ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

アンヘレス  避寒地に最適 物価も驚くほど安い

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フィリピンの首都マニラから北へ100キロに、”アンヘレス”という不夜城がある。
人口わずか20万人なのにフィリピンいちの夜の歓楽街がある。内陸の快楽都市とも、ゴーゴーバーの聖地ともいわれる。世界からおとこたちが押し寄せる。
私はアンヘレスという街を知らなかった。マニラには仕事で何度か来ているのだが、こんな内陸部に、まさか、、、。
はじめは悪い夢でも見ているのではないかと思った。

どうしてかって?

英語とハングル語表記のネオン看板。この組み合わせは、SF映画のなかで近未来都市歓楽街のモチーフになっている。
それが現実になるとは、orz

バーのマネージャーになぜ、韓国の店が出ているのか確めたのだ。
「ここにあった米軍基地に韓国軍は定期的に演習で兵士を派遣していたからね。それでね、韓国人がここでゴーゴーバーをやっているわけ」。
聞けば納得するが、米兵はアンへレスではなく、タイのパタヤの方が好きらしい。それで、その間隙を縫ってコリアンの歓楽街がフィリピン内陸部にできたという。

どこがとう違うかは、詳しく見て回って、わかったのは密集地に約100軒のゴーゴーバー、これを現地のひとたちはディスコと呼んでいる。
たしかにハイ・ソサイアティーなどは明らかにディスコだが、それ以外はゴーゴーバーといった方がぴったりする。
美しいフィリピーナーたちが、声をかけてくる。

わたしは失敗した。
飛行機のなかで、フィリピーナのダンサー集団と一緒になったのだ。そのなかで一番若い、娘がわたしになついて、マニラを案内してくれることになったのだ。
彼女はわざわざ、わたしの隣にきて、あちこちのポケットから一万円札の束を取り出してぱらぱらとやってみせてくれた。
ざっと30万ー50万はあるだろう?
「えらいなぁ」と言うと、思いっきり白い歯を見せて天井を見あげて大笑いする。よほど嬉しかったにちがいない。
彼女が一番、人生で喜びを噛みしめているときにすぐ隣にいたせいで、わたしたちはなぜか、このあと、一緒に行動することになった。

名前はジョイ。20才。

たまたまマニラ以外に行きたいといったら、彼女がアンへレスに行こうと言い出したのだった。アメリカ軍によって経済は潤い、他のフィリピンの街とは明らかに違う。

ホテルに夕方到着し、夕食をとるため街を歩くことにした。
外は賑やかである。音楽と女性の声が響く、眩しいエリアに迷い込んでしまった。
バリバゴ地区のフィールズ通りである。

通りにはナイトクラブがひしめき合い、表にはセクシーな衣装に身を包んだ若いフィリピーナたちがたむろする。
フィリピン特有の陽気さとフレンドリーさで、うきうきしてくる。またバーにはアメリカ人らしき白人もチラホラ。
フィリピンに駐留していたアメリカ軍の退役軍人たちなのだろうか。
だが、英語の看板の横にはハングル表記のネオンが輝く。
予想しなかった韓国資本の歓楽街に不意を突かれたものの、
夕食を摂らなければならないことを思い出したので、
とりあえずナイトクラブエリアを突っ切った。

今回の旅の目的は、アンへレスが外こもりの最適地であるという情報が寄せられたからだ。月に5万円、年間60万円で楽に暮らせるという。夜は毎夜、美しきフィリピーナ、食べ物はアメリカンやファストフードだが値段も安い。パタヤより安くあがるのでは?
そこで、編集スタッフたちの主な疑問。
1、ほんとうにそんなに物価は安いのか? どこにそんなホテルやアパートがあるのか?
2、尾根遺産はほんとうにフレンドリーで美しいのか?夜は楽しい?
3、女性物価指数は?
4、治安は大丈夫か?
5、フィリピーナと付き合って、結婚でもしたらどうなるのか?

