reuterjapannews’s diary

宇宙のなかに住む住人は、どうすればその形がわかるのだろう,という世紀の難問ポアンカレ予想から出発した壮大なドキュメンタリー。決して外から形を眺めることができないがそれに挑む天才数学者たちが繰り広げる死闘を執念で追います。また、記者自身にもそれに挑戦させるとんでもない企画。数学や理論物理学がこれほどまでに凄まじいものかと、、。その煌きと感動を身をもってお伝えします(><);ギリシャ問題、中国バブル崩壊、性奴隷マーケット問題などニュースの裏側を伝えます。短期勝負なのでいづれブログではなくなります。Web MO

文明崩壊とミズーラの大洪水  11

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文明崩壊とダイヤモンド

 

ジャレド・ダイヤモンドの「文明崩壊」というベストセラーがある。彼はその前作でピューリッツァー賞を受賞している。

文明崩壊の書き出しは、アメリカ北部中央のモンタナ州がいかに素敵なところかを余すことなく描き出していた。特にダイヤモンド博士が感銘を受けたミズーラの低地の素晴らしさ、そこから見える景色は彼のその後の人生に影響を与え息を呑むほどの美しさだった。

文明崩壊という括りで取材した本には、当然、ここが紀元前にミズーラの大洪水があったという事実に一切触れていない。気づいていない。

 

事実は以下の通り。

氷河研究者によると1万1600年前に北米の内海ミズーラが氾濫し北米に壊滅的な大洪水を引き起こした。

北米アイダホ北部からミズーラ州にかけてミズーラ湖と呼ばれる非常に大きな内海が存在した。その水量はエリー湖オンタリオ湖を合計してもまだ足りないほどの威容だ。この湖はなんと氷河の氷床で支えられていた。気温が上昇したとき、このダムは決壊し、地球上のすべての河川の水量を上回る暴れ狂う奔流となって、西へ向かった。

この時期、人類はすでにベーリング海峡を越えてアメリカに達していた。ほとんど痕跡を残す間もなく、死滅した。考えてみてほしい。ガンジス河、メコン河、アマゾン河、ナイル河、ミシシッピー河、これら名だたる河の総量より多い水が奔流となって流れる様を。

コロンビア渓谷に息を呑むほどの造詣を刻んだのはこの時だ。10回以上にも及んだ大災害は、モンタナを限りなく美しい地形に造り替えたのだ。

現在ではこれに異論を挟む科学者はいない。

 

 

この本「文明崩壊」が出版されていた時期から考えれば仕方ないかも知れないが、その北に連なる尾根は氷河により、人類や動物など哺乳類が南下を阻まれ生死を分けたその後の文明の分水嶺になったところだ。

わずか10年、15年で学術は塗り替えられ、われわれは絶えず過去のものを学びながら、あたまを一度、白紙にしなければならないという作業が必要だ。つまり、先入観なしに素直に見直すという作業が、ものごとを探求するうえでこれほど重要になっている時期はないだろう。

しかし、ダイヤモンド博士の研究は優れており、是非、機会があれば読むことお勧めしたい。彼のあとを継ぐ研究者が出てくることを期待して。

 

ヴィンランドマップと

ストラドバリウス 

 

バイオリンが好きで練習しているが、いっこうに上達しない。ストラディバリウスの音色についてのドキュメンタリーを某国の国営放送が制作したと聞いた。残念ながら見る機会がなかった。そのなかでストラディバリウスは「ニス」以外のものは塗料に使われていなかったとう、調査報告がある。その調査法がX線によるものらしく、この方法はバイキングのアメリカ到達の地図を記したビンランドマップでも問題になったのだ。

たとえ、2000年を過ぎて実施したX線調査でも不十分なのである。ビンランドマップはその後、サンプルを切り出し6つの小片を調査したら、なんと表面がスムースコーティングしてあり、その下から、紀元後1000年ごろの生地がでてきた。

さらに、それらはバイキング・サーガという北欧伝説の語り伝え(口述伝承)通り、アメリカ北西岸にバイキングの中継基地が発見され、X線調査した女性研究者は面目を失った。なんと、新聞記事に「ビンランドマップは偽もの」という記事が踊り、世界は1度はそれを信じてしまったのだ。

机に座って研究するより、フィールドにでて調査する方がずっと楽しく実りが多い。バイキングのシャロードラフト(喫水の浅い)の船に四角い帆をはった機動力のある船がはるか3000キロの航路をいっきに駆け抜けていた様は胸がすくほどの冒険であったはずだ。

バイキングは北米インディアンとファーストコンタクトで8人を殺した。1人が逃げおおせた。その逃げたインディアンは仲間を呼び寄せ、弓でバイキングを襲い返した。その後、何度も抗争を繰りかえした。入植して常に襲撃に備えなければならず、牛、羊、豚、山羊、鶏に放牧や農業ができないことが、明らかになった。そして、良好な関係を築き、交易をしようとしても結局は双方とも略奪に走る。バイキングも北米インディアンも狩猟民だからだ。だが、バイキングがコロンブスより400年以上前にアメリカに達しその地図を残していたの疑うべからざる事実となったのだ。

 

 

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