ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

悶絶のタイガイド ぱっつん女子大生がミス・タイランドをめざしたら!?

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chapter 3
コヨーテ嬢とハイエナ物語
恋も詐欺も「情熱と冷静の間」

 


可愛すぎる絶滅危惧種の赤ちゃん!
スナドリネコが南部で保護された。

「子猫、カワイイな~。ほら、ミルクだよ」
「父ちゃん、飲まないよ」
「変だな~、それに、この子やたら大きくない?」
普通の子猫の2倍ぐらいありそうだ。
そこにやって来た近所に住むソンチャイさん。
「でかいな、この子猫」。
そして、ミルクを飲んで大きくなる。
「あんた、まだ、おうきゅうなっとると?」
それから1カ月後、
「あれま、こぎゃん大きゅなるとよ!」

そして、猫の範疇をはるかに超える大きさになっていた。

「おい、これ猫じゃねえぞ!」

やっと、気づいたタイ人。

スナドリ猫...

 

 

 

COYOTEとハイエナの間?

金の無心、その、つまり「送金して」を拒否し続けたらすごい結末を迎えてしまったコヨーテ嬢たちとのドロドロ・・・

パタヤ出身者ってパタヤにはあまりいません。
 恐らく90%以上が「パタヤ外」からまちにやってきています。
パタヤは出稼ぎ労働者のまちです。
 遠くイサーン(東北)や北部から、外国人観光客やアーリーリタイヤメントした外国人をターゲットにやってきています。

ぼくが驚くのは、「なぜパタヤに来たか?」と話しを聞くと、大体同じような回答が返ってきます。

ケース1
・イサーン出身
・17歳で子どもを産んだ。が、子どもの父親は全く働かない。家族も15人いるがまだ子どもや高齢なので一家を養う人がいない。
 地元にはそんなに稼げる働き口がないので、パタヤに出稼ぎにきた。

ケース2
・イサーン出身
・16歳で子どもを産んだ。が、子どもの父親はすぐに浮気して蒸発した。母親も病気がちで、父も農作業をしなくなってしまった。
 地元では働き口がないので、友達の紹介でパタヤにきた。

ケース3
・タイ中北部ウッタラディット出身
・18歳で子ども産んだ。が、子どものは妊娠中に蒸発。母親から「子ども面倒は私が見るからお前は出稼ぎに行け」と言われ、パタヤにきた。

さて、ポイントを整理します。

・10代での妊娠出産
・子どもの父親はクズ
・貧しい地域の生まれ

ほっとんどこの3点が一致した話を聞きます。
どこかにマニュアルがあるんじゃないかと思えるほど(笑い)

ここまで同じだったら何か対策を打てよタイ政府!と思います(笑)
 

 
日本帰国後に金の無心をされる

インターネットの普及はすごいですから、国が違えど、時間が違えど、どんなに離れていてもほぼシームレスに連絡がきます。
また、アジア圏のLINE普及率はすさまじいです。
やってないともはや生活が成り立たないんじゃないかな?

さて、今回のケースを紹介します。

ケース
 ・イサーン出身
・18歳で子どもを産んだ。御多分にもれず、夫は働かない、浮気をする、父親と母親は病気がち、まだ小さな兄弟もたくさんいる。
・地元で働く場所もなく、困った挙句、パタヤに出稼ぎにくる。

まあ、「パタヤ出稼ぎテンプレート」です。

この方はとあるバービア群のバービアで働いていました。
 非常に英語が上手くて、頭もよく、ビリヤードとマリファナが大好物でした。
 (あ、そうだ、パタヤで発見した葉っぱ屋台のこと思い出した)

その彼女から、帰国後に「I miss you」からこれまた「パタヤLINEテンプレート」から連絡がきました。

I miss you・・・で、何なんだ?

ある日突然、見知らぬ人からLINEが届きます。
IDの写真を見てみると、かすかに(加工されすぎて原型が分からない)見覚えのある、タイ人からでした。
その後も、「会いたいわ〜」「いつタイに来るの?」「早く来て」などのテンプレートを受けました。

こ、これが世に言うテンプレってやつか!!

