ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

素数ノ謎 解明への大航海  完成版  映像同時発表

 

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 ゲッチンゲン大学に眠るリーマンの遺稿

同ページにリーマン予想と惑星流体力学の証明!

 

 ドイツのゲッチンゲン図書館に素数リーマン予想(1859年)で知られるベルンハルト・リーマンの遺稿が眠っている。世界でもっとも難しいとされる数学の予想問題は160年たった今も解き明かされていない。「宇宙の形」の取材でドイツの都市ゲッチンゲンを訪れたとき、その存在を知った。なんと、リーマンは回転する球体の振る舞いに関する証明とリーマン予想の数式を同じページで同様な方法で解こうとしていたのである。そして、回転流動体の方は証明しているのだ。これは惑星に小惑星が接近したときにどのようなことが起こるかを説明したもので、今ではその現象をロッシュ限界と呼ばれ、小惑星の運命は、はじき飛ばされるか、粉々に砕かれるかのいずれかの道をたどるのだ。   

その遺稿は160年間解けなかったダーウィンが残した宿題「紀元前1万2000年、なぜ地球の枠組みが変わったか」(種の起源1859年)を解くカギになるのではないかと私は考えた。回転流動体とは惑星など恒星を公転しながら自転する惑星の衝突をさしている。地球が1万2000年前になぜ、自転軸をぶらせながら津波と洪水を繰り返したのか解き明かせるかも知れない。リーマンはダーウィンが同じ年に発表した「種の起源」に触発され、何を解こうとして39才の生涯を閉じたのだろう。そして、この話を探求した果てに見えてきたのは、なんと、素数は究極の暗号「宇宙の暗号」だったということだ。based on true story

 

 

 

             序

これからあなたが目撃するのは、リーマンが残した宝のありかを示した実在の地図。虚数空間に写った素数の真実。わたしは気づいた。素数の謎は、素粒子はスピンし衝突し姿を変える。そのきっかけは距離の3乗に反比例する潮汐力だった。惑星が衝突するとき、粉々に砕けるか生き残るかの臨界線(ロッシュ限界、またの名をクリティカルライン)でおこる出来事が、南部陽一郎の「対象性の破れ」だった。リーマンの回転流動体力学の証明はなぜ、素数リーマン予想と同じページに書かれたのかを探る旅の果てに、わたしの頭と体が別々のところにあるのに気づいた。

素数は生存に深く関ってる。整数同士は素数になるまで衝突を繰り返す。素数は閉殻構造をとり生き残る。さらに対象性の破れは、4乗、5乗の衝突の世界があることを予感させる。震えるほどの発見があなたを襲う。

そしてもうひとつ。それは理論物理学者ホーキングが虚数時間に見いだした宇宙の始まりの謎。あの天才数学者グレゴリー・ペレリマンがポアンカレ予想で開発した「サージェリー/手術」という数学テクニックをホーキングはそのまま使っていた。この2つが「虚数」というキーワードで結びつく。つまり、ぺレリマンはあの世紀の難問で、時間を巻き戻していたのではなく、虚数時間を遡っていたのである。

 CONTENTS  CONTENTS

       カトマンズの美しき生命 実際の航海は惨憺たる船出

       紀元前1万2000年-消えた第1文明

       惑星衝突で地軸が傾く カンブリア大爆発がすでに証明

       リーマンの遺稿に「素数と回転流動体証明」が同ページに!

       リーマンは虚数空間の向こうに素数の秘密を発見していた

       素数の地図、南北の臨界線に、もうひとつ別の世界を見出した

       黒い手帳とリーマンの呪い ベッセルは餓死した

       ギリシャ沖海底のコンピュータに素数が出現

       世紀を超える難問を世に送り出した天才数学者

       なぜ、世界に氷河と洪水が蔓延したのか 

 

 

 

 

 

 

 カトマンズの" 美しき生命"

     ~第1幕~  ドラゴンに跨る女

                         怪しい冒険記録より

 

タイのパタヤには人種の見本市のように、様々な民族の女性が働いている。中でも目を引くのは、アーリア系のエキゾチックな娘。そして、東欧、インド、ネパール、ミャンマー、アラブ。彼女たちはほとんどが片言の英語しかしゃべれない。

夜の8時、この街が華やいで行く。四角く「コ」の字型をしたテーブルが並んだ店がいくつも入居した雑居ビル。そんな店を奥へ、奥へと進んで行く。テーブルの上で踊っているダンサー、椅子の前に立って客を迎える顔、顔、顔。どの笑顔も素晴らしい!

