reuterjapannews’s diary

宇宙のなかに住む住人は、どうすればその形がわかるのだろう,という世紀の難問ポアンカレ予想から出発した壮大なドキュメンタリー。決して外から形を眺めることができないがそれに挑む天才数学者たちが繰り広げる死闘を執念で追います。また、記者自身にもそれに挑戦させるとんでもない企画。数学や理論物理学がこれほどまでに凄まじいものかと、、。その煌きと感動を身をもってお伝えします(><);ギリシャ問題、中国バブル崩壊、性奴隷マーケット問題などニュースの裏側を伝えます。短期勝負なのでいづれブログではなくなります。Web MO

クルンテープの真実 日本人が残した遺産

 

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Asork

スカイトレインBTS ASORK の路上バイオリン弾き。彼はタイ人だった。言葉が通じなかったが、彼が奏でる旋律は心にせまるものがある。

 

 Bangkok

悲惨なゴーゴー嬢との恋

ゴーゴー嬢のトップレベルを知るのは、夜8時にナナプラザに一番近いスクンビットの通りに立っているとわかる。
店の中にわざわざ入ってみると、意外に暗かったり、大柄なファランの背や太ったウェートレスが邪魔して把握するのに時間がかかる。
ところが、20時前後になったら、学校の生徒ように嬢が流れてくるのだ。
ソイ・カウボーイはわからない。


夜の商売の嬢は、何か理由があって、この世界に入っているのでカネを稼がなければならない。結局は日に何回転したかにより、稼ぎが決まるので、伝説のレベルになると、
ナナプラザのレインボー4のノイナさんが9回転。
なぜ、その記録がわかったかというと、ホワイトボードに嬢のその日の客に持ち出された回数が数字で書き込んである(笑い)。

人形のように美しい肌をした目鼻立ちがしっかりした美しい嬢。日本人の彼氏がいた。
わざわざ、日本から彼女目当てにやってくる客もいるぐらい。

現在の雰囲気は、わたしが行く日が悪いのか、店内ではゴーゴー嬢は電車のなかの通勤客のように揺れているだけ。


なんで? 
まったくやる気のない踊り。
これには恐れ入って、すぐに別の店へ行く日本人が多い。
別の視点から見る。


あまり、踊りすぎると、パンツにつけたナンバーがお客に見えないから、かえって持ち出される回数が減る!

これなのかも知れない。
実のところはわからない。

イカウボーイの伝説の回数は8.
ここのヤリ部屋に行かれたひとは多いと思う。稼ぎたい嬢はお客の宿泊ホテルまで行くより、こちらの方が早く帰って来れるので、儲けがいい。
これは嬢の営業スタイルにより異なるが、お客さんの心をガッチリつかめるため、時間に関係なく、自分の話や夢などを話してくれる嬢もいる。
そうなると、もう、ダダはまりになって、それで週末弾丸訪タイしている綱渡りの会社員もいる。

夢から醒めると、彼女を殺していた、という人さえいる。

イカウボーイの嬢は、ディスコが好きな娘がいて、仕事がはねるとソイ内にあるホスト部屋か、スクラッチドック(ひっかき犬)で仲間と、盛り上がっている。

田舎の家族に仕送りしなければならない嬢なのに、寂しさからホストを養ったり、その上に外人客(つまり日本人のこと)に月々仕送りしてもらって、整形を、いやちがった、生計を立てているつわものがいる。

 

いくら、日本人がもてるという情報がネットに氾濫していても、それは短期旅行者や長期旅行客の幻想に過ぎない。
夜の仕事をしている以上、嬢には20人近い固定客が必要で、そのなかで、つきあっていると思わせる関係が3-4人。そして、本当の彼がタイ人のホストだったりするのだ。

いくら彼女が日本語を勉強していようと、恋愛になると、心のケアは相当、突っ込まないとできない。
意思疎通は言葉がネイティブなタイの若い男に、中高年の日本人が勝てるはずがない。
なにしろ、ホストの生活と夜の嬢の生活はぴったりと重なっていて、心のケアができるのは、カネを払っている日本人には到底できない。

だんだん、そうした内実がわかるようになってきたころ、テーメーカフェに現れる嬢たちの多くは、こうした夜の世界から流れた女たちだったことがわかりはじめた。

現実にレインボーのトップだった嬢も数年前に時々、顔をだしていた。30才になってやってきたらしい。男に捨てられたのか?

