簡単。ベトナムコーヒーの店を探せばいい。あまりに繁華街に近い店は純粋なカフェだが、市街地を少し離れたところにあるベトナムカファは置屋であるケースが多い。おいしいベトナムコーヒーもだすが、女性も店の奥に控えている。
ちょっとピンクのネオンだったので、ひょっとしたら置屋じゃないかな?と思って入ると、やっぱり置屋。
ちなみにここのベトナムコーヒーは3000リエル(0.75ドル)
ショート15ドルから。
この国では米ドルとカンボジア通貨リエルが同等に扱われており、ドルが高額紙幣として、端数をリエルで支払われるということがある。
カンボジアは雨季を迎える一歩手前だが、さすがインドシナ大陸を焦がす太陽の力は強く頭がふらふらすることもある。とぎれることのないバイクを気にしながら通りを横切ると体がくたくたになる。
バイクタクシーの運ちゃんが、「どこに行く?」とうるさい。
しかし、落雷、一発でプノンペンは激変する。一瞬にして空が真っ白になり暗闇になる。この空の模様を眺めるだけでインドシナのすばらしさを気づくひとはいるはずだ。
フン・セン第2首相率いるカンボジア人民軍CPPが、ランリット第一首相率いる政府軍に対し、クデターを起こし、この街は戦場に化した。またしてもプノンペンは廃墟となった。この内戦で日本人駐在員が死亡。彼がかつぎこまれた病院に行くと、共同通信や電波新聞の記者やロイターやAPなどの報道陣が詰めかけたものの、爆撃がすぐそばなうえに、戦闘があまりに近すぎて、逃げるに逃げれない状況だった。あれから20年。プノンペンはやっとここまで育ったのだ。
10階建ての高層ビルと呼べるものがやっと立つようになった。朝日で淡いピンクに染まったチャオプラタヤ河の美しい川面。だが、路地には物乞いのこどもが取り壊されるビルの瓦礫の前に寝ている。
5,6才くらいの弟と8才ぐらいの姉。誰かが置いたのだろうか、果物が2つ転がっている。きっと朝食に食べろという施しだろう。
われわれにできることは何なのだろうと考えずにはいられない。
タイの首都バンコクのスクンビット地区の路上には物乞いの子どもたちがどこからともなくやってくる。実は彼ら彼女らはカンボジアの子どもたちだ。それだけではない。バスで1時間半ほどかかるパタヤのウォーキングストリートにまで彼らは流れ込んでいる。
小さな子どもは4歳くらい。この通りを歩く観光客の腕にしがみついてお金をねだる。もらえないと前に回り込んで両脚にしがみつく。白人の男は一緒に歩く女性に困惑した笑みを浮かべて「どうしよう?」と聞く。
「与えてはいけないは。一度あげると、必ずまた、もらえると思うから本当の物乞いになるのよ」と女性は断言する。そうなのだ。それが仕事になるのは本当だ。しかし、それ以外に彼らに何ができる?
ナナ駅やパタヤではなく、カンボジアのプノンペンには、路上で子どもたちが寝ているのだ。ダンボールを敷いて、大概2人一組で生活している。上の子が下の弟や妹の面倒を見ながら路上で生きている。
その数は夥しい。華やかな整備された表通りを一歩、ウラにまわるだけで舗装がしてない路地が再現なく続く。そこはかつて建物があった廃屋があり、そのなかにもぐりこんで彼らは生きている。屋根があるだけいいほうだ。
彼らに親がいないのは、ポルポト政権が知識人を大量殺戮した結果、学習とか知識、生きる知恵、社会の仕組み(子どもを守り育てる仕組み)が完膚なきまで破壊されたからだ。弁護士、税理士、学校の教職員、さらには文字を読めるというだけで「知識人(インテリ)」に区分され殺されたいった。その数は10人の文字を読み書きできるひとのうち、9人が殺された。
そのため、ひとが伝えていた人間らしい行動(人道、道徳)などの規範がこの国から失われたのである。この国は大乗仏教国でひととして生きる道があった。豊かな国土をもち、農業を続けて行けば、それだけで食うに困らない生活ができた。しかし、働き手は死に、子どもには生きる方法は伝わらなくなった。それ以前に、地雷が埋まった土地にしがみついて生きろという方がおかしいのだ。
カンボジアには世界からNGOが来ている。しかし、とても、小さな組織ばかりで、多くのこどもがその網からこぼれている。救いの手はまだ網にすらなっていない。日本のNGOも頑張っていますが、どこも個人の資金でやっと数人の学費を賄える「里親制度」をスタートさせたばかり。
NGO JAPAN CYBER LIBRARY(邦名 日本サイバー図書館)は、これら里親制度にかからない、路上の子どもたちの給食、学習支援を行う活動をはじめます。
彼らは働ける年齢になるまで、生き延びれば、仕事に就けます。しかし、問題はそれまで生き延びることができるかどうかー。多くのガイドブックには、物乞いのこどもたちにお金を与えないようにと説いています。だが、現実にはそれでお金を手にできないと彼らは飢えたまま、街をさ迷うだけ。
それを救うには給食支援、学習支援が必要です。
日本サイバー図書館は募金を募っています。方法は世界のジャーナリストたちが、書いてくれたドキュメンタリー(AMAZONで出版された日本サイバー図書館の本)を 買っていたければそれだけで、助かる命があるのです。
本1冊で1日、彼らは食べて生きて行けます。そして、われわれは現場で活動できます。
対象の本は20冊です。
NGO JAPAN CYBER LIBRARY についてはこちらを見てください。
http://sky.geocities.jp/japancyberlibrary/
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