アラビアの風、憂いを帯びた深い瞳。砂漠と海風が運んできたような娘たち。

長く美しい肢体。くびれた腰。わたしはそのなかでも飛び切り美しい女性から腕をつかまれていた。勢いあまってくるっとユーターンさせられた。

「どこから来た?」

「日本」

「いつまでいるの」

「仕事次第かな!」

「ねえ、1杯いい?」

「もちろん」

彼女はチョムランコーン大学の1年生だという。この街にやってきて1週間、系列店のバンコクで1カ月ほどアルバイトし、こちらに流れてきたそうだ。

「どう? ここは住みやすい?」

「ものは安いけど、観光地だからね」。この何気ない会話のなかに、2つの意味があった。

彼女はアンジェラ。インド系のタイ人と言っていたが、本当は相当の混血度合いである。深い瞳はペルシャ人、明るい気質はトルコ人。

 

「このあとどこに行くの?」

ハノイから鉄道で北京、モスクワをぬけて、ウクライナエストニア」とわたし。

 

彼女は驚いて、仕事はなにかとか、女はいるか、日本のどこに住んでいるかとか、あたしがいるか? カネはいくらもってきた? 機関銃のように聞いてきた。

「いない、東京だ、ジャーナリストだ。しらない! きみと10年遊んで暮らせるぐらいは、、」

 

この娘の英語はとても失礼な問いばかりで、答えていてむかっぱらが立ってきた。しかし、彼女の話す英語は小学6年生程度のもので、はしたない話し方になるのはしかたない。

中身はタイ人気質のアーリア系インド娘。彼女に連れ出し料30ドルを握らせて、完全冷房の効いたレストランをめざした。

オープンカフェのようなバービアはクーラーが効かない。そのかわり天井に扇風機が吊り下がっている。人いきれで熱がこもってじっとりと汗ばむ。そとを歩いた方が風にさらされて気持ちがいい。脱色した彼女のストレートの長い髪が金色だったり、銀色だったり、褐色だったり、様々な色に見える。背中の産毛が眩しい。

日本では決して見ることができない愁いを帯びた瞳がアンジェラの魅力だった。それに少しは知性もあった。

レストランの壁際の席にテーブルを挟んで座ったら、彼女はのすぐ隣に座りなおした。営業する気満々。太ももを押し付けて、身体で訴えるように、「あたしをずっと囲え」と言う。わたしが彼女がもつ不思議な文化のクロスロードのような生い立ちに興味をひかれた様に、彼女もわたしを不思議がっている。

1週間前まで通信社の記者だった。ビジネスマンはこんなところに休暇でしか来ないが、わたしは少し事情が違った。

コンビニでシャンパンとビールを買ってホテルへ彼女を連れ帰った。ま正面から覆いかぶさるようにベッドになだれ込んだ。

綺麗な乳首を頂点にした乳房が揺れる。さらに美しいのは腰から肢体へと流れるS字カーブに人魚の尾びれが踊っていた。彼女は20歳だというが、日本換算だと19歳なのかも知れない。

 

 

 

 

旅人はバンコクを拠点にベトナム、中国、ネパール、そして、インドへと旅立って行く。言わばアジアの中継拠点である。かつてはジャーナリストや戦場カメラマンがここを足掛かりにインドシナへの取材を行っていた。二度と帰らなかったひともいた。今はバッグパッカーや、リタイアした欧米人が多い。猥雑で物価も高くなっている。旅から帰ってきたひとは、身体を休めるためにめざすのはパタヤそして、プーケットパタヤバンコクからバスでわずか2時間(150キロ)の海辺の観光地である。

 

 

素数ノ謎 解明への大航海: 宇宙の暗号 (NGO japan cyber library)

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