そして、多いのはマッサージ嬢。彼女はやはりここでも客がつかないので、一銭も稼げないことがわり姿を消す。
そして、MP嬢。日本風にいえばソープ、そしてKTBの嬢。
KTBの経験がある嬢は、お店で鍛えられているので、サービースは抜群にいい。
ただし、えてして客が寄りつかない年齢になってテーメーカフェに現れるのが気に障る。
彼女たちも一銭も稼げないことに嘆き悲しみ、場をかき乱して姿を消す。


それから、面白いのはタニア嬢。わかくてこの店で働いたことがあり、日本語が少し話せる程度のかわいい嬢もやってくる。

あまり、日本語が話せすぎるベテランも、日本語だけの存在として、いつまで立っても売れ残っている。
しかし、これがなかなか、いなくならない。
10数年前、日本人がお世話になった嬢たちなので、社会保障の一環でなんとかしてあげたいのだが、たまにテーメーでピラフなんか食べさせてあげるんだけど、、、。やがて、身体の関係を迫ってくる。

しかもカネをとろういう魂胆が見え隠れするのであたまに来る。


わたしは日本で週末だけ、市のボランティアで女性の相談員をしている。
ボランティアといっても市から給料がでているのでプロ。
それで一番、困ったことは相談した女のひとの何人かが、わたしに恋心を抱いてしまい、ストカーになってしまったこと。


おっさん、笑わせてくれてありがとう、と言ってるあなた。

これはドキュメンタリーなので本当の話だ。
あつかましいおばさんを引き寄せる能力なんて誰がいるか!

それが、わたしの病の回復をずっとひっぱっていた。
多いときは4人。そんなひとたちが家や仕事先で待ち伏せしてたら、どんな気持ちになる?
怖いぞ。
背筋がゾワーっとする。

そして、、おんなたちを振り切ってやってきたタイのバンコク
すでに4カ月目に突入。
またしても、テーメーカフェやホーリーズカフェで相談を受けていた。

気づいたら、


タイのオバちゃんストカーに悩まされるハメになってしまったじゃないか!

わたしは、ロビンソンで夜空を見上げた。

そこで、わたしは閃いたのだ。綺麗な格好をしてるから、オバちゃんたちにつかまるのだ。汚い不潔な男として、これから生きよう。

そうと、思い立ったら、シャワーは2日ほど浴びず、シャツは紺色のサイズのあわない脱色したようなのを着て、髭もそらずに仕事に歩きまわることにした。白い野球帽は地面に投げつけて踏んづけてところどころ黒ずんでいる。

そして、仕事がはねて、テーメーカフェへ。
わたしはカウンターでビールを飲みながらメールをチェックしていた。すでにあまりにここに顔を出しすぎて、誰が新しく娘か横を通り過ぎただけでわかる。それ以外は目も向けなくなった。

淡いブルーのドレスを着た美しいおんなが背後を歩いた。
向こうは変装したわたしに気づいた!

あれま、ビーたん。
なんで今日、来るの、と言いそうになったが、
「週末はよく来られるんですか?」と空々しい声。
わたしの汚さに絶句したように、敵は

「わからないわ!」と言って、化粧のパフでほおをパフパフする。
相変わらず生意気なやつ! という言葉を飲み込んで、

「そうですか! それでは頑張ってください!」

それは別れの挨拶を言っていた。二度と会うかこんなやつ。

 

だが、彼女は背後から、
「エンジョイ!」
と返してきた。


彼女は堪能な日本語を捨て、英語を学んでいることに気づいた。
わたしは、申し訳ない気がして、テーメーカフェをあとにした。

もう、日本の時代ではない。

そんな言葉がしゃべれても、悲しい思いをするだけなのだ。

 


エピソード10話もすっとばして、申し訳ありません。

 


クルンテープへの帰還
終章

あれからどれほどホテルを泊まり歩いたろう?
NANA駅に近いスクンビッド11-1にあるOYO 236ホテル。
インド人のマネージャーのナランドラさんが親切な男で、快適。ホテルは見つけづらいが一階がインド料理レストラン。
ナナプラザ近くのオーキッドイン。フロントのチアが暖かく迎えてくれた。次はいつくるの? きっとまたね。

それからアソーク・モントレ・ホステル。ここも便利。何しろ向かいがロビンソンの裏側なのだ。そこの5階は部屋が少し広くベッドが2つ。
それからさらにアソークのホテルを転々としている。

パタヤマクドナルドのクルー(女)はスレていたが、ロビンソンのクルーは教育を受けていて親切。それに客数が圧倒的に多いにも関わらず、辛抱強く丁寧に応対していた。
わたしは彼女らに感謝している。1日に3回ぐらいここを利用しているヘビーユーザーで顔を覚えられてしまった。

