかな首都」ビエンチャン


ここはラオスの首都ビエンチャンの中心部。バンコクとは比べものにならいほど田舎だ。栄えていない。タラートチャーオからすぐの場所にあるデパート。そのデパートの名前がタラートサオ・モール。建物は小さい。館内は、、。田舎にあるSEIYUのような静けさと薄暗さ。

ラオスで唯一のエスカレータがあるのが自慢。
はっきり、言えば山陰地方の浜田にあるなんとかモールのほうが垢抜けてる。
二階に上がってみるが、やはり何もない。
中国人とミャンマー人が大好きな金のアクセサリーや、スマホショップばかり。長年売れずにホコリを被った商品しか並んでいない。奥には家族向けのレストラン。

オワタッ! 
と思ったあなた。
安心してください。あなたひとりではありません。
しまった、と思ったあなた。商才があります。バンコクから衣類や貴金属をもちこんだら、喜ばれます。

 

 


ラオス 桃源郷を行く
日本人のルーツ 
餅つきはハニ族から伝わった

 

「日本の太鼓に形が似てるぞ」
「味噌と同じ味がする」
「着物が日本と同じで左前だった」
「鳥居が村の結界を示してる」
ラオスを訪れた日本人が口々にしていたラオスー日本人伝来説の根拠。それが遺伝子レベルで証明された。

そして、わたしが発見したのは「餅つき」の風習。日本の田舎で見た餅つきとまったく同じで驚愕した。
異なる点は、臼が幅広なことぐらいで、杵は同じ形。そして、複数の人間が交互に杵をついたり、杵で餅を混ぜるところも同じ。さらに、普通のお餅のほかに、葉に包んだ柏餅を作り出したときにはたまげた!

これは疑いようがない、日本の食文化の原点だった。われわれは、ラオスに留まっていたハニ族のひとたちが、日本にやってきていたことを疑うことができなくなってしまった。
なぜ、山間のラオスから海を越えて日本まで、、。疑問は残るが、ベトナムラオスに国境は、ベトナムの領土が東西に薄く、細いところは250キロあまり。歩いて行けば海岸にでれる。

 

 


ハニ族とは何者?
ミソや納豆といった発酵食品、焼畑農耕の歴史、歌垣の文化など日本との共通点も多い。日本人起源説もあるハニ族ですが、この地が最後の安住の地ではなかったようだ。
明清時代の圧政に再び南へ逃れた支族がいた。ベトナムラオスミャンマーさらにタイへと移住したアカ族と呼ばれる民族。

ハニ族は、何百年もかけて山が連なるこの地に余すところがないほど丁寧に棚田を作り上げてきました。その景観は「大地の彫刻」とも呼ばれる。
稲作を文化の中心に据えるハニ族も、祖先は羌(チャン族)と呼ばれたチベット遊牧民族といわれる。紀元前3世紀ごろ戦火に追われ南下し、6、7世紀ごろから元陽付近に住み着き農耕を始めたという。

だが、ゲノム解析で証明されたのは、それよりはるか昔にすでに日本に渡っていた縄文人(愛知県)にその遺伝子の類似が発見されたことだ。われわれは波のように日本へ打ち寄せていたのだ。

 

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ゲノム解析で証明されたこと

約2500年前の縄文人の人骨に含まれる全ゲノム(遺伝情報)を解析した結果、約8千年前の東南アジアの遺跡で出土した古人骨から得られたゲノム配列と似ていることが、金沢大学の覚張隆史特任助教生命科学)らの研究グループの調査でわかった。縄文人の全ゲノム配列の解読に成功したのは世界で初めて。日本人の祖先が、どこから来たのかを考えるうえで注目されている。

 研究成果は6日付の米科学誌サイエンス電子版に発表された。

 覚張さんらの研究グループは、コペンハーゲン大学を中心とした国際研究チームと共同で調査。愛知県田原市の伊川津(いかわづ)貝塚で出土した縄文時代晩期の成人女性の人骨1体について全ゲノム解析を行った。日本のような温暖湿潤気候の地域では、人骨のDNAは劣化しやすく調査は難しいとされてきたが、最新の研究手法で縄文人の全ゲノム配列を初めて解読した。

 

 

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 この結果を東南アジア各国の遺跡で出土した人骨25体や現代人のデータと比較すると、東南アジアの先史時代の人々は六つのグループに分類できることが判明。そのうちの約8千年前のラオスと、約4千年前のマレーシアの遺跡でみつかった人骨のグループのゲノム配列の一部が、伊川津貝塚の人骨と類似していた。

 日本人の祖先は、約4万年前以…

ラオスのPha Faen遺跡(約8千年前)から出土したホアビン文化という狩猟採集民の文化を持つ古人骨と,マレーシアのGua Cha遺跡(約4千年前)の古人骨がそのグループに分類されました。また,このグループ1に分類された古人骨のゲノム配列の一部は,驚くことに日本の愛知県田原市にある伊川津貝塚から出土した縄文人(成人女性)のゲノム配列に類似していたことが分かりました。さらに,伊川津縄文人ゲノムは,現代日本人ゲノムに一部受け継がれていることも判明しました。

◦さらに現在の日本人(Japanese)も、「伊川津縄文人(Jomon)の祖先21%+またもやアミ族の祖先79%」という数字が出てる。――日本人(Japanese)も二重の経路で古東アジア人(アミ族の祖先)と深く結びつく辺境集団だった。

 


 

●森と村の結界
 ラオスの田舎村の入り口にある門。ごく簡単な造りなのですがどことなく神社の鳥居に似ている。実際上に木製の鳥が留まっているものもあり、鳥居のルーツをここに求める人もいる。

   
ミソや納豆といった発酵食品、焼畑農耕の歴史、歌垣の文化など日本との共通点も多く、日本人起源説もあるハニ族ですが、この地が最後の安住の地ではなかったようです。明清時代の圧政に再び南へ逃れた支族がいました。ベトナムラオスミャンマーさらにタイへと移住したアカ族と呼ばれる民族です。

 

 

 

 

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