ReuterJapanNews’s Dialy

バンコク駐在記者。ヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。国際NGOと連携して国軍の攻撃から逃れる難民を救おうと頑張っています。

史上初 次元を旅した男 頭脳だけで旅はできる!

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次元の探検家 理論物理学者ジョエルとその仲間たち

史上初 次元を旅した男

素粒子の世界に『時間次元』が生まれた瞬間を見届ける! 素数ノ謎第2幕 ドキュメンタリー 

この世界=11次元Dimensions

 

 

 

素数ノ謎を追って、原子核のエネルギーの間隔と素数のゼロを求める数式が同じ構造であるという発見から、わたしは、ミクロの素粒子の世界を探ることにした。物質の最小単位素粒子のほんとうの形を探る旅は、なぜ、この世が4次元なのかという答えを教えてくれた。

 しかし、理論物理学の示す数式はこの世界は10-11次元であるという。次元を世界で初めて探求した男たちの信念の物語りをこの2幕に立てた。わたしは原子核の振動数が素数であることを発見。この次元を探す旅はなんと、人間の頭にできあがった既成概念との闘いそのものだった。

Based on true story

D=11のDはDimentions次元の頭文字、つまり11次元である。一般性相対性理論素粒子の理論を統合したマスター理論はなんと驚愕の真実をわれわれに突きつけた。この物語はドキュメンタリー。

この本には世界で初めてのものがいくつも登場します。

・数論の世界を地図にした複素平面に、3乗するとマイナスになる複素立体図。

ウランでなぜ、飛び飛びのエネルギーの値が変化するのか、理論の裏づけで実際に突破をはかる。

・縦横高さの3次元空間に斜めの1次元を追加した5次元時空間の映像。

・さらにミクロの素粒子の世界で時間次元が生まれた事実とその誕生の仕組みを解明する。

・また、後半のアンティキテラでは、数学だけではなく、人類は1000年分のテクノロジーを消失していた事実を見つけた。地動説の萌芽の発見とあわせ、計3つの証拠が出揃う。

素数ノ謎 解明への大航海(第1幕)は気温が常時、体温より暑い東南アジアで、まったく頭脳が働かない愚かな状態から再起をはかっています。しかし、リーマンが世に問うたゼータ関数はいったい何を求めているのか? その意味を問い続け、あたまと身体が分離しながら、数式に潜む謎に迫っていきます。実際に自然界に現われた素数の神秘性を拾いあげ、円周の角度が深く素数とつながっていると確信。さらにそれが惑星運動-生物-原子核などのあやゆる円周運動に「周回スピード」「歯車の数」「振動数」と名前をかえて登場します。

素数ノ謎を追う旅は、素粒子の姿を求めてミクロの世界で次元とは何かを追求する旅に変貌。そこから帰還すると、答えがあったのだ。この力を利用して世界でもっとも解読困難なエニグマを越える暗号技術が開発できる。

 

 

 

 

 ジョエルとその仲間たち

理論物理学者のことです。

 次元を旅した史上初めての人間はフランス人のジョエル・シャークである。彼は学者なのでその明晰な頭脳で旅した。彼は20代にプリンストン高等研究所にいた実在の物理学者。彼の発見は生前、誰にも認められなかった。悲嘆にくれたジョエル・シャークはわずか34才で美しい妻を残して自殺した。

以前、わたしは『時間』の探求者たちの話を『天才ガウスと時間の商人たち』で書いたが、次元についてもずっと探求を続けている。

この世は縦横の平面に高さを加えた3次元に、時間を加えた4次元と定義される。20年前には懐疑的なひとも多く、時間をどう定義するかにより、異なった次元を前提にするひとが多く、話がかみ合わなかった。

しかし、今の物理学ではわれわれの世界は縦横高さに時間を加えた4次元の世界に住んでいるということは共通の理解になった。

 

真実は、われわれの宇宙は11次元。

今晩、この絶壁に一番最初に取りついた、ひとりの男の話をしよう。彼は昔の見捨てられた理論『弦理論』をひっぱりだして、その当時(1970年代)の物理学者が直面していたある難題に回答を見つけた。

物理学者たちを悩ましていたのは、この世のなかの物質の最小単位『素粒子』の姿と形を問うもので、一般性相対性理論素粒子の理論をまとめ、この世界を統一するマスター理論「万物の理論」を構築する過程で起ったできごとだった。