それにロビンソン地下のスーパーTOPSのフードコート。
ここの厨房女性もかわいいひとだった。顔を見たら注文を思い出して手際よく料理してくれる。

レストラン内は、混んでいるけど、女の子はひとりだったら、外人のわたしの隣に相席してくる。ほぼ向かい合って食べることになるので、思わず笑いがこぼれる。
タイ人のくせにスープものの料理が辛すぎて悶絶している。
まだ、学生で18才ぐらい。
日本だったら、この年齢の娘はおっさんの隣や向かいの席は断固拒否する。
ところがタイの娘はちがう。簡単に話しかけてくれるし、スカイトレインの中でもラッシュアワーのときは、無理やり突っ込んできて、おっさんの正面の胸にくるっと回って背中をおしつけてくる。
ぜんぜん平気なのだ。
タイの娘は人懐っこいうえに、距離が接近してもぜんぜん大丈夫。

TOPSで相席した女子学生にSO HOT? と聞くと顔を真っ赤にして、うんうんと答える。
アライナ。
きみはタイ人なのに辛いのだめなの?
やっぱり、顔をくしゃくしゃにして、うんにゃ。

わたしは、その午後、22才の美しい娘に出会った。別人。
このほかにもずっと出会いはあったのだが、記憶に深く結びつく出会いというのは、その日になにか出来事が重なる。
わたしは取材活動を続けていた。
土曜だというのに、駆け回っていたのだ。

わたしはひとから聞いたり、信頼できるネット情報から、夜の仕事につく嬢にはいろんなしがらみがあり、いくら頑張っても、報われないのは日本以上なことがわかってきた。
なかには結婚まで行った日本人青年もいる。

しかし、彼らの出会いは、まだ水商売に染まりきる前に出会っており、意思疎通が完全にとれるなど、いくつかの条件をクリアしている。

たとえば27才のマッサージ嬢。美しいのにタトーが背中にいっぱい。彼女はプロンポンで働いているにも関わらず、日本語はまったくだめ。それで英語が少しだけしゃべれる。

29才のドンムアン空港の近くに住むGALママは息子が9才。
本人がいくら美しくて、出会いはたくさんあるのに、幸せになれないでいる。わたしもフランス男をけしかけたほどいい女なのに、、。

アラビアンのサーシャ。大好きだったが性格が激しすぎた。身長156CMなのに体力は凄い。それと同じほど気も強かった。アラビアのおんなの経験がなかっただけに驚くことばかりだった。

ラオスの美しい娘。23才。彼女はすでにこの世界に入って長い。駐在員に悲しい目にあわされたので日本人を憎んでいるんじゃないかと思うことがある。

まだ、たくさんのひとと出逢ったが、書ききれない。


もっとも、心をひかれたのは、完全に素人の普通のお嬢さんだった。
ヌーイはスクンビッドのレストランで働く22才。
夜の経験はない。
男はいないと言い張る。
すらりとした小顔の娘。韓国のKPOPS

グループBLACKPINKにタイ人一人だけメンバー入りしたRISAに似ている。RISAは整形美人なので、
顔だけならヌーイの方がタレントに向いている(笑い)。
つまりRISAより美人なのだ!


出会ったことがないタイプだった。

ぐっと抱きしめると、上を向いて笑う子どもみたいな仕草がかわいい。
かわいい顔して床上手。


おっさんはまたしても激しく恋に堕ちたのだ。

もう、いいかげんにしろという大合唱が聞こえてくる。
編集のさおりにいたっては、「バカは東京に帰ってくるな!」

 

サーシャを失い、もう二度と取り返すことはできない。
ビーにいたっては知れば知るほど心の闇が広がり、彼女を癒すことさえかなわない。

フォンは電話にすらでない。
こういう状況を四面楚歌という。東西南北白発中、それが流れてしまいツモれない。
それはマージャンか?

実はあともうひとつ失恋のエピソードがある。おっさん、早くしんでとか言われるので、割愛。
フライパンで叩くぞとか、勘弁してほしい。
あまり、打たれ強くない。

ヌーイは日本に連れて帰ることになった。
現在進行形なので、まだ、ひと波乱はあるかもしれない。

わたしのクルンテープでの闘いは、心が折れるほどの深手を負った。苦しいし、心がバンコクの夕立のように闇に覆われた。
得たものが美しすぎるのか、それを手のなかに持ち続けることができないのだ!

スコールは閃光をともなってやってくる。
激しく夜空に響きわたり、稲妻が走る。

それでもいつかは晴れ渡る。

アソークの駅下で青年がストリート演奏をしていた。
彼の演奏が好きだ。
だが、彼は1と月に1度ぐらいしかここに立たない。
見るのは3度目。

わたしはバンコクで悲しい目に合ってどん底に突き落とされた日や、喜びにあふれた日に、彼の演奏を聴いているような気がする。