このテンプレートにワクワクしながら、ずばり聞いてみました。
 (だらだら連絡しても何もないし)

「What do you want?」

何かウジウジした後に、こんな答えが返ってきました
実家に送るお金がないからお金がほしい

はい、きたーーー!
 「タイブログ」界隈で目にする送金ってやつ。

要件をまとめると
 ・実家に送るお金がたりない
 ・毎月30000バーツ(約100,000円)必要
パタヤで借りているコンドの家賃を払うお金もない

とのこと
 もちろんぼくの回答は、
 「You must work more hard.」(もっと仕事しよう!)
なんという的確なアドバイスでしょう。

そして、ここからとんでもないストーリーを聞かされました。

要点をまとめます
 ・実は妹と一緒に住んでいる
 ・妹は妊娠中
・子どもの父親はファランである
 ・だが、そのファランはタイに住んでいない
 ・しかも、病院代や生活費などは一切払ってくれない
 ・姉である自分に払えと強要してきた
 ・もしかしたらタイに行くかもしれないし、行かないかもしれない

などと子供じゅ・・・あ、言っているとのことでした。

そして敵はダメ押し、
・今週中にまとまったお金が必要
・妹が心配で私は働けない、外に出られない
 ・実家においてきた子どもも育てられない

ほほう

・このままだと、「私、バーレーン(Bahrain)に飛ばされちゃうの!」

知らんがな・・・(笑)
すごいストーリーで鼻血でそう
す、すご過ぎですね。

お金がない→妹が妊娠している→なので働けない→お金がない→バーレーンに出稼ぎにいく→バーレーンって室内?
とんでもないロジックで説得されています(笑)

 
タイ人のバーレーン出稼ぎってどんなもんか調べてみましたけど、なんかやばそうですね・・・

タイ警察は22日、複数のタイ人女性をだましてバーレーンに送り込み売春させた容疑でタイ人女(41)を逮捕したと発表した。逮捕した女のほかに、タイ人2人、バーレーン人4人が犯行に関わったとみて捜査を進めている。
 調べによると、女は北部ターク県、東部サケーオ県といった地方の村で、外見のいい女性に「バーレーンのレストランで楽でもうかるウエイトレスの仕事がある」などと声をかけ、少なくとも女性5人をバーレーンに送り込んだ。
バーレーンに着いた女性はバーレーン人の男らに売春を強要され、拒否すると暴力を振るわれたり、強姦されるなどした。

もちろんまっとうな出稼ぎ先もあるはずですが、もしかしたらこんなことが起きるかもしれません。
さすがに少し心配になったので、上の記事と写真を添えて「Take care」とお伝えしました。

ここで連絡は途絶えました

彼女はバーレーンに行ってしまったのでしょうか?
 「こいつ、金をくれる気配がない!」と気がついたのでしょうか?
これを期に連絡は途絶えました。
わたしとしては、少し送金してその後の様子をモニタリングしてみたいとも思いまいたが、
 「働かざるもの食うべからず」の精神は大切なので、このような対応を取りました。
まさにタンブン※ですね(笑い)
喜捨の精神のこと

でも、これって、どっかで根っこを絶たないと何も改善しないと思うんだよなー
性教育」と「勤労」に関する知識やノウハウが圧倒的になさすぎる。
イサーンの山奥とか中山間地には、日本のNGOなんかが入ってやってたりするんだけど、もっと広域で普及啓発が必要なんじゃないかなー。

 

 

そう思ったあなたは甘い!

タイは女系家族。末娘が家を継ぎ、女子は働き者。男はすぐいなくなる。そのため、女子はすべての責任を背負って、自分で物事を決めるのだ。その結果どうなろうとも、、、。アジアは日本とは異なる文化を育んでいるのだった。

 

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洞窟で頑張っているみんなへ、救助しているひとたち

 そして、言いたかったこと、洞窟で頑張っているみんな!

生きて帰ってくるんだよ!

 

 

 

 

 

ウルトレイア 6万5000年前

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