ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

今夜、アインシュタインの宇宙項を証明  宇宙の果てにはメンブレンがある

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われわれの宇宙には果てがある。
そして、わたしはそれがどんなものかを見つけた。ブラックホールの光を跳ね返すか、吸収してしまう臨界点、これは事象の地平線と呼ばれている。これはメンブレン(膜)で、一方には進めるが逆方向には絶対帰れない。次元と次元の境界である。


 アインシュタインはかつて、宇宙の膨張傾向を相対性理論で説明できないことから、ある一定の項をもちいて、数式化し、のちになって、その数式は「わたしの生涯で最大の過ちだった」と嘆いた。かれの最大の過ちは、アメリカ大統領に原爆開発を急ぐよう嘆願書にサインしたことだが、、。

しかし、その宇宙項。なぜ、宇宙が膨張傾向にあるのかを説明するのに、もうひとつ上の次元が必要なことがわかった。これはわたしだけの学説で、どこにも発表していない。
わたしが長い間、ポアンカレ予想を追っているのにはわけがある、数学で新しく開発されたテクニックが、ほかの分野で応用できる例はいやというほど見てきた。だから、歴史を遡ってでも探す数学者や物理学者が多い。
例は、超弦理論

イタリア人の物理学者ガブリエル・べネチアーノは、ミクロの世界の秘密を探し求め、200年前の数学者レオンハルトオイラーが表したある数式(関数)を見つけた。
量子力学の強い力を求める方程式を探していたのだ。量子力学は「強い力」「弱い力」「電磁気力」からなっている。強い力とは陽子と中性子を結びつけている強力な力だ。
 それまで素粒子は丸い粒と考えられていたが、それではさまざまのシーンで、説明できないことを修正するために、その最小単位は振動する弦ではないかと洞察したのだ。
これに気づいたベネチアーノは、さっそくその発見をまとめ公開したが、あまり見向きされなかった。
彼は後にCERN(欧州素粒子物理学研究所)の研究員を勤めることになる。
「今でも、数学の本から引っ張り出したものとか、偶然の産物だ
とか言われて腹が立つ」と振り返る。実はこの研究から「ひも理論 Superstring theory」の発見につながって行くのだ。
彼はまだいい方で、さらにこの分野の研究をしていた研究者に暗い時代が続く。
 アメリカ人のレナード・サスキンドは、オイラーのこの関数が数学的に強い力を示しいることのほかに、何らかの構造をさし示していることに気がついた。
彼は狭い屋根裏部屋にこもり、2カ月が過ぎた。そして、彼はこの発見を、当時権威があった査読付きの研究発表雑誌に郵送した。
「サスキンドは次のアインシュタインだ!」という評価を彼は予想していたのだった。
 しかし、その論文は「たいした論文ではない」という理由で、掲載を拒否された。そして送りかされてきた。
 サスキンドはひっくり返った。非常に不快を思い、自暴自棄に陥り、飲んだくれた。そして、「たくさんの女性問題を抱えるようになった」かどうかはわからないが、大いに打ちのめされたのは事実だ。
超弦理論には10の次元が必要だ、1-5まではすでの書いたので省くが、わたしは6番目の次元を探していた。
超弦理論はいまでは、ストリングスだけなくブレーンも必要であると、唱えられるようになった。
しかし、現在の宇宙論の最先端として本流なのが、この超弦理論であることは間違いない、ただし、まだ検証できてない段階なので、誰ひとりとして超弦理論ノーベル賞は授与されていない。
省略
わたしは、宇宙の外壁ウォールは、メンブレンの構造をしていて、一方からは進めるが、もう一方からはでれない、入れないという性質をもつ。
そして、それは4次元空間の時空を包みこみ、形が双曲空間であることを突き止めた
 双曲空間の曲率は18世紀の天才数理学者のガウスが「ガスス驚異の定理」でその曲率の求め方を明らかにした。
 わたしはそれを探しに18世紀のゲッチンゲンに行き「ガウスと時間の商人たち」を書いたのだ。
われわれの宇宙を包むメンブレンは蠢いて(うごめいて)おり、まるで生き物のように振舞う。
この章は「天才数学者ペレリマンが挑む宇宙の形3」のオリジナル原稿です。

 

天才数学者ペレリマンが挑む 宇宙の形第2幕: 次元を超えて格闘する数学者たちの生き様を追って

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