そこで先に結論から。
アンへレスは現在、アジアでもっとも安い、沈没地である。

・アパートは歓楽街(フィールズアベニュー)から10分かからないところに、月2万円(保証金1カ月)。新しい部屋内に暖水シャワー、冷房あり。そのほかホテル最安値で一泊5ドルも。
・LCL(ローコスト・キャリア)の就航で往復2万3000円台の往復航空券がある。
・アメックスなどクレジットカードで航空券を買えば病気など医療費がほとんどカバーできる
マイルドセブンが140円
マクドナルドでフィレオフィッシュセット。ポテトとドリンクのサイズをアップしても、150ペソ。330円くらい。コンビ二ランチ200円
・気を抜いてても大丈夫

タイやチェンマイが、日本人の外こもり場所といて人気がある。しかし、アンへレスの方がずっと華やかで楽しい。チェンマイにはゴーゴーバーらしきものはあるが、これほど華やいでいないし安くはない。それでは終わらない夏を追いかけて、アンへレスの夜に、、、。

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------------------------ contents ------------------------
序章
アンへレスの終わらない夜
フィリピン移住&沈没事情
第1部
アンへレスという不夜城世界    
第2部
沈没生活は快適
毎週末、ビキニコンテスト
予想外の美人大学生も

第3部
LONLY PLANET&歩き方では行けない世界へようこそ!
韓国人の桃源郷 ロリータの危機
第4部
激安置屋 蟻の巣 (300~500ペソ)
    アンヘレスは避寒地に最適 物価も驚くほど安い
第5部
   恋愛深煎り編 恋は命がけ 全5話
ミンダナオ島 身請けしたらこうなった!
バンクーバー フィリピン娘との淡い恋
マニラ  青春の儚さ アニー・グリンドリン17
第6部
魔移住候補地 
プエルトガレラ
第7部
ダバオ、プエルトプリンセサ
州都も狙い目
バコロド イロイロ  ドゥマゲテ
   さらにセブ島
------------------------ PHILIPPINE ------------------------

アンへレスの終わらない夜

マッカーサーハイウェイに突き当たると、夜の街に轟く爆音が私を出迎えてくれた。
どうやらマッカーサーハイウェイを封鎖しての、音楽イベントが催されている。ステージが5つほど特設され、アーティストによる音楽ライブが行われていた。店を回っていると、遠くで花火がどーーん!!  
眠らない街アンヘレスを完全に侮っていた。

通りをジョイと2人で歩く。
米軍保養地パタヤが韓国人に占拠されたらこうなったという感じだ。
電光掲示板が気温27度を表示している。マニラより気温がぐっと下がっている。反対方向からカップルが歩いてくる。韓国人青年がずばぬけてスタイルのいいフィリピーナを連れている。その彼がわたしを見て、ジョイを観て、口をあんぐり空けて、綺麗なおんなだなと感心したのか、エールを送ってきた。
ジョイも、ハーイと挨拶を返した。いるところにはいるのだ。美人が、その次の白人の青年も綺麗な偽モノのブロンドを連れている。
店の両端はゴーゴーバー、ここではディスコというが、そこの呼び込みの娘たちはそれほど美しい娘はいなかった。


私は、翌日のフライトをキャンセルするため、ホテルに戻ることにした。
ホテルの入り口で1人の日本人とすれ違ったので、軽く挨拶を交わすと、彼は休暇中の社会人だった。
これからナイトクラブに繰り出すというので、私たちに付き合うという。

青年はマニラに仕事に来ているが、アンヘレスの夜遊びにハマったらしい。
彼がいうには、土曜になると、ホテル主催の美人コンテストがあちこちで開催されていて、周辺の町や村から美人が集まってくるという。
編集注 1つのコンテストで、出場者を選ぶ予選など最低3回はコンペティションを行っているので、曜日を問わず開催していた。胸をペイントした上半身裸のペインティングショーなども。なかにはV字の紐ビキニコンテストすらある。

さっそく、ホテルを下見に行く。入場料600円ほどで、コンテストが見れるようだ。ドリンク付きでこの値段。いろんな種類の考えられないような、ビキニコンテストであるらしい。
土曜は明日だ!

フィールズ通りにあるナイトクラブはゴーゴーバーがほとんどで、2軒のディスコがある。

1つは”High Society”。白を基調とした概観。音楽はヒップホップがメイン。クラブには欧米人の姿も多い。
フィリッピーナたちは持ち前の陽気さでフロアに繰り出しており、気軽に出遭いとダンスを楽しめる。

ゴーゴーバーに行ってみた。

ビール片手に我々が座った円卓カウンターの中で、
ビキニ姿の女の子たちが音楽に合わせ立っている。
ノリノリの娘、まったくヤル気のない娘、様々で笑えてしまった。

華やかなフィールズ通りの路地は暗い雰囲気だが、
そこには幾つかの置屋が存在する。

暗くてチープなバーの表に数人の女性たちが座っている。
もちろんナイトクラブのノリノリな雰囲気はない。
彼女たちに値段を聞くと、
おおよそ「700ペソ」という答えが返ってきた。
アンヘレスはやはり独特の雰囲気をただよわせている。、

 

 

 

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