ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

ラオス この国でしか見られない美しき生命 連載3

  カナダ人に狸の写真を見せたら、「こんな動物、生まれた初めてみた」と喜んでいたら、これを見せられて、たまげた。ラオスは凄い!

 

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ベトナムとタイにはさまれた内陸の山国ラオスは、東南アジアで最も貧しい国である。ルアンパバーンは、かつてラオスの王宮が置かれており、歴史、建築、文化、宗教が息づいている。国の中北部、泥に濁る壮大なメコン川と、その支流であるナムカーン川のほとりに位置する。

 

人口58,641名で、1995年にユネスコ世界遺産地に指定されたルアンパバーンは、おだやかな田舎町、平和と静寂のオアシス、時間と空間の彼方に消えた現実の「シャングリラ」とよく評される。観光客が「地球上で最も神秘的で、最も不思議な場所」と西洋人はいう。

 

 

わたしはサラオ

サラオというラオス固有種が発見された。体長150 - 200センチメートル。ヤギ亜科に分類されると考えられていたが、ウシ亜科に分類するという説もある。

1992年にブークアン保護区で角が発見され、その後にベトナムラオスの国境付近で標本が発見された。1996年にはメスの生体が捕獲された。

2010年8月にも生体が捕獲され、ラオス政府が専門家を現地に派遣したが到着前に死亡した。

 

 

山地の斜面にある常緑樹林や半落葉樹林に生息する。夏季は標高2,000メートル前後の場所に生息するが、冬季になると標高200メートルまで移動する。野生下では夜行性と考えられているが、飼育下では主に昼間に活動していたという報告例もある。単独で生活するが、2-3、6-7頭の群れを形成する事もある。外敵に襲われると水場に入り角を外敵に向けたまま静止する。

 

 

森林伐採、道路・ダム建設による生息地の破壊および道路建設による狩猟や開発の増加、食用の狩猟などにより生息数は減少している。研究用の乱獲も懸念され、ベトナムラオスでは法的に保護の対象とされている。

 

2013年11月12日、世界自然保護基金WWF)はベトナム山岳地帯の森林保護区で実に15年ぶりとなるサオラの生体写真の撮影に成功した。それがサラオの最後の姿になるのかー。

 

そして、何といってもトラの生息地としてインドシナ最後のシャングリラでもある。

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それから、尾根遺産も絶滅危惧種。優しいまなざしがラオスと日本の共通点なのだろうか?

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さらに希少な固有種。

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彼女はラオスのニューハーフ。

どうだ、まいったか!

それにしても暑い。今日も40°だよm(><)m