ジョエル・シャークは、天才的な頭脳をもち、彼の相棒は不屈の男ジョン・シュワルツ。2人は将来有望の数理物理学者だけが呼び寄せられるプリンストン高等研究所で研究を行っていた。もっとも頭が柔軟でしかも、多くの研究のとっかかりや発見は26才ごろに訪れる。

シャークは、アインシュタイン一般相対性理論素粒子の理論を統合すると、なぜか、数式にゼロが現われてしまい、無限大∞という意味不明な数値が現われることを解決するのに、弦理論を古い学説の山からひっぱりだしたのである。

 

当時の宇宙の一般法則「アインシュタイン一般相対性理論」と素粒子の理論を統合すると、「重力=1/距離」の数式で表され、距離は縮まると、最後は「重力~1/0=無限大」になってしまった。つまり無限大∞になってしまう。これでは意味不明の数式となり、その理由を突き止めなければならなかった。ここにも物質間の距離を求める式が現われた。

 

今でこそ超弦理論はすばらしい発想だと物理学の授業では、教授たちも教えているが、当時はまったく違っていた。うとまれ、嘲笑の対象にすらなっていたのだ。

 1974年5月14日、シャークとその相棒のシュワルツは論文『DUAL MODELS FOR NON-HADRONS 超弦理論』を発表したが、幸先は悪く、学会の反応は冷ややかだった。そして、その理論に決定的な評価を下したのは、「超弦理論が成り立つ条件が10次元の世界」でしかないことがわかったからだ。

「10次元? あとの6つはどうするんだ! こんな研究は物理学とも呼べない」と批判を浴びた。そして、ついには誰からも見向きされなくなった。研究者としての未来に暗雲がたれこめた。見通しは暗くなる一方だ。

Joël Scherk (1946 – 16 May 1980)

シャークは故郷フランスに帰ることにした。糖尿病の治療というのが表向きの理由だが、プリンストンでの取巻きの冷ややかな反応に耐えられなかった。彼はパリにあるフランス高等師範学校にもどり、研究を再開したが、問題はこの世(われわれが住む世界)が10次元であると数式が示す世界と、現実の世界の隔たりをどう説明するのかという研究に入っていった。

ノーベル賞を2度も受賞し、スウェーデンから帰国途上で亡くなったジョン・ナッシュ博士注が残した言葉。

「わたしがリーマン予想を証明するときに考えていた証明戦術は都合のいい(それが成り立つ)世界を見つけ出し、実はそれが現実の世界と地続きであると証明する考えでした」。

残念ながら、ナッシュ博士は証明するはずだった『リーマン予想の型破りな見方』という講演中に言語不明瞭におちいり、ついにはしゃべれなくなってしまった。統合失調症の発症だった。

 

つまり、シャークは都合のよい世界を見つけた。しかし、それがあまりにも型破りな見方だったので、この世と地続きであることを説明できなかったのである。

 

ここからは以前にわたしが研究していたことで説明する。だが、もっとも知性の高い人間で、突破できる実力をもちながら、この証明に挑んだのはジョエル・シャークが世界ではじめての人間であろう。

そして、彼は11次元の入り口に立ったのだ。

 

CONTENTS  CONTENTS

                         第1部

 この世界が11次元の意味を問い続けた男 ジョエル

 時間次元マイナス軸への行き方

 遂に自然界に複素平面を発見 

素数は振動数だった!

NEWS 時間次元が空間次元に隠れていた

 ランドール博士の水滴宇宙のカーテンはウィッテンが発見した膜次元

 縦横高さの3つの空間次元に斜めが加わった5次元時空間を映像化 

                         第2部

 素数ノ謎 ゼータ関数は何を求めている? 自然界に例 光の明るさと距離

 古代エジプト数学はπを使わなくても円の面積を計算していた方法

 紀元直後のギリシャに17世紀のテクノロジーが生まれていた

 なぜ、アストロノーべに素数歯車が5つも必要なのか?

 非可換幾何学な映像と巻き上げられた空間に住む住人たち

 次元の数式にみつけた死角

 わたしが落ちた時間ループの歪みと人間中心主義の轍

 DEDICATE to POLAND, POLACK, MATHEMATICIAN & EXPLORER

 

 

次元を旅した男  次元の探検家 理論物理学者ジョエルと仲間の